男の子たちの変態的な日常

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246 変態謝儀〜後編〜

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 いつしか僕の口の中には、たんまりと白濁がたまってしまう。
 狂おしい射精痙攣がやっとのことで収束したのを確かめ、僕はリョウの股間から顔を離した。
 ちゅぽん。
 淫靡で間抜けな音を立て、リョウの勃起が僕の口から解放される。
 相変わらず天を向いて反り返ったままのペニスは、とろけた糊さながらのザーメンにまみれていた。
 しかし、僕の口の中はもっとすごいことになっている。


「見て、リョウ♡ んあああ……」


 僕はあんぐりと口を開け、その中を見せつけた。
 ドロリと精液が溢れ出し、顎を伝ってポタポタと足下のカーペットに滴り落ちていく。
 僕はこくこくと喉を鳴らし、リョウの濃い粘液を嚥下した。
 こんな下品ではしたないことも、僕はいつの間にかごく自然にできるようになってしまっている。
 そんな自分が恥ずかしかった。
 だが、目の前で幸せそうに頰を火照らせるリョウを見ていると、仕方がないというような、開き直った心地にもなってくる。
 吐精を終えたばかりのリョウの男根はなおも天突く尖塔さながらに勃起させたままだった。
 僕は乗馬をする騎手のようにリョウの股間にまたがった。
 ベッドに膝立ちの格好になり、対面座位の体勢を取る。
 いきり勃つ怒張をそっとつかむ。
 精液の残滓と僕の唾液でドロドロになったリョウの一物は、さらに熱さと硬さを増しているかに思えた。


「挿れるよ、リョウ♡」
「おう、任せろ♡」


 リョウの亀頭の先と、僕の下半身がクチュッと擦れた。
 ここまでの卑猥な睦むごとの連続のせいで、すでにたっぷりと粘りに満ちた濃い蜜をあふれ返らせている。
 にゅるん。
 焼けるように熱く硬い異物が、とうとう僕の腹の底に飛び込んだ。
 もうそれだけで、軽く達してしまいそうな快さだった。


「ああぁ、リョウったら……こんなに硬くしちゃって♡」


 なじるようなことを言いながら、さらに腰を落としてリョウのペニスと密着させていく。
 ちょっと触れただけで、しぶくかのような激しい感覚が全身に火の粉を散らして駆け抜ける。
 熱い吐息を互いの顔に吹きかけながら、いけない行為に耽溺する共犯者の2人は甘えるような言葉を互いに交わした。
 いやらしい裸身にじっとりと汗の微粒が滲み出してくる。
 僕の汗の香りにも、リョウは鳥肌が立つほどの昂りを覚えた。


「あはあぁ、入っちゃった……リョウのおちんちん、僕の中に入っちゃったよ♡」


 いつしか僕の湿った尻が、リョウの股間にぴったりと密着したことに気づいた。
 至近距離で見つめ合う僕たちの顔には、さらに淫らな激情が火照りとともに滲み出している。
 頰は紅潮し、手のひらをそこに近づけたなら火を噴くほど熱い体温をヒリヒリと感じられるはずだ。
 僕の乳首はビンビンにしこり勃ち、リョウの涎をさらにネバネバと伸ばしていく。
 いよいよ僕はカクカクと腰をしゃくり、セックスをし始める。


「リョウ、気持ちいい♡ ああ、気持ちいい~ッ! ああああああああ~ッ!!!」


 僕の叫び声は、もはや悲鳴に近いほどだった。
 こんな大声を出したら、外まで聞こえてしまうのではないかと心配になるほどだ。
 しかし、だからといって我慢ができるほど股間から噴き上がる快感はやわではなかった。
 汗ばむ裸身を衝き上げる狂乱の心地に背中を押されたかのように僕はベッドへと倒れ込んでいく。
 リョウが仰向けに横たわり、その上に四つん這いの僕が覆いかぶさる格好になった。
 再び僕はしゃくる動きで上へ下へと尻を振り始めた。
 リョウの亀頭と擦れ合うたび、ピンクの火花が噴き散った。
 この世の天国のような快感に身も心もどっぷりと溺れながら、リョウは僕の胸を両手でわっしとつかむ。
 リョウは夢中になって僕の乳首をグニグニと揉みしだいた。
 狂ったように尻を振る僕のピストンは、じわり、じわりとどうしようもなくリョウの射精衝動を高めていく。
 パンパンパン! パンパンパンパンパン!
 僕の尻振りは、もはや狂騒的ともいえる激しさにまでなった。
 僕はリョウの丸ごとすべてを包み込もうとするかのように、ムギュッと身体を抱きしめ、強く強くかき抱いたまま、さらに激しく尻を振る。
 湿った股間がぶつかり合うたび、肉が肉を打つ生々しい爆ぜ音が響いた。しかも股間からはじけるその音は、バフバフとどこか間抜けな感じで轟いている。
 僕の身体から、ぶわりと汗が噴き出した。
 リョウの身体と擦れ合ったその汗が、ニチャニチャ、ネチョネチョという粘着音を立てて、バフバフという音と絡み合う。
 陰茎が熱さと疼きを増し、あともう少しで爆発しそうだ。


「もう我慢の限界だぜぇ~ッ!!!」
「ああああああああああああああ~♡」


 ドクン、ドクン。
 ケダモノさながらの吠え声が部屋中に響き渡る。叫び声を上げる僕の顔は、リョウの横顔にぴたりと密着している。
 天空高くへと、はじき飛ばされた心地になった。
 重力から解放され、もしかしたら背中に翼が生えたのではないかと思うほどの飛翔感を覚える。
 ぐんぐんとさらに空の高みへと急上昇していくような開放感とともに、リョウは心の赴くままに怒張を脈打たせ、この日二度目の激しい射精に耽溺する。
 リョウに覆いかぶさってしっかとしがみつく僕は、ビクン、ビクンと不随意に裸身を痙攣させていた。


「ああ、入ってる……リョウの……温かい……精液……僕の奥に♡」


 いまだリョウの陰茎をずっぽりと丸のみしたままの僕の下半身は、まだまだ許さないとばかりにいやらしく蠕動し、さらなる精液をねだるかのような動きをして、リョウのペニスをあだっぽく締め付ける。


「うひょ~ッ!」


 リョウはもう一度ペニスを痙攣させ、咳き込むほどの激しさで、僕の奥底にさらなる精液をどぴゅどぴゅと飛び散らせるのだった。
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