男の子たちの変態的な日常

M

文字の大きさ
上 下
103 / 348

102 変態教育カリキュラム〜前編〜

しおりを挟む
 従順で家庭的な男子を育成するための教育カリキュラムが導入されることになり、男子のみ1限から6限まで外井げい先生による家庭科の授業を受けさせられることになった。

「さあさあ、男子の皆さ~ん! 今どき家事ができない男では誰にも結婚相手として認めてもらえません! どこに出しても立派に勤めを果たせるような男の子に成長するために今日は滅私奉公的に御主人様のどんな命令にも従う訓練をするわよ~♡」

 2人1組になって御主人様役と世話役に役割分担するシステムで授業は進行していく。
 不器用で家事が苦手な僕は自動的に外井げい先生から世話役に任命され、何でもそつなくこなすリョウと組むことになった。

「ふぇぇ、僕に家事なんて無理だよぉ~」
「こらこら、アキラくん。苦手なものから逃げちゃダメでしょ! 男は見た目だけじゃダメなのよ。リョウくんみたいに何でもこなせるようにならなきゃね~♡」

 外井げい先生はそう言うと、僕を四つん這いにして裸にひん剥き、首輪をつける。

「男の子を躾けるのに首輪は必須アイテムよぉ♡ 御主人様の言いなりになりながら人生の全てを家庭のために捧げられるようになって初めて男は一人前になるの! アキラくんのような甘ったれな男の子には特に指導が必要みたいね。さあ、早くこれに着替えなさ~い」

 まだ寒い季節であるにもかかわらず、スクール水着の格好でエプロンを着せられた。エプロンの面積は小さく、白いフリルがついている。まるでメイドさんみたい。頭の上には、へにゃっと垂れた犬耳カチューシャをつけられた。
 僕はリョウを見上げるように跪き、自虐的な困惑の表情を浮かべると、クラスメイトたちの目を釘付けにする。
 弱気な僕は手をこまねいて困惑するばかり。
 思わず僕はお座りのポーズとなり、リョウをじっと見上げた。
 リョウはごくりと生唾を飲みくだしてから、僕に言い放った。

「さあ、アキラ♡ 御主人様にお尻を向けて奉仕するんだぞぉ~」

 授業の一環だから仕方がない。僕は膝立ちの姿勢まで起き上がり、指示通りにお尻をリョウに向ける。

「えぇと、これでいい?」

 すると、リョウは性的興奮に駆られ、お尻に平手打ちを命中させる。
 ぱしん! ぱしんッ!
 僕のオケツは快音を鳴らした。

「あふぅう……あん、らめぇ!」

 僕は声をあげながら両腕で踏ん張り、くずおれそうになった姿勢を支える。
 叩くばかりでなく撫でる手つきも織り交ぜて、リョウはスクール水着の食い込みをなぞりあげた。ざらつく薄生地越しにお尻の谷間を穿り、僕の温もりを確認する。
 すると外井先生は撮影を開始した。

「新たな教育現場を撮影することで次の授業に生かそうと思ってるだけよぉ。やましい気持ちなんて、これっぽっちもないんだからねぇ~♡」

 外井先生はカメラのひとつを片手で構え、僕に接近した。
 隙だらけな僕の際どい食い込みから吟味する。

「授業のためなら仕方がないですね。撮られてても我慢します……」

 僕は恥ずかしそうに胸をかき抱き、カメラから逃げたがって腰をくねらせた。思わずエプロンの届かない太腿を閉じ合わせる。

「アキラ、犬なんだからお手をして、お手ッ」

 首輪で繋がれた僕は、しどろもどろになりながらも右手を伸ばした。

「こ、こうかな? リョウ」

 犬らしく蹲り、不安そうに次の命令を待つ。僕の惨めな従属ぶりは外井先生によって撮影中だ。
 対照的にリョウは調子を上げ、ある言葉に含みを込めた。

「次は、ちんちんだ。ちんちん、分かるよな?」
「ち……ちんちん?」

 あからさまなその単語に僕は顔を赤らめる。
 ちんちんの意味は分かってるけど、名称が男性器だけに僕は卑猥な意図を察せずにはいられなかった。

「さあ~、早くちんちんしろぉ~」
「わ、分かったよ。……こんな感じ?」

 僕は屈辱的なちんちんのポーズとなり、カメラを見詰めた。

「鳴いてみるんだ、ワンってな」
「うぅ……わん……わん!」

 リョウは僕を屈服させることで、気持ちが高揚感を帯びてくる。

「犬なら四つん這いでお散歩しなきゃな、アキラ♡」

 僕は腰が引けた四つん這いになり、リョウの足元をうろうろした。
 外井先生のカメラが背後から僕の股間を、ズームでじいっと覗き込んだ。

「そろそろ本格的にいくぞぉ~♡ じっとしてなぁ」
「本格的にって、もう充分じゃ……ひあぁ!」

 僕は驚き、悲鳴をあげる。お尻の谷間に食い込んでいたスクール水着を、右だけ剥がされてしまったのだ。
 リョウは目を見張り、僕の肛門をまじまじと眺める。
 すぐに僕はお尻を逃がそうとするものの、スクール水着を引っ掴まれ、腰をくねらせるだけ。
 首輪で繋がれているとはいえ手足は自由なのに、僕は肩を強張らせ、身体の震えを止めることに専念していた。頰と同じくお尻も赤く上気し、悶え汗が浮かび始める。
 リョウはお尻の谷間に鼻をくっつけ、無遠慮ににおいを嗅ぐ。

「うひゃ~、相変わらずアキラの穴は良いにおいだぜぇ♡」
「も~う、リョウの変態スケベ!」

 思わず僕は真っ赤になって身じろいだ。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

男子寮のベットの軋む音

なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。 そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。 ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。 女子禁制の禁断の場所。

こども病院の日常

moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。 18歳以下の子供が通う病院、 診療科はたくさんあります。 内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc… ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。 恋愛要素などは一切ありません。 密着病院24時!的な感じです。 人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。 ※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。 歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

真・身体検査

RIKUTO
BL
とある男子高校生の身体検査。 特別に選出されたS君は保健室でどんな検査を受けるのだろうか?

処理中です...