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249 変態チェック〜前編〜
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僕は深い海の底から海面に浮かび上がろうとしていた。
不思議と息苦しくはなかったが、海面から差し込んでいる光ははっきりと見えるのに、周囲はぼんやりと霞んでいて、視界は極端に狭い。
僕は一刻も早く海面に辿りつこうと一生懸命手足を動かしているのだが、手足はまるで粘度の高い物質に取り囲まれているように重く、なかなか海面に辿り着けない。
そのとき、僕は遥か底の方から、黒い大きな影が自分を追ってくるのに気づいた。タコだ。巨大なタコが、僕をつかまえ、餌にしてしまおうと、物凄い勢いで迫ってくるのだ。
僕は必死になって手足をバタつかせ、光の差し込む海面を目指して上昇していった。しかし、タコは物凄いスピードで上昇してきて、たちまち追いつかれてしまい、吸盤のついた長い脚を伸ばして、それを僕の手足に巻きつけた。
僕は慌てて逃れようと手足をバタつかせてもがいたが、タコの腕は次から次へとくねりながら追いすがってきて、強烈な力で手足を締めつける。
タコは何本もの脚で僕の手足をがんじからめにしてしまうと、今度は僕の両足をギリギリと開かせて、のしかかってきた。
僕の目は、その際、タコのたくさんの脚の中心に、はっきりとリョウ並みの巨大なペニスがそそり立っているのを見た、
いやだ、タコに侵されてしまうのだけは、絶対にイヤだ……そう思った僕は、ありったけの声を振り絞って絶叫した。
「イヤ~ッ!!!」
その瞬間、誰かの手が差し伸べられ、僕の腕をつかんで、一気に海面に引き上げてくれた。
ーーー
「アキラ、目が覚めたか?」
突然、リョウの声が耳に飛び込んできた。
僕はリョウの声を耳にして、一瞬のうちに現実へと引き戻された。
「あ……夢か……」
僕は、あの巨大タコが夢であったことにホッとしたが、すぐに、自分は今、どこで何をしているんだろうという疑問が頭をもたげてきた。
慌てて瞼を開けようとしたが、瞼が重く、なかなか開けることができない。
それでも、必死になって目をこじ開けると、照明の明るい光の中にリョウの姿が見えた。
ハッとして起き上がろうとするが、動かそうとした途端、手足が何かにグン、と引きとめられた。
「あれ? 変だなぁ……」
僕は目を瞬いて、まだぼんやりとしている視界を取り戻すように努めながら、自分の手足に目をやった。
「あッ!」
思わず、驚きの声が洩れた。
いつの間にか一糸纏わぬ全裸姿にされており、僕の両手には、それぞれ手錠のようなものが嵌められ、そこから延びた鎖によって、ベッドに固定されていた。また、両脚は膝を曲げたまま、左右に大きく開かれ、まるで産婦人科の寝台に載せられたような恥ずかしい格好で、やはり鎖によってベッドに固定されていた。
「ちょっと、リョウ⁉︎」
「いやはや、すまない。眠っている間にアキラの健康チェックをさせてもらったんだ。アキラの夫として、しっかり健康管理をしてあげないとなぁ♡ 肌に傷はないか、脂肪のつき具合はどうか、脚の形はどうか、尻の穴の状態はどうか、とかねwww」
「それ、本当に健康チェックなの?」
「もちろんさ。アキラの健康状態は良好だったぜ。肌は滑らかでブツブツした吹き出物もなければ、弾力もある。ウエストや腹にも余分な脂肪はついていない。脚もまっすぐで関節にも異常はないし、尻の穴も綺麗だった♡」
そう言いながら、ゆっくりと服を脱ぎ捨てたリョウの股間に目をやった僕は、そこに現れたモノを目にして、思わずハッと息を呑んだ。
リョウの股間には完全に勃起を遂げたペニスが、ニョッキリと天井を向いて反り返っていた。思わず僕は夢で見た巨大タコのペニスを思い出す。
リョウはベッドの上に乗ってくると、まず、立ち上がって、全裸でベッドに鎖で繋がれた僕の全身をカメラに収めた。
それから、今度は鎖付きの拘束具で広げられている両脚の間に座り込んで、あからさまに晒されている股間の割れ目にレンズを向けた。
「あ~ん、そこは……」
さすがに、体の一番恥ずかしい部分を間近で撮影される羞恥に、僕は声をあげる。
だが、リョウはレンズを通して目に入ってくるその部分の光景に目を奪われていた。
リョウの視線が自分のアソコに鋭く突き刺さってくるのを、痛いほどに感じた。
何回となくシャッターを切ってから、リョウはようやくカメラを脇に置いて、僕の股間に鼻を近づけた。
下の方から、犬みたいにクンクン鼻を鳴らす音が聞こえる。
「うへへ、潮風みたいないい匂いだぜ。健康な証だなぁ。不健康な男だと、肥溜めみたいにヒデエ臭いがするんだぜwww」
そして、しばらくの間そうしてクンクン匂いを嗅いでいたかと思ったら、急に、生温かく濡れたものが、ベロンと股間を這うのを感じた。
「あうッ!」
ずっと見つめられ、匂いを嗅がれていたために、ひどく敏感になっていたそこの感覚が過剰なまでの刺激を伝えてきたのである。
「うへへ、敏感なのも健康な証だなぁ~♡」
リョウが嬉しそうに言う。
「や~んッ」
僕の反応に気をよくしたらしいリョウは、さらに、そのヘビみたいによく動く舌でひたすら舐め続けた。
不思議と息苦しくはなかったが、海面から差し込んでいる光ははっきりと見えるのに、周囲はぼんやりと霞んでいて、視界は極端に狭い。
僕は一刻も早く海面に辿りつこうと一生懸命手足を動かしているのだが、手足はまるで粘度の高い物質に取り囲まれているように重く、なかなか海面に辿り着けない。
そのとき、僕は遥か底の方から、黒い大きな影が自分を追ってくるのに気づいた。タコだ。巨大なタコが、僕をつかまえ、餌にしてしまおうと、物凄い勢いで迫ってくるのだ。
僕は必死になって手足をバタつかせ、光の差し込む海面を目指して上昇していった。しかし、タコは物凄いスピードで上昇してきて、たちまち追いつかれてしまい、吸盤のついた長い脚を伸ばして、それを僕の手足に巻きつけた。
僕は慌てて逃れようと手足をバタつかせてもがいたが、タコの腕は次から次へとくねりながら追いすがってきて、強烈な力で手足を締めつける。
タコは何本もの脚で僕の手足をがんじからめにしてしまうと、今度は僕の両足をギリギリと開かせて、のしかかってきた。
僕の目は、その際、タコのたくさんの脚の中心に、はっきりとリョウ並みの巨大なペニスがそそり立っているのを見た、
いやだ、タコに侵されてしまうのだけは、絶対にイヤだ……そう思った僕は、ありったけの声を振り絞って絶叫した。
「イヤ~ッ!!!」
その瞬間、誰かの手が差し伸べられ、僕の腕をつかんで、一気に海面に引き上げてくれた。
ーーー
「アキラ、目が覚めたか?」
突然、リョウの声が耳に飛び込んできた。
僕はリョウの声を耳にして、一瞬のうちに現実へと引き戻された。
「あ……夢か……」
僕は、あの巨大タコが夢であったことにホッとしたが、すぐに、自分は今、どこで何をしているんだろうという疑問が頭をもたげてきた。
慌てて瞼を開けようとしたが、瞼が重く、なかなか開けることができない。
それでも、必死になって目をこじ開けると、照明の明るい光の中にリョウの姿が見えた。
ハッとして起き上がろうとするが、動かそうとした途端、手足が何かにグン、と引きとめられた。
「あれ? 変だなぁ……」
僕は目を瞬いて、まだぼんやりとしている視界を取り戻すように努めながら、自分の手足に目をやった。
「あッ!」
思わず、驚きの声が洩れた。
いつの間にか一糸纏わぬ全裸姿にされており、僕の両手には、それぞれ手錠のようなものが嵌められ、そこから延びた鎖によって、ベッドに固定されていた。また、両脚は膝を曲げたまま、左右に大きく開かれ、まるで産婦人科の寝台に載せられたような恥ずかしい格好で、やはり鎖によってベッドに固定されていた。
「ちょっと、リョウ⁉︎」
「いやはや、すまない。眠っている間にアキラの健康チェックをさせてもらったんだ。アキラの夫として、しっかり健康管理をしてあげないとなぁ♡ 肌に傷はないか、脂肪のつき具合はどうか、脚の形はどうか、尻の穴の状態はどうか、とかねwww」
「それ、本当に健康チェックなの?」
「もちろんさ。アキラの健康状態は良好だったぜ。肌は滑らかでブツブツした吹き出物もなければ、弾力もある。ウエストや腹にも余分な脂肪はついていない。脚もまっすぐで関節にも異常はないし、尻の穴も綺麗だった♡」
そう言いながら、ゆっくりと服を脱ぎ捨てたリョウの股間に目をやった僕は、そこに現れたモノを目にして、思わずハッと息を呑んだ。
リョウの股間には完全に勃起を遂げたペニスが、ニョッキリと天井を向いて反り返っていた。思わず僕は夢で見た巨大タコのペニスを思い出す。
リョウはベッドの上に乗ってくると、まず、立ち上がって、全裸でベッドに鎖で繋がれた僕の全身をカメラに収めた。
それから、今度は鎖付きの拘束具で広げられている両脚の間に座り込んで、あからさまに晒されている股間の割れ目にレンズを向けた。
「あ~ん、そこは……」
さすがに、体の一番恥ずかしい部分を間近で撮影される羞恥に、僕は声をあげる。
だが、リョウはレンズを通して目に入ってくるその部分の光景に目を奪われていた。
リョウの視線が自分のアソコに鋭く突き刺さってくるのを、痛いほどに感じた。
何回となくシャッターを切ってから、リョウはようやくカメラを脇に置いて、僕の股間に鼻を近づけた。
下の方から、犬みたいにクンクン鼻を鳴らす音が聞こえる。
「うへへ、潮風みたいないい匂いだぜ。健康な証だなぁ。不健康な男だと、肥溜めみたいにヒデエ臭いがするんだぜwww」
そして、しばらくの間そうしてクンクン匂いを嗅いでいたかと思ったら、急に、生温かく濡れたものが、ベロンと股間を這うのを感じた。
「あうッ!」
ずっと見つめられ、匂いを嗅がれていたために、ひどく敏感になっていたそこの感覚が過剰なまでの刺激を伝えてきたのである。
「うへへ、敏感なのも健康な証だなぁ~♡」
リョウが嬉しそうに言う。
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