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141 変態家族〜前編〜
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僕が元気な男の子を出産してから5年の月日が経った。
子供の名前は葵――。
名前の由来は僕が好きな花の名前から取った。
僕とリョウはアオイを思い出の遊園地(第111話参照)に連れていくことにした。
「懐かしいなぁ~、アキラと結婚する前に1回行ったよなぁ♡」
「そうそう、カスケが着ぐるみを着てバイトしてたよねぇ~」
アオイは大きな瞳を好奇心でキラキラさせて園内を眺めている。
「あッ! 見て見て、なんか凄いのあるよ! アソコ、入ってみたい♡」
早速アオイが目をつけたのは近くにあったお化け屋敷だった。
はしゃぎながらアオイはお化け屋敷の方に駆けて行く。
僕とリョウは微笑みながら、愛する息子の後をついていく。すると――。
「ほわわわわわわッ!」
前を走っていたアオイがいきなりバランスを崩し、前のめりに倒れそうになる。
「おっと……」
リョウは飛びつくようにアオイを後ろから抱きしめた。
「転んだら危ないぞ」
「うん、ありがとう♡」
リョウの腕に抱かれたまま、アオイが後ろを振り返るように僕の方を見て照れ笑いを浮かべてくる。
「……僕の息子、可愛すぎ♡」
アオイの姿に思わず息を飲み、胸の奥が大きくドキンと弾んだ。
長いまつ毛や、宝石のようにキラキラしている瞳や、きめ細かな頰のなめらかさや、ほんのりと桜色に色づいている柔らかそうな唇など――その美しいパーツ一つ一つが、完璧なバランスでその顔に収まっている。
僕がドキンドキンと胸を高鳴らせたまま、ジッとアオイに見惚れていたら、その美貌に朱が差して、大きな瞳が恥ずかしそうに横に逸れる。
アオイのことを意識しつつ、僕たちはお化け屋敷の中に入った。
「ぎゃ~、怖~いッ!!!」
「ふぇぇ~、リョウ助けて~ッ!!!」
僕とアオイは左右からリョウの腕に抱きついた。
その後、急いでお化け屋敷から出た僕たちは以前乗ることが叶わなかった観覧車の方へ歩いていく。
「前回行った時はいろいろあって乗れなかったからなぁ。あの時は俺たちに新しい家族が出来るとはホント夢にも思ってなかったぜ」
リョウは場のことなど考えず、僕にギュッと抱きついてきた。
「ちょっと、リョウ! こんなところで……アオイもいるのに」
いくら個室といっても、ここは観覧車の中である。
地上からはさすがに中は窺えないだろうが、さすがにこんなところでエッチをするのはまずいだろう。
「ボクも抱きつきた~い♡」
そう言うと、アオイまで僕の首筋を両手でガチッと掴んでくる。
そして可愛いらしい顔を、僕に近づけてきた。
そのあまりの勢いに、頭突きでも食らうのかと目を閉じたその直後――むちゅぅぅ!
唇に暖かな感触が。
「んッ⁉︎」
驚いて目を開けると、両目をギュッと閉じたアオイとキスをしていた。
アオイの唇は、瑞々しさと柔らかさを併せ持っていた。
そして何より、今までのキスにはない感慨深さ――実の息子の唇だからこその甘酸っぱさを、口ではなく胸の内側に強く感じさせる。
僕がそのじんわりとくる暖かさに浸っていると、アオイがゆっくりと唇を離し、愛らしい瞳をウルウルと潤ませてこちらをジッと見詰めてきた。
そんな息子の表情に、僕の身体がカッと一瞬で燃え上がる。
「アオイッ!」
気付いた時には思いっきりアオイを抱きしめて、今度はこちらからその口を塞いでいた。
そして、先ほどの甘酸っぱいキスとは違い、己の舌を思いっきりアオイの口内に躍り込ませる。
「ん~♡」
直後、アオイがその瞳を丸く見開き、薄目を開けている僕と超至近距離で見詰め合う。
――ぬるるン。くちゅ、ぬるるン。
構わず愛する息子の味覚器官を舐めると、己の舌がディープキスの蕩けるような快感を得たタイミングで、アオイの見開いていた瞳もトロリと蕩けた。
アオイの初々しい反応を見ていると、自分が初めてディープキスをした時の衝撃を思い出し、ますます興奮してしまう。
そして、もっともっとウブな息子を感じさせたくなってしまう。
「んちゅン……ンンン……す、すごいよぉコレぇ――はぁぁン!」
僕は舌を絡めあうだけでなく、アオイの胸も掴んでいた。
「ああん……ボ、ボク……そ、そんなところまで、そんな風にされると……な、なんだか足に力が入らなくなってきちゃったよぉ……」
僕の指先が乳首を擦ると、それだけでアオイは全身をビクビクと鋭く震わせ始める。
僕も身体の感度は抜群だったが、アオイも勝るとも劣らない。さすがは僕の息子だ。
「……も、もうボクぅ……」
アオイはハアハアと熱っぽい視線で、こちらを熱く見上げてくる。
アオイは膝がガクついてもう立っていられない様子だ。
ディープキスや乳首責めに伴う具体的な快感だけではなく、官能に蕩けていくそんな息子の姿に異様に興奮してしまう。
「アキラ……俺ももう興奮して我慢できねえッ!」
ズボンの中で、リョウの股間が痛いほどキツく強張っていた。
子供の名前は葵――。
名前の由来は僕が好きな花の名前から取った。
僕とリョウはアオイを思い出の遊園地(第111話参照)に連れていくことにした。
「懐かしいなぁ~、アキラと結婚する前に1回行ったよなぁ♡」
「そうそう、カスケが着ぐるみを着てバイトしてたよねぇ~」
アオイは大きな瞳を好奇心でキラキラさせて園内を眺めている。
「あッ! 見て見て、なんか凄いのあるよ! アソコ、入ってみたい♡」
早速アオイが目をつけたのは近くにあったお化け屋敷だった。
はしゃぎながらアオイはお化け屋敷の方に駆けて行く。
僕とリョウは微笑みながら、愛する息子の後をついていく。すると――。
「ほわわわわわわッ!」
前を走っていたアオイがいきなりバランスを崩し、前のめりに倒れそうになる。
「おっと……」
リョウは飛びつくようにアオイを後ろから抱きしめた。
「転んだら危ないぞ」
「うん、ありがとう♡」
リョウの腕に抱かれたまま、アオイが後ろを振り返るように僕の方を見て照れ笑いを浮かべてくる。
「……僕の息子、可愛すぎ♡」
アオイの姿に思わず息を飲み、胸の奥が大きくドキンと弾んだ。
長いまつ毛や、宝石のようにキラキラしている瞳や、きめ細かな頰のなめらかさや、ほんのりと桜色に色づいている柔らかそうな唇など――その美しいパーツ一つ一つが、完璧なバランスでその顔に収まっている。
僕がドキンドキンと胸を高鳴らせたまま、ジッとアオイに見惚れていたら、その美貌に朱が差して、大きな瞳が恥ずかしそうに横に逸れる。
アオイのことを意識しつつ、僕たちはお化け屋敷の中に入った。
「ぎゃ~、怖~いッ!!!」
「ふぇぇ~、リョウ助けて~ッ!!!」
僕とアオイは左右からリョウの腕に抱きついた。
その後、急いでお化け屋敷から出た僕たちは以前乗ることが叶わなかった観覧車の方へ歩いていく。
「前回行った時はいろいろあって乗れなかったからなぁ。あの時は俺たちに新しい家族が出来るとはホント夢にも思ってなかったぜ」
リョウは場のことなど考えず、僕にギュッと抱きついてきた。
「ちょっと、リョウ! こんなところで……アオイもいるのに」
いくら個室といっても、ここは観覧車の中である。
地上からはさすがに中は窺えないだろうが、さすがにこんなところでエッチをするのはまずいだろう。
「ボクも抱きつきた~い♡」
そう言うと、アオイまで僕の首筋を両手でガチッと掴んでくる。
そして可愛いらしい顔を、僕に近づけてきた。
そのあまりの勢いに、頭突きでも食らうのかと目を閉じたその直後――むちゅぅぅ!
唇に暖かな感触が。
「んッ⁉︎」
驚いて目を開けると、両目をギュッと閉じたアオイとキスをしていた。
アオイの唇は、瑞々しさと柔らかさを併せ持っていた。
そして何より、今までのキスにはない感慨深さ――実の息子の唇だからこその甘酸っぱさを、口ではなく胸の内側に強く感じさせる。
僕がそのじんわりとくる暖かさに浸っていると、アオイがゆっくりと唇を離し、愛らしい瞳をウルウルと潤ませてこちらをジッと見詰めてきた。
そんな息子の表情に、僕の身体がカッと一瞬で燃え上がる。
「アオイッ!」
気付いた時には思いっきりアオイを抱きしめて、今度はこちらからその口を塞いでいた。
そして、先ほどの甘酸っぱいキスとは違い、己の舌を思いっきりアオイの口内に躍り込ませる。
「ん~♡」
直後、アオイがその瞳を丸く見開き、薄目を開けている僕と超至近距離で見詰め合う。
――ぬるるン。くちゅ、ぬるるン。
構わず愛する息子の味覚器官を舐めると、己の舌がディープキスの蕩けるような快感を得たタイミングで、アオイの見開いていた瞳もトロリと蕩けた。
アオイの初々しい反応を見ていると、自分が初めてディープキスをした時の衝撃を思い出し、ますます興奮してしまう。
そして、もっともっとウブな息子を感じさせたくなってしまう。
「んちゅン……ンンン……す、すごいよぉコレぇ――はぁぁン!」
僕は舌を絡めあうだけでなく、アオイの胸も掴んでいた。
「ああん……ボ、ボク……そ、そんなところまで、そんな風にされると……な、なんだか足に力が入らなくなってきちゃったよぉ……」
僕の指先が乳首を擦ると、それだけでアオイは全身をビクビクと鋭く震わせ始める。
僕も身体の感度は抜群だったが、アオイも勝るとも劣らない。さすがは僕の息子だ。
「……も、もうボクぅ……」
アオイはハアハアと熱っぽい視線で、こちらを熱く見上げてくる。
アオイは膝がガクついてもう立っていられない様子だ。
ディープキスや乳首責めに伴う具体的な快感だけではなく、官能に蕩けていくそんな息子の姿に異様に興奮してしまう。
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