男の子たちの変態的な日常

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188 変態稽古

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 最近は性犯罪が凶悪化しており、実に巧妙な手口で次々と少年たちが拉致監禁レイプされる事件が相次いでいた。
 僕は護身術を身につけるためにリョウから剣道を教わることになった。リョウ曰く、剣術は力の優位だけで勝ちが成立するものではないため、力のない僕でも身を守ることができるくらいには護身術が身につくとのこと。
 今日から早速本格的な稽古をリョウが付けてくれた。

「いいか、アキラ。素振り稽古は『美しさ』が大切だ。強いヤツは所作が美しいものなんだ」

 リョウは竹刀を構えながら凛としたまなざしを僕に向けた。僕は純白の道着をまとい、きりりと背筋を伸ばして端座している。
 正座しながら僕はリョウに憧れのまなざしを向けていた。確かにリョウの所作は凛々しく、美しかった。僕よりずっと大柄で筋肉質なつややかさは鍛えあげた健康美を感じさせる。

「僕はリョウみたいに美しくなれないもん……。ただの護身術なわけだから相手を退けられればいいんでしょ?」

 僕がそう言うと、リョウはおだやかな笑みを返した。

「はははッ! 俺が言った『美しさ』というのは、そういう意味じゃない。つまり無駄がないということだ。素振りを徹底的に繰り返すことで無駄な動きをなくし、敵を確実に退ける強さを身につけるってことさ」

 その後ひたすら竹刀を振るって打ち込み、気力、体力が尽き果てるまで繰り返す。

「アキラ、大丈夫か? 未だやれそうか?」

 と声をかけてくれたリョウへ、面の奥から荒い息使いととともに僕が答えた。

「うん、平気……もう少しだけ続けるよ」

 肉体を鍛え抜いていくことで、精神は純粋に研ぎ澄まされていくと聞いたことがある。その言葉を心に念じては、みずから肉体をいじめるように厳しい稽古に打ち込んでいった。
 ひとしきり気力を振り絞ってのかかり稽古が続いた後、ようやく僕たちは竹刀を置き、防具を取った。純白の道着は汗に濡れ、肌にまとわりつくようだ。
 思ったより汗で身体が冷えたので僕たちはすぐにシャワーを浴びることにした。
 蛇口をひねるとお湯があふれ出し、勢い良く僕の頭に降り注いでくる。

「ふぅ、あったかいや♡」

 首筋にシャワーをあてると、少しずつ身体が温まってきた。
 すると、いきなりリョウは抱きついて僕の唇へ優しいキスをした。

「んッ……むぅ……」

 口の中にリョウの舌が入り込み、僕の舌に絡みついてくる。鼻孔からリョウの匂いがいっぱいに入り込んできて、頭の中がお花畑になる。

「ふあぁ……はぁ……」

 長い長いキスのあと、やっと身体を離したが、すぐさまリョウはキスをもう一度してきた。だが、今度は急がず、僕の感触を味わうための、じっくりとした口付けとなった。
 ようやくリョウは唇を離した。しかし、背中に回した手を離そうとはしない。リョウは鼻をくんくんと鳴らしながら僕の体臭をたっぷりと味わっていた。
 リョウの手のひらは僕の胸をまさぐり、僕の指はもう固く反り返っているリョウの肉棒を撫で上げ始める。
 僕の中にリョウは中指を第一関節ぐらいまで簡単に入れてしまった。
 僕は激しく喘ぎながらもリョウにしがみつき、何度もキスをした。

「もう、ガマンできないぜぇ~ッ!」

 リョウに強く抱きしめられて、僕の頰が赤く染まる。

「僕も……リョウのが欲しいッ!」

 リョウはクルッと僕の身体を前後に回すと、そのままヒップに手をかける。

「はふんッ……んッ……」

 ピクッと僕の身体が震える。リョウは右手で僕のお尻を撫で続けながら、そそり立った肉棒を近づけてきた。

「んッ……あぁ……あぁ……」

 リョウは肉棒を僕の中にぶち込もうと先端を当てる。すぐさまニチャッとした粘度の高い液体がからみつく音が聞こえてきた。
 角度が合った瞬間、リョウの肉棒は僕の中にズブリと入っていった。
 僕は左手を壁につけたまま、右手を伸ばし自分の中に入っているリョウの肉棒に触れた。まだ半分くらいも埋まっていない肉棒を指先で撫で上げていく。
 キスのかわりに、リョウは僕の手を握り、腰を動かす。リョウが腰を動かすたびに僕の中は肉棒の侵入を受け入れるかのように広がっていく。

「んッ! ンッ! ふあぁ……いッ……いぃ……すごくいい~♡」
「あぁ、アキラ……最高に締まるぜぇ~♡」
「んッ……くぅ……リョウ……あぁ~♡」

 快感が高まるに連れ、僕の中は柔らかくなり奥へ奥へとリョウは肉棒を進撃させる。ついに根元まで挿入されたが、今度は僕の中が生き物のようにうねり、侵入してきた異物へとねっとりと絡みつく。

「くぅ……さすがはアキラだぜぇ! 思わず昇天しちまいそうだぁ~♡」
「はぁ! はぁ! はぁ! いっぱい……いっぱい入ってるよぉ……中で動いてるぅ~」

 広いシャワールームには2人の喘ぎ声と、接合されている部分が奏でる淫靡な音色が反響した。水音とは明らかに違う、ブチャブチャという、快感を貪りあう音色が。

「んッ……んッ……らめぇ、すぐイッちゃいそう。イッちゃうよぉ……リョウの……おっきいので……イッちゃう~♡」
「はぁはぁ……アキラ……一緒に……イこうぜぇ~♡」
「きて……いっぱい……リョウのが……欲しいのぉ~♡」

 リョウは前かがみになって僕を背中から抱きしめ、強引に突き立てた。背後から入り込んだ棹は、僕の中をめちゃくちゃにつきたて、子宮の奥へとめり込んでいく。

「ふあぁッ! あッ! 奥まできてるぅ~♡」
「くぅ……うッ……神ってるアキラの中でビッグバン起こすぜぇ~♡」
「イッちゃう~、僕の中で宇宙誕生しちゃうよぉ~♡」

 僕はリョウの腕をギュッと握った。
 その瞬間……、

「うあッ……あッ、あッ、あぁぁぁぁッ!!!」

 激しく絶頂の叫びをあげ、身体を大きく仰け反らせた。同時にリョウも頂点に達した。

「くッ……うぅ! うぅ! うぅ~ッ!」

 リョウの肉体から白濁した液体が一気に射出され、僕の奥へと吹き出した。それを受け取った奥の壁が急速に縮まり、肉竿を逃すまいとギュ~ッとしめつける。

「うッ……あッ……あぁ! あぁ~ッ!」

 僕の絶頂は一度では収まらず、リョウの肉棒がビクッと震えて内部に触れるたびに小さく、大きく絶頂を続けた。
 ついには2人とも立っていられなくなり、繋がったまま床にへたり込んでしまった。
 僕は背中で荒く息を繰り返していたが、抜けないように身体を反転させてリョウにしがみつく。リョウは、まるで神を尊ぶように優しく僕を抱きしめてくれたのであった。
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