男の子たちの変態的な日常

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77 変態ご褒美〜前編〜

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 今日は球技大会の日だった。
 僕たちのクラスはバスケをやることになり、体育館の中では白熱した試合が展開されていた。
 出番が来るまで僕たちはフロアのすみでだべっている。
 やがてリョウの所属するチームの試合開始時間が迫った。

「じゃあ、試合頑張ってね。僕、応援してるから」
「俺らのチームがクラスを優勝に導くぜ!」

 試合が始まって、しばらくするとリョウたちは相手チームに圧倒的な点差をつけ始めた。
 ユニフォーム姿でコートを駆けまわるリョウの動きを凝視していた。すんごく高く跳んだり、けっこう激しい動きで相手の選手をとめている。
 ボールがリングに当たって宙に浮くと、すかさずリョウが高く跳んでリバウンド、そして速攻――。

「イケええッ、リョウ!」

 リョウは手を振りあげて叫んでいた。
 背の高い相手のブロックをフェイントで抜いて、リョウは綺麗なフォームでランニングシュートを決めた。その直後、試合終了のホイッスルが鳴る。
 割れんばかりの拍手と歓声の中で、リョウは確かに僕の方を見てガッツポーズをしてみせた。


ーーー


「俺がクラスを優勝に導いたんだから、ご褒美をもらわないとな♡」

 軽いキスの後、リョウは僕にそう言った。
 閉会式も終わり、すでに大半の生徒たちは体育館を出ている。
 リョウは制服に着替えている。シャワー室でシャワーを浴びてきたらしく、リョウの髪はシャンプーの香りを漂わせていた。
 僕は瞳を閉じてキスを待つ仕草をした。
 リョウは躊躇なく僕の華奢な身体を抱きしめ、唇をついばむようにキスをした。

「僕、エッチな男の子になっちゃったみたい。リョウのこと思って、いつも1人で……」

 顔を赤らめて、僕は股間を押さえつけるような仕草を見せる。息が荒い。自分の言葉に興奮しているみたいだ。
 僕は性的な刺激で熱く疼いている敏感なところを軽くイジっている。

「1人で、どんなことするんだぁ~?」

 細い腰に手をまわし、優しく力を込めながら少しイジワルっぽくリョウは問う。
 僕は片手で、ぎゅっとリョウの制服の袖をつかみ、片手で自分の股間をもぞもぞ撫でながら、「んっとね、んっと……」と、下を向いたままつぶやく。

「……エッチなこと」

 潤んだ瞳で、切なげにリョウを見つめる。
 リョウはコートの中をカッコよく駆けまわってた男の子とは思えないほど、変態的な表情になっていた。

「それって、こんなことかぁ~?」

 言いつつ、リョウは手のひらで僕の肌の感触を感じながら、太腿をさわさわとソフトに愛撫する。

「ああッ……」

 少しかすれた甘い声をあげ、僕は身をよじらせた。
 吐息をもらす僕の唇に激しくキスをした。つづけて舌をこじいれ、舌先を絡め取る。僕も舌を絡めてリョウに応じた。
 キスしながら、リョウは太腿を愛撫していた手を、今度は制服の上衣の下へともぐらせた。
 ツンッと盛り上がった乳首の先端にリョウの指先が触れただけで、僕は「あんッ♡」と甘ったるい声をあげる。

「あ……気持ちいい……んッ……あはあッ……」

 僕は絶え間なく喘ぎ声をもらし続ける。

「らめぇッ!……」

 僕は一瞬、身体を弓なりにそらせて痙攣した。
 リョウは優しくソフトに乳首を愛撫する。

「……はん……感じちゃう♡」

 僕の身体から力が抜けていく。

「乳首が、キュンってなるよぉ……」
「そうか、乳首がね~」

 僕は両手で制服をたくし上げ、恥ずかしそうに下を向きながらも、上半身をリョウに披露した。
 リョウはひょっこり顔をのぞかせた乳首の先を、指の腹でちょんっと撫であげた。

「ひッ……んッ!」

 それだけで僕はあられもない声をあげる。

「ここをどうして欲しいのかな?」

 しばらくうつ向いていたけれど、僕は恥ずかしいのを我慢する表情でリョウにおねだりをした。

「ぺろんって、リョウに舐めてほしい……」
「アキラの頼みじゃ断れねえなぁ~」

 言うなりリョウは尖った淡いピンク色の乳首をぺろんっと舐めた。

「ひゃんッ!……」

 思わず僕の肩に力が入る。
 リョウは僕の身体を横たわらせ、手首を握って自由を奪い、立て続けにペロペロと乳首を舐めまくった。

「あッ! あッ! あああッ♡」

 我ながら激しい反応だった。
 続いて、乳輪をまるごと口に含むようにして乳首を吸う。

「ああああああああああああああああああ~ッ!!!」

 とてつもない快感に、僕はビクビクッと小刻みな痙攣を繰り返している。ちゅぽんっと口を離し、リョウは乳首を観察した。リョウの唾液で濡れた乳首は、さっきよりも、ちょっとだけ形がはっきりしているように見える。

「気持ちいいだろ~?」
「うん……気持ちいいの♡」

 僕は息を荒げてそう応えた。
 片手で乳首の愛撫を続けつつ、リョウは股間へも手をのばした。一瞬、ぴくんと身体をこわばらせたものの、僕は抵抗しなかった。
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