男の子たちの変態的な日常

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101 変態情操教育〜後編〜

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 掌を重ねて接触面を一気に広げられると、僕がビクッと肩を耳まで寄せ、四肢を硬く硬ばらせる。リョウは僕の緊張を解すように腰の周りをぐるぐると撫でまわした。

「さあ~、力を抜いて♡」

 息まで止めていた僕はリョウの言葉で呼吸を再開し、力半分に脱力する。
 ふたりきりとはいえ学校の一室、それも授業中。窓の外からはクラスメイトの掛け声も聴こえてくる。なのに、保健室で誰もいないのをいいことに淫らな行為を始めてしまった背徳感。僕は心配で扉と窓を交互に見遣る。

「だ……誰か来たら大変だよぉ~」

 しかし責めるリョウは、この禁忌感にいっそう昂ってしまう。跳ね上がる心拍数がそのまま性的興奮に還元されているかのようだ。
 胸をまさぐられた僕は歯列を合わせることもできず、濡れた唇をわななかせた。

「もう感じてるんだろ~? もっと感じさせてやるぜぇ~♡」

 次にリョウは、若々しい張りに満ちた太腿に手を這わせた。
 ブルマ姿の僕は内股の角度を狭め、背を丸めて細かく震える。

「ひゃんッ♡……そ、そんな触り方しちゃ……あふう!」

 リョウの手は遠慮せず、僕の太腿を、表から死角の裏側まで、半円を往復するようにさすった。
 ほんのりと火照った肌は股関節に近づくほど敏感になってくる。僕がハアッと色めく。
 リョウは中指の腹に親指を押し付けるようにして僕の乳首を摘む。

「――あッ!」

 ほの赤く頰を染める僕が人差し指を甘噛みする。相当刺激に弱いそこを、あえてリョウは執拗に責めたてた。
 乳首をまわすように軽く捻り、先端に親指の腹を押し当てて擦り込む。すると、だんだん硬くしこってきた。

「ら……らめぇ、もう……!」

 僕は保健室のベッドに完全に押し倒されてしまった。僕は逃げようとするものの、負傷した右脚では容易く起き上がれないため、四つん這いになり、両手でベッドの上を壁際に向かって進んだ。
 突き出された僕のヒップを至近距離でリョウは観察する。
 思わず僕はビクッと震えながら股関をきつく閉じて光の通過さえ遮断する。
 それでもリョウの右手中指は尻の谷間から、アリクイが獲物の巣を穿るように股布を下に進んでいく。僕は内股でぎゅうぎゅうと指先を締め付けた。
 リョウは時計回りに指を半回転させると、旋回に巻き込まれたブルマが新しい皺を寄せる。
 空いた左手では向かいの尻頰を撫でながら、恥ずかしい穴に挿し込んだ中指をゆっくりとスライドさせる。

「あ……あぁ、リョウったら……んふぅ!」

 僕が両手にシーツを掴んで息み、尻の高さはそのままに、四つん這いの姿勢を崩して上体で突っ伏す。呼吸が不規則に乱れて荒々しい。
 それでもリョウの手は止まらない。左手は尻頰から太腿へとカーブを撫でる一方で、右手は中指を逆方向にも捻ってアナルを攪拌する。
 体操着も乱れて背中丸出しの僕がシーツを剥がすように引っ張り、握り拳をぷるぷるとさせた。
 リョウは尻の谷間に鼻を近づけ、故意に音を鳴らしてにおいを嗅いだ。そのまま鼻まで埋めてしまう。

「甘酸っぱくて、くらっとするような良い匂いだ♡」
「こら~、匂いを嗅ぐなぁ」

 リョウは顔全体で尻の張りを楽しみ、両手では太腿をさわさわと飽くことなく撫でまわす。

「はぁん、そこ……やッ、ひぁあ」

 言葉では拒絶しつつも僕の肉体はむしろリョウの顔に尻をなすりつけていた。
 僕はベッドに左頬を押し付けて、首でのたうち髪の波を乱す。丸見えの背中を撫でるだけでも、脚をさすられるだけでも、突き出した尻を敏感そうにプルプルと震わせてしまう。
 望まぬはずの肛門愛撫にも淫らに感じ、ブルマの両脇から発情汁まで垂れ流す。
 リョウのペニスはブルマの中でぱんぱんに膨満していた。ブルマのせいで勃起が突っ張って苦しそうだ。
 リョウはブルマを降ろすや、僕のブルマも剥がしにかかる。
 リョウの本能はもう抑えきれないところまで勢いを増していた。雄渾に反り上がったペニスは、排精するまで鎮まりそうになく、激しく疼いて欲求を切迫させる。亀頭は包皮が届かなくなるまで赤く膨れ上がり、先端の溝から牡蜜を先走らせる。
 亀頭で尻の谷間をなぞられると、僕の中でリョウの欲望を受け止めたいという劣情が激しく燃え上がってくる。
 このままでは心臓が爆発してしまいそうだ。鼓動はなお加速する。
 今は授業中で校舎の中はシンと静まり返っていて、窓の向こうからはクラスメイトの走る音や教師の声が聴こえてくる。
 それでも僕たちの淫行は止まらない。
 リョウの意識は僕の秘めやかな小穴に根こそぎ奪われた。
 変態的な性交を前に、リョウの男根はギンギンに血を迸らせている。リョウのペニスは粘膜を剥き出しにしてまで、卑猥な密着を求めている。僕の穴に肉の芯を埋めたい、僕の肛門を自分のモノにしたいとリョウは渇望していた。
 リョウは溜まった生唾を飲み下したら、僕の秘密の排泄器官に欲望の先端を押し当てる。肉茎のサイズが圧倒的であるにもかかわらず、「入り口」の感触にはグニュウと伸縮する気配があった。

「あ……あッ、ああぁ~♡」

 根茎を掴んで幹の角度を水平に保ち、ズブンと頭を押し込んでみる。外側からは確認できない腸粘膜の、想像以上のヌルつきが、熱くうねってリョウのペニスに粘りつく。
 僕は尻の丸みを引き締めるように力んで肛門挿入に悶絶する。
 括約筋がふっと緩むや、肛門の円周が拡張し、力のベクトルが逆転した。瞬間的な吸引力が生じて亀頭の括れまで引きずり込んでしまう。
 直腸では灼熱が波打っていた。
 リョウはアナルの粘着性と狭苦しさを存分に堪能しながら、僕の腰に両手を移し、一呼吸ごとに肉杭を深く打ち込んだ。
 腰を押さえられながらも、僕は背をのけぞらせて悶絶した。
 学校の保健室であるにも構わず、ビクビクと病的に肩を喘がせる。
 ズブッ……ヌチュッ、ヌチュヌチュヌチュ……ッ!
 僕たちは充足の吐息をシンクロさせた。

「んふぁあ……んふう♡」

 排泄器官に肉杭を深く打ち込まれながら、僕は苦痛を訴えるどころか、くすぐられたかのような震えを細身にゾクゾクと駆け巡らせる。汗ばんだ背中から腰の両脇をさすられると、僕はか弱く呻く。

「ひあ! く、くすぐったいったら……」

 ベッドに四つん這いの姿勢で、体操着は臍の上まで捲れたまま、僕が身を反らせると背の筋がクッキリと浮かぶ。這い蹲っていた腕は肘をピンと伸ばして、上体を支え、指のすべてをシーツに突き立ててあがく。
 股座は太腿を密着させて頑なに閉じられてはいるものの、ブルマは脱がされたまま、剛直の刺さった肛門は丸見えだ。懸命に拡がって巨木を咥え込んだ小穴が結合部の円周から汁をブチュッと滲ませる。

「すごいの、お……お尻、んはぁ、どうにかなっちゃう……あ~ん♡」

 ゆっくりとストロークが開始される。根茎は出口に食い締められ、芯の全体も螺旋状の小道にぎゅうぎゅうと絞られる。
 恥汗を玉にして流す僕の尻の中で、リョウの男根を熱烈に歓迎する。
 考えるより先にリョウは僕の背中を抱き寄せていた。
 リョウは僕の指がシーツを離れるまで抱え、乳首を摘んで引っ張る。
 僕はビクッと竦むも、観念して身を預けた。双肩から腕がだらんと垂れる。
 リョウは僕の肢体を満喫すべく、後頭部に顔を埋めてきた。

「ひはぁあ!!! らめぇ、くすぐったい……」
「はあッ、じっとしてろって……」

 リョウは僕のうなじに鼻頭を押し付けて嗅ぐ。

「アキラのにおいがするぞぉ~、たまらん♡」

 舌も垂らして髪をねぶり分け、酸っぱく細い首筋を舐めまわす。リョウは積極的に愛撫に熱を込め、甘く囁いて聞かせた。

「アキラ、すごく……はあッ、いいぞ」

 尻穴に埋まった肉柱がビクンと脈打ち、疼きに似た掻痒感に悶々とする。僕の狭穴でリョウが抜き挿しして淫猥な摩擦を供給してくる。
 ズチュ……ズチュ、ズチュ、ズチュ!
 僕は淫らに打ち震えるばかりで、呂律もまわらず。

「あっひあぁら! らめぇ、リョウ、ひあッ、お尻、きひゃうから~♡」

 輪に拡張したままの結合部から細かい白泡をブクブクと湧かす。いっそう締めつけが強くなり、怒張は摩擦を最大限に拾うことができた。
 ズチュンッ! ヌチャヌチャッ、ズチュ……ヌチャリ!
 菊の花に挿し込んだ剛直を上下にスライドさせる。

「ひんあぁ! ほ、ホントに、ひちゃう……はあッ、んっくはあ♡」

 肉棒がスコップのように僕の肛門を捲り返した。僕が腰の角度を微調整することで、卑猥なストロークはよりリズミカルに、よりリョウのペニスを甘く痺れさせた。

「アキラ、神かよ……はあッ、すごく……絡みついて!」

 リョウと僕は快楽に翻弄されていた。

「あぁんッ、リョウ! こんなの……す、すごぃ……ああああ~♡」

 リョウの腕の中で僕の体温が上昇する。リョウの肉体も同じだけ昂っていく。律動は激しさを増し、電流のように駆け巡る法悦に全身を焼かれた。
 ここが保健室で今は授業の最中であることが、思考の枠から外れていく。肉と肉がグチャグチャと絡み合う生々しい感触ばかりが意識を独占し、窓の外からクラスメイトの声が聴こえてきても耳を素通りする。
 肉棒を捻り出した分だけ肛門一帯が盛り上がり、捲れ返って細かい泡を噴く。力強くズブンと一気に押し込まれると、突き上げられた僕の体躯が打ち震える。

「あっひゃぁあああ~♡」

 直腸を届く限りの奥まで潜行する亀頭が、ギンギンに腫れて新たな熱源と化し、淫悦の火薬を全身にばら撒いた。今にも弾けそうだ。
 僕はリョウの左肩に頭を乗せるように喉を反らせ、熱っぽく喘ぎを吐き出す。

「はああッ、リョウ……僕、イっちゃう!」

 高まる官能に素直になれない僕は、いやいやと首を振り、リョウの頰を髪でくすぐる。

「あッ、ああぁん!」

 挿入前とは別物であるかのように肛門一帯がモゴモゴと蠕動する。アナルピストンで重心を乱された僕は、後ろのリョウに背を預け、矢継ぎ早に呼吸を急いだ。

「はあッ、もぅらめ……ひあッ、あんふぅう」

 括約筋がぎちぎちと太肉を食い締める。バナナ程度なら噛み千切ってるほどだが、肉杭は苛烈な腸圧さえ弾き返して血液を循環させ、排精欲を圧迫させていく。
 グチャッ! ヌチャッ、ヌチュ、ズチュンッ!
 直腸のうねりを突き破って男根が硬く反り返り、亀頭を奥の奥まで、尾てい骨の高さまで発作的に押し込む。
 僕は前に垂らした腕の先まで病的な痙攣を走らせた。ちょくちょく全体が渦を巻くように収斂を極めて絶頂。

「あはぁあああああああああああああああああああッ!!!」

 リョウも激烈なバイブレーションを僕の直腸に送り込む。肉の感触でぐちゃぐちゃに混沌としていた脳裏は漂白し、身体中の神経に撒かれた火薬が火花を散らした。

「俺の波動砲、発射ぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」

 熱い迸りが砲身を駆け抜ける。
 ドクンッ! ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ!
 飛距離も量もはっきりとは分からない、粘膜器官にミッチリと包まれながらの射精。尻穴の中で男根が精を吐くたび、悦びの波紋が広がり、快美感に充ち満ちていく。
 リョウと僕の満足げな声が重なった。

「はああぁあ……!」
「ひはぁ……アキラ♡」

 疲労とは異なる心地のよい虚脱感に崩れる。僕はリョウの左肩に頭を乗せる形で、ぐったりとし、リョウも余韻に酩酊してしばらくは動くことができなかった。
 排精を終えても砲身は高温多湿の空間に密封されたまま。
 白濁液が直腸に行き渡るのをたっぷりと吟味してから、ようやく肉茎を引きずり出す。僕はベッドに突っ伏し、呼吸の調整に専念した。

「はッ、んく……んはぁ……」

 太腿は光を弾くほど汗にまみれ、腕はだらんとして、着衣の乱れを整える力も残っていなかった。体操着は右上がりに捲れており、濃紺のブルマは逆三角形の角度が水平になるまで下にずれ、汗気に浸されている。
 やがて僕はブルマを腰まで引っ張り上げ、体操着の裾も降ろしてから身を起こす。
 キーン、コーン、カーン、コーン……。
 僕は赤面しながら終業の鐘が響き渡るのを静かに聴いた。
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