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119 変態体力テスト〜後編〜
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「いい眺めだぜ~♡ アキラ、頑張るんだぞ。自分の限界を超えるんだ」
リョウは水槽のすぐそばまでやって来て僕を見上げた。
「大丈夫だ、アキラなら出来る!……それにしても本当にいい尻だぜぇ、ぷりぷりだなぁ~♡」
リョウは目を輝かせて、束ねられた僕の下半身を舐め回すように凝視する。
「あ、いやあ……あんまし見ないで」
恥ずかしくても、鉄パイプに必死でぶら下がる現状では、身体をひねることすらままならなかった。
Yの字に身体を伸ばしたまま、必死で耐え続ける。
「うう、くう、いや」
僕の身体にはじっとりと汗が浮かび、胸の中心に流れ落ちて股間を濡らす。
じっと瞳を閉じ、両脚もまっすぐに伸ばしたまま、ひたすら耐えていた。
「くうう……ぶら下がってるのがこんなにつらいなんて」
全体重を両手の握力だけで支え続けるのは相当にきつい。
「ちょうど1分を過ぎたところよ。さあ、後9分頑張ってねぇ~♡」
ちらりと時計を見て外井先生が声をかけてきた。
壁に大きな時計があり、本当も確認できるが恐ろしいほど針が進まない。
「う、くうう……ああ……」
もう限界などとっくに通り越し、僕はもう汗まみれになって必死でパイプを握りしめていた。
時計を見ると2分が過ぎたというところだろうか。なんだか、もう無限の時間に感じられてくる。
「ああ……いや……くう」
僕は苦しそうに何度もパイプを握り直している。
体操選手でも何でもない僕の力なんかで何分もぶら下がっていられるものではない。
僕を支えているのはウナギ風呂に落ちたくないという恐怖心だけだ。
「すごいわ、3分経過よ~♡ 正直言うと、もっと早くリタイアすると思ってたわ。アキラ君、ちょっと根性ついたんじゃない?」
「ちゃんとアキラも成長してるんスよ。まあ、身長の方は成長止まってるみたいだがwww」
リョウがニコニコと笑いながら言うと、外井先生も同意する。
「し、身長のことは言わないで……」
歯を食いしばりながら僕は呟いた。
「でも、そろそろかしら~」
苦しそうに身体をくねらせる僕に、外井先生は笑いかける。
「そのパイプは錆びないように自己防衛するのよ。水分に反応して油を分泌させる仕組みになっているの」
外井先生が上を見上げて言う。
「油……」
その言葉に僕は言いようのない不気味さを感じた。
「そろそろ、アキラ君の手のひらも汗でいっぱいじゃないかしら? うふふ……」
外井先生の低い声がタイル張りの部屋に響く。
「そ、そんな、嘘でしょッ⁉︎」
僕は声をあげて、目を見開いた。
確かに先ほどから、パイプがやけにヌルヌルしているように感じる。
「ああ、いや、ひどい」
僕は慌てて手をずらすが、そこも油が染み出していた。
腕の疲れをごまかそうと、何度も握り直したことで、広範囲に手の汗が付着していたのだ。
「ああッ、くうう、らめぇ、いや、お願い!」
滑りがひどくて、とても摑んでいられないパイプにそれでも何とかぶら下がろうと僕は必死になった。
「あ、ああッ、いやああ」
断末魔のような大きな悲鳴と共に僕の身体が落下していく。
真っ暗なウナギの海に僕は沈んでいった。
「あ、いやあ、ああ、ああ~ッ!」
頭だけをウナギ風呂から出した状態で僕は悲鳴をあげる。
水深が浅いため溺れる心配はないが、脚を縛られていて立ち上がることができない僕は手を使って必死でウナギを振り払う。
「いや、ああ、ぬるぬるしてる、いやああ」
ウナギ独特のぬめりが剥き出しの肌に絡みつく。
「いやああ、助けて、ああ」
僕は必死になって腰を浮かせ、水槽の縁を摑もうとする。
「いや、滑る!」
両脚を束ねられているうえに、水槽の底にぬめりがあり、どうしても滑ってしまう。
腰をわずかに浮かせただけで、足がずるりと滑り、また尻餅をついてしまうのだ。
「ああ、いやあ、こっち来ないで!」
敏感な乳首の上を、ヌメヌメとしたものが這い回る感触に、僕はもう頭がおかしくなりそうだ。
「いやああ、ひああ、ああ、助けてええ、ああッ!」
僕はもう生きた心地がせず、ただ絶叫するばかりだ。
「アキラ、待ってろ。俺が助けるやるからなぁ~♡ おっと、その前に……」
服のポケットからリョウはピンク色のプラスチック製の球体にリモコンが繋がったオモチャを取り出した。
「これで、敏感なところを責めてくださいって、アキラが自分でお願いできたらすぐにでも出してやるぜぇ~♡」
リョウの手の中にあるオモチャがピンクローターであることは、すぐに分かった。
「アキラ君の体力テストのために他の道具も用意しといたわぁ~♡」
今度は外井先生が戸棚から、棒状の本体にテニスボール大のヘッドがついたものを持ってきた。
「アキラ君は電マが大好きって、リョウ君から聞いたわぁ~♡ もう使い慣れてるんでしょ~?」
外井先生が本体のボタンを押すと、タイル張りの部屋にモーター音が響き、ヘッドが恐ろしいほどの振動を始めた。
「ひ、ひああ、何でもするから早く出してぇぇ~ッ!!!」
ヒップに粘っこい生き物を感じた僕は身体を引きつらせる。
「うふふ、ウナギに弄ばれるアキラも可愛いかったぜ♡ 本音を言うと、もっと見てたかったんだが仕方ないなぁ」
リョウはにやりと笑うと、僕に向けて、ロープを投げ込んだ。
変態体力テストは放課後になっても僕だけ終わることなく、次の日の朝までローターや電マで性感チェックを受け続けるのであった。
リョウは水槽のすぐそばまでやって来て僕を見上げた。
「大丈夫だ、アキラなら出来る!……それにしても本当にいい尻だぜぇ、ぷりぷりだなぁ~♡」
リョウは目を輝かせて、束ねられた僕の下半身を舐め回すように凝視する。
「あ、いやあ……あんまし見ないで」
恥ずかしくても、鉄パイプに必死でぶら下がる現状では、身体をひねることすらままならなかった。
Yの字に身体を伸ばしたまま、必死で耐え続ける。
「うう、くう、いや」
僕の身体にはじっとりと汗が浮かび、胸の中心に流れ落ちて股間を濡らす。
じっと瞳を閉じ、両脚もまっすぐに伸ばしたまま、ひたすら耐えていた。
「くうう……ぶら下がってるのがこんなにつらいなんて」
全体重を両手の握力だけで支え続けるのは相当にきつい。
「ちょうど1分を過ぎたところよ。さあ、後9分頑張ってねぇ~♡」
ちらりと時計を見て外井先生が声をかけてきた。
壁に大きな時計があり、本当も確認できるが恐ろしいほど針が進まない。
「う、くうう……ああ……」
もう限界などとっくに通り越し、僕はもう汗まみれになって必死でパイプを握りしめていた。
時計を見ると2分が過ぎたというところだろうか。なんだか、もう無限の時間に感じられてくる。
「ああ……いや……くう」
僕は苦しそうに何度もパイプを握り直している。
体操選手でも何でもない僕の力なんかで何分もぶら下がっていられるものではない。
僕を支えているのはウナギ風呂に落ちたくないという恐怖心だけだ。
「すごいわ、3分経過よ~♡ 正直言うと、もっと早くリタイアすると思ってたわ。アキラ君、ちょっと根性ついたんじゃない?」
「ちゃんとアキラも成長してるんスよ。まあ、身長の方は成長止まってるみたいだがwww」
リョウがニコニコと笑いながら言うと、外井先生も同意する。
「し、身長のことは言わないで……」
歯を食いしばりながら僕は呟いた。
「でも、そろそろかしら~」
苦しそうに身体をくねらせる僕に、外井先生は笑いかける。
「そのパイプは錆びないように自己防衛するのよ。水分に反応して油を分泌させる仕組みになっているの」
外井先生が上を見上げて言う。
「油……」
その言葉に僕は言いようのない不気味さを感じた。
「そろそろ、アキラ君の手のひらも汗でいっぱいじゃないかしら? うふふ……」
外井先生の低い声がタイル張りの部屋に響く。
「そ、そんな、嘘でしょッ⁉︎」
僕は声をあげて、目を見開いた。
確かに先ほどから、パイプがやけにヌルヌルしているように感じる。
「ああ、いや、ひどい」
僕は慌てて手をずらすが、そこも油が染み出していた。
腕の疲れをごまかそうと、何度も握り直したことで、広範囲に手の汗が付着していたのだ。
「ああッ、くうう、らめぇ、いや、お願い!」
滑りがひどくて、とても摑んでいられないパイプにそれでも何とかぶら下がろうと僕は必死になった。
「あ、ああッ、いやああ」
断末魔のような大きな悲鳴と共に僕の身体が落下していく。
真っ暗なウナギの海に僕は沈んでいった。
「あ、いやあ、ああ、ああ~ッ!」
頭だけをウナギ風呂から出した状態で僕は悲鳴をあげる。
水深が浅いため溺れる心配はないが、脚を縛られていて立ち上がることができない僕は手を使って必死でウナギを振り払う。
「いや、ああ、ぬるぬるしてる、いやああ」
ウナギ独特のぬめりが剥き出しの肌に絡みつく。
「いやああ、助けて、ああ」
僕は必死になって腰を浮かせ、水槽の縁を摑もうとする。
「いや、滑る!」
両脚を束ねられているうえに、水槽の底にぬめりがあり、どうしても滑ってしまう。
腰をわずかに浮かせただけで、足がずるりと滑り、また尻餅をついてしまうのだ。
「ああ、いやあ、こっち来ないで!」
敏感な乳首の上を、ヌメヌメとしたものが這い回る感触に、僕はもう頭がおかしくなりそうだ。
「いやああ、ひああ、ああ、助けてええ、ああッ!」
僕はもう生きた心地がせず、ただ絶叫するばかりだ。
「アキラ、待ってろ。俺が助けるやるからなぁ~♡ おっと、その前に……」
服のポケットからリョウはピンク色のプラスチック製の球体にリモコンが繋がったオモチャを取り出した。
「これで、敏感なところを責めてくださいって、アキラが自分でお願いできたらすぐにでも出してやるぜぇ~♡」
リョウの手の中にあるオモチャがピンクローターであることは、すぐに分かった。
「アキラ君の体力テストのために他の道具も用意しといたわぁ~♡」
今度は外井先生が戸棚から、棒状の本体にテニスボール大のヘッドがついたものを持ってきた。
「アキラ君は電マが大好きって、リョウ君から聞いたわぁ~♡ もう使い慣れてるんでしょ~?」
外井先生が本体のボタンを押すと、タイル張りの部屋にモーター音が響き、ヘッドが恐ろしいほどの振動を始めた。
「ひ、ひああ、何でもするから早く出してぇぇ~ッ!!!」
ヒップに粘っこい生き物を感じた僕は身体を引きつらせる。
「うふふ、ウナギに弄ばれるアキラも可愛いかったぜ♡ 本音を言うと、もっと見てたかったんだが仕方ないなぁ」
リョウはにやりと笑うと、僕に向けて、ロープを投げ込んだ。
変態体力テストは放課後になっても僕だけ終わることなく、次の日の朝までローターや電マで性感チェックを受け続けるのであった。
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