男の子たちの変態的な日常

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254 変態キャンΔ〜後編〜

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 フンッ、フンッ、と鼻息荒く、リョウは僕の唇をむさぼり、同時に、グイグイ腰を突きあげていた。
 リョウの腕の中で僕の肉体が弾かれたようにもがいた。
 淫猥な笑みを浮かべたリョウは容赦なく僕のTシャツを脱がした。
 リョウにピシリと尻を叩かれると、僕は、キャッ、と子犬のような悲鳴をあげた。


「あッ、あああッ!」


 僕は全裸の肉体を反り返らせ、鼻にかかった声をもらした。
 リョウは背筋をゾクリとさせ、肉茎を芯から反り返らせた。
 膝の下をつかまれ、そのままガバリとM字開脚させられてしまう。
 まるで赤ん坊のオムツを替えるようなポーズにされた僕は、慌てて両手を股間に押し当てた。
 リョウに手首をつかまれた僕は、引きはがすように股間を露出させられてしまった。
 太ももを閉じようとしても、リョウが身体ごとのしかかっていて、どうすることもできない。


「あッ……ああんッ!」


 僕の切なげな悲鳴が響いて、ズンと根元まで男根が挿入された。
 M字開脚の下半身を抱え込んだリョウは、速いテンポで抜き挿しを開始した。
 思いのままに腰を迫り出して、ガツガツとむさぼっていく。
 全身を揺さぶりたてられて、僕は裸体をのたうたせた。荒々しい突きあげだ。
 生ぬるい風が吹いてきた。僕たちは野外で全裸セックスしている実感に肌を震えあがらせた。
 芯から勃起した肉茎は根元から先端まで快美感をいっぱいにみなぎらせた。
 一方、僕ものたうつ腰にねっとりしたニュアンスが滲み出していた。
 込み上げる快感を我慢していたのだが、本能はどうしようもない。
 犯される肉茎の抜き挿しに、いつしか息を合わせてしまっている僕だった。
 ツンと僕の乳首は勃起している。胸に汗が光っている。
 息が高ぶる。グンとのけぞるようにして首筋を露わにする。
 僕もとうとう、いやらしく、恥ずかしい情感に負けそうになっていた。
 ガクガクと僕の腰が震え上がった。
 リョウは剛直をさらに硬化させて粘着質な持続力を発揮した。
 リョウは荒っぽい抜き挿しとからめて、手指で乳首をいじくりまわす。


「あッ、ああッ……あんッ、あんッ、あんッ……」


 次第に喘ぎ声もリズミカルに高ぶってきた。手の甲を唇に押し当てて、こらえているようだが、ほとばしる情感はどうしようもない。
 突然、全裸の肢体が波打つようにうねりだす。
 たちまち、僕は絶頂に追いやられてしまった。
 ムンと生々しく肌が匂い立った。
 僕はもう奥の奥まで濡れていた。極めると同時に、情けないばかりにもらしてしまった愛液が尻の穴にまで滴っている。
 敏感になっているところをリョウに責めたてられた僕は、ううんッ、とうめいて、裸身を震えあがらせた。
 さらにジュクジュクと愛液が溢れる。
 リョウは抜き挿しのテンポを速めていった。
 さすがにリョウもびっしょり汗をかいていた。


「どうだ、アキラ! もう一度イッてもいいんだぞぉ~♡」


 ガニ股の腰つきをひときわいやらしくして、リョウは男根を振るっていた。
 僕は、もうどうしようもなく高みへ向かっていた。
 身体の中で荒ぶる淫猥な快感がそのまま、裸体のうねりに現れる。
 リョウは呻き声をあげながら、ここぞとばかりに腰使いを荒げた。
 リョウは全身でのしかかるようにして挿入を深めた。
 とたんに僕はグンと腰を迫り上げて、一オクターブ高い喘ぎ声をあげた。


「……イッ、イクうッ!」


 と涙声で叫ぶと、僕は全裸の肉体をガタガタ揺さぶりたてた。
 とうとう、僕はイキっ放しになってしまった。
 わななく僕の太ももにリョウは手をやり、グイグイと腰を迫り上げて責めていく。


「あッ、ああッ、感じすぎちゃうッ……こんなになっちゃって……ああッ、どうしよ~♡」


 腰のガクつきは激しくなり、全身で快美感に溺れていく。
 肌という肌が淫らに濡れ光ってうねる。


「あんッ、あんッ、あんッ、いいッ、とってもいいの~♡」


 裸身の躍動は激しさを増してきた。
 イキっ放しの中で、裸体はさらなる高みへ向かいだした。
 僕の惑乱するリズムに合わせて、リョウはおののく肉茎を突きあげていく。
 僕は全身を絞り抜かれるような快感の大波に泣き声をほとばしらせた。


「もうらめぇ……あッ、あッ、ああッ……イクッ、イクッ……イッちゃう~♡」


 僕は弓のように裸身を反り返らせた。快感のあまり、カチカチと奥歯を鳴らしてイキ果てる。唇の端から涎まで垂らしている。
 新しく熱い愛液がドッと溢れて男根を濡らす。


「うおおおおおおお~ッ! 俺もイクぜぇ~♡」


 リョウは一気に肉茎を力ませた。
 ふんッ、とうなりをあげると、剛直は、たまりにたまった淫猥な劣情のしるしを噴き出した。
 二度、三度と長く続く射精に、さすがのリョウも目を瞬きさせ、ふうッ、と息を吐いた。
 何度も何度も噴き出した白濁は、僕の中から溢れるほどの量だった。
 やがて、リョウの身体が僕の胸の上にくずおれてきた。甘いため息とともに頬ずりしてくる。
 僕の熱い感触にリョウはさらなる淫情をかきたてられ、真夜中の変態キャンプを2人で夜通しエンジョイするのであった。
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