男の子たちの変態的な日常

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123 変態写生〜後編〜

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「……分かったよ。これに着替えるから……」

 知らぬ間に言葉が口からこぼれていた。
 言ってしまってから、僕は青くなった。
 すでに自分が興奮し、身体が勝手に昂ぶっていることに気付いていた。
 とんでもない痴態を晒してしまう予感がしたが、それでも僕は脚を水着に通す。

「少し小さいかな……」

 苦労してヒップまで引き上げ、前かがみになりながら、肩を入れた。

「あらら……」

 思った通りだ。玉袋が布の両側からはみ出してしまう。
 大きな鏡に映った自分の姿に茫然となった。
 胸の布は臍の下まで切れ込んでいる。乳首を覆う布の幅は3センチ程度しかない。目を凝らすと、ピンク色のふたつの突起がほんのり透けて見えていた。
 股間の布はもっと細く、サイズが小さいためか、単なる紐となっている。
 後ろ姿は何も着ていないのに等しかった。お尻が丸見えだ。
 まだヌードの方がマシなような気さえした。
 中途半端に隠されている部分が却って卑猥に見える。

「アキラ、よく似合ってるぞ~♡」
「もう……リョウのエッチ♡」

 リョウは僕を学校の中庭まで連れて行った。

「アキラ、こっちだ」

 リョウが声をかけてきた。
 イーゼルに立てかけたカンバスや、地面に置かれたパレット、絵具が入っているらしい箱や、バケツが数個、目に入った。

「本当にアキラは何着ても似合うなぁ~、すごく可愛い♡」

 リョウが笑みを浮かべて言った。

「さあ、椅子に腰掛けて。あ、その前に髪を下ろしてくれ」
「あ、うん」

 ここ半年くらい髪を切っていない僕は伸びた髪を後ろでまとめていた。リョウに言われて髪を解く。

「うん、すごくいいぞ。アキラはロングヘアも似合うなぁ~♡」
「そうかな……ポーズはどうすればいい?」
「後で直すから、適当でいいよ」

 僕は腰をおろして膝をそろえ、まっすぐ前を向いた。

「硬いなぁ。もっと力を抜いて」
「うん」

 リョウが近づいてきた。

「椅子の上で体育座りできる?」
「あ、うん」

 ちょっと窮屈だが、なんとか言われた通りのポーズを取った。

「いいぞ。今度は右脚だけおろして、斜め前に投げ出すようにしてみて」
「こ、こうかな?」
「右脚は膝を曲げないでまっすぐに。それからもう少し脚を開いて、リラックスした感じで」

 そんなポーズを取れば、布が喰い込んでハミチンした股間が丸見えになってしまうと思ったが、仕方なかった。

「うん、そう。両手は頭の後ろで組んで、顔は斜め上に」
「あ、はい」
「上半身をもっと後ろに反らせて。うん、そう。最後に目を軽く閉じて」

 リョウが離れてゆく気配がした。
 薄眼を開けると、カンバスに向かって黙々と筆を動かしているリョウの姿が見えた。
 布から透けて勃起した乳首、はみ出したチンポなどはすっかり白日の元に晒されている。
 目を閉じると、乳首や股間に注がれるリョウの熱い視線をはっきり感じた。
 視線はみっともなく勃起した乳首に絡みつき、大胆に開いた股間を舐めあげる。

「あぁ……らめぇ……くぅぅぅ……あ、あ……」

 動くこともできず、触られもせず、ただ視線に耐えなければならないのは拷問に等しかった。
 じっとしているのに息が荒くなる。

「はぁ……う……はぁ」

 いつの間にか半開きになっていた口から、切ない喘ぎが漏れてきた。
 暑い。
 噴き出してきた汗が布をしっとり濡らし、乳首をいっそう浮き出させる。

「あぁ……たまらない……」
「なあ、アキラ」

 突然、リョウが話しかけてきた。

「うん……なぁ~に?」
「今、エッチなこと考えてたろ?」
「えッ⁉︎ そ、そんなことは……」

 僕は目を開け、起き上がろうとした。

「アキラ、動くなッ!」

 リョウが近づいてくる。金縛りにあったように身体が動かない。
 リョウの手が胸に伸び、布を横にずらす。
 ピンクの乳首が顔を現した。

「ほ~ら、やっぱり発情してる」
「発情だなんて……そんな」
「さっきも犬のように四つん這いになって、オレに乳首を見せびらかしていたもんなぁ~♡」
「そ、そういうわけじゃないよ。さっきはリョウがスケッチしてたから、動けなかっただけで……」

 リョウが持っていた絵筆の穂先で、露わになった右の乳首を撫でた。

「あうッ」

 全身がビクンと震えた。
 今度は左の乳首が穂先でなぶられた。

「あぁ……もう、赦して……」
「俺が後ろからスケッチした時から、発情していたんだろ?」
「し、知らないも~ん……」

 筆先が徐々におりてくる。もう少しで布が喰い込む股間に達しそうだ。

「あぁ……らめぇ、そんな……うんッ……そんなことされたら!」

 解いた僕の髪が宙に舞った。
 筆先が濡れた布越しに股間を上下に撫でる。穂先がハミチンポを刺激した。
 僕の腰が筆先から逃れようと左右に揺れる。
 肩紐がぐっと引っ張られ、あっという間に肩から外された。残った方も同じようにされ、僕の上半身がすっかり日差しに露わにされた。
 いつの間にかリョウは全裸になっていた。股間に、肉の棒が聳え立っている。
 リョウの性器は赤黒く膨らみ、今にもはち切れそうだ。
 いきなりリョウは乳首にむしゃぶりついてきた。
 乳首がチューチューと音を立てて吸われ、甘嚙みされる。生温かい舌の感触が乳首の先端から伝わってくる。
 リョウの熱い肌が官能をたまらなく刺激した。
 僕は喉を見せ、乳首を突き出すように上半身を反らせた。

「あ、あぁん……くんッ……うッ……」

 思わず、リョウの頭を胸に抱きかかえていた。荒い鼻息がくすぐったい。
 ひとしきり乳首を愛撫したリョウが唇を重ねてきた。

「むぐぐッ」

 歯をこじ開けて侵入してきた舌が僕の舌に絡みついた。僕とリョウは互いの唾液を夢中で貪り合った。
 リョウが髪を掻き分け、僕の耳を露わにした。
 荒い呼吸の音が急に大きく聞こえてくる。

「あぁ、アキラ……♡」

 耳朶が舐められ、嚙まれる。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

 愉悦の波が次々に押し寄せてくる。
 リョウの手が、ところかまわず身体を撫でまわしていた。背中や膝、太股、わき腹。抱えていた頭が次第におりてきた。
 臍から下腹部が丁寧に舐められていく。
 その下は言うまでもない。ほぼ極限まで拡げられた下肢の付け根にある部分だ。

「……リョウ、そこは……」

 汗と淫らな汁でまみれているはずだ。

「いただきま~す♡」

 じゅるじゅると音を立ててしゃぶられる。

「いやぁ~、らめぇ、らめぇ、らめぇぇぇぇぇ~♡」

 あられもない悦びの声をあげてしまう。
 執拗な責めが、ふっと途絶えた。

「あッ……」

 股間に顔を埋めていたリョウが立ち上がっていた。

「リョウ……」

 見下ろされて、視線を落とした。
 視線の先に、そそり勃つ巨砲が見えた。先端が濡れているのは先走りの露だ。
 動悸が一気に激しくなる。
 僕は目を閉じた。

「アキラ」
「……何?」
「もう我慢できない!」

 僕はごくりと喉を鳴らした。
 身体が勝手に動いていた。
 椅子からゆっくり滑り降り、リョウの前で膝立ちになる。思ったより長く太い。幹に青黒い静脈が蛇のようにのたくっていた。
 屹立の根元に手を添え、角度を調整する。
 手のひらに、膨れ上がった静脈のどくどくとした脈動を感じた。
 先端の露を丁寧に舐め取る。それが終わると、竿に舌を這わせ、全体に唾液をまぶしてゆく。

「あぁッ」

 リョウが小さな叫び声をあげた。
 その声が僕に火をつけた。
 先端からゆっくり呑みこんでゆく。幹に歯を当てないように気を配りながら、肉棒を口腔に収めた。
 幹に舌を絡め、頰を窄めて灼熱の棒を味わう。時には先端の小さな孔を舌先で刺激する。
 腕をリョウの腰にまわし、ゆっくり頭を前後に揺する。喉奥を柔らかな先端が突いては離れる。

「ア、アキラ!」

 リョウが叫んだ。
 一瞬にして、口の中で肉棒が膨れ上がった。苦い飛沫が勢いよく喉奥を穿つ。

「あがッ」

 僕の口の中でリョウは何度も弾けた。
 唇の端から白い劣情が涎とともに垂れてゆく。
 僕は凋んでゆく肉棒を尚も吸い続けた。最後の一滴まで吸い取る。

「最高だったぞ♡」

 頭の上からリョウの声が聞こえた。
 ようやく口から肉棒を離した。
 まだ情欲は収まらない。それどころか肝心な所が、さっきよりも熱い。
 肉棒の硬さ、脈動、太さが口の中に刻みこまれている。
 すると、リョウが近づいてくる。

「あッ」

 僕は目を瞠った。
 股間に揺れているモノがすっかり蘇っていた。
 僕は反射的に、逃げようと身体を翻した。
 でも、すぐに後ろから抱きつかれる。
 リョウの片手が後ろから内腿を割ってきた。すぐにアナルが指先に捉えられた。同時に、双臀に硬いモノが押し当てられた。

「あぁ……らめぇ……」

 いまだに反り返ったままの乳首がもう一方の手でなぶられていた。背中に熱い息を感じる。
 全身からあらゆる力が抜けていった。
 膝が崩れた。うつぶせに倒れようとする身体を辛うじて両腕で支えた。
 期せずして四つん這いになった僕の臀部をリョウがいきなり平手で叩いた。
 ぱしッ――。

「ひッ!」
「さあ、ショータイムだ♡」

 再び平手がヒップに炸裂した。そんなに強い力ではない。形だけのものだと分かる。

「膝を開いて」

 僕はこくりと頷き、少し膝を開いた。

「もっと」

 抗う気持ちはとっくになかった。それどころか、リョウの発する言葉や命令に、今は悦びさえ感じていた。
 僕は肘を折り、肩で上半身を支えた。自然とヒップが高々と掲げられる。
 空いた両腕を後ろにまわし、指で双臀を左右にぐっと割り裂いた。

「素晴らしい♡ 吸い込まれるようだぜ~」

 排泄器官を見られると、思わず括約筋に力が入る。

「……羞しい……」

 無意識のうちに、僕は腰を淫らに左右に振っていた。

「腰を振りながらおねだりか~?」

 カッと身体が火照った。
 耳朶まで真っ赤に染めあげ、僕は双臀をさらに大きく割り裂いた。
 リョウがのしかかるように膝を開き、僕の中心を後ろからゆっくり串刺しにしてゆく。

「あ、あ、あ、挿ってくる、挿ってくる……ああ、どうしよう……」
「本当に熱いなぁ~、アキラの中は♡」

 リョウがゆっくりと律動を始めた。
 いつしか僕は自らも腰を前後に激しく揺すっていた。

「アキラ」
「うん……」
「アキラに着こなせない服は存在しないが、やっぱりアキラには裸が1番お似合いだと思うんだ♡ 明日から服は着るな」
「うん……って、何でやねん!……くッ、あうッ」

 パンッ、パンッ、パシッ、ブチャ。
 肉と肉が激しくぶつかり合う音が庭に響いている。

「おおおお~ッ!」

 肉棒が一気に膨れ上がり、中で熱い樹液が迸ったのを感じた。

「イクゥ~ッ!!!」

 僕は絶叫とともに全てを解き放った。背中がぐんッと反り返る。
 地面に裸身が崩れ落ちた。
 いまだに挿入されたままの肉棒がびくん、びくんと震えながら、何度も樹液を吐き出しているのが分かる。
 身体がどこかに溶けていた。重力も感じない。
 投げ出された下肢の付け根にぽっかり空いた穴から、白い粘液が溢れ、地面に染みを作っていった。
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