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285 Go to 変態SPACE〜前編〜
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ウイルスが人間の体内にGo toするキャンペーン……ではなく、観光などの需要を喚起することを目的としたGo toキャンペーンが政府によって行われることになった。
そこで僕たちは国内ではなく宇宙へGo toすることにした。
カスケは将来的には宇宙旅行ビジネスを実現化し、世界中の人々を宇宙へ連れていきたいと考えている。そこで今回は僕とリョウがカスケの宇宙旅行船の乗組員として搭乗し、その後は実用化に向けて全力を尽くす方針となった。
宇宙旅行船――カスケ号のコントロールデッキにあるスクリーンに、青い惑星が映しだされている。
僕は瞳を潤ませて、遠ざかる故郷の星を見つめていた。
「すご~い! 地球が、もうあんなに小さくなってるぅ~♡」
感慨深げな僕の声を耳にして、カスケが微笑みながらうなずく。
「『地球は青かった』っていうガガーリンの有名な言葉があるけど、本当は『地球は青いベールに包まれた花嫁のようだった』と言ったんだよ。英語に翻訳された際に、ガガーリンの言葉が大幅に短縮されて伝わったんだろうね」
いつものようにカスケは雑学を披露すると、僕の手を取った。そして、僕の腰を強く抱きしめる。
「お~い、カスケ! な~に、抜け駆けしようとしてんだよ」
リョウに言われて、カスケは僕の腰から手を離した。
「おっと、ごめんよ。アキラが抱き心地のいい身体をしているもんだから、つい魔がさしたね♡」
そう言うと、カスケは僕の肩をつかんで自分の方を向かせ、キスを迫る。
「カスケ? ちょっと……んん~」
カスケに唇を押しつけられて、僕の言葉が途切れる。
思わず両目を閉じると、次の瞬間、カスケの舌が僕の唇を割って、口の中に侵入してきたのだ。
「おのれ、カスケめぇ~! 自分専用の宇宙旅行船を持っているからって、調子に乗りやがって。アキラの性感帯は俺の方が知り尽くしてるんだぜぇ~♡」
そう言ったリョウは僕の背中を愛撫し始める。
「……あん♡」
声をあげながら、僕は身体をくねらせる。
リョウは手をさらに下に降ろした。指をもぞもぞと動かして、僕のお尻をいやらしくまさぐる。
「あ……そこはらめぇ~♡」
たまらず、僕は身をくねらせて声をあげた。
リョウはかまわず、僕のヒップの間に指を割り込ませた。
「あ~んッ!」
リョウの指がすぼまったアナルに触れると、僕は甲高い声をあげて身体をのけぞらせる。
顔を赤らめる僕の首筋をカスケの唇が襲った。うなじから喉へ、喉から胸もとへと唇が動いていく。
「アキラ、手を下に降ろして、俺のズボンに触ってみろ♡」
「ほ~ら、ぼくのズボンにも触ってごらん♡」
「ふぇ……?」
よく分からないまま、僕は2人に従った。
ゆっくりと両手をさげると、指が2人のズボンの縁にかかった。
「そこじゃない、もっと下だ♡」
「焦らさないでよ、アキラ♡」
2人に言われるままに降ろした僕の手に、ズボンの前の膨らみが触れた。
リョウとカスケは僕の手をそれぞれ取り、その手を自分の股間に強引に押しつけた。
「――!」
驚いて手を離そうとする僕の手を、2人の腕が押さえつける。
「俺のチンポを握るのはアキラの得意分野だろぉ~♡」
「さあ、ぼくのもにぎにぎしようか♡」
そう言いながら、2人はズボンの上から僕の手を押し包んだ。
僕は気力のありったけを振り絞って、ズボンの前を握りしめた。
指の中で、2人の肉棒が太さと硬さを増していくのが分かる。
満足げな笑みをもらした2人は僕の胸をはだけさせた。そして、リョウとカスケは僕の胸に手をのばす。
鷲掴みにグイグイと揉みしだかれると、人差し指と親指で乳首をキュッとつまみあげられた。
「あぁ~ッ!」
たまらず、僕は悲鳴をあげる。
僕の顔を見ていた2人の目がキラキラと輝く。
僕の乳首が赤く染まりかけた時、コントロールデッキの中をピピピと高いコール音が響いた。
通信機の呼び出し音だった。
「せっかく、お楽しみ中だったのに……」
そう言うと、カスケは僕の胸から手を離した。
映話のスイッチを入れると、スクリーンに映し出されたのは僕のママ(第237話参照)の顔だった。
「アキラのことが心配で心配で、ついつい連絡をしちゃったけど、宇宙旅行の方は順調? 空気がない宇宙空間で窒息死したりしてない?」
「大丈夫ですよ。アキラなら、この通り元気でエッチな行為に没頭してますwww」
カメラの前から退くと、カスケはリョウに胸を揉まれまくっている僕の方を指し示す。
「あらら……宇宙空間でも仲が良いこと♡ 若い子たちの邪魔をこれ以上してはいけないね。ママはそろそろ、お邪魔することにいたしましょう。アキラ、家に帰るまでが宇宙旅行であることを忘れずにね」
「うん♡ リョウとカスケもいるし、心配しなくても大丈夫だからね」
未練げなママの姿が画面から消えていく。
4連休を活用しての宇宙旅行はまだまだ始まったばかり。
はてさて、どうなることやら?
そこで僕たちは国内ではなく宇宙へGo toすることにした。
カスケは将来的には宇宙旅行ビジネスを実現化し、世界中の人々を宇宙へ連れていきたいと考えている。そこで今回は僕とリョウがカスケの宇宙旅行船の乗組員として搭乗し、その後は実用化に向けて全力を尽くす方針となった。
宇宙旅行船――カスケ号のコントロールデッキにあるスクリーンに、青い惑星が映しだされている。
僕は瞳を潤ませて、遠ざかる故郷の星を見つめていた。
「すご~い! 地球が、もうあんなに小さくなってるぅ~♡」
感慨深げな僕の声を耳にして、カスケが微笑みながらうなずく。
「『地球は青かった』っていうガガーリンの有名な言葉があるけど、本当は『地球は青いベールに包まれた花嫁のようだった』と言ったんだよ。英語に翻訳された際に、ガガーリンの言葉が大幅に短縮されて伝わったんだろうね」
いつものようにカスケは雑学を披露すると、僕の手を取った。そして、僕の腰を強く抱きしめる。
「お~い、カスケ! な~に、抜け駆けしようとしてんだよ」
リョウに言われて、カスケは僕の腰から手を離した。
「おっと、ごめんよ。アキラが抱き心地のいい身体をしているもんだから、つい魔がさしたね♡」
そう言うと、カスケは僕の肩をつかんで自分の方を向かせ、キスを迫る。
「カスケ? ちょっと……んん~」
カスケに唇を押しつけられて、僕の言葉が途切れる。
思わず両目を閉じると、次の瞬間、カスケの舌が僕の唇を割って、口の中に侵入してきたのだ。
「おのれ、カスケめぇ~! 自分専用の宇宙旅行船を持っているからって、調子に乗りやがって。アキラの性感帯は俺の方が知り尽くしてるんだぜぇ~♡」
そう言ったリョウは僕の背中を愛撫し始める。
「……あん♡」
声をあげながら、僕は身体をくねらせる。
リョウは手をさらに下に降ろした。指をもぞもぞと動かして、僕のお尻をいやらしくまさぐる。
「あ……そこはらめぇ~♡」
たまらず、僕は身をくねらせて声をあげた。
リョウはかまわず、僕のヒップの間に指を割り込ませた。
「あ~んッ!」
リョウの指がすぼまったアナルに触れると、僕は甲高い声をあげて身体をのけぞらせる。
顔を赤らめる僕の首筋をカスケの唇が襲った。うなじから喉へ、喉から胸もとへと唇が動いていく。
「アキラ、手を下に降ろして、俺のズボンに触ってみろ♡」
「ほ~ら、ぼくのズボンにも触ってごらん♡」
「ふぇ……?」
よく分からないまま、僕は2人に従った。
ゆっくりと両手をさげると、指が2人のズボンの縁にかかった。
「そこじゃない、もっと下だ♡」
「焦らさないでよ、アキラ♡」
2人に言われるままに降ろした僕の手に、ズボンの前の膨らみが触れた。
リョウとカスケは僕の手をそれぞれ取り、その手を自分の股間に強引に押しつけた。
「――!」
驚いて手を離そうとする僕の手を、2人の腕が押さえつける。
「俺のチンポを握るのはアキラの得意分野だろぉ~♡」
「さあ、ぼくのもにぎにぎしようか♡」
そう言いながら、2人はズボンの上から僕の手を押し包んだ。
僕は気力のありったけを振り絞って、ズボンの前を握りしめた。
指の中で、2人の肉棒が太さと硬さを増していくのが分かる。
満足げな笑みをもらした2人は僕の胸をはだけさせた。そして、リョウとカスケは僕の胸に手をのばす。
鷲掴みにグイグイと揉みしだかれると、人差し指と親指で乳首をキュッとつまみあげられた。
「あぁ~ッ!」
たまらず、僕は悲鳴をあげる。
僕の顔を見ていた2人の目がキラキラと輝く。
僕の乳首が赤く染まりかけた時、コントロールデッキの中をピピピと高いコール音が響いた。
通信機の呼び出し音だった。
「せっかく、お楽しみ中だったのに……」
そう言うと、カスケは僕の胸から手を離した。
映話のスイッチを入れると、スクリーンに映し出されたのは僕のママ(第237話参照)の顔だった。
「アキラのことが心配で心配で、ついつい連絡をしちゃったけど、宇宙旅行の方は順調? 空気がない宇宙空間で窒息死したりしてない?」
「大丈夫ですよ。アキラなら、この通り元気でエッチな行為に没頭してますwww」
カメラの前から退くと、カスケはリョウに胸を揉まれまくっている僕の方を指し示す。
「あらら……宇宙空間でも仲が良いこと♡ 若い子たちの邪魔をこれ以上してはいけないね。ママはそろそろ、お邪魔することにいたしましょう。アキラ、家に帰るまでが宇宙旅行であることを忘れずにね」
「うん♡ リョウとカスケもいるし、心配しなくても大丈夫だからね」
未練げなママの姿が画面から消えていく。
4連休を活用しての宇宙旅行はまだまだ始まったばかり。
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