男の子たちの変態的な日常

M

文字の大きさ
上 下
262 / 348

261 変態ラブホテル〜前編〜

しおりを挟む
 どぎついピンクでライトアップされたラブホテルの前で僕はリョウと腕を組みながら立っている。
 リョウと一緒に久しぶりに高級レストランで食事をし、映画まで見た後だった。


「ここの部屋がスゴイらしいぞ。ネットの口コミで爆発的に有名になって、今じゃ変態紳士の間でスゲー有名なんだwww」


 僕はグイグイ腕を引かれて、中へ引きずり込まれていった。
 僕は連れ込まれた部屋の内装に目を見張った。
 普通のラブホテル風ではなく、オフィス風に作ってある。事務机と椅子が向かい合わせで二列に並び、机の上にはパソコンまで置いてあった。
 どうやら、ここはオフィスセックスを疑似体験できる部屋らしい。
 壁には予定表のホワイトボードがあったりして芸が細かい。
 部屋の隅にポットや茶碗を置いた流し台があるのは給湯室を模したものだろう。
 珍妙なのは、部屋の壁際に場違いなダブルベッドが置かれていることだ。


「さあ、アキラ♡ これに着替えるんだ」


 リョウはホテルが貸し出しているコスプレ衣装を見せた。OLの制服スタイルのようだ。
 リョウは僕の服を脱がせてしまうと、濃紺のタイトスカートにベスト、純白のブラウスに着替えさせられた。
 もっとも、その『制服』はあくまでもコスプレ用のものだ。
 スカートはありえないほどのミニで、ブラウスからは肌が透けている。


「ふふふ、よく似合うぞ、アキラ♡ 前にアキラが俺の秘書を務めた時のことを思い出すなぁ」


 事務机の椅子に座ったリョウは制服姿のアキラを上から下まで舐めるように眺めた。


「もう、リョウったら……」


 短すぎるスカートの裾を引っ張りながら、僕のリョウの視線を浴びていた。
 僕の太腿が恥じらいを込めてすり合わされる。
 内股にした親指と親指を重ね合わせてモジつかせている。


「ちょっと、尻のあたりのサイズが小さかったみたいだなぁ。はちきれそうだぜwww」


 制服としてはありえないタイトさで、濃紺の布地が腰まわりに密着していた。布地が薄く、パンツのラインが透けてしまっている。


「も~う、こんな制服、あるわけないじゃん」


 僕がウエストをよじらせると、タイトスカートはますます密着し、裾は捲れ上がった。


「お~い、アキラ、お茶をくれないか♡ いやあ、カスケみたいな無能な部下の尻拭いをしていると喉が乾くぜwww」


 リョウは下手な演技で気分を出そうとする。


「いやいや、カスケは部下じゃないでしょwww」


 リョウにツッコミを入れながら、お茶を出す。


「うむ……なんだ、これは、ぬるいじゃないか~♡ これはお仕置きが必要だなぁwww」


 リョウは変態上司になりきって立ち上がると、僕の肩をつかみ、タイトスカートのヒップを突き出す格好にさせた。両手は事務机についている。


「……あッ、らめぇ~!」


 パンツのラインも露わな制服のヒップにリョウの手のひらが打ちつけられた。
 僕が腰をくねらせると、また、ピシリと叩かれる。
 早くもリョウは股間を熱くさせていた。
 この変態的なシチュエーションに僕も不思議に官能を刺激されている。
 リョウとの変態セックスの日々を経て、僕の中に隠れていた秘密の部分が露わになりつつあった。
 甘い毒が僕の肉体と心の両方を陶酔の境地へ誘っていた。
 僕がヒップを悶えさせているうちに、タイトスカートはめくれ返り、純白のパンツがのぞきだした。


「体育会系のブラック企業じゃ、こんな光景は日常茶飯事なんだぜ。部下は上司のオモチャとして扱われるのが普通なんだwww」
「確かにリョウの言う通りセクハラやパワハラは我が国の文化といって過言でないほど日常茶飯事だし、あながちリョウみたいな変態上司でも普通の部類なのかも……」
「そうそう、普通すぎて俺の変態っぷりがまともに見えるレベルだぜ♡」


 リョウはタイトスカートを尻の半ばまでずりあげてしまうと、パンツの裾を指でつまんで、ヒップの割れ目に食い込ませた。


「あ~ん……ホントにまともなレベルなのかなぁ?」


 そう口走りながら、僕は自分から、なよなよとヒップを振り立てた。


「まともどころか、こんなの挨拶みたいなもんだぜ♡ 社会人なら誰しも通る道さwww」


 リョウは机の上に置いておいた小ぶりのバッグに手を突っ込み、バイブを取り出した。
 キャッ、と悲鳴をあげた僕は丸出しの尻を振って逃げ腰になった。


「こらこら、社会人なら喜んでバイブを入れなきゃダメだろwww」
「ああん、らめぇ……社会人って本当に大変なんだね」
「その通りだ。日頃からたっぷり濡らして入れやすくしておけば、上司からは好印象で可愛がってもらえるぞ♡」


 リョウは食い込ませたパンツの股布をクイクイ引っ張り始めた。
 純白の布地を伸ばすようにグイッと上へ引いて、左右に揺らす。
 僕は感じてしまい、腰をビクつかせる。
 そんな変態っぽい刺激にも敏感になってしまう。
 食い込みをリズミカルに動かされると、タイトスカートの腰がうねった。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

男子寮のベットの軋む音

なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。 そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。 ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。 女子禁制の禁断の場所。

こども病院の日常

moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。 18歳以下の子供が通う病院、 診療科はたくさんあります。 内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc… ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。 恋愛要素などは一切ありません。 密着病院24時!的な感じです。 人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。 ※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。 歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

真・身体検査

RIKUTO
BL
とある男子高校生の身体検査。 特別に選出されたS君は保健室でどんな検査を受けるのだろうか?

処理中です...