男の子たちの変態的な日常

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295 変態発情期

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 僕はカスケが経営しているカジノでバイトをすることにした。
 最高級のスイートルームは特大のシャンデリアを飾った豪華絢爛な部屋だった。一面の窓はテラスのように突き出しており、そこからはカジノの全景を眺めおろすことができる。
 直径が数メートルはありそうな円形のベッドに、これまたひとりで使うには大き過ぎるバスルームまである。
 僕はバニーガール……いや、バニーボーイの格好でベッドに腰掛けた。左右に割れやすいデザインのバニースーツは、腰の高さで紐で括っているだけ。バニースーツもお耳も、ハイヒールもアダルティックな黒だ。


「よぉ~、アキラ! 可愛いウサギちゃんがいると聞いて来ちまったぜぇ♡」


 高級スーツに身を包んだリョウが僕に手を振って近寄ってくる。背が高いぶんスーツがよく映える。そんじょそこらのモデルなんかよりも完璧に着こなしていた。


「それしてもホントに豪華なところだよね。僕、驚いちゃったよ」


 きょろきょろと見渡すたびに発見がある。バスルームと反対側の壁は、大型のシアタースクリーンになっているようだ。
 足元の絨毯は踏み心地が抜群で柔らかい。
 僕はリョウにバニー姿を見せびらかすように、お耳を揺らす。
 ハイレグカットが鋭く、太腿は付け根から露出している。その太腿を網タイツで、下から途中まで包んでいる。
 お尻には、ふさふさの尻尾がちょこんと乗っかっていた。


「俺はカジノなんかよりもアキラに興味津々だけどなぁ~♡ 暇つぶしにカジノで1億円ぐらい稼いできたが、やっぱり金なんかじゃ俺の心は満たされねえぜ」


 リョウはジッパーを降ろすと、準備万端の節操なしオチンチンが元気に反り上がった。


「こんなにしちゃって……今日もずっとおっきいままだったんじゃないの~?」
「うへへ、バレたかwww」


 サオは雄々しく膨張し、血管を表面近くで脈打たせている。僕の右手が指を全部巻きつけても、まだ余るほど長い。
 ぱっくりと割れた鈴口からは丸一日分のカウパーが滲んで、牡の性器臭を漂わせる。


「リョウが今日稼いだ1億円は僕のお小遣いでいいよね?」
「もちろんさ♡ 俺はアキラのためにしか稼がねえからなぁ」
「ふふふ、ご褒美にしてア・ゲ・ル♡」


 先端を人差し指でくにくにと弄りつつ、僕はリョウの顔を覗き込んで言った。
 手で優しく握ると、上下にシェイクした。強めの握力でサオをごしごしと扱く。
 快楽が電圧となって膨らみ始め、亀頭に血液が送り込まれる。
 リョウは僕のウエストを撫でながら、お尻と胸の間をもったいぶって行き来させる。


「いやん、相変わらず触り方がいやらしいんだから♡」


 幾度も触られるうちに全身が火照り、唇に隙間ができる。
 僕の唇を貪りたい衝動に駆られたリョウは本能のままキスをしてきた。
 唇に舌を飛び込ませ、熱い息遣いを僕の吐息に割り込ませて、一緒に声のトーンを上げていく。
 しかし、下半身のアドバンテージは僕の方にあり、ペニスをより強く扱いてやった。


「んぶぁ、いきなりこんな、あむぅ、エッチなキスするから~♡」


 まどろむように蕩けてきた僕は瞼を伏せ、キスの感触に集中する。
 リョウも目を閉じ、キスの味わい深さと、肉棒を包む手つきに酩酊した。


「アキラの触り方だって、ぷはあ、やらしいぜぇ~♡」


 サオばかりでなく、玉袋の生え際までにぎにぎと押し揉んでやる。
 精子袋と、ほとんど指の届かない先端を合わせると、バケモノ級のサイズで奉仕する側としては毎度のことながら大変だ。
 でも、マッサージの快感に耐えつつ、僕とキスもしなければならないのだから、リョウも大変かもしれない。
 ちゅぱ、ぬちゅ! ぬちゅぬちゃ!
 僕たちのキスは卑猥な結合音みたいな粘音を奏で、湿った吐息を混ぜ合わせた。息遣いから興奮が同時に伝わってきてしまう。
 唇を離しても涎の糸が切れない距離で、自然と見詰めあっていた。


「一緒にバスルーム行こうか?」
「おう、そうするか♡」


 リョウと腕を組んで立ち上がり、僕はバスルームへと向かった。
 単純にセックスと射精で終わってしまってはもったいない。一緒にお風呂に入ったり、ベッドの上でおしゃべりして、ムードが最高潮になった時こそ一つになりたいのだ。
 下ではカジノが大いに賑わっていた。少し遅いくらいの時間帯が、もっとも客入りが多く、活気もある。
 その誰もが、自分たちの頭の上で僕たちがプレイ中とは思わないだろう。しかも豪華絢爛なVIPルームという贅沢ぶり。
 あまり窓際に出過ぎないように注意しつつ、湯気が立ち込めるバスルームへと足を踏み入れる。VIPルームはユニットバスも広く、ソフトな材質のマットが敷かれており、寝転ぶことも簡単そうだった。
 僕がハイヒールを片方ずつ脱ぐと、リョウはバニースーツを引き裂く勢いで脱がしにかかる。


「わりい、ムードがどうこう考える余裕がもうねえwww」
「やれやれ、男って生き物はケダモノ以下なんだから♡」
「そんなこと言って、アキラだって股間がびしょ濡れじゃねえかwww」
「だって……今日の僕はウサギさんだから発情期なんだもん♡」


 僕たちはセックスして中出しという原始的な夜の営みを楽しみながら改めて人間は死ぬまで発情期であるということを悟るのだった。
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