男の子たちの変態的な日常

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219 変態IQ200〜後編〜

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「ハアハア……まさかアキラのパンツをこの手にする日が来るとはwww」


 カスケは神様に感謝したい気持ちに駆られた直後、手のひらに伝わる温もりと湿り気に感動を覚える。目を凝らして見つめれば、プレミア価格で売れるほどの使用感があった。


「アキラの使用済みパンツをもらえるなら10億出しても構わないなぁ~♡」


 そう言ったカスケは、猛禽類にも似た目を僕のパンツに向けた。
 純白の布地は、つい先ほどまで僕の下半身を覆っていたのだ。
 微かに鼻を近づけると、僕の匂いがカスケの鼻腔に粘りつき、張りつめたペニスが頭をヴンヴン振った。


「うひゃあ~、これは間違いなくアキラの直穿きパンツだ!」


 カスケは息を潜め、外側から指で基底部をゆっくり押し上げる。クロッチを露にさせた瞬間、カスケの心臓の鼓動がいちだんと跳ね上がった。


「お、おぉッ」


 感嘆の溜め息をこぼし、えも言われぬ高揚感にどっぷり浸る。
 白い裏地には、ハート形の汗によるシミがくっきり刻印されていた。


「中央に走った黄色い縦筋は排尿の跡だなぁ~♡ ホントに素晴らしいお宝だよ!」


 ところどころに乾いた粘液のようなものと、白い粉状の分泌物がこびりついている。


「ここに……アキラの素股が押し付けられてたわけか~♡ あんなに可愛いアキラでも、こんなに下着を汚すとは知らなかったなぁwww」


 驚愕と同時に荒ぶる性欲が突き上げ、カスケは目尻を吊り上げた。
 床に膝をつくと、カスケは万感の思いを込めて、クロッチを鼻に近づけていった。
 カスケは僕の匂いに目をしばたたかせ、しばし放心する。


「こんなにも汚れているのに不思議とフルーティな香りを発しているとはッ! アキラの身体は甘いお菓子で出来てるのかなぁ~♡」


 カスケはIQ200以上あるとはとても考えられない発言を繰り返しながら、感動に胸を熱くさせた。すると、ツンとした刺激臭がカスケの鼻腔を掠める。


「……おッ」


 微かなチーズ臭は香気とはかけ離れているにもかかわらず、カスケの肉筒は意に反していきり勃つ。
 嗅覚を研ぎ澄まし、仄かに香る媚臭を嗅ぎ分ければ、胸の奥が妖しくざわついた。


「あぁ……なんてやらしい匂いなんだ♡ そのうち直に嗅がせてもらうとするかwww」


 そうしたシチュエーションを想像しただけでカスケの睾丸の精液がうねり、射出口を断続的にノックした。
 カスケの亀頭は栗の実さながら張りつめ、あまりの膨張率で完全に鬱血している。青筋は限界まで膨れ上がり、尿道口が餌を持つ鯉のように口を開いた。
 前触れの液が溢れ出し、肉筒を伝って滴り落ちる。クロッチに鼻先を軽く添えて吸い込めば、柑橘系の匂いにカスケの脳幹が甘く疼いた。


「うひゃ~、たまらん♡」


 クロッチを舐めあげると、舌先にピリリとした刺激が走る。カスケは唾液を少量ずつ送り込み、乾いた分泌液を溶かしていった。
 微かな恥臭がプンと香りたち、虚ろな表情で汚れた箇所に舌を這わせていく。
 すぐさま、カスケの僕の股間を舐めている錯覚に陥った。
 頭の中がバラ色の霞に包まれ、カスケは生きてて良かったと心の底から思っていた。


「ハアハア……アキラ♡ アキラ~ッ!」


 カスケは顔を小刻みに振り、僕の匂いを頰にすりつけて悦に入る。倒錯的な淫情はそれだけにとどまらず、パンツの裏地を肉棒の裏側にそっと押し当てた。
 湿り気が皮膚を通して微かに伝わり、青白い性電流が背筋を駆け抜ける。
 カスケの腰がブルッと震え、射精欲求が臨界点を飛び越えた。
 煮え滾る欲望が腹の奥で暴れ、至高の排出を訴える。丹田に力を込め、放出を先送りしたカスケは小さな溜息を洩らした。


「こんなところでぶちまけてもしょうがないよなぁ。やっぱり、アキラの中で出したいもんだよwww」


 深呼吸を繰り返し、再び汚れた箇所をペニスにあてがうと、ふたつの睾丸がキュッと吊り上がった。


「あ、あぁ……き、気持ちいい♡ も、もう我慢できないッ!」


 カスケは再びクロッチを鼻に押しあて、息せき切って剛直を握りしめた。


「む、おおッ」


 カスケは鼻の穴を開き、僕のフェロモンを嗅ぎつつ、舌先でクロッチの汚れをこそげ落とす。酸味が口の中に広がり、深奥部から猛々しい欲情が火柱のごとく突きあがる。
 剛直の肉棒に指をすべらせれば、先走りの汁が床にポタポタと滴った。
 淫らな妄想がカスケの頭の中を走馬燈のように駆け巡っているのか、独り言をぶつぶつ言っている。おそらく大股を拡げる僕の股間に自分の鼻面を押し付ける妄想でもしているのだろう。


「ぼくは絶対リョウなんかに負けないぞ! いつか必ずアキラを自分のものにしてみせるからなぁ~♡」


 NTR宣言をするカスケは肉幹をこすりあげると、鋼の蛮刀がことさらしなった。
 熱い滴りが輸精管をひた走り、亀頭冠が一際膨張する。


「アキラぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~ッ!!!」


 とろんとした目で咆哮したカスケは次の瞬間、尿道口からおびただしい量の樹液を吐き出した。
 僕は何も見なかったことにすると、少し開けたドアをそっと閉めて引き続きシャワーを浴びるのであった。
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