男の子たちの変態的な日常

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164 変態触手

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 ある日、いつものようにリョウとエッチをしていたら……。

「なんじゃこりゃぁぁッ⁉︎」

 リョウの股間が灼熱を帯び、稲妻のような閃光が弾ける。すると、リョウの巨根がいくつも枝分かれし、意思を持つ無数の触手となった。

「いやはや、驚いたぜ。昔から俺は妙な超能力が使えて、自分でもよく分からない力に目覚めることが多々あったが、今回は今までで一番ぶっ飛んだ能力に目覚めちまっぜwww」

 確かにリョウはたまに変な超能力を発揮することがあった。カスケのチンポの中から這いずり出てきたりとか(第18話参照)、大怪我を負っても一瞬で完治させたりとか(第56話参照)。

「その触手みたいのは自由自在に動かせるの?」

 そう尋ねると、リョウは僕の両腕を股間の触手を使って器用に絡め取った。

「ああ、どうやら俺の意思通りに動くようだ。それじゃあ、この触手を使ってアキラを気持ちよくさせてやるかぁ~♡」

 その瞬間、ガシャーン!!!と、ガラスの割れる音とともに、小汚い不気味な男たちが『良い同性愛者も悪い同性愛者もどちらも殺せ』と書かれたプラカードを持って飛び込んできた。

「ここに同性愛者が住んでいると、貴様の父親から連絡を受けてなぁ。同性愛者の分際で、こんないい家に住みやがって許せんッ! 貴様らのようなゴミは我が国から徹底的に排除してくれるわ~ッ!」
「ついに住所がバレたかッ! ちくしょ~、しつこい親父だぜ! 早く死んでくんねえかな」

 けたたましく叫びながら小汚いオッサン共はこちらに向かって襲いかかってきた。

「アキラ、下がってろッ!」

 リョウは僕を背後にかばった。
 リョウの父親の手先は絶叫しながら、僕とリョウめがけて飛びかかってきた。
 レイシスト集団の男たちはダラダラとヨダレを垂らしながらニヤリと気持ち悪い笑みを浮かべて、何匹も次々とゴキブリのように湧いてくる。

「どいつもこいつも悪臭を放ちやがって! 他人を差別する以外に出来ることがない底辺のオッサン共は早く死んだ方が世の中のためだぜwww」

 その瞬間、リョウの触手の先端が刃物と化し、近寄ってきた男の頭部を両断した。
 リョウは飛ぶように走り、男たちを触手で斬りまくった。一閃、二閃、触手がきらめくたび、男たちは血飛沫をあげて倒れた。

「死にやがれぇぇぇぇッ!!!」

 最後まで残った男が奇声をあげながら僕に迫った。

「あッ!」

 驚いて僕は尻餅をついてしまう。直後に、男がのびあがるように襲いかかってきた。

「きゃぁぁぁぁぁぁッ!!!」
「危ない!」

 リョウは駆け寄りながら狙いたがわず、触手の切っ先を男の身体に突き刺した。
 リョウは男に突き刺さった触手の先端に飛びついて、さらにグリッと捩じり込む。

「グェ~ッ!!!」

 男は断末魔の悲鳴をあげながらよろめく。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」

 リョウがぐっと触手の切っ先を引き抜くと、男の体はグシャリと崩れて床に散った。
 僕は尻餅をついたまま、ブルブルと震えていた。

「アキラ、大丈夫かぁ~ッ⁉︎」

 リョウが僕に駆け寄っていく。

「どこも怪我はないかッ⁉︎ どこか痛いところはッ⁉︎」

 そう言うと、僕を抱きしめてリョウは頰ずりをした。
 一面が血の海で、カーテンや天井にも返り血がかかっている。
 その光景を見て、僕はそのままがっくりと膝を折った。

「ありがとう、リョウ。いつも守ってくれて頼りになるリョウがいてくれたから全然平気だったよ。さすがは僕の自慢の旦那さんだね♡」

 ようやく普段の落ち着きを取り戻した僕はリョウに声をかけた。
 すると、リョウの触手が1本のびてきて僕の足に巻きついた。
 僕の身体がリョウの触手に絡め取られた。何本もの触手が手足の自由を奪う。
 うねる触手群から逃れようともがいた。が、腕を拘束されているので思うように動かせない。やがて触手は胸もとから服の内側に入り込み、身体を締め上げる。

「はん、あッ……。あぁ、なッ、中に……入ってくる~!!!」

 リョウの触手の1本が股間を覆う下着の横から滑り込み、奥の秘部を擦り上げる。

「いッ、いやぁ……らめぇ~ッ!」

 リョウは僕の中に触手を挿入しつつあった。
 股間で蠢動する触手が、下着をずらして横から僕の中に押し入っていく。

「くぅッ……はぁッ」

 僕はのけぞって、身体をこわばらせた。

「……あッ! そんなの入れられたら気持ち良すぎて僕の身体がどうかなっちゃう~ッ!」

 リョウは潤んだ洞穴を深く抉りながら摩擦運動を速めた。欲望の潤滑油が、激しい責めに喘ぐ僕の下半身をきらつかせる。

「はぁん、あ、あッ! ら、らめぇ~ッ! イッ、イタッ、はぁうッ、はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!!」

 僕の中で、触手を前後に動かしていたリョウの腰が痙攣する。

「いい~ッ! もう……イクぅぅぅ~♡」

 僕の意識は大きな白い波に吸いこまれていった。
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