男の子たちの変態的な日常

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151 変態初エッチ〜後編〜

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「アオイ、ちょっとだけ、胸を浮かせてごらん♡」

 空いた胸と胸の隙間に手を入れて、カスケは自分の胸にローションを撫でつけた。ミントの香りが付けてあり、清涼な香りが周囲に漂う。

「あんッ! 何これ?……ぬるぬる♡」
「自分の胸で、ぬるぬるを伸ばすみたいにこすってみて」

 アオイの顔に浮かんでいた違和感が消え、たちまちとろけるような笑みに変わった。動きがぎこちなかったのも一瞬だけで、すぐになめらかな上下運動に変わる。

「ああんッ! ぬるぬるして、フワフワして、んはッ、くすッ、くすぐったい♡」

 切れぎれの言葉を発しつつ、アオイの動きは次第にピストン運動のそれに近くなっていった。

「ほら、背中にも塗ってあげよう。全身がぬるぬるに包まれて、気持ちいいよぉ~♡」

 冷たさで驚かせないよう、カスケはお椀にした自分の手に垂らしてから、アオイの背中に当てて撫で広げた。小さな背中とお尻ではそれだけの量で充分だった。

「お兄ちゃん……脇腹くすぐったい♡」

 カスケは脇腹に添えた手で、アオイの上下運動を手伝った。上下の振幅は大きくなり、アオイが下に行ったとき、股間同士が触れ合うようになった。

「あん、お兄ちゃんのアレがボクのアソコに当たってる♡」
「大丈夫、まだ当たってるだけだから♡」

 カスケは性器が触れる時間を次第に長くしていった。
 体温で粘度の低くなったローションは、2人の下腹部にまで届いていた。

「アオイくん、手を貸してごらん♡」

 アオイを見つめたまま、カスケはアオイの手を取った。小さな手は熱く、ローションにまみれていた。そのまま自分の下腹部に導く。
 アオイはカスケを見つめつつ、小さな手で濡れたペニスを握った。

「アオイくん、ゆっくり身体を下に滑らせて。脚を広げて、ぼくの先っぽとくっつけるんだ」
「うん」

 アオイは器用に身体を滑らせ、下がっていった。軽い身体はぬるぬるでさらに摩擦を失い、くすぐったさと紙一重の官能をカスケの胸と腹に伝えていく。

「んんッ……お兄ちゃん、先っぽが当たった」
「アオイくん、脚はそんなに無理に広げなくていい。もっと全身から力を抜いて」

 カスケは指示しながら、そっと下に手を伸ばし、ペニスの軸を握る。残る手でアオイの背中を軽く押さえ、下に力を向けた。

「いい? 挿れていくよ……」

 全身の神経を手とペニスに集中し、濡れた亀頭の先を左右に揺らしながら、アオイのアナルをほじくる。

「んん、お兄ちゃん、気持ちいいけど、優しくして。ちょっとだけ、怖い……」

 恐怖から目を逸らすように、アオイは目を閉じ、眉根を寄せた。

「ボクね、見たことあるんだ。リョウパパとアキラパパがエッチしてるとこ」

 この状況でアオイはふと目を開け、話し始めた。

「初めてエッチなことしてるのを見て、最初、リョウパパがアキラパパをいじめてるのかと思った。でも2人とも裸だったし、なんか言葉をかけられない雰囲気だった。それでボクは怖くなって、そのまま自分の部屋に戻ったんだ」
「どうして今そんな話を?」
「べつに……今ボク、リョウパパとアキラパパと同じことしてると思っただけ♡」

 大人へのステップを大きく昇ることを、アオイなりに認識していたのだ。
 抱いている小さな身体を、ごくわずかに下げた。「あううッ……」とアオイは現実の感覚に立ち返った。
 亀頭が完全に入り、抜け去る心配がなくなったので、カスケは両手でアオイの背中を抱いた。
 充血したペニスに渾身の力を込め、対照的にアオイを抱く両手には細心の注意を払いながら、徐々に下向きに力を入れていった。

「痛くなったら、言うんだよ」
「わ、分かったよ。まだ、大丈夫だから……」

 アオイの声と身体は微細に震えていた。怖れのせいか、初めて受ける官能のせいかは分からないが、カスケが見たところ激痛をこらえている様子ではなかった。

「んんんッ⁉︎……ああッ、らめぇ!!!」

 アオイは突然、高く短い悲鳴をあげた。寄せた眉の片方だけがヒクヒクと震えている。

「……アオイくん、痛い? 引き返そうか?」

 強く目を閉じたままアオイはしばらく答えなかった。

「……大丈夫だから。すっごく痛かったけど。一瞬だったから良かったよ♡」

 勃起したペニスを半分ほど受け入れたまま、アオイは口を開いた。

「まだ半分ぐらいしか入ってないけど、このまま挿れても大丈夫?」
「へ……平気。あんまり我慢できなくなったら、言うから……」

 カスケはアオイをヒシと抱きしめた。小さな背中に熱く汗が浮かんでいた。

「じゃあ、挿れていくよ……」

 アオイの身体全体を下げるのではなく、カスケが腰を微妙に動かし、挿入を再開した。その方がデリケートな動きができる。

「ああ……あ、あああッ! 太いモノが、身体に、入ってくるぅ~ッ!」
「アオイくん、力を抜いて」
「ちょっと、無理かも……」

 平泳ぎのように開いたアオイの太腿には、渾身の無駄な力が入り、その震えはカスケの下半身にも伝わっていた。
 やがて、アオイの股間とカスケの股間は、びたっと触れ合った。完全挿入を遂げたのだ。

「ぼくのがアオイくんの中に、すっかり入ったよ♡」

 アオイは浅く荒い息をハアハアと繰り返して、すぐには返事をしなかった。この体勢では、アオイが上を向かない限り、頭頂部しか見えない。カスケの腹と胸の境に、愛でるように横顔をスリスリとこすってから、アオイは顔を上げた。

「あは、ボク、パパたちと、おんなじこと、してるんだ♡」
「そうだね。アオイくんは今、大人の階段を上ったんだよ♡」
「初体験って、もっと痛くて悲惨なものだと思ってたよ。初めての相手が、お兄ちゃんで良かった♡」

 苦痛に耐えつつ、同時に、幼い顔には無上の歓びが浮かんでいた。
 その顔にふと疑問が浮かぶ。

「でも、これで終わりじゃないんだよね? お兄ちゃん、まだ出してないもの。あの、えっと……せいえき?」
「そうだね。でも、ちゃんと耐えられるかな?」

 アオイの熱い身体を、カスケはあらためて抱きしめた。

「あっという間に出るような方法って、ないの?」
「このまま、ぼくが腰だけを使って、細かい動きをすれば、わりとすぐに出ると思うよ♡」
「じゃあ、そうして」
「我慢できなくなったら、言うんだよ」
「うん、大丈夫。さあ、早くぅ~♡」

 痛みや怖れから逃れるためだけに、アオイは焦っているわけではないようだ。官能の高みに昇るという、小さくはない期待に圧倒されてもいるのだ。
 カスケはアオイの身体の幼さに、ふと大人の良識と分別が頭をもたげた。だがもはや、そんな禁忌感さえも、官能を彩るスパイスにすぎなくなっていた。
 アオイのお腹がローションにまみれて熱くカスケの腹に密着している。

「んああッ! お兄ちゃんのが、ボクの中で、ふくッ……膨らんでる! 反り返ってる!」
「アオイくん、動かすよ~♡」

 カスケは腰だけを短いサイクルでクイクイと動かす。

「ああッ! はああッ! ビリッ、ビリビリきちゃう!!!」

 泣き出しそうな声だったが、やめてくれとは言わない。

「痛くない?」
「分かん……ない。んあッ、頭のてっぺんまで痺れちゃって♡」

 激しく細かい突きで声を途切れさせながら、アオイは高い声をあげる。

「アオイくん、最高に気持ちいいよぉ~♡」

 ピストン運動は振動に近い速さと激しさになっていた。カスケも全身に無駄な力が入り、腹筋は割れ、そろえた足先までピンと張っていた。

「お兄ちゃんッ! らめぇ、ボク、溶けちゃうッ! 身体が飛んじゃうッ!」

 号泣のさなかに言い分を主張するような声音で、アオイが悲鳴をあげる。カスケの耳が痺れるような音量だ。
 広げた指で、アオイはカスケの胸を鷲づかみにしようとしていた。自分の身体が自分の意思で動くことを確認しようとしたのかもしれない。しかしローションのヌメリで、アオイの指はカスケの胸を虚しく掻くばかり。
 数分とたたないうちに、カスケの頭は真っ白になった。

「アオイくんッ! 出る、出るよぉ~ッ!」

 うびゅッ、うびゅびゅッ、んびゅびゅびゅッ!
 抱きしめたまま、カスケはアオイの中に思いの丈を解き放った。射精を敏感に感じ取ったアオイは正面に向けて顔をのけぞらせた。

「ひあああッ! あつッ、熱いのが来てるぅぅ!」

 頰を赤く火照らせ、アオイが悲痛な声をあげる。開いた口の中で舌が妙な格好にめくれ上がっているのが見えた。
 すべてを出しきってからも、荒い息を弾ませながら2人は重なったままでいた。

「……アオイくん、痛かったかい?」
「ううん。ただ、身体の中に、ボクのものじゃないモノが入ってる感じが、すごくしてて」
「ゆっくり、抜いてくよ♡」
「あん、待って。繋がってるとこ、見たい♡」

 アオイの声はすぐに平静に戻り、意外にも上半身を起こしてきた。

「わぁ……本当に繋がってるんだ♡」

 カスケも首をもたげて結合箇所を見る。少量だが血液が滲んでいた。

「ごめん、血が出てるね。本当は相当痛かったんじゃない?」
「平気だよ。怪我したわけじゃないもん。それより、これすごいね。お兄ちゃんの長いアレ、ボクの中にすっぽり入ってる♡」

 破瓜の血を見ても、特にショックを受けた様子はなかった。

「そうだね。アオイの身体のずっと奥まで、ぼくのが突き刺さってるんだ。そこで、ぼくの精液が溢れてるんだよ」
「ふうん……じゃあ、そのうち、ここに赤ちゃんができちゃうかも♡」

 アオイはうっとりとした表情で言い、すりすりとお腹を撫でた。

「ねえねえ、お兄ちゃん♡ ボクのこと、好き?」
「うん! 大大大好きさ、アオイくん♡」
「じゃあ、ちゃんと責任とってね♡」
「……ああ♡」

 結合部を刺激しないように、ゆっくりとアオイは身体を倒すと、2人は唇を重ね合いながら永遠の愛を誓うのだった。
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