男の子たちの変態的な日常

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269 変態ボディペイント〜前編〜

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 今日も僕は書店でレジ打ちバイトに勤しんでいた。


「よ……495円になります」


 レジで僕は顔を真っ赤にしながら接客していた。


「あ……ありがとうございました……」


 僕の声は不安そうに震えていた。


「???」


 客は怪訝そうな顔で、そのまま店を出て行った。


「い……いらっしゃいませ……」


 そして、次の客にかける声も。


「せ……1080円になります……」


 震える声での絶客に、やはり客は怪訝そうにしているが、どこがおかしいかは理解できないようだ。
 無理もない、まさかと思っているのだろう。
 実は今、僕は裸の状態でボディペイントをリョウに塗られていた。
 一見、ちゃんと服を着ているように見えるが、それは全てボディペイントで描かれたものだ。実際にちゃんと存在しているのは、クリップで乳首を挟んで取りつけた名札ぐらいだ。
 要するに裸で接客させられているのだ。
 恥ずかしさのあまり赤面し、声が震えてしまうのも当然だろう。
 しかもその名札の裏にはコードレスのローターが取りつけてある。今は動かされていないが、もし振動したらどうなることやら……。
 そのことが余計に、僕の不安を煽っているわけだ。


「ありがとうございました……」


 僕は震える声で会計を済ませた客を見送る。
 そして、すぐに次の客がレジの前にやってきた瞬間……。
 ――うぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃんッ!


「…………⁉︎」


 突然動き始めたローターに、僕はビクッとする。
 僕は思わず出かかった呻き声を慌てて堪えた。


「どうかしましたか?」


 客が不審げな顔になる。


「い、いえ……なんでもありません。失礼しました……」


 表情を強張らせながらも、僕はなんとか平静を装って会計を再開していく。
 次々と本のバーコードを機械で読み込んでいく。
 訝しむ客を前に冷や汗を掻いている僕をリョウはニヤニヤしながら眺めていた。
 今のところはバレずに頑張れそうだった。
 微弱な振動で乳首を責め続けるローターの刺激に、しっかりと耐える僕を見て、リョウはポケットの中のリモコンに指をかけた。
 ――ゔぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃんッ!


「ひゃ~⁉︎」


 いきなり変な声を上げた僕に、客がギョッとした顔をする。


「はい?」
「し、失礼しました。なんでも……ございません。お……お会計が600……ん……円になりますぅ~」
「えっと……あ、はい……」


 金額を伝えられた客が、気を取り直して財布を開ける。
 小銭を出しながら、チラチラと僕の顔を見ていた。
 振動の強まったローターに乳首を刺激され、快感の高まった僕の頰は上気していた。その普通とは違う淫靡な様子に、客は困惑しつつも見入っていた。


「50円のお返しになります」
「どうも……」
「ありがとうございました……んんッ!」


 客が離れた途端、僕は甘い吐息を吐き出す。
 まだ店内に他の客が残っていたため声を出すまいとガマンしていたが、限界が近づいてきた。
 この程度の振動でこんなに早く感じてしまうことに驚いた。
 今の異常な状況に興奮しているのかもしれない。
 ニヤつきながら眺めていると、新しい客が断続的に入ってくる。
 この時間にしては少々多い来客に、僕は絶望の表情を浮かべている。
 ローターに耐えながら、ぎこちない手つきで次々と客を捌いていく僕の姿をリョウは存分に楽しんでいた。


「ハアハア……お、お待たせしました」


 高まり続ける快感に、僕の動きから鈍くなっていく。
 長く待たされた客に苛立ちの表情が浮かんでいる。


「ちょっと~、早くして欲しいんだけど」
「は、はい……申し訳ございません……」


 客に声をかけられ、僕はビクッとする。
 どんどん溢れてくる愛液が、大股を伝って流れ落ちていく。


「ん……んんッ……あん……ハアハア……んん~ッ!」
「おいおい、さっきからどうしちゃったの?」


 客が半ギレで僕に訊ねる。


「いえ、なんでも……あんッ、んん……ん~ッ!」


 不審がる客に見つめられ、僕はブルッと震える。
 バレるかもしれない緊張感が、更に快感を高めてしまう。膝がガクガクと震え、愛液がポタポタと垂れ落ちている。


「も~う、大丈夫かなぁ?」


 明らかに赤い顔をしている僕のことをジロジロ見ている。
 もう完全に変だと思っているようだ。探るような目をした客の視線が、僕の顔から下へと下がっていく。


「ん?」


 僕の身体に何か違和感を覚えたらしく、胸元をジッと見つめていた。
 徐々にまさかといった表情になっていく客の様子に、羞恥と快感が込み上げてくる。
 トロッと垂れ落ちていった淫水が床に染みを広げていく。


「おい、君……」


 客が呆れたような声になる。


「申し訳ございません……お客様……」


 すると、そこへリョウが歩み出て、僕の背後に回り込んだ。
 僕のアソコにリョウの指を這うと、ビクッとして変な声を上げかけてしまう。


「きゃッ! んんッ」


 が、慌てて口を閉ざし、僕は声を抑える。足に力を込めて太股でリョウの手を挟み込んだ。


「お急ぎのところ大変お待たせしてしまって恐縮ですが、今しばらくお待ちください。急いで処理致しますのでwww」
「あ、ああ……」


 客の前でこっそりとアソコを弄り続けながら、リョウは僕に言う。


「ほ~ら、急いで。お客様をお待たせしない」
「うん……分かってるから……んんッ、ここは任せて……んんッ」


 頷きつつ、僕はリョウを、やんわりと追い返す。
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