男の子たちの変態的な日常

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282 変態アトラクション〜前編〜

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 この間の水上ミュージカル(第277話参照)で主演を務めた僕は大勢のマスコミ陣に囲まれて取材を受けていた。
 水着の股間の部分の裏地にはプラスティック製の突起が出ており、リョウがリモコンのスイッチを押すと、股間の裏地にある特急が激しく震度するようになっている。


「では、ショーについて話をお聞きかせください」


 インタビュアーが話しだした横でカメラマンが撮影を始める。
 マスコミ陣に混じっているリョウが僕に分かるようにリモコンをチラチラと覗かせた。


「あッ、んッ、んんんん……」


 リョウと視線が合った瞬間、股間の突起が激しく震度を始めた。


「あッ、らめぇ、んんん……」


 身体を駆けめぐる電流のような痺れに身体の力を奪われた僕は必死で耐え抜く。


「ああ……もう……らめぇ~」


 ついに耐えきれず、地面に膝をついて声をあげそうになったとき、突然、突起の振動が収まった。


「あ……はあ……はあ……」


 なんとか喘ぎ声をあげずにすんだ僕だったが、容赦なく浴びせられるフラッシュに、また僕の官能が疼きだす。
 バシャバシャと音を立てて、フラッシュが肌に降り注ぐたびに、僕はどうしようもなく胸が高鳴り始めるのだ。
 今の自分の姿が全国に報道されてしまうのかと想像すると、子宮の奥が熱く燃えてたまらない。
 僕はもうインタビューの内容も頭に入ってこない状態になっていた。


「あの……大丈夫ですか?」


 僕が酩酊状態になっていることに気づいたのか、インタビュアーが心配そうに声をかけてくる。


「あ……すみません、大丈夫ですから」


 我に返った僕は慌てて、座り直した。


「ん、んんん……」


 体勢が変わったのと同時に、僕はこもった声をあげてうずくまってしまう。股間に取り付けられている突起が再び振動を始めたのだ。


「あの、どうかしましたか⁉︎」


 インタビュアーが慌てて駆け寄ってくる。


「す、すみません!……大丈夫ですから」


 僕は手を上げて答えるが額には汗が浮かんでいる。


「あッ、あああ、ん、ああん」


 食いしばった歯の間から、僕は声を洩らしてしまう。
 僕の姿にインタビュアーはおろか、カメラマンやスタッフも、目が点になっている。


「す、すみません。ちょっと気分が悪くて……」


 マスコミ陣が僕の体調を気遣ってくれたおかげで長くなると思われていた取材が早めに終わった。
 この日の淫靡な僕の姿が報道され、一部界隈で大変話題となり、人気に火が付いた。


「俺の計算通りだぜ。思わぬハプニングは大衆の目を引くからなぁ」


 リョウの演出によって僕はメディアから『変態王子』やら『変態プリンス』などと呼ばれるようになった。
 ご褒美に僕はリョウが貸し切ってくれたプール施設にあるウォータースライダーで遊んでいた。
 ゴムボートのような二人乗りシップで滑り台を滑降する仕組みとなっているウォータースライダーは、このプール最大の目玉ともいえるアトラクションだ。
 ドームの天井近くまで聳え立つ塔の上から、クネクネと螺旋状にカーブするチューブを、下のプールまで一気に下る。二人乗りの場合、2人が前後に並んで乗って身体を密着させるため、カップルなどに人気があった。


「さあ、行くぜぇ~!」


 僕の手を引いたリョウが言った。
 塔の頂上に着くと、リョウは水がチョロチョロと流れている滑り台のスタート地点にゴムでできた二人乗りのシップを置いて、まず、僕を前に乗せ、その後ろに乗り込んでくる。


「最初はゆっくりだが、途中からだんだんスピードが速くなってくるから、しっかり摑まってるんだぞぉ~」


 そう言うと、僕の背中にリョウは自分の身体を密着させる。
 まだ緩い傾斜の箇所をゆっくりと進んでいくシップの上で、リョウは僕の腰を少し持ち上げた。
 驚いて目を丸くする僕に構わず、リョウは股間に食い込んでいた水着をずらすと、自分の膝の上に乗せるようにして、肉棒を突き立ててきた。


「ああッ、らめぇ、あああ~」


 硬く勃起した亀頭が敏感な粘膜に触れるのを感じた僕は、慌てて身体を逃がそうとするが、時すでに遅かった。


「ああッ、はひ、ああッ、あああ~♡」


 僕の身体はリョウの逸物をあっさりと受け入れる。


「おぉ~、さっそくヌルヌルだぜ♡」


 おびただしい愛蜜を溢れさせる僕の感触にリョウは歓喜の声をあげる。


「ああッ、らめぇ、ああああああああ~♡」


 言葉とは裏腹に、刺激を待ち望んでいた僕の身体は逞しい男根に絡みつき、少しでも快感を貪ろうと収縮する。胎内で逸物が動くたびに感じる甘い痺れに、僕はたまらず喘いでしまう。


「そろそろ速くなってきたから、ちゃんと摑まっておかないと落ちちまうぜ♡」


 リョウはそう言うと、僕の手を持って、シップの取っ手を握らせる。


「ああッ、はあ、んんん」


 リョウの言うとおりスピードが徐々に速くなっていて、振動が強くなっている。
 シップが揺れるたびに、亀頭部が子宮口を突き上げ、僕は思わず声をあげてしまう。
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