144 / 348
143 変態ジュニア〜前編〜
しおりを挟む
僕は久しぶりにカスケの御屋敷に遊びに来ていた。
僕とカスケは2人っきりで屋敷の周囲を散歩していると、昔話に花が咲いた。
「いやはや、今思うと昔は楽しかったよ。毎日のようにアキラにも会えたしね♡」
「僕は今も楽しいよ。息子もすごく可愛いしね♡」
屋敷の角をそっと曲がると、そこには僕が一緒に連れてきたアオイがいた。
「アオイ……てっきり屋敷の中で遊んでるもんだと思ってたよ♡」
「えへへ、広い御屋敷だから探検したくなっちゃって」
「アオイくん、今日は暑いから早くエアコンの効いた部屋に戻った方がいいよ。ほら、アキラもそろそろ戻るよ」
僕たちはカスケに誘導されて玄関に入ると階段を昇っていった。
二階の廊下の角を曲がり、奥に続く長い廊下のライトを点灯する。
「廊下、こんなに長いんだ。わぁ~、中庭もあるんだね♡」
アオイが通路の窓から中庭を見下ろした。
「へぇ~、カスケの御屋敷って、プールもあったんだ。知らなかったよぉ」
「5年くらい前に作ったんだ。いつかアキラと一緒に泳ぎたいと思ってね♡」
「見て、スライダーまであるよ!」
アオイは背伸びをして窓の下を指差しながら言った。
「すぐに泳げるよ。2人の水着も用意してあるからね♡」
「ありがとう、カスケ♡ アオイ、一緒にプール行くよ」
「わぁ~い♡」
陽光を浴びて、プールの水面はキラキラと輝いていた。
カスケはプールサイドにかがみ、水に触れた。日の光を浴びた水は冷たすぎることはない。カラフルなビーチパラソルと、ビーチチェアが三脚。
カスケはミニスライダーの足元に向かい、モーターのスイッチを入れた。なめらかに滑るように、斜面に少量の水を流しっぱなしにする。
「きれ~い! 本格的だね♡」
「すご~い♡」
やってきた僕とアオイが感嘆の声をあげた。
カスケが用意してくれた水着は紺色のスクール水着だった。けれど、結構ハイレグで下半身の露出が大きい……。
「入ってもいい?」
弾けるような笑顔でアオイが駆ける。
「アオイくん、ちょっと待って。最初にシャワーを浴びないとね」
コの字型の内側の片隅にシャワーブースがあった。
「へぇ~、シャワーまでちゃんとあるんだ」
「きゃぁぁ! 冷た~い♡」
カスケがコックを捻ると、僕たちは目を閉じながらシャワーの冷たさに絶叫した。
「ねえ、入ってもいい?」
「もちろん♡」
アオイは駆け出し、いきなり本当に飛び込んだ。派手な水飛沫が上がり、一瞬虹がかかった。僕はプールサイドにかがむと、水温を手で確かめてから、そろりそろりと脚から入っていった。
入り方に違いはあっても、そこから先は同じだった。僕たちはやっぱり血を分けた親子だ。水をかけ合い、速さを競い、水を飲んでしまって派手にむせる。
「ぼくも仲間に入れてよ♡」
「いいよ。カスケもこっちへおいでよ♡」
カスケは額に上げた水中メガネをかけ、プールに入った。
僕とアオイからカスケは水を浴びせられる。
「ねぇ、誰が水の中で一番長く息を止められるかやってみようよ」
「いいけど、変顔とかはなしだよ。じゃあ、せえの!」
僕たちはざぶんと水の中に潜った。
僕とアオイは酸素の消費を抑えるため、水の中でだらりと力を抜いている。
ぶは~、とアオイが音をあげ、僕、カスケと顔を上げる。
たわいない子供の水遊びだが、僕も童心に返って愉しんだ。ときおり、カスケは全くの偶然や、偶然を装ったりして、僕たちに触れた。
「ねえねえ、スライダーに乗ってみたい♡」
アオイは満面の笑顔でカスケに言った。
「どうぞ、どうぞ♡ でも、プールサイドは走っちゃダメだよ。危ないからね」
僕とアオイはプールから跳ね出た。
カスケの言いつけを完全に破り、僕たちはプールサイドを走って、スライダーの短い階段を昇った。
スライダーの最上段は、柵ではなく大きな丸い穴の開いた箱になっている。青いプラスチック製で、幼児用の家庭用遊具をそのまま巨大にしたような仕様だ。高めの天井には黄色い屋根もある。
「へえ、昇ってみると結構高いんだね」
スロープもまっすぐではなく曲がりくねっていて、距離を稼ぐ設計になっている。
まずはアオイが絶叫しながら滑っていった。スロープの裾は水面にかかっており、アオイはカスケの前で派手な水飛沫を上げた。
「うわッ⁉︎ あ、アオイくん?」
水飛沫の煙幕に隠れる格好で、アオイが水に浸かったままカスケの股間のイチモツに触れてきた。偶然ではなく、はっきりとつかんでいる。
一瞬で手を離し、水上に出てきたアオイは「ふひひ」と笑った。
「僕もいくよぉ~!」
スライダーの上部に僕は腰を下ろした。
ざっば~ん、と派手に滑った僕は、助け起こすように差し出されたカスケの両手をつかみながら、「面白~い♡」と水の中で何度も跳ねた。
「もっかい、やりた~い♡」
小動物のような素早い動きでスライダーに昇ったアオイが、また歓声をあげながら滑っていく。僕はゆっくりとプールサイドに上がり、ステップに手をかける。
カスケは海パンを太腿まで下ろし、勃起したペニスを剥き出しにした。
水面を大きく揺らせながら滑っていくアオイは、カスケの意図を正確に察したように、ペニスをうまくつかんだ。あまつさえ、顔を出すわずかな間に、数回、前後にこするという神業を見せた。
子供は面白いことなら、何度でも飽きずにやるものだ。
僕とカスケは2人っきりで屋敷の周囲を散歩していると、昔話に花が咲いた。
「いやはや、今思うと昔は楽しかったよ。毎日のようにアキラにも会えたしね♡」
「僕は今も楽しいよ。息子もすごく可愛いしね♡」
屋敷の角をそっと曲がると、そこには僕が一緒に連れてきたアオイがいた。
「アオイ……てっきり屋敷の中で遊んでるもんだと思ってたよ♡」
「えへへ、広い御屋敷だから探検したくなっちゃって」
「アオイくん、今日は暑いから早くエアコンの効いた部屋に戻った方がいいよ。ほら、アキラもそろそろ戻るよ」
僕たちはカスケに誘導されて玄関に入ると階段を昇っていった。
二階の廊下の角を曲がり、奥に続く長い廊下のライトを点灯する。
「廊下、こんなに長いんだ。わぁ~、中庭もあるんだね♡」
アオイが通路の窓から中庭を見下ろした。
「へぇ~、カスケの御屋敷って、プールもあったんだ。知らなかったよぉ」
「5年くらい前に作ったんだ。いつかアキラと一緒に泳ぎたいと思ってね♡」
「見て、スライダーまであるよ!」
アオイは背伸びをして窓の下を指差しながら言った。
「すぐに泳げるよ。2人の水着も用意してあるからね♡」
「ありがとう、カスケ♡ アオイ、一緒にプール行くよ」
「わぁ~い♡」
陽光を浴びて、プールの水面はキラキラと輝いていた。
カスケはプールサイドにかがみ、水に触れた。日の光を浴びた水は冷たすぎることはない。カラフルなビーチパラソルと、ビーチチェアが三脚。
カスケはミニスライダーの足元に向かい、モーターのスイッチを入れた。なめらかに滑るように、斜面に少量の水を流しっぱなしにする。
「きれ~い! 本格的だね♡」
「すご~い♡」
やってきた僕とアオイが感嘆の声をあげた。
カスケが用意してくれた水着は紺色のスクール水着だった。けれど、結構ハイレグで下半身の露出が大きい……。
「入ってもいい?」
弾けるような笑顔でアオイが駆ける。
「アオイくん、ちょっと待って。最初にシャワーを浴びないとね」
コの字型の内側の片隅にシャワーブースがあった。
「へぇ~、シャワーまでちゃんとあるんだ」
「きゃぁぁ! 冷た~い♡」
カスケがコックを捻ると、僕たちは目を閉じながらシャワーの冷たさに絶叫した。
「ねえ、入ってもいい?」
「もちろん♡」
アオイは駆け出し、いきなり本当に飛び込んだ。派手な水飛沫が上がり、一瞬虹がかかった。僕はプールサイドにかがむと、水温を手で確かめてから、そろりそろりと脚から入っていった。
入り方に違いはあっても、そこから先は同じだった。僕たちはやっぱり血を分けた親子だ。水をかけ合い、速さを競い、水を飲んでしまって派手にむせる。
「ぼくも仲間に入れてよ♡」
「いいよ。カスケもこっちへおいでよ♡」
カスケは額に上げた水中メガネをかけ、プールに入った。
僕とアオイからカスケは水を浴びせられる。
「ねぇ、誰が水の中で一番長く息を止められるかやってみようよ」
「いいけど、変顔とかはなしだよ。じゃあ、せえの!」
僕たちはざぶんと水の中に潜った。
僕とアオイは酸素の消費を抑えるため、水の中でだらりと力を抜いている。
ぶは~、とアオイが音をあげ、僕、カスケと顔を上げる。
たわいない子供の水遊びだが、僕も童心に返って愉しんだ。ときおり、カスケは全くの偶然や、偶然を装ったりして、僕たちに触れた。
「ねえねえ、スライダーに乗ってみたい♡」
アオイは満面の笑顔でカスケに言った。
「どうぞ、どうぞ♡ でも、プールサイドは走っちゃダメだよ。危ないからね」
僕とアオイはプールから跳ね出た。
カスケの言いつけを完全に破り、僕たちはプールサイドを走って、スライダーの短い階段を昇った。
スライダーの最上段は、柵ではなく大きな丸い穴の開いた箱になっている。青いプラスチック製で、幼児用の家庭用遊具をそのまま巨大にしたような仕様だ。高めの天井には黄色い屋根もある。
「へえ、昇ってみると結構高いんだね」
スロープもまっすぐではなく曲がりくねっていて、距離を稼ぐ設計になっている。
まずはアオイが絶叫しながら滑っていった。スロープの裾は水面にかかっており、アオイはカスケの前で派手な水飛沫を上げた。
「うわッ⁉︎ あ、アオイくん?」
水飛沫の煙幕に隠れる格好で、アオイが水に浸かったままカスケの股間のイチモツに触れてきた。偶然ではなく、はっきりとつかんでいる。
一瞬で手を離し、水上に出てきたアオイは「ふひひ」と笑った。
「僕もいくよぉ~!」
スライダーの上部に僕は腰を下ろした。
ざっば~ん、と派手に滑った僕は、助け起こすように差し出されたカスケの両手をつかみながら、「面白~い♡」と水の中で何度も跳ねた。
「もっかい、やりた~い♡」
小動物のような素早い動きでスライダーに昇ったアオイが、また歓声をあげながら滑っていく。僕はゆっくりとプールサイドに上がり、ステップに手をかける。
カスケは海パンを太腿まで下ろし、勃起したペニスを剥き出しにした。
水面を大きく揺らせながら滑っていくアオイは、カスケの意図を正確に察したように、ペニスをうまくつかんだ。あまつさえ、顔を出すわずかな間に、数回、前後にこするという神業を見せた。
子供は面白いことなら、何度でも飽きずにやるものだ。
0
お気に入りに追加
348
あなたにおすすめの小説

男子寮のベットの軋む音
なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。
そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。
ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。
女子禁制の禁断の場所。

こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。


身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。


塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる