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244 変態解放〜後編〜
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リョウはシャツを脱ぎながら、胸ポケットから薄い円状のケースを取り出した。
蓋を開け、半透明状のクリームを指腹にたっぷり付着させる。そして手を伸ばし、まずはとば口にやんわり塗りつけた。
「あ、あ……」
僕は理性と本能の狭間で苦悩する。
リョウは再びクリームを掬い取り、僕の中に指を埋め込んでいった。
「……あッ!!!」
僕は目をカッと開き、驚きの表情で股間を見据える。
入り口付近で指をくるくる回転させたあと、ゆっくり押し入れ、リョウは内粘膜に媚薬をまんべんなくなすりつけた。
再び指を引き、小さなストローク幅で刺激を与えていく。
とば口だけのピストンを繰り返されると、僕は両足を緩やかに開閉させて、半開きの口から溜め息を放った。
「あ、あ、あぁンッ」
くちゅ、くちゅっと、リズミカルな猥音が鳴り響き、ヌメヌメの感触がリョウの指先に絡みつく。
リョウは快楽を享受している僕の様子を見ながら指先を懸命に動かす。
「ほ~ら、いやらしい音を立ててるぜ♡」
僕の顔が苦悶に歪む。
目尻が下がり、眉間に深い皺が刻まれる。
リョウの焦らしのテクニックに焦燥感を駆り立てられる。ヒップが揺れ始め、恥骨がクイックイッと蠕動しはじめた。
今やおびただしい量の愛液が湧出し、抵抗感はまるでなかった。
「あッ……ふッ……ンッ……はぁぁ」
僕の目元はねっとり紅潮し、断続的に放たれる湿った吐息がこだまのように響く。少しでも快楽を貪るためにテーブルに手をつき、自分から足を広げて恥骨を迫りだしていた。
「入り口だけでも十分感じるとはなぁ~♡ そういう淫乱なところも大好きだぜwww」
「あ、あ、ああッ、らめぇ~!」
ゴールの見えない焦燥感に心を掻きむしられた僕は切羽詰まった声を張り上げた。上体が狂おしげにくねる。
嗚咽を必死に堪えたところで、肉体はまごうことなく噎び泣いているのだ。
リョウが空いている手で下腹の皮膚をソフトタッチした瞬間、僕は一オクターブも高い声を喉の奥から絞り出した。
「あ! ひッ、ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ~!!!」
ヒップが派手にバウンドし、肌がしっとり汗ばみ始める。
凄まじい快美が襲いかかった。
「ハアハアハア……」
荒い息継ぎを繰り返す僕の目は、もはや焦点が合っていない。やがて額に浮かんだ汗の粒が滴る頃、僕は震える唇をゆっくり開いた。
「イ……イキたい……お、奥まで……挿れて♡」
僕の唇の隙間から卑猥な言葉が放たれた瞬間、リョウの怒張が頭をブンブン振りたくった。
「よ~し、望み通りにしてやろう♡」
「ンッ! あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」
2本の指が入ってくると、僕は自分でも驚くくらいの遠吠えをあげた。
リョウは目を吊りあげ、苛烈なピストンで掘り返していった。
顔面を流れ落ちる汗も何のその、両手の指を休む間もなくスライドさせる。
「あッ、あッ! らめぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!!」
「いいんだぜ、イッても!」
抽送の動きに合わせ、僕の身体は情熱的なダンスを舞っているかのように跳ね躍った。
顔を上下に振り、汗まみれの頰にほつれ毛が絡みつく。
ヒップを何度も浮き沈みさせ、うだった媚粘膜が激しい収縮を始める。
「すげえ! もうとろっとろだぜ♡」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! らめぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
僕が喉を絞ってよがり泣く。
リョウも我慢できないのか、尿道口からは先走りの液が小水のごとく滴っていた。
怒張は最大限まで膨張し、煮え滾る淫情が自制心を一気に焼きつくす。歯を剥き出したリョウは、立ち上がりざま指を引き抜いた。
リョウの目は、すっかりほころびた箇所だけに向けられていた。
疼く剛槍を握りしめ、てかつく亀頭を濡れそぼつ淫口にあてがう。太腿の筋肉を盛り上げ、腰を一気に送り出す。
「あ、あ」
身体の動きを止め、接合部を切なげに見つめる。
「あ、あぁ」
僕たちの口から同時に呻き声が放たれ、周りの空気か一瞬にして張りつめる。
「あ、ひぃぃぃぃぃぃぃッ!」
雁首が入ってきただけで、僕は思わず悲鳴をあげる。
リョウはウエストに手を回し、ヒップを抱えあげた。獰猛ないきり勃ちは僕の中をズブブッと邁進していった。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」
僕は軽いアクメに達し、首を前後に振り、鼻にかかった甘え声を放った。
陶酔のうねりに浸るなか、リョウは怒濤の抽送で僕の中を攪拌していく。
リョウは渾身の力を振りしぼって肉根を打ち込んだ。
じゅっぷじゅっぷと結合部から猥音が鳴り響き、僕の視線が虚空をさまよう。
僕の肌はお湯を被ったように濡れ、股間からは発情臭がムンムン立ちのぼっていた。
さらに腰を引き寄せると同時に、宝冠部を子宮口に叩き込む。ヒップがテーブルからずり落ちるも、リョウはかまわず腰を下から上にしゃくった。
「はあッ、ああああああああああ~!!!」
僕は苦悶の表情を浮かべ、喉が割れんばかりの声を張り上げる。やがて背筋を反らし、瞳をくるっと反転させた。
「あ……イ、イキそう♡」
本能が理性を呑み込み、無意識のうちに本音が洩れてしまった。
リョウはマシンガンピストンでこれでもかと抉る。ひと掻きごとに雁首で性感ポイントをこすりたてる。
「うおおおおおおおおッ!!!」
ラストスパートとばかりに、リョウは大きなストロークで肉の楔を突き刺した。
「あぁぁぁぁッ! イクッイクッ、イッ……クぅぅぅぅン♡」
腰が抜けた僕は崩れ落ち、全身をビクビクと引き攣らせた。
「俺もイクぜぇ~♡」
リョウは自制心を解放し、射精の瞬間に全神経を集中させる。
頂点を極めた僕は、まどろみに近い表情で身を揺らすのであった。
蓋を開け、半透明状のクリームを指腹にたっぷり付着させる。そして手を伸ばし、まずはとば口にやんわり塗りつけた。
「あ、あ……」
僕は理性と本能の狭間で苦悩する。
リョウは再びクリームを掬い取り、僕の中に指を埋め込んでいった。
「……あッ!!!」
僕は目をカッと開き、驚きの表情で股間を見据える。
入り口付近で指をくるくる回転させたあと、ゆっくり押し入れ、リョウは内粘膜に媚薬をまんべんなくなすりつけた。
再び指を引き、小さなストローク幅で刺激を与えていく。
とば口だけのピストンを繰り返されると、僕は両足を緩やかに開閉させて、半開きの口から溜め息を放った。
「あ、あ、あぁンッ」
くちゅ、くちゅっと、リズミカルな猥音が鳴り響き、ヌメヌメの感触がリョウの指先に絡みつく。
リョウは快楽を享受している僕の様子を見ながら指先を懸命に動かす。
「ほ~ら、いやらしい音を立ててるぜ♡」
僕の顔が苦悶に歪む。
目尻が下がり、眉間に深い皺が刻まれる。
リョウの焦らしのテクニックに焦燥感を駆り立てられる。ヒップが揺れ始め、恥骨がクイックイッと蠕動しはじめた。
今やおびただしい量の愛液が湧出し、抵抗感はまるでなかった。
「あッ……ふッ……ンッ……はぁぁ」
僕の目元はねっとり紅潮し、断続的に放たれる湿った吐息がこだまのように響く。少しでも快楽を貪るためにテーブルに手をつき、自分から足を広げて恥骨を迫りだしていた。
「入り口だけでも十分感じるとはなぁ~♡ そういう淫乱なところも大好きだぜwww」
「あ、あ、ああッ、らめぇ~!」
ゴールの見えない焦燥感に心を掻きむしられた僕は切羽詰まった声を張り上げた。上体が狂おしげにくねる。
嗚咽を必死に堪えたところで、肉体はまごうことなく噎び泣いているのだ。
リョウが空いている手で下腹の皮膚をソフトタッチした瞬間、僕は一オクターブも高い声を喉の奥から絞り出した。
「あ! ひッ、ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ~!!!」
ヒップが派手にバウンドし、肌がしっとり汗ばみ始める。
凄まじい快美が襲いかかった。
「ハアハアハア……」
荒い息継ぎを繰り返す僕の目は、もはや焦点が合っていない。やがて額に浮かんだ汗の粒が滴る頃、僕は震える唇をゆっくり開いた。
「イ……イキたい……お、奥まで……挿れて♡」
僕の唇の隙間から卑猥な言葉が放たれた瞬間、リョウの怒張が頭をブンブン振りたくった。
「よ~し、望み通りにしてやろう♡」
「ンッ! あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」
2本の指が入ってくると、僕は自分でも驚くくらいの遠吠えをあげた。
リョウは目を吊りあげ、苛烈なピストンで掘り返していった。
顔面を流れ落ちる汗も何のその、両手の指を休む間もなくスライドさせる。
「あッ、あッ! らめぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!!」
「いいんだぜ、イッても!」
抽送の動きに合わせ、僕の身体は情熱的なダンスを舞っているかのように跳ね躍った。
顔を上下に振り、汗まみれの頰にほつれ毛が絡みつく。
ヒップを何度も浮き沈みさせ、うだった媚粘膜が激しい収縮を始める。
「すげえ! もうとろっとろだぜ♡」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! らめぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
僕が喉を絞ってよがり泣く。
リョウも我慢できないのか、尿道口からは先走りの液が小水のごとく滴っていた。
怒張は最大限まで膨張し、煮え滾る淫情が自制心を一気に焼きつくす。歯を剥き出したリョウは、立ち上がりざま指を引き抜いた。
リョウの目は、すっかりほころびた箇所だけに向けられていた。
疼く剛槍を握りしめ、てかつく亀頭を濡れそぼつ淫口にあてがう。太腿の筋肉を盛り上げ、腰を一気に送り出す。
「あ、あ」
身体の動きを止め、接合部を切なげに見つめる。
「あ、あぁ」
僕たちの口から同時に呻き声が放たれ、周りの空気か一瞬にして張りつめる。
「あ、ひぃぃぃぃぃぃぃッ!」
雁首が入ってきただけで、僕は思わず悲鳴をあげる。
リョウはウエストに手を回し、ヒップを抱えあげた。獰猛ないきり勃ちは僕の中をズブブッと邁進していった。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」
僕は軽いアクメに達し、首を前後に振り、鼻にかかった甘え声を放った。
陶酔のうねりに浸るなか、リョウは怒濤の抽送で僕の中を攪拌していく。
リョウは渾身の力を振りしぼって肉根を打ち込んだ。
じゅっぷじゅっぷと結合部から猥音が鳴り響き、僕の視線が虚空をさまよう。
僕の肌はお湯を被ったように濡れ、股間からは発情臭がムンムン立ちのぼっていた。
さらに腰を引き寄せると同時に、宝冠部を子宮口に叩き込む。ヒップがテーブルからずり落ちるも、リョウはかまわず腰を下から上にしゃくった。
「はあッ、ああああああああああ~!!!」
僕は苦悶の表情を浮かべ、喉が割れんばかりの声を張り上げる。やがて背筋を反らし、瞳をくるっと反転させた。
「あ……イ、イキそう♡」
本能が理性を呑み込み、無意識のうちに本音が洩れてしまった。
リョウはマシンガンピストンでこれでもかと抉る。ひと掻きごとに雁首で性感ポイントをこすりたてる。
「うおおおおおおおおッ!!!」
ラストスパートとばかりに、リョウは大きなストロークで肉の楔を突き刺した。
「あぁぁぁぁッ! イクッイクッ、イッ……クぅぅぅぅン♡」
腰が抜けた僕は崩れ落ち、全身をビクビクと引き攣らせた。
「俺もイクぜぇ~♡」
リョウは自制心を解放し、射精の瞬間に全神経を集中させる。
頂点を極めた僕は、まどろみに近い表情で身を揺らすのであった。
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