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155 変態BL同人誌〜後編〜
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さらにページを捲っていけば、再び着色されたページに赤黒い先端から何か液体が滲み出している様子が描かれている。
ーーー
『何か出てきた――』
『ガマン汁ってヤツだなぁ。正式名称はカウパー氏腺液。指に取ってどんなものか確かめてごらん♡』
『なんかヌルヌルしてる。糸を引くみたい』
『よし、今度はそれを指につけながら、亀頭を中心に触るんだ』
『き・と・う……って?』
『おちんちんの、この部分を亀頭っていうんだ。セックスについて、もっと勉強していこうなぁ~♡』
ーーー
誌面には次々と臨場感溢れる絵が描かれている。そしてアオイがまだはっきりとは分からない言葉が次々と登場する。
「かうぱーしせんえき、かうぱーしせんえき――」
アオイは知らず知らずに二度ほどそう呟いた。
「おちんちんのここの部分はきとう……、亀頭……」
言葉の意味を深く知り、そして頭の中で反芻すれば、まだまだ知識の乏しいアオイの身体にも変化が湧き起こってくる。それでも注意は誌面に向いたままだ。
ーーー
『とっても気持ちいいぜ。でも手だけじゃ、やっぱり物足りないなぁ。お前のような可愛いヤツに見られて、触られたら、次に俺がどうされたいか分かるか?』
『わ、分かんない……』
『本当かぁ~? ホントは知ってるんだろ?』
『――く、くち……。お口、ですか?』
『その通りだ。いい子だから、その小さな唇で優しく口づけしてごらん。そしてぱくって咥えるんだ。喉の奥深くまでなぁ~♡』
『う、うん……』
ーーー
アオイは興奮のなか、それから先を一気に読みとおした。
膨れ上がったペニスは男の子の唇に愛撫され、さらに色づき膨張する。そして口内に収まるや攻めの男キャラが受けの男キャラの頭を抱えると自ら腰を振り始める。誌面にはクチャクチャ、ニチャニチャといった擬音語が趣向を凝らして踊っている。
男の子の表情が歪む。喉の奥ではこれ以上ないくらいにペニスはエネルギーを浴び熱くなっている。
そして攻めの男が喜悦の雄叫びを上げた瞬間、咄嗟にペニスが引き抜かれるや、その先端からは弾丸となった精液が受けの男の子の顔面めがけて噴射するのだった。
その後、男の子は洗面所へと駆け込んでいく。手洗い場の鏡を見れば白く濁った液体が付着した顔がある。
男の子はしばらくの間、その顔をじっと見つめる。そしてバシャバシャと顔を洗い流す。それからもよおしてしまったのか、そのままトイレに入って用を足す。便器は昔ながらの和式だ。
と、その時だった。掛けたはずの鍵が外から開けられると男が中へ入ってきたのだ。驚きながらも途中で放尿を止めることは出来ない。そして男は言う。
『今度はお前の番だぜ。し終わるまで見ててやるからなぁ。終わったら汚れたところを舌と指を使って綺麗にしてやる。それがすんだら、今度はお前が思いっきり気持ちよくなる番だ。この舌と指でなぁ~♡』
男が便器の中を覗き込みながら、舌先を長く伸ばしニタリと笑った。そしてラストに『To Be Continued』と書かれて終わっていた。どうやら続きがあるようだ。
アオイは興奮覚めやらぬ面持ちでページを閉じた。
「へぇ~、同人誌で続きモノとは驚いたなぁ。相当売れるんだろうね」
「続編があるなら、何としても読みた~い♡」
アオイがそう呟きながら同人誌を鞄に仕舞っていると、カスケは驚いた表情で言った。
「アオイくん、この所でオモラシしちゃったの⁉︎」
「おもらし?」
アオイは何を言っているのか分からないといった表情を浮かべる。そんなアオイの下半身をカスケは指差した。
「アオイくんのココ、濡れちゃってるよ~♡」
そう言われてアオイは下半身に意識を向ける。ようやくアオイは自分の下半身が大洪水状態だと気がついた。
ーーー
お漏らししたアオイを連れて、すぐさまカスケは自分の屋敷に帰ってきた。
アオイのパンツを替えてあげると、カスケは自分の書棚へと案内する。そこには大量のBL本がずらりと並んでいた。
「BLは男の子にとって性教育に必要不可欠な教材だよ♡ 男の子はBLは通して大人の男に成長していくのさ」
「ふ~ん……なんか、ちょっと興奮してきちゃった♡」
アオイはポツリと言った。
「ぼくも……だよ♡」
カスケも同じように答えた。
しばらく言葉はなかった。2人は互いを意識し合い、身体が火照っていた。
やがて2人はどちらからともなく抱き合い、唇を重ねていく。
アオイは身を委ねるように自ら舌を差し入れてねっとりと吸いたてる。
喘ぎを吸い取るように口づけを交わしつつ、カスケは器用にアオイの服を脱がしていった。アオイの肉体を軽々と体の上に乗せて、カスケはアオイの裸身を愛撫する。張り詰めたアオイの乳首をカスケは口いっぱいに咥え込む。強く吸いたて、舌先で転がすようにして舐めしゃぶった。
「あ、んッ……も~う、赤ちゃんみたい♡」
と言いながらも、アオイは感じやすい乳首をカスケの自由にさせる。吸われるまま、自ら乳首をカスケの口もとへ押し付ける。アオイはいつか自分に赤ちゃんがデキたら、こんな風に抱いてあげたいと思いながらカスケの頭をそっと抱きしめた。
カスケは乳首を何度も滑るように舐めあげ、腋の下まで舌を差しのべる。
カスケの手が下着の奥へ潜り込む。すっかり熱を孕んだ股間をそっと撫でられると、たちまち大量の蜜が滲み出してきた。
「あ、あああ……あぁんッ……あんッ!」
アオイは恥じらいと昂りにクラクラしてきた。右手でカスケの股間を優しく撫でさすった。鉄の棒のように硬く勃起したそれは、熱く脈動している。引き下げた下着の下から、隆々と勃起した男根が跳ねるように飛び出した。
「同人誌で見たのと一緒だ……こんなに硬くなって……熱くて、ドキドキしてる♡」
アオイの手の中でビクビクと跳ねる男根は爆発的に膨らんでいた。精力が全身に漲り、もう溜まりにたまっている様子だ。
顔を上気させたアオイは猛りきったカスケの肉棒を慈愛あふれる手つきで撫でまわす。
アオイはうっとりとした表情でビクンビクンと脈打つカスケの肉棒へ頰ずりをした。
今にも破裂しそうな亀頭に口づけをし、顔を左右に傾けながら鋭くひろがったエラの裏を丹念に舌先で舐めまわす。そして、熱い吐息を洩らしつつ、ゆっくりと咥えこみ、吸いしゃぶっていく。指は血管の浮きあがった肉棒をあやすようにしごきたてる。
「くぅう~……いいねぇ……溶けちゃいそうだ」
「うぅん……ふうんッ、ンぅう~ん、うンッ、うンッ……」
カスケの言葉に鼓舞され、アオイのフェラ奉仕はますます熱っぽさを増していった。酔い痴れたように瞳を閉じて、巨大な肉棒を口いっぱいに呑み込む。灼けるように熱い太胴に舌を絡め、すぼめた唇で吸いついていった。
口いっぱいの肉棒をたっぷりとしゃぶりまわしたアオイは、それをいったん口から吐きだした。唾液にまみれた男根を愛しげに捧げ待ち、差しのべた舌腹で、弓なりに反った裏筋を根元から先端にかけて何度も舐めあげていく。手は亀頭のくびれを擦り、陰嚢を優しく愛撫する。
ほぅッ……と息をつく顔は上気し、得も言えぬ陶酔に染まっている。再び、太幹を口いっぱいに頰ばり、情熱的な口唇愛撫に没頭していく。
「く……うぅッ……くぅうう……」
唇や舌の動きに合わせてゆっくりとカスケの腰が揺れ、アオイの耳やうなじを撫でた。あまりの心地よさに、カスケはアオイの髪を押さえて腰を突きあげた。アオイの唇を蹂躙するように、カスケの男根が抜き差しされる。
喉の奥を剛棒で突かれたアオイは、うめきを洩らしながらも、いじらしく吸い付いた。
「アオイくん……も、もう……」
我慢する間もなく、温かい口腔の中で弾けるように精が放たれた。
「んぅううう~ッ!!!」
喉の奥に注ぎ込まれた熱く大量の精液を、アオイは必死に嚥下する。射精は勢いが衰えることなくつづき、白濁の粘液がアオイの口の中で弾けた。
「はあッ、はあッ……あぁ、熱いのが、こんなにいっぱい……あん♡」
激しく喘ぎながら、アオイはベットリと滴る精液を指先ですくい取り、蕩けきった表情で舐め取っていく。
「あぁ、まだこんなになってる……もっとしてあげるね♡」
アオイは亀頭へ口づけし、舌を使ってねっとりとしゃぶりまわす。愛情のこもった口唇愛撫に男根はなおも猛りたち、亀頭のエラを雄々しくひろげた。
「あぁん……口の中でまだ大きくなる♡」
「アオイくんの口が気持ち良すぎるからねぇ♡」
カスケは力強い腕でアオイの身体を自分の上に逆さまに乗せあげ、剥き出しにしたお尻を撫でまわす。
「あぁ……ふぅうん……はふう……」
アオイは心地よさげに喘ぎながら、フェラチオを再開する。
カスケは指をアナルに差し入れ、リズミカルに搔きまわした。
「くぅう~ん……あむ……むぅうう~ッ……」
アオイのお尻がピクンと跳ね上がった。腰が大きくうねり、喉の奥から断続的に甘ったるいうめきが絞り出される。
「う……ぅむ~……んぅううう~んッ!」
腰が熱く溶けていくのを感じながら、アオイはなおも口唇愛撫に没頭した。
紅潮したアオイのしなやかな裸身が、何かの予兆のように激しくわなないた。
「ふぅうん……あぁ、もうイッちゃいそう♡」
昂りに瞳を潤ませ、耐えきれないような喘ぎ声を洩らす。
「あぁ、いいよ……ぼくもアオイくんの中でイキたい♡」
カスケは軽々とアオイを抱えあげ、腰の上に跨らせた。
「あぁ……恥ずかしい♡」
息を弾ませたアオイはそそり立った男根に手を添え、優しく撫でまわす。羞恥の表情とは裏腹に、タラタラと熱いものが滴ってくる。
カスケの熱く硬い感触を感じると、悦びと安堵感に喉を絞り、うっとりと瞼を閉じる。
「くうぅ……あぁんッ! カスケさんので……ボクの中、いっぱい……あぁあああああ~ッ!」
愛しいカスケのモノを胎内深く受け入れたアオイはガクガクと総身を震わせ、舌足らずな泣き声で悦びを伝えた。長大なモノを根元まで咥え込んだアオイは、もうそれだけで感極まったように上体をカスケに預け、はぁはぁ……と息を蕩けさせる。
顔を物憂げにもたげ、甘い息を洩らす唇を重ねる。
「嬉しい……ボクの中で、ドキドキして、まだ大きくなってる……はうう」
なおも力を漲らせる男根の逞しさに恍惚となり、狂おしい喘ぎ声を洩らす。
「アオイくんの中も、熱くてヌルヌルで……最高だよ♡」
カスケは、ゆっくりと腰を動かした。
「あッ、あぁ……熱くて、すごく硬いの……はぅうんッ!」
深々と子宮を突きあげられて、アオイは甲高い声をあげて背筋をしならせた。
「あんッ……そんなに、激しくしちゃ……あんッ、あんッ、あぁんッ……ボク、イッちゃうぅ!!!」
つづけざまに声を噴きあげながら腰を「の」の字に回し、収縮する子宮の狭口を亀頭の先で自らぐりぐりとこねる。
子宮口はもう熱しきってどろどろに溶けていた。男根を突きあげられるたびに、ズン、ズンと快感が衝撃となって脳天まで駆け抜けた。
「イッていいよ! 何度でもイカせてあげるからねぇ~♡」
「あぁん……らめぇ~、ボクの中で、もっとカスケさんを感じてたいのッ!」
アオイは腰を揺さぶりながら咥え込んだカスケの肉棒をキリキリと食いしめる。
「あぁッ!……」
アオイは叫びながら、力の入らなくなった身体を伏せてカスケの胸板にすがりついた。
「あぁ……アオイくんから良い匂いがする♡」
アオイの髪に鼻先を突っ込むようにして、カスケは匂いを嗅ぐ。
心臓の鼓動が、触れ合った肌から直に伝わってくる。こうやって睦み合うことが、これほど心安らぐものとは……。優しい気分の中、カスケの腕に抱かれたアオイはもっと可愛がられたくなったようだ。
アオイの頭を撫でながら、カスケは逞しい律動で、すがりついたアオイの子宮をゴツゴツと突きあげる。豪然と出入りする肉棒は溢れる愛液でまみれ、結合部からぬぷッ、ぬぷッ……と、淫靡な濡れ音が響いた。
「ああぁンッ……か、身体が溶けちゃう……あぅううう~♡」
カスケの腕に上体を支えられたアオイは、立て続けに襲ってくる快感の波に汗まみれの裸身を大きく反りかえらせた。
カスケは射精をこらえて腰を捻り、逆に激しいラッシュを叩き込む。
「ふわぁんッ……ふあッ……ボク、イク、イッちゃう!!!」
絶頂へ駆け昇っていくアオイは汗びっしょりになりながらカスケの上でのたうった。
「お願い……きて、ボクの中に……いっぱい出してぇッ!」
感極まった瞬間、アオイはカスケの肩に嚙みつき、総身を痙攣させた。裸身が弾かれたようにグンッと反りかえる。
「くふぅう~……イ、イクッ!!!」
「おおッ! いくよ、アオイくんッ!!!」
絶頂を告げるアオイの声に応えて、カスケは男根を深く突き入れた。腰をわななかせ、愛液を浴びせかける子宮めがけて精を弾き込む。
「ひぃッ! ひぁああッ……出てるぅ、熱いのがいっぱい出てるよぉ……お腹が、灼けちゃうぅッ……ふわぁああああああ~んッ!」
灼熱の奔流を子宮の奥まで注ぎ込まれるのを感じたアオイは、めくるめく絶頂へと昇り詰めていくのであった。
ーーー
『何か出てきた――』
『ガマン汁ってヤツだなぁ。正式名称はカウパー氏腺液。指に取ってどんなものか確かめてごらん♡』
『なんかヌルヌルしてる。糸を引くみたい』
『よし、今度はそれを指につけながら、亀頭を中心に触るんだ』
『き・と・う……って?』
『おちんちんの、この部分を亀頭っていうんだ。セックスについて、もっと勉強していこうなぁ~♡』
ーーー
誌面には次々と臨場感溢れる絵が描かれている。そしてアオイがまだはっきりとは分からない言葉が次々と登場する。
「かうぱーしせんえき、かうぱーしせんえき――」
アオイは知らず知らずに二度ほどそう呟いた。
「おちんちんのここの部分はきとう……、亀頭……」
言葉の意味を深く知り、そして頭の中で反芻すれば、まだまだ知識の乏しいアオイの身体にも変化が湧き起こってくる。それでも注意は誌面に向いたままだ。
ーーー
『とっても気持ちいいぜ。でも手だけじゃ、やっぱり物足りないなぁ。お前のような可愛いヤツに見られて、触られたら、次に俺がどうされたいか分かるか?』
『わ、分かんない……』
『本当かぁ~? ホントは知ってるんだろ?』
『――く、くち……。お口、ですか?』
『その通りだ。いい子だから、その小さな唇で優しく口づけしてごらん。そしてぱくって咥えるんだ。喉の奥深くまでなぁ~♡』
『う、うん……』
ーーー
アオイは興奮のなか、それから先を一気に読みとおした。
膨れ上がったペニスは男の子の唇に愛撫され、さらに色づき膨張する。そして口内に収まるや攻めの男キャラが受けの男キャラの頭を抱えると自ら腰を振り始める。誌面にはクチャクチャ、ニチャニチャといった擬音語が趣向を凝らして踊っている。
男の子の表情が歪む。喉の奥ではこれ以上ないくらいにペニスはエネルギーを浴び熱くなっている。
そして攻めの男が喜悦の雄叫びを上げた瞬間、咄嗟にペニスが引き抜かれるや、その先端からは弾丸となった精液が受けの男の子の顔面めがけて噴射するのだった。
その後、男の子は洗面所へと駆け込んでいく。手洗い場の鏡を見れば白く濁った液体が付着した顔がある。
男の子はしばらくの間、その顔をじっと見つめる。そしてバシャバシャと顔を洗い流す。それからもよおしてしまったのか、そのままトイレに入って用を足す。便器は昔ながらの和式だ。
と、その時だった。掛けたはずの鍵が外から開けられると男が中へ入ってきたのだ。驚きながらも途中で放尿を止めることは出来ない。そして男は言う。
『今度はお前の番だぜ。し終わるまで見ててやるからなぁ。終わったら汚れたところを舌と指を使って綺麗にしてやる。それがすんだら、今度はお前が思いっきり気持ちよくなる番だ。この舌と指でなぁ~♡』
男が便器の中を覗き込みながら、舌先を長く伸ばしニタリと笑った。そしてラストに『To Be Continued』と書かれて終わっていた。どうやら続きがあるようだ。
アオイは興奮覚めやらぬ面持ちでページを閉じた。
「へぇ~、同人誌で続きモノとは驚いたなぁ。相当売れるんだろうね」
「続編があるなら、何としても読みた~い♡」
アオイがそう呟きながら同人誌を鞄に仕舞っていると、カスケは驚いた表情で言った。
「アオイくん、この所でオモラシしちゃったの⁉︎」
「おもらし?」
アオイは何を言っているのか分からないといった表情を浮かべる。そんなアオイの下半身をカスケは指差した。
「アオイくんのココ、濡れちゃってるよ~♡」
そう言われてアオイは下半身に意識を向ける。ようやくアオイは自分の下半身が大洪水状態だと気がついた。
ーーー
お漏らししたアオイを連れて、すぐさまカスケは自分の屋敷に帰ってきた。
アオイのパンツを替えてあげると、カスケは自分の書棚へと案内する。そこには大量のBL本がずらりと並んでいた。
「BLは男の子にとって性教育に必要不可欠な教材だよ♡ 男の子はBLは通して大人の男に成長していくのさ」
「ふ~ん……なんか、ちょっと興奮してきちゃった♡」
アオイはポツリと言った。
「ぼくも……だよ♡」
カスケも同じように答えた。
しばらく言葉はなかった。2人は互いを意識し合い、身体が火照っていた。
やがて2人はどちらからともなく抱き合い、唇を重ねていく。
アオイは身を委ねるように自ら舌を差し入れてねっとりと吸いたてる。
喘ぎを吸い取るように口づけを交わしつつ、カスケは器用にアオイの服を脱がしていった。アオイの肉体を軽々と体の上に乗せて、カスケはアオイの裸身を愛撫する。張り詰めたアオイの乳首をカスケは口いっぱいに咥え込む。強く吸いたて、舌先で転がすようにして舐めしゃぶった。
「あ、んッ……も~う、赤ちゃんみたい♡」
と言いながらも、アオイは感じやすい乳首をカスケの自由にさせる。吸われるまま、自ら乳首をカスケの口もとへ押し付ける。アオイはいつか自分に赤ちゃんがデキたら、こんな風に抱いてあげたいと思いながらカスケの頭をそっと抱きしめた。
カスケは乳首を何度も滑るように舐めあげ、腋の下まで舌を差しのべる。
カスケの手が下着の奥へ潜り込む。すっかり熱を孕んだ股間をそっと撫でられると、たちまち大量の蜜が滲み出してきた。
「あ、あああ……あぁんッ……あんッ!」
アオイは恥じらいと昂りにクラクラしてきた。右手でカスケの股間を優しく撫でさすった。鉄の棒のように硬く勃起したそれは、熱く脈動している。引き下げた下着の下から、隆々と勃起した男根が跳ねるように飛び出した。
「同人誌で見たのと一緒だ……こんなに硬くなって……熱くて、ドキドキしてる♡」
アオイの手の中でビクビクと跳ねる男根は爆発的に膨らんでいた。精力が全身に漲り、もう溜まりにたまっている様子だ。
顔を上気させたアオイは猛りきったカスケの肉棒を慈愛あふれる手つきで撫でまわす。
アオイはうっとりとした表情でビクンビクンと脈打つカスケの肉棒へ頰ずりをした。
今にも破裂しそうな亀頭に口づけをし、顔を左右に傾けながら鋭くひろがったエラの裏を丹念に舌先で舐めまわす。そして、熱い吐息を洩らしつつ、ゆっくりと咥えこみ、吸いしゃぶっていく。指は血管の浮きあがった肉棒をあやすようにしごきたてる。
「くぅう~……いいねぇ……溶けちゃいそうだ」
「うぅん……ふうんッ、ンぅう~ん、うンッ、うンッ……」
カスケの言葉に鼓舞され、アオイのフェラ奉仕はますます熱っぽさを増していった。酔い痴れたように瞳を閉じて、巨大な肉棒を口いっぱいに呑み込む。灼けるように熱い太胴に舌を絡め、すぼめた唇で吸いついていった。
口いっぱいの肉棒をたっぷりとしゃぶりまわしたアオイは、それをいったん口から吐きだした。唾液にまみれた男根を愛しげに捧げ待ち、差しのべた舌腹で、弓なりに反った裏筋を根元から先端にかけて何度も舐めあげていく。手は亀頭のくびれを擦り、陰嚢を優しく愛撫する。
ほぅッ……と息をつく顔は上気し、得も言えぬ陶酔に染まっている。再び、太幹を口いっぱいに頰ばり、情熱的な口唇愛撫に没頭していく。
「く……うぅッ……くぅうう……」
唇や舌の動きに合わせてゆっくりとカスケの腰が揺れ、アオイの耳やうなじを撫でた。あまりの心地よさに、カスケはアオイの髪を押さえて腰を突きあげた。アオイの唇を蹂躙するように、カスケの男根が抜き差しされる。
喉の奥を剛棒で突かれたアオイは、うめきを洩らしながらも、いじらしく吸い付いた。
「アオイくん……も、もう……」
我慢する間もなく、温かい口腔の中で弾けるように精が放たれた。
「んぅううう~ッ!!!」
喉の奥に注ぎ込まれた熱く大量の精液を、アオイは必死に嚥下する。射精は勢いが衰えることなくつづき、白濁の粘液がアオイの口の中で弾けた。
「はあッ、はあッ……あぁ、熱いのが、こんなにいっぱい……あん♡」
激しく喘ぎながら、アオイはベットリと滴る精液を指先ですくい取り、蕩けきった表情で舐め取っていく。
「あぁ、まだこんなになってる……もっとしてあげるね♡」
アオイは亀頭へ口づけし、舌を使ってねっとりとしゃぶりまわす。愛情のこもった口唇愛撫に男根はなおも猛りたち、亀頭のエラを雄々しくひろげた。
「あぁん……口の中でまだ大きくなる♡」
「アオイくんの口が気持ち良すぎるからねぇ♡」
カスケは力強い腕でアオイの身体を自分の上に逆さまに乗せあげ、剥き出しにしたお尻を撫でまわす。
「あぁ……ふぅうん……はふう……」
アオイは心地よさげに喘ぎながら、フェラチオを再開する。
カスケは指をアナルに差し入れ、リズミカルに搔きまわした。
「くぅう~ん……あむ……むぅうう~ッ……」
アオイのお尻がピクンと跳ね上がった。腰が大きくうねり、喉の奥から断続的に甘ったるいうめきが絞り出される。
「う……ぅむ~……んぅううう~んッ!」
腰が熱く溶けていくのを感じながら、アオイはなおも口唇愛撫に没頭した。
紅潮したアオイのしなやかな裸身が、何かの予兆のように激しくわなないた。
「ふぅうん……あぁ、もうイッちゃいそう♡」
昂りに瞳を潤ませ、耐えきれないような喘ぎ声を洩らす。
「あぁ、いいよ……ぼくもアオイくんの中でイキたい♡」
カスケは軽々とアオイを抱えあげ、腰の上に跨らせた。
「あぁ……恥ずかしい♡」
息を弾ませたアオイはそそり立った男根に手を添え、優しく撫でまわす。羞恥の表情とは裏腹に、タラタラと熱いものが滴ってくる。
カスケの熱く硬い感触を感じると、悦びと安堵感に喉を絞り、うっとりと瞼を閉じる。
「くうぅ……あぁんッ! カスケさんので……ボクの中、いっぱい……あぁあああああ~ッ!」
愛しいカスケのモノを胎内深く受け入れたアオイはガクガクと総身を震わせ、舌足らずな泣き声で悦びを伝えた。長大なモノを根元まで咥え込んだアオイは、もうそれだけで感極まったように上体をカスケに預け、はぁはぁ……と息を蕩けさせる。
顔を物憂げにもたげ、甘い息を洩らす唇を重ねる。
「嬉しい……ボクの中で、ドキドキして、まだ大きくなってる……はうう」
なおも力を漲らせる男根の逞しさに恍惚となり、狂おしい喘ぎ声を洩らす。
「アオイくんの中も、熱くてヌルヌルで……最高だよ♡」
カスケは、ゆっくりと腰を動かした。
「あッ、あぁ……熱くて、すごく硬いの……はぅうんッ!」
深々と子宮を突きあげられて、アオイは甲高い声をあげて背筋をしならせた。
「あんッ……そんなに、激しくしちゃ……あんッ、あんッ、あぁんッ……ボク、イッちゃうぅ!!!」
つづけざまに声を噴きあげながら腰を「の」の字に回し、収縮する子宮の狭口を亀頭の先で自らぐりぐりとこねる。
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「イッていいよ! 何度でもイカせてあげるからねぇ~♡」
「あぁん……らめぇ~、ボクの中で、もっとカスケさんを感じてたいのッ!」
アオイは腰を揺さぶりながら咥え込んだカスケの肉棒をキリキリと食いしめる。
「あぁッ!……」
アオイは叫びながら、力の入らなくなった身体を伏せてカスケの胸板にすがりついた。
「あぁ……アオイくんから良い匂いがする♡」
アオイの髪に鼻先を突っ込むようにして、カスケは匂いを嗅ぐ。
心臓の鼓動が、触れ合った肌から直に伝わってくる。こうやって睦み合うことが、これほど心安らぐものとは……。優しい気分の中、カスケの腕に抱かれたアオイはもっと可愛がられたくなったようだ。
アオイの頭を撫でながら、カスケは逞しい律動で、すがりついたアオイの子宮をゴツゴツと突きあげる。豪然と出入りする肉棒は溢れる愛液でまみれ、結合部からぬぷッ、ぬぷッ……と、淫靡な濡れ音が響いた。
「ああぁンッ……か、身体が溶けちゃう……あぅううう~♡」
カスケの腕に上体を支えられたアオイは、立て続けに襲ってくる快感の波に汗まみれの裸身を大きく反りかえらせた。
カスケは射精をこらえて腰を捻り、逆に激しいラッシュを叩き込む。
「ふわぁんッ……ふあッ……ボク、イク、イッちゃう!!!」
絶頂へ駆け昇っていくアオイは汗びっしょりになりながらカスケの上でのたうった。
「お願い……きて、ボクの中に……いっぱい出してぇッ!」
感極まった瞬間、アオイはカスケの肩に嚙みつき、総身を痙攣させた。裸身が弾かれたようにグンッと反りかえる。
「くふぅう~……イ、イクッ!!!」
「おおッ! いくよ、アオイくんッ!!!」
絶頂を告げるアオイの声に応えて、カスケは男根を深く突き入れた。腰をわななかせ、愛液を浴びせかける子宮めがけて精を弾き込む。
「ひぃッ! ひぁああッ……出てるぅ、熱いのがいっぱい出てるよぉ……お腹が、灼けちゃうぅッ……ふわぁああああああ~んッ!」
灼熱の奔流を子宮の奥まで注ぎ込まれるのを感じたアオイは、めくるめく絶頂へと昇り詰めていくのであった。
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