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134 変態接客〜前編〜
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僕は以前からリョウが務めている大人のオモチャ屋さん(第42話参照)で一緒に働くことになった。
「アキラがこの店に来たのはホント久しぶりだよなぁ~」
「そうだね。まさか、この店で働く日が来るなんて想像もしてなかったよ」
路地裏の小さな店のせいか、客はまだ1人も来ていない。暇を持て余していた僕とリョウはカウンターでダベっていた。
「アキラ、店番、頼まれてくれるか? ちょっと野暮用があってなぁ」
「えぇッ、いきなり僕1人で店番するの~⁉︎」
「大丈夫、大丈夫。今の時間帯は客もそんな来ないし、大した仕事じゃないさ。面倒な客が来たら、そこの番号にかけてくれ。まあ、何も起こらんとは思うがなぁ」
リョウはそれだけ言って店を一旦後にした。
「…………」
店に1人取り残された僕は仕方なくレジについた。
ーーー
「ふわあぁぁぁ……ヒマだなぁ~」
30分ほど過ぎたが、僕はまだ一度もレジを打っていなかった。リョウの言う通り、この時間帯はホントに客が来ないようだ。なんとなくどんな客がどんなモノを買っていくのか興味があったのだが。
「……でも、こうして立ってるだけでお金が貰えるなら楽な仕事かもwww」
暇を持て余した僕はカウンターを出て、店内を物色し始める。
「へぇ~、色んなのがあるんだぁ~」
派手な柄のショーツが並ぶランジェリーコーナーで立ち止まった僕は試しに1枚を手に取って見る。
「ありゃ~、このパンツ、アソコのところにがっつり穴が開いてるよ。確かにコレなら脱がずに入れられるし、便利かもwww」
他にもゲイビデオ、コスプレ衣装、SMチックな道具の数々……。
数多くのアダルトグッズを目の前にして、僕はついつい夢中になってしまう。仕事を忘れて興味津々で陳列棚を物色していた時。
「うぁ~おッ! これは……すご~い……デカ過ぎ……」
ひと際目を引く場所に飾られているバイブの形状に、思わず感嘆の声を漏らしてしまう。そのサイズ、形状は凶悪で、周りにはイボが無数についている。
「ここまで巨大なのがついてる男って……絶対いないよねwww」
気がつけば僕はバイブを持ってカウンターに戻ってきていた。
「え~と、なになに……どんな方にもほどよくフィットし、振動は自動で性感のリズムに合ったテンポで……ふ~ん、なるほど♡」
箱に書いてあった商品説明を声に出して読んだ僕は好奇心を抑えきれなくなり、思わず箱を開けていた。
「うひょ~、形もヤバすぎでしょ~♡ 先っぽの部分、デカ過ぎだし、長いイボイボがサオのとこ、ビッシリ生えてるし……サオの付け根の出っ張りなんかもすごい……ごくり」
頭の中でよからぬ妄想が膨らみ、自然と下半身が熱くなってくる。
「ん、これがスイッチかな……?」
付け根のスイッチを見つけて押してみると、バイブは小刻みに振動しながら、卑猥な動きでクネクネと竿を揺らし始める、予想外の動きに思わず取り落としそうになった。
「ひゃッ……ナニ今の動き!……こんなの入れたら……」
思わず周囲を確認していた――店内にいるのは自分だけだ。
「……ちょっとだけなら、いいよね……」
僕は湧き上がってきた興奮に息を呑みながら、クロッチをずらし、振動するバイブの先っぽを軽くアナルに当てる。
「んッ、思ったより……平気かも♡ もうちょっとだけ……んンンッ……!」
小刻みな振動がじわりと僕を熱くし、とろりと愛液が分泌される。バイブの底に手を添え、滑らかになった肉穴に少しずつ挿入していく。
「んふぅううう……んッ、らめぇ……何これ、気持ち良すぎ……生のオチンポとは全然違う感じなのに……ぁッ、あッ、あッ……キライじゃないかも♡」
男の肉棒とは違う材質と形状、それに振動に僕は性的な好奇心を刺激され、さらに深く自らの中に埋めていく。その時――。
「んんんんンンン~ッ⁉︎」
客の入店を告げるチャイムが鳴り響き、不意をつかれた僕は慌てるあまりバイブを一気に奥深くまでアナルに突っ込んでしまった。
「はうぅ……うッ……い、いらっしゃいませ~♡」
僕はバイブの振動に耐えながら、上擦った声で客に挨拶をする。
入ってきたのはゲイっぽいカップルだった。
今、抜いたら絶対にヘンな声が出てしまう。
こうなってしまってはもう抜くことも出来ない。客が店を出るまではこのままやりすごそうと腹を括った。しかし――。
「なあ、これなんてミライが好きそうな感じじゃないか?」
「もぉ~、ヒビキのエッチ♡ 僕に使ってみたいんでしょ~?」
客は買う気があるのかないのか、いろいろ物色しながらいっこうに帰る気配がない……。
客は僕の今の状態なんぞ知りもせずにバイブを物色し続ける。それは今まさに僕の中に埋まっているものと同じだった。
「うわ~ッ! ちょっと、何これ~♡」
「うへへ、すごいなコレ♡ どうやって使うか、店の人に聞いてみようぜ。すみませ~ん!」
「えッ……あ、はいッ!!!」
ゲイカップルがカウンターに歩いてくるのに気づいて僕は肩をびくつかせる。
男はヘラヘラ笑いながらバイブを手にして、僕の前まで歩いてきた。
「アキラがこの店に来たのはホント久しぶりだよなぁ~」
「そうだね。まさか、この店で働く日が来るなんて想像もしてなかったよ」
路地裏の小さな店のせいか、客はまだ1人も来ていない。暇を持て余していた僕とリョウはカウンターでダベっていた。
「アキラ、店番、頼まれてくれるか? ちょっと野暮用があってなぁ」
「えぇッ、いきなり僕1人で店番するの~⁉︎」
「大丈夫、大丈夫。今の時間帯は客もそんな来ないし、大した仕事じゃないさ。面倒な客が来たら、そこの番号にかけてくれ。まあ、何も起こらんとは思うがなぁ」
リョウはそれだけ言って店を一旦後にした。
「…………」
店に1人取り残された僕は仕方なくレジについた。
ーーー
「ふわあぁぁぁ……ヒマだなぁ~」
30分ほど過ぎたが、僕はまだ一度もレジを打っていなかった。リョウの言う通り、この時間帯はホントに客が来ないようだ。なんとなくどんな客がどんなモノを買っていくのか興味があったのだが。
「……でも、こうして立ってるだけでお金が貰えるなら楽な仕事かもwww」
暇を持て余した僕はカウンターを出て、店内を物色し始める。
「へぇ~、色んなのがあるんだぁ~」
派手な柄のショーツが並ぶランジェリーコーナーで立ち止まった僕は試しに1枚を手に取って見る。
「ありゃ~、このパンツ、アソコのところにがっつり穴が開いてるよ。確かにコレなら脱がずに入れられるし、便利かもwww」
他にもゲイビデオ、コスプレ衣装、SMチックな道具の数々……。
数多くのアダルトグッズを目の前にして、僕はついつい夢中になってしまう。仕事を忘れて興味津々で陳列棚を物色していた時。
「うぁ~おッ! これは……すご~い……デカ過ぎ……」
ひと際目を引く場所に飾られているバイブの形状に、思わず感嘆の声を漏らしてしまう。そのサイズ、形状は凶悪で、周りにはイボが無数についている。
「ここまで巨大なのがついてる男って……絶対いないよねwww」
気がつけば僕はバイブを持ってカウンターに戻ってきていた。
「え~と、なになに……どんな方にもほどよくフィットし、振動は自動で性感のリズムに合ったテンポで……ふ~ん、なるほど♡」
箱に書いてあった商品説明を声に出して読んだ僕は好奇心を抑えきれなくなり、思わず箱を開けていた。
「うひょ~、形もヤバすぎでしょ~♡ 先っぽの部分、デカ過ぎだし、長いイボイボがサオのとこ、ビッシリ生えてるし……サオの付け根の出っ張りなんかもすごい……ごくり」
頭の中でよからぬ妄想が膨らみ、自然と下半身が熱くなってくる。
「ん、これがスイッチかな……?」
付け根のスイッチを見つけて押してみると、バイブは小刻みに振動しながら、卑猥な動きでクネクネと竿を揺らし始める、予想外の動きに思わず取り落としそうになった。
「ひゃッ……ナニ今の動き!……こんなの入れたら……」
思わず周囲を確認していた――店内にいるのは自分だけだ。
「……ちょっとだけなら、いいよね……」
僕は湧き上がってきた興奮に息を呑みながら、クロッチをずらし、振動するバイブの先っぽを軽くアナルに当てる。
「んッ、思ったより……平気かも♡ もうちょっとだけ……んンンッ……!」
小刻みな振動がじわりと僕を熱くし、とろりと愛液が分泌される。バイブの底に手を添え、滑らかになった肉穴に少しずつ挿入していく。
「んふぅううう……んッ、らめぇ……何これ、気持ち良すぎ……生のオチンポとは全然違う感じなのに……ぁッ、あッ、あッ……キライじゃないかも♡」
男の肉棒とは違う材質と形状、それに振動に僕は性的な好奇心を刺激され、さらに深く自らの中に埋めていく。その時――。
「んんんんンンン~ッ⁉︎」
客の入店を告げるチャイムが鳴り響き、不意をつかれた僕は慌てるあまりバイブを一気に奥深くまでアナルに突っ込んでしまった。
「はうぅ……うッ……い、いらっしゃいませ~♡」
僕はバイブの振動に耐えながら、上擦った声で客に挨拶をする。
入ってきたのはゲイっぽいカップルだった。
今、抜いたら絶対にヘンな声が出てしまう。
こうなってしまってはもう抜くことも出来ない。客が店を出るまではこのままやりすごそうと腹を括った。しかし――。
「なあ、これなんてミライが好きそうな感じじゃないか?」
「もぉ~、ヒビキのエッチ♡ 僕に使ってみたいんでしょ~?」
客は買う気があるのかないのか、いろいろ物色しながらいっこうに帰る気配がない……。
客は僕の今の状態なんぞ知りもせずにバイブを物色し続ける。それは今まさに僕の中に埋まっているものと同じだった。
「うわ~ッ! ちょっと、何これ~♡」
「うへへ、すごいなコレ♡ どうやって使うか、店の人に聞いてみようぜ。すみませ~ん!」
「えッ……あ、はいッ!!!」
ゲイカップルがカウンターに歩いてくるのに気づいて僕は肩をびくつかせる。
男はヘラヘラ笑いながらバイブを手にして、僕の前まで歩いてきた。
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