男の子たちの変態的な日常

M

文字の大きさ
上 下
204 / 348

203 変態ラッキーパワー

しおりを挟む
 僕は最近コンビニの1番くじを引くのにハマっている。
 今日なんか4回引いただけでA賞のビッグソフビ人形を当ててしまった。実は去年も同じ時期に1番くじを2回引いただけでA賞のビッグソフビ人形を当てている。
 もはやオモチャの神に愛されてるのではないかと思えるほど、高い確率でA賞を当ててしまうのだ。
 なんの取り柄もない僕だけど、くじ運だけは天才的で今まで運だけで生き抜いてきたと言っても過言ではないほど、運頼みの人生だった。
 リョウみたいなハイスペックなイケメンに見初められたのも単に僕の運が良かっただけかもしれない。
 どんな努力家でも運がなければ結果は出ないし、どんな天才でも運がなければ脚光を浴びない。
 要するに人生は結局、全て運で決まる――僕の格言。


「運がない人たちにも僕のラッキーパワーを全力で注入してあげちゃうよぉ~♡」
「じゃあ、俺に注入してもらおうか。と言っても、アキラを物にした時点で俺はスーパーラッキーマンだけどなぁ♡」


 リョウの指が僕のおとがいにのびると、いつもみたいに強引に唇を奪われてしまう。
 ちゅ……ぽ……ッ。


「確かにリョウは生まれながらに勝ち組の超絶ラッキーマンだよね。僕のラッキーレベルなんかリョウに比べたら、ミジンコみたいなもんだよ」
「アキラのラッキーパワーも俺に負けてないと思うぜ。俺のような完璧超人に愛されるために、神はアキラを創造したんだからな♡ アキラは神様に感謝しねえと。まあ、俺は神なんか信じちゃいねえけどよwww」


 そう言うと、いきなりリョウは自分のズボンをずり降ろした。いきり立ったシャフトがビンと反りかえる。


「僕は信じてるよ。だって、神様は僕のにいるから♡」


 僕はごく自然に服を脱いだ。
 リョウも、おもむろに服を脱ぎ捨て、僕たちは全裸になってベッドに向かい合った。
 僕は自主的にベッドに仰向けになり、頰をほんのりとピンクに染めて横を向く。恥ずかしいけど、僕は手で胸や陰部を隠しはしなかった。


「俺がアキラの神様ってか♡ よ~し、だったら神様がアキラの可愛い過ぎる乳首を舐め舐めしてしんぜようwww」

 
 リョウは片手で胸を撫でながら、ペロンと陥没気味の乳首に舌を当ててきた。


「はあ……んッ!」


 リョウは舌を使って、ペロペロと乳首を舐めまわす。プクっとふくらんできた乳輪の外周にそって舌先を動かし、時には、ちゅるんと乳輪全体を口の中に吸い込んでいく。


「あんッ……んああッ……」
「神様の神通力で乳首を勃たせてしんぜようwww」


 さっきまで乳輪の中に埋もれていた乳頭がツンと尖って顔を出した。尖った乳首が、リョウの唾液に濡れて光っている。
 リョウはキュウウと乳首を引っ張ってツンと離す。


「あッ、らめぇ~♡」


 僕の乳首が弾んだ。


「おぉ~、もうこんなにビショビショになってたのか♡」


 すでに、僕の内腿には、エッチな滴がしたたっていた。
 リョウは、小刻みに身体を震わせる僕の下半身を押さえつけるようにして、ピチャピチャとエッチな音をたてながら舐めまわしてきた。


「んッ! あッ、あああッ!」


 僕のヒップも太腿も、まんべんなくリョウの手のひらで包み込むように撫でまわされ、とめどなく透明な蜜を分泌した。


「お願い、リョウ♡ 僕、もう……」


 甘く切ない声で、僕が訴える。


「OK! そんじゃあ、神様チンポからアキラにラッキーパワーを注入してやるぜぇ~♡」


 リョウは、いきり立ったペニスの先端を僕の下半身にあてがった。それだけで僕はピクンと身体を震わせ、鼻にかかった喘ぎ声をもらす。


「ふああッ!」


 ぎりぎりまで勃起したペニスの先端が、熱く濡れた中へズブリと埋め込まれた。硬い肉棒が、そのままズンズンと奥を貫いていく。


「んッ、あッ! いッ、いい~♡」


 僕は背中を仰け反らせ、高ぶった声をあげた。


「アキラの可愛さは神の次元を超えてるぜぇ~♡」


 リョウは愛おしげにキスの雨を降らせた。


「んッ、んッ、んッ……」


 僕は押し殺した声をもらす。


「んッ、んんんッ! あッ! はッ! あああッ!」


 リョウがチンポを抜き差しするテンポを速めるにつれ、僕の喘ぎもエスカレートしていく。いつの間にか僕の脚が、リョウの体に巻きついていた。
 絶頂への階段を昇る僕の身体を、淡い黄金色をした煙のようなものが包み込んでいく。いわゆる、これがラッキーパワーというやつだろうか。それらはリョウの身体から発せられていた。激しく躍動的な光の波は、まるで、僕たちの精神と肉体のボルテージを表わすグラフのようだ。


「あッ、はああッ……リョウ!」
「アキラ、俺のラッキーパワーを受け取れ~ッ!」


 僕たちは同時に絶頂に達した。強烈な快感が僕の神経を焼きつくし、下半身でつながり合ったまま、僕たちはその場に倒れ伏した。


「俺のラッキーパワー注入完了だ♡」


 そう言うと、リョウは優しく僕の髪を撫でながら頰に軽くキスしてくる。
 僕はリョウという名の幸運の神様に愛された喜びに浸るのだった。
 その翌日、僕はリョウからもらった驚異的なラッキーパワーでコンビニの1番くじのA賞を今度は3回も連続で当てるのであった。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

男子寮のベットの軋む音

なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。 そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。 ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。 女子禁制の禁断の場所。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

目が覚めたら囲まれてました

るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。 燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。 そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。 チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。 不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で! 独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

真・身体検査

RIKUTO
BL
とある男子高校生の身体検査。 特別に選出されたS君は保健室でどんな検査を受けるのだろうか?

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

処理中です...