男の子たちの変態的な日常

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150 変態初エッチ〜前編〜

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「アオイくん、これがなんだか分かるかい?」

 カスケがアオイに見せたのは、薄い正方形のビニール袋。大人のセックスの手順を説明しようと思っていたカスケであったが、アオイに先を越されてしまった。

「コンドームだよね。でも、そういうの使う男の人って情けないと思う」
「えッ⁉︎ でも……」

 妊娠でもしたら。あまりに深刻な言葉なので、途中で途切れてしまう。コンドームを見て、アオイがそんなことを言うとは夢にも思わなかった。
 至近距離でアオイを見つめたまま、驚愕で返事もできないカスケ。

「アキラパパが言ってたよ。セックスは安全日にやるのが1番。コンドームは邪道だって」
「えぇッ、アキラがそんなこと言ったのかい⁉︎ 意外だなぁ~、もしかしてリョウよりもアキラの方がエッチに貪欲なのかも……」

 カスケの驚いた顔を見て、アオイは子供らしい無垢な笑みを浮かべる。

「エッチなことに貪欲なのはアキラパパだけじゃないもん♡」

 アオイは色気付いた様子で、カスケにしがみついていく。

「ねえ、アオイくん。そんなにもエッチなことに興味津々ならさ。――ぼくとしてみない?」
「うん……コンドームなしなら♡」

 そう言うと、アオイは頰を膨らませて、にまぁ、っと笑った。そして膝先をルの字に曲げたぺったんこ座りで、両手をブルーのアンサンブルの裾にかけ、背筋を伸ばして脱いでいった。
 驚いたことに、アオイは白のジュニアブラをしていた。

「驚いたなぁ、ブラをつけてるなんて♡ アオイくんはアキラよりも変態度が上かもしれないなぁwww」

 華奢なアオイの体つきと対処的に、ブカブカなジュニアブラがえらく重そうに見える。
 やっとアンサンブルを首から抜くと、アオイは可愛らしい顔でカスケを見つめる。

「今時ブラをつけない男の子なんて遅れてるもんねぇ~だ♡ ほら、お兄ちゃんも脱ぎなよ」
「うん、分かったよ……」

 カスケはなんとなく後手に回っているような妙な焦りを感じた。

「上は全部脱いだけど、下も当然脱がないとダメだよね?」
「もちろん♡」

 カスケはズボンとトランクスを脱ぐ。
 アオイもスカートを落とすと、パンツを内股に脱ぎ去った。アオイは照れ笑いを浮かべつつ、内股になってさりげなく股間を隠そうとした。

「うわあ、お兄ちゃんの大っきしてる♡」

 アオイは子供らしい好奇心を剥き出しにして、勃起したカスケの男根に一暼する。
 白いハイソックスと、何故かブラは着けたままで、アオイは小さく笑いながらカスケに近づいていく。

「アオイくん、ぼくに乗っておいで」
「はぁ~い♡」

 アオイはためらいなく、身体を重ねてきた。

「軽いね、アオイくん♡」

 外に出した脚や手に体重を逃がしている様子はなかった。にも関わらず、小動物が乗っているほどの重みしか感じない。

「軽すぎるくらいだよ。何キロぐらいなの?」
「りんご3つ分♡」

 アオイは子供らしい可愛いウソをつく。アオイの背中にカスケは両手を回す。あまりの小ささに畏怖すら覚えたほどだった。

「アオイくんの身体、あったかいね♡」
「お兄ちゃんの身体も、とってもあったかいよ♡」

 横顔を向けたアオイが、ふっくらした頰の一方をカスケの胸に押し付けながら言った。

「ふふふ、くすぐったいよ♡」

 そう言ったカスケもアオイの小さな背中を撫で回す。アオイの皮膚の触感はどこまでもふくよかで温かく、ありあまる気持ち良さがあった。
 手のひらの触感は、強い性感となってカスケのペニスに伝わり、官能をいや増しに高めていく。

「ああん、お兄ちゃんの手、大きくて気持ちいい♡」

 夢見るようなうっとりした口調で、アオイがつぶやく。呼吸が乱れつつあるのが、上下するアオイの背中から分かった。

「この手、もっと下げてもいいかな?」
「うん、どうぞ♡」

 カスケはアオイのウエストから、お尻へと手を下げる。

「アオイのお尻、ぼくの両手ですっぽり包めちゃうよ♡」

 ふたつの尻肉は、大きめのマンゴーほどのサイズでしかなかった。

「ボク、なんかエッチなパンツ穿いてるみたい♡」
「あは、パンツだったら、ここも包まなきゃね♡」

 カスケは片手を伸ばし、そろえた指先をクワのように曲げて、太腿の間に割り込ませてモミモミする。

「あぁぁん、パンツはそんなとこ、モミモミしないよぉ……」

 可愛らしい喘ぎ声に思わずアオイを抱きすくめる。
 大きなブラと胸の隙間から、アオイの乳首が見えていた。まさにチラリズムの極み。

「アオイくん、ブラははずさないの?」
「まあ、はずしてもいいけど……」

 アオイは背中のホックを難なくはずし、大仰なブラを抜き去った。

「ああ、アオイくん、可愛い過ぎる♡」

 アオイの胸の感触を堪能しようと、カスケはアオイを強く優しく抱きしめた。

「……裸で抱き合うって、こんなに気持ちいいんだね。なんだかすごくエッチな気分になっちゃう♡」
「アオイくん、もっと気持ちよくしてあげようか?」

 アオイの返事を待たずにカスケはローションを取り、お椀にした手のひらいっぱいに垂らした。
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