男の子たちの変態的な日常

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221 変態恋愛工学

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 巷では恋愛工学という名の宗教を信奉している人が大勢いるらしい。
 恋愛工学でよく言われる『真面目な男よりチャラ男DQNの方がモテる』とか『男慣れしてない美人より男に媚びを売るクソぶりっ子の方がモテる』というのは確かに経験則的には分かるが、あまりに理不尽だと思うのは僕だけだろうか?
 今回は僕の中のモテないルサンチマンを爆発させながら恋愛工学をぶった斬る!


「というわけで、今の腐りきった世の中をリョウはどう思う⁉︎ 正直もう恋愛なんて全てが幻想に思えてきたよ~ッ!!!」


 いつもと様子が違う僕の剣幕に圧倒されたリョウは驚いたようにポカーンとしていた。


「まあ、その……恋愛工学なんかにハマるヤツなんか男女ともに被愛妄想の塊だろうし、ぶっちゃけ気にする必要なんかないんじゃないか? つか、男女の恋愛なんて所詮は動物的な生殖活動に過ぎないわけだしよwww」


 リョウは変態ではあるけど、いつもながら正鵠を射たことを言う。
 僕は改めてリョウに一生ついて行こうと心に誓った。


「恋愛工学の先生気取りでモテ指南をしてるヤツらは単にモテない連中相手にマウントを取りたいだけ。そんなヤツらの本をありがたがって読んでるモテないヤツらはカモにされてる自覚を持った方がいい。現実的な話、モテないヤツは何をやってもモテないんだから恋愛に囚われない生き方をするのがベストだ。恋愛に金をかけるより自分のために消費した方が間違いなく豊かな人生を送れるしなぁ。俺は全てのモテないヤツらが幸せになることを心の底から願ってるぜ♡」


 リョウの非の打ち所がない完璧な正論に僕の絶望しきっていたハートがきゅんきゅんと高鳴る。


「あ~ん、リョウ♡ 僕も幸せになれるかなぁ? 恋愛に囚われない生き方をし続けた結果、社会との繋がりを持つのが面倒くさくなっちゃったんだけどwww」


 リョウは僕の身体を押し倒すと、服をひん剥きながら答えた。


「社会と繋がるより俺と繋がった方がアキラは幸せになれると思うがなぁ~♡」


 怒張を握りこんだ僕は亀頭を割れ目に押し付け、腰をグイと繰り出した。


「あ、ひぃぃぃッ」
「ほうら、幸せだろう♡」


 リョウは臀部を回して「の」の字を描けば、僕は下肢をブルッと震わせる。
 白い歯を剥き出して、しょっぱなからのフルスロットルで腰の抽送をリョウは開始した。


「あぁぁぁぁッ!」


 僕が裏返った声をあげる中、猛烈な勢いで肉の楔を打ち込み、スパーンスパーンと恥骨がヒップを叩きつける音が室内にこだまする。
 僕の身体が前後に激しくぶれ、結合部から卑猥な肉擦れ音が途切れることなく響き渡った。
 快感の度合いが増し、自然と抽送の回転率がピッチを上げていく。
 結合部から放たれた熱臭が鼻先まで立ちのぼり、頭がクラクラする。
 リョウは僕の足の間に両手を潜り込ませ、渾身の力を込めて抱えあげた。


「……あッ!」


 僕の身体がふわっと浮き上がり、両足が左右に割り開かれていく。


「やぁ~んッ!」


 窓の外の景色が目に飛び込んだのだろう。僕は金切り声をあげ、すぐさま顔を横に振った。
 さしづめ、逆駅弁スタイルといったところだろうか。窓枠から突き出た壁の縁に足の裏を乗せられ、下からリョウが腰を突きあげていく。
 バツンバツンと、下腹がヒップを叩く打音が途切れなく響いた。
 窓ガラスに映りこんだ僕は顔を背けて目を閉じる。
 誰かに見られるのではないかという恐怖心が僕の身体を萎縮させてしまう。
 下肢に力が込められ、両足が狭まり始めたが、僕は内腿に指を食い込ませて許さなかった。
 リョウは亀頭の先端で子宮口を穿ち、雄々しい波動をこれでもかと注ぎ込む。
 僕は必死に堪えていたが、やがて喘ぎ声が甘い響きを含み始めた。


「あン、あン、あン♡」


 リョウは鋭い突きを何度も見舞う。弾けるように腰を引き、小刻みに速く腰を打ち込んでいく。


「あ、あ、あ……」


 壁の縁に乗せた足の爪先が内側に湾曲した。
 顎が天を向き、僕が途切れとぎれの喘ぎを放った。
 僕は口を開け放ち、やけに艶っぽい吐息をこぼした。


「はあぁ、はああああッ……リョウ♡」
「イキそうなんだなぁ? いいぞ、いつでもイッてくれ。アキラの乱れた姿を俺が存分に見ててやるからなぁ♡」


 鼻の穴を目いっぱい開き、最後の力を振り絞って猛烈なピストンを繰り出す。


「はひッ!」


 リョウは恥骨を砕く勢いで腰を振りたてる。


「あ……俺もイキそうだぜぇ~♡」


 僕の中でリョウのペニスが熱い脈動を訴える。
 結合部からけたたましい破裂音が響き、快感が背筋を何度も這いのぼる。


「ぬおおおおおお~ッ!」


 リョウが射精に向けて大きなストロークから子宮を穿つと、僕は顔を前後に打ち振り、ヒップと両足をガクガクとわななかせた。


「あ、イクッ、イクぅぅぅぅぅぅ!!!」


 僕の中でザーメンは2発3発と立て続けに放ち続ける。


「ハアハア……」


 僕はぐったりした表情で目を閉じながら、いつまでも射精し続けるリョウのチンポに酔いしれるのであった。
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