男の子たちの変態的な日常

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86 変態プロデューサー〜前編〜

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 レッスンが続くうち、やがて前の事務所との契約期間が終わり、翌日には今の事務所と専属契約を結んだ。
 今の事務所のホームページにアクセスしてみると、僕はトップページに新人として写真入りで紹介されていた。
 所属タレントとしてスタートを切ってまもなく、社長に呼ばれた。

「プロデューサーに挨拶しに行きなさい。偉い人だから失礼がないようにね」

 社長に言われて僕は嬉しくもあり緊張もした。
 テレビ局で会うのかと思ったが、車に乗せられて向かった先は都内のシティホテルだった。
 エレベーターに乗って、プロデューサーのいる部屋の前まで辿り着くとドアチャイムを押す。しばらくすると、プロデューサーが出てきた。

「初めまして、AKIRAと言います。よろしくお願いします」

 緊張して頭を下げ、挨拶した。

「可愛いねえ。やっぱり、生で見るのが一番だよぉ~♡」

 プロデューサーは眼を細めて笑顔で返してきた。僕は「いえ……」と小声で謙遜した。
 部屋に入ると、長椅子のソファに導かれた。
 プロデューサーがすぐそばに座ってきたので僕は緊張してしまった。
 番組と主な出演者についてプロデューサーから少し説明を受けた。

「新人は出しゃばらないこと。AKIRAくんはまだ慣れてないだろうから焦って笑いを取らなくてもいい。トークの内容も用意するから安心して大丈夫だから」

 僕は黙って頷いていた。
 プロデューサーは僕の方を身を乗り出して見ていた。

「ああッ、いやぁン」

 プロデューサーにお尻を大きく撫で上げられた。
 僕は慌ててプロデューサーの方を向いた。

「うへへ、撫でなでしちゃお~うかなぁ♡」

 その言葉で危険を感じて、プロデューサーから一歩後ずさった。
 立ち上がったプロデューサーに手をつかまれ、太腿からさっと撫で上げられた。
 手が胸まで這い上がり、そこで止まったが、ゾクッと鳥肌が立つ感触が襲った。
 もう一方の手が腰回りを指先をぐっと立てたりしながら撫でてくる。お尻、腰骨、お腹へと何かを探るように撫で回された。
 ある程度は覚悟していたが、いざ敏感な身体のあちこちを触られると、羞恥と快感で悩ましくなる。特に乳首を愛撫されると、感じてしまって悶えるように身体をくねらせた。
 両手は胸の前で力を入れて拳をつくっている。乳首を爪でコリコリといじられた。

「いやぁあッ」

 羞恥と緊張の中で乳首にイケナイ快感が生まれてしまう。
 口をすぼめて、フーッと耳に息を吹きかけられた。

「あ……あン……」

 またゾクッとして身をすくめる。
 快感だけでなく、感情を刺激するおぞましさも影響しての反応である。
 もう故意にゆっくりと、じわじわといやらしいイタズラをしようとしているのが分かる。

「さあ、ベッドのところに行こうか」

 僕は無理やり寝室へ引っ張られていった。

「いやぁ、らめぇ」

 大きなダブルベッドの前に立たされた。
 セックスをさせられる仕置き台のような白い世界が目の前にある。
 その前で僕はじっと立っている。
 ドキドキと鼓動が高鳴る。

「全裸で四つん這いになってみようか~」
「えッ、四つん這い⁉︎」

 仕方なく全裸になった僕は身体を両手で抱くようにして立ち尽くしていた。
 おどおどして瞬きが多くなり、また逆に一点を見つめたりする。
 拒否しようかと迷っていると、肩を摑まれて「さあ」とベッドの方へ押された。
 ベッドに上がって戸惑いながら手をつき、四つん這いになった。
 顔を横に向けてプロデューサーを窺う。
 まだ背中が丸くなっていて、プロデューサーに上から押された。
 上半身が少し下向きになった。

「ベッドに顔をつけて」

 僕は言われるまま両肘をついて顔をベッドに伏せた。不安感から顔は横にしてプロデューサーを見ようとした。
 この格好だとお尻が高くなってくる。背後から見られていると思うと、本当に恥ずかしかった。
 股間が露になって泣きたいくらい羞恥心を掻き立てられた。

「むふふふ♡」

 プロデューサーもベッドに上がった。僕の横に膝で立って、長い前髪を手ですくい、顔を近づけて匂いを嗅いできた。

「あぅ、やめてください……」

 僕は嫌がるが、あからさまに嫌悪すると恐い気もする。
 背中から腰まで手を這わされた。お尻も撫でられた。

「新人アイドルはお尻を撫でられるのも大事なお仕事だよ。アイドルは皆、こうやって大きな仕事を与えてもらうのさ。アイドルなら誰もが通る道なんだからね~」

 手のひらでぐるぐると丸く尻たぶを撫でてくる。

「尻の形がいいアイドルは成功しやすいと言われてるんだよ~♡ ファンもアイドルの下半身にばかり目が行っちゃうもんだからね」

 尻を撫でられながら言われると、恥ずかしさで涙が出そうになる。
 股間にすっと手が入ってきた。

「そこ、らめぇッ……」

 僕は全身がブルッと震えた。
 絶対にいじられたくない尻の割れ目にプロデューサーの指が触れた。

「うあぁッ、らめぇッ!!!」

 反射的に華奢な身体が跳ね起きた。
 まさかプロデューサーがそこまでやるなんて夢にも思っていなかった僕の認識は甘かった。

「こらこら~」

 プロデューサーは笑いながら、僕のお尻の真後ろに移動した。
 気になって振り返ると、プロデューサーがズボンを脱ぎ、パンツも脱ごうとしていた。

「い、いやぁぁ」

 プロデューサーがパンツを脱ぐと、僕は肉棒を目の当たりにした。
 プロデューサーが四つん這いになった僕のお尻のすぐ向こうで胡座をかいた。
 プロデューサーの両手が股間に伸びてきた。

「うあぁ、らめぇ~ッ」

 僕は尻たぶを、内腿のつけ根の皮膚ごと左右に押し分けられた。
 肛門周囲、内腿まで左右にピンと張って広げられたままになっている。

「あああ~ッ!」

 僕は羞恥に嘆く声を漏らした。
 恥ずかしさで身体をまるで感じているかのようにくねらせてしまう。
 あからさまに凝視されている。僕の最も恥ずかしい敏感な体内への入り口を剥き出しにされて見られている。
 これまで僕に黒い欲望を持った人間には何度も遭遇してきた。そして今、テレビ局のプロデューサーが恐い男の武器をビンと勃てて迫ってきた。
 このままでは犯されてしまう。この手の人間は自分の中の黒い欲望が満たされるまで僕を貪り尽くそうとする。
 僕は絶望的になって涙ぐむ。
 羞恥や屈辱感を誤魔化そうとして無表情を装ったりする感情のコントロールはできない。きつい眼差しになって相手を睨んだりもできない。

「さあ、プロデューサーへのご奉仕はアイドルの基本中の基本だよ! セックステクニックさえ磨けば、AKIRAくんはどこまでも羽ばたいていけるのさ~♡ プロデューサーの私に感謝しなさ~い」

 僕のお尻に太くて長いプロデューサーチンポが接近してくる。
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