男の子たちの変態的な日常

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80 変態クラブ〜後編〜

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「はあん……」

 リョウの耳もとでイヤラシイ声を出してしまう。僕のエロティックな声にそそられたリョウが本能的にキスを求めた。犯すように僕の唇をむさぼり、乳首をつまんだリョウの指に少し力が入る。

「ん……む……んふぁあ……」

 僕の口の中を容赦なく舌でかきまわす。そうしながら、華奢な肩をなぞるように指を這わせる。

「もう……らめぇ~♡」

 頰をピンクに染めながら、僕はそう言ってリョウの耳を軽く咬んだ。
 耳のお返しに、いきなりリョウが軽く乳首に歯を当てる。

「んんッ!」

 上下の前歯で乳首を咬んでおいて、さらに舌先でちろちろと乳首の先端を舐めた。

「やッ、はあうッ!」

 喘ぎつつ、僕の身体はびくんと痙攣する。
 リョウは反射的に再び乳首にアタックする。今度はちゅるんと吸い込み、リョウは赤ん坊のように吸いたてた。同時に、僕を押し倒し、左手でもう片方の乳首をつかむ。
 ピンと勃起した乳首を口の中でレロレロ、チュウチュウする。
 リョウは責めながら、ちらっと僕の表情を覗き見た。僕は顔を上気させ、くすぐったさと快楽と痛みをいっしょくたにしたような感覚を味わった。
 リョウは胸への愛撫を中断し、ずりずりと上にズリあがって僕の顔にキスをした。再び、底なし沼的ディープキスが始まる。
 唇を離し、息を切らしながら見つめ合う。

「好き♡……大好き♡……」

 リョウは僕の愛に応えるかのように首筋に唇を当て、股間へと手をのばした。

「やんッ……」

 リョウの指先が、いきなり敏感な部分に触れてしまい、僕はピクンと腰を引いた。僕の太腿が、ぴたっと閉じられる。
 まずリョウは太腿と太腿の間に手を差し入れ、すりすりと愛撫する。

「んは……くすぐったいよ……♡」

 甘い声をあげる僕の太腿がゆるむ。
 すかさず愛撫の範囲を太腿の奥へとひろげた。脚の付け根やお尻の方まで、すりすりしてくれる。
 僕は思わず感じてしまう。僕は人差し指を咬んで目を閉じている。
 しだいに奥へとリョウの手が進入してゆく。

「あッ……気持ちいい……♡」

 喉を撫でられてる仔猫みたいになってしまった。
 僕は恥ずかしさをこらえるように唇を嚙んで目を閉じる。

「あんまし……じっと見ちゃイヤ。恥ずかしい……」

 両手で顔を隠しながらも、割れ目はぱっくりと開いている。すでにリョウの肉棒を迎え入れる準備はできていた。

「何度見ても飽きないなぁ~、アキラの大事なトコは♡」

 リョウは唇で僕の股間にキスをした。

「ふあッ!」

 多少、おおげさに僕はビクンと反応して腰を浮かせた。
 リョウは僕の両脚のつけ根をかかえ、つづけざま僕の股間にキスの雨を降らせる。時おり、ちろりと舌先で敏感な部分を舐めてくる。

「……気持ちいいッ……どうか、なっちゃうぅ……」

 僕は身をよじり、手足を突っぱって、うわごとのように口走る。
 僕の反応を見ながら、リョウは徐々に責め方を変えていく。

「あッ、ふあん……♡」

 僕は切なげな声をもらしつづける。
 リョウのセガレはしびれを切らしているようだった。

「俺らが繋がる瞬間を周囲の連中にも見せびらかしてやろうぜ」
「……あ~ん、僕たち、変態しかいないクラブで一番の変態さんになっちゃうよ~♡」

 自分でもビックリするくらい周囲からはドン引きされている。でも、まあいいや。
 リョウはゆっくりとシャフトをアナルにあてがい、そしてズブリと挿入した。

「はッ……んッ!」

 僕の唇にもう一度キスしてから、リョウはシャフトをずずっと動かす。

「んッ!」

 リョウは上から、ぎゅうっと僕の身体を抱きしめた。
 呼応するかのように、リョウのペニスがさらに僕の中で膨張してゆく。
 抱き合ったまま、ゆっくりと大きなストロークで抽送を繰り返す。
 リョウの腕の中で、ビクビクと僕の身体が震える。

「いいッ……イッちゃうぅぅ……♡」

 途切れ途切れの甘い声がリョウの耳をくすぐる。

「んッ……んッ……♡」

 リョウのペニスが奥まで差し込まれるたび、僕は鼻にかかった甘い声をあげる。

「あッ!」

 激しい喘ぎ声をあげて、僕がリョウの頭をかかえこんだ。
 思い出したように、またキスをした。舌を絡め合うディープキスだ。
 腰の動きが止まっていることを思い出し、再び、さっきよりも激しい抽送を開始する。

「……んむ……」

 僕が舌を絡ませたままで声をあげようとする。
 唇を離し、上半身を起こす。両手をついて激しく腰を振った。

「あッ! あッ!」

 リズミカルに腰を打ちつけられるたびに、僕の声は高く切なく変化してゆく。2人とも息が荒い。
 乳首を指でこねまわしつつ、ラストスパートをかけた。結合部では「ぱん! ぱん!」と、赤面するほど激しい音がしている。

「んッ! あッ、いッ……イッちゃう……イッちゃうよぉ~ッ♡」

 絶叫をほとばしらせ、エクタシーを僕は迎えた。
 きゅううっと、瞬間的に僕の中でリョウの肉棒が締めつけられた。
 たまらず、リョウも絶頂を迎え、どぷどぷ!……っと勢いよく精を放つ。大量の精液で僕の中が満たされてゆく。
 互いに繋がったまま、2人して見つめ合う。
 僕たちは息を切らして汗だくだった。
 それでも、互いの身体を引き寄せるようにして抱き合い、唇を重ねる。

「卒業して大人になっても僕たち一緒でいられるかな?」

 リョウは僕の髪を撫でながら微笑んだ。

「当たり前だろ。どんな大人になったってアキラはアキラだろ?」

 僕は今のリョウの言葉を聞いて、なんだか自分の将来に少しだけ希望を持つことができた。
 疲れと骨髄をとろけさせるような快楽にむしばまれ、しばらく僕たちはその場でセックスの余韻に浸り続けた。
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