男の子たちの変態的な日常

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281 変態人形

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 僕は昭和のレトロ人形を収集するのに凝っていた。


「見て見て~、昔の腹話術人形を買ってみたよ」


 僕はフランス人形風の可愛い男の子の腹話術人形をリョウに見せた。


「ほほう、アキラにそっくりな人形だなぁ~♡ 腹話術だったら、俺にもできるぞ」


 リョウは僕を抱きかかえると、向かい合うように椅子に座らせる。
 リョウが僕の腰の後ろに手を当てると、腹話術師のように喋り始めた。


「今日もアキラは可愛いなぁ~♡」
『うん! 僕、とっても可愛いのぉ~』
「今回もアキラとのエッチが楽しみだぜぇ~♡」
『僕も楽しみ過ぎて、もう濡れ濡れだよぉ~』


 もちろん、僕は一言も喋っていない。全てリョウによる完璧な腹話術だった。
 数分間の話芸が終わると、リョウの凄まじい演技力に魅了されていた僕はふと我に返った。


「すごいね! どこでそんな芸を覚えたの?」
「見様見真似でやってみただけさ。案外、簡単に出来ちまったぜ」


 相変わらず天才肌のリョウは何をやっても完璧にこなしてしまう。さすがとしか言いようがない。


「こうしてアキラと人形遊びをしていると、子供の頃を思い出すぜ。スーパーやコンビニとかで特撮ヒーローのソフビ人形を買ったりして、よく2人で遊んだよなぁ~」


 リョウに言われて、ふと僕も思い出した。食玩のソフビ人形を全種コンプしては2人で並べて遊んだものだ。
 懐かしい思い出に、僕の脳裏も子供の頃に戻る。


「大人になっても僕たちは全く変わっちゃいないね♡」
「そうだな。そして、これからも俺たちの変態的な日常は続いていくのさ♡」
「ふふふ……でも、一つだけ変わったこともあるんだよ」
「なんだ? 俺のチンポの大きさか?」


 言いながら、リョウの股間が頭を持ち上げ始める。


「うんうん。それはね……」


 そう言うと、僕はリョウの足下に跪いた。リョウの両膝に手を添えると、僕は上目遣いで見やる。


「こんなにも僕がエッチになっちゃったってこと♡」


 言いながら、恥ずかしさをごまかすように、リョウのヒザを開く。
 瞳を潤ませながら、震える指でジッパーを開けていく。更に両掌の指で、膨らむトランクスを下げていくと、ガチガチに硬化したペニスが姿を見せた。
 太くて長い肉の棒が、硬く反り返って熱まで放っている。先端の亀頭部分は限界まで皮を張ったかのように艶々だ。
 目の前の男性器に暫し視線を奪われてから、僕は恥ずかしさで顔を下げる。そして、恐る恐る指で触れていく。


「ああ……熱い♡」
「確かに言われてみると、昔とは比べ物にならないほどエッチになったなぁwww」


 僕の眼が嬉しそうに細まる。リョウの言葉に興奮した僕は掌全体でペニスを包む。
 高く開いた肉傘の後ろを指で少しだけ強く握る。それだけで、勃起の根本に力が籠もった。


「すごく……堅い……おっきくて、太くて……」


 そしてコクンと息を呑むと、熱の棒に触れるかのように、勃起へと唇を近づけた。
 目を閉じて、思い切った様子で亀頭部にキスをする。


「んん……ちゅ」


 弾むようなキスをすると、堅い肉を僕の唇に押し込んでいく。
 鈴口が入って、亀頭の裏が舌に触れて、太い本体が僕の口内で包まれてゆく。


「ハアハア……」


 頭上で漏れる吐息が、性感の現れだと理解した僕はリョウと目が合うと、嬉しくて奉仕を早める。
 僕の濡れた舌が勃起の裏側に密着し、弱点の筋を何度も何度も往復刺激する。
 僕自身も、リョウの勃起を無意識に味わっていた。更に強く吸ったり、形を覚えるかのように舌でチュルリと、ペニスを一周する。
 頰を上気させながら、僕は懸命に唇愛撫を捧げる。
 奉仕しながら、僕も思った以上の性感を得ていた。跪いた姿勢で、モジモジとお尻を突き出して、切なそうに小さく震える。
 更なる刺激を求めた勃起が、一段と熱や太さを増す。
 吸い付く唇で強く勃起を引きながら、濡れる舌で肉傘の裏までこする。根本まで飲み込むと、上顎で亀頭の先を刺激し、熱い舌でキツく挟む。
 更に僕自身が頭を傾けて、ペニスの全てを味わう。亀頭から側面、裏側から鈴口と、愛撫をする場所を次々と変えていく。
 奉仕を続けながら確かめるようにリョウの方を見た。
 ペニスを含んだ僕の顔を見たリョウの性感は頂点を迎えた。


「出るゼェ~ット!!!」
「んんん~ッ!!!」


 勃起の奥から先端に向かって、強い蠢動が駆け抜けて、目の前が真っ白になる。
 一瞬にして撃ち出された精液の量は口の中では受けきれないほどだった。


「きゃんッ! こくん……けほッ、こほッ……やあぁんッ!」


 口内射精をされて唇から放されたペニスは更に精液を吐き続ける。
 吐き出されたスペルマを思わず飲み込んでしまう。唇から白い粘液を溢れさせながら、更に前髪や額、鼻筋や頰、鎖骨や胸の肌にまでリョウの大量白濁を浴びせられる。
 髪や鼻筋から白い精粘液が糸を引いていた。顔が白濁に汚れ、頰や顎から胸へと、トロリと垂れ伸びた。
 その後も昭和のレトロ人形に囲まれながら、僕自身も人形になったような気分でリョウに抱かれ続けるのだった。
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