男の子たちの変態的な日常

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186 変態徴兵

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 平和というものは砂上の楼閣に過ぎず、わずかばかりのキッカケで崩れてしまう脆弱なもの。
 世界は今、いつ世界大戦になってもおかしくない状況にあり、事態は秒読みに入っていると断言する者もいる。
 ついに我が国でも徴兵制が導入され、軍備は強化され続けていた。
 世界最速のステルス戦闘機、超高速小型空母など今や、アメリカや中国にも引けをとらない軍事力を我が国は持つようになった。
 国防庁は国軍省となり、リョウは持ち前のカリスマ性で参謀本部長に親補され、各地をまわって講演し、軍人の本分を説いていた。

「一般人を徴兵しただけではただの民兵。経験を積んだプロの傭兵の敵ではない。しかるべき教育と訓練を施さねばならない。鉄砲の撃ち方を知っていても、それだけでは戦力にならない。兵士たちが皆同じように動かないと、部隊は機能しない」

 他にもリョウは狭義国防の戦略戦術などが軍人の任務であり、統帥に関する決定は政治屋ではなく現場で戦う者が下すべきである、と強く主張した。理論だけではなく、実際に起こる最大危機の可能性を想定し、それを解決できる軍事力を決めるべきだと。
 その一方で、広義国防の産業・経済・交通は政治と密接に関連する分野だから軍人がそれらを口にするのは越権だと言った。軍の政治関与は軍閥を生み、統帥権を拡大解釈して無秩序な戦争につながるからだとリョウは警鐘を鳴らす。

「リョウって、先見の明があるよね。僕、尊敬しちゃったよ♡」
「当たり前のことを言ったまでさ。さあ、俺が教官となったからには、みっちりと教育してやるぜ! 覚悟しな~♡」

 僕は草色の半袖体操服の上に訓練用革製胸当てをつけている。
 リョウと槍術の特訓をしていると、僕がはいている白く短いプリーツスカートの裾が翻り、濃紺のブルマが時々のぞける。リョウ曰く、これが最も動きやすいトレーニングウエアらしい。
 リョウは僕の上手くいった点や良くなった点などを間髪入れずにその場で誉め讃えては優しい口づけを何度もしてくれた。自分ではスパルタだと言っておきながら僕には結局甘々だった。

「ん、んんッ……んむ」

 唾液の混ざり合う音に加えて、甘い吐息が洩れ聞こえてくる。つづけて、リョウは僕の半袖シャツをたくし上げ、胸を愛撫してきた。

「あッ、はぁぁッ、いぃ♡」

 たんねんに愛撫され、乳首がキュッと硬くなる。剥き出しの腹に汗が伝う。

「ああッ、そこは……ふぇぇ♡」

 リョウはもう片方の手で白いプリーツスカートをめくって、ブルマの上から股間をまさぐった。人差し指と中指でじっくりなぞりあげてくる。リョウが何度も指を往復させていると、濃紺の股布がうっすらと湿ってきた。
 しっとり潤ったことを確認したリョウは、2本の指をブルマの上から強引に埋め込んでいく。

「ああんッ、らめぇ!……そ、そんなに乱暴にしないで~♡」

 布越しに、リョウの指が激しく動きまわる。抜き差しを繰り返したかと思うと、今度はえぐるように搔きまわした。執拗な指戯を受けつづけた下半身から、透明な粘り気のある蜜がほとばしり、股布にグッショリと染みができてきた。顔を紅潮させた僕は悩ましげにのけぞって息を吐く。

「んむぅ、……むぅむぅ」

 リョウが指を引き抜いて、僕を押し倒そうとした瞬間、物影から別のうめき声が聞こえた。
 2人で声の方を見ると、縄で縛られて猿ぐつわを嚙まされたカスケが切ない目で僕たちの痴態を見つめている。

「わりい、わりい。カスケのことは、すっかり忘れてたぜぇwww」
「ム~ッ、ム~ッ!」

 カスケが猛烈に抗議するが、声が外に出ないので何を言っているのかさっぱり分からない。ただ、怒っていることだけは間違いない。
 リョウが慌ててカスケの口を解放し、立ち上がらせた。

「も~う、リョウめッ! ぼくだって、久しぶりにアキラとエッチなことしたかったのにぃ~ッ!」
「カスケが横恋慕するからだろ。自業自得だぜwww」

 リョウと言い合いをしているカスケは荒縄で縛られていた。縄は両手を背中で交差させた形で固定されている。また、ヘソの辺りから下にのびた縄は股間に食い込み、尻の割れ目に食い込んでいる。股間の最も敏感な部分にできた結び目が擦れて、とめどなくカスケに刺激を与えていた。

「いいこと思いついたぞ! 3人で一緒にやれば問題解決だぜwww」

 そう言うと、リョウは僕とカスケを重ね合わせて押し倒した。
 はじめのうちこそ、僕たちは楽しげに騒いでいたが、身体が縮まったまま押し合っているうちに、互いに肉体の感触と甘い息づかいを感じ取り、妙な気分になって切なげな吐息を洩らし始める。リョウの下にいる僕とカスケは、お互いの顔や首筋に息をかけ、股間をすり合わせる。
 一番上のリョウは指を僕たちの股間に忍ばせていった。
 粘ついた感触に、リョウは笑みを浮かべる。なおも僕たちを快楽の淵に追い立てようと、接合部に顔を持っていった。
 いやらしい染みの部分に舌先をあてがい、ゆっくりと舐めあげる。

「ねぇ、アキラ♡……してもいい?」

 すがるように、向かいの僕を見つめながらカスケは尋ねる。

「しょうがないなぁ、カスケは♡」

 カスケが首にしなやかな腕を巻きつけ、熱いキスを交わした。濡れた唇を尖らせた舌先でこじ開け、口内に潜らせた舌を僕のそれに絡ませる。僕の唇の端からねっとりと唾液が溢れた。

「う、んむッ」

 くぐもった声をあげながら、僕は熱い想いに応えるように舌を蠢かせる。

「アキラのここ、洪水状態になってるぜ~♡」
「あぁ~ん……言わないでぇ~♡」

 リョウに耳もとで囁かれた僕は恥ずかしさのあまり思わず大きくのけぞる。
 リョウは僕の中に人差し指を押し込んだ。
 根元まで指を挿入したリョウは、そのまま激しく搔きまわした。グチュッグチュッと淫らな音が洩れ、その旋律が秘部を責められている僕の全身を疼かせた。

「ああッ!……はあッ!」

 僕の喘ぎ声が、さらに悩ましげなトーンに変わっていった。
 僕の唇から息苦しいうめきが洩れるとともに、下にいるカスケの唇からも切羽詰まった喘ぎが溢れ出る。
 リョウは右手で、抱き合う僕たちの胸を揉みほぐす。親指と人差し指が僕の右乳首を、小指と薬指でカスケの左乳首をこねまわした。
 リョウは僕の股布を少しずらして、露になった所に肉棒を押し当てる。

「あ、はぁッ! 入ってくるぅ~! はぁぁぁん♡」
「いいなぁ~、ぼくもアキラの中に入れたかったよぉ♡」

 リョウのチンポが、僕の中を静かに押し貫き、ゆっくり挿入されていく。
 下にいるカスケは向かい合う僕の乳首をつかみ、絞りあげては、こねくって自分の乳首と擦れ合わせる。
 真ん中でサンドイッチ状態の僕は、膝を震わせて懸命に踏ん張っている。
 3人とも狂おしいほどの快楽に頭が痺れ、意識が遠のいていく。
 紅潮した顔で、リョウがいちだんと激しく腰を突き入れる。きらめく汗が宙に舞い、愛液がほとばしる。絶え間ない圧迫感が股間を襲い、快感で下半身が麻痺してくる。熱い官能の炎が僕たちの全身を駆け巡った。
 臨界点まで昇りつめた悦楽が解放される。

「ふわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~♡」

 最後のひと突きと痙攣がトドメとなって、貫かれていた僕は激しいオーガズムに包まれたのだった。
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