男の子たちの変態的な日常

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76 変態艶羨

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 最近リョウったら、カスケとばかりイチャイチャしているような気がする。
 でも、僕はそれでもやっぱりリョウのことが好き……。
 もしリョウのことを諦めたら絶対後悔するに決まってる。リョウが他の男を抱くとこなんて、ホントは想像しただけで胸が苦しくて壊れそうだ。
 リョウの手が、他の男のしなやかな裸身を撫でまわす。リョウの指が、他の男の乳首をつかみ、恥ずかしい穴をくちゅくちゅとまさぐる――。
 そんなシーンを思い浮かべると、かなり深刻な、暗い負の感情が僕の中で暴れまわった。

「僕って、けっこう嫉妬深いのかな……。でも、僕は悪くないもん。僕にこんな思いをさせるリョウが悪いんだから!」
「おや? 俺がどうかしたか?」

 たまたまリョウが僕のもとへ来ていた。

「どうかしたかじゃないよ! カスケとばかりイチャイチャしてッ! 悪いリョウにはオシオキが必要だね~」
「えっと、俺は別にカスケとそんなに仲が良いわけじゃ……」

 言い訳を試みるリョウの首に、するりと僕は腕をのばす。
 僕の身体がリョウの胸板に押しつけられていく。

「言い訳しないで、目をつぶってて」

 耳たぶに触れるくらいに唇を近づけて、僕は囁いた。

「お、おう……」

 リョウは抵抗しなかった。耳たぶを咬む濡れた唇の感触にリョウは浸っていた。
 目をつぶっているリョウの唇に僕は舌を差し込んだ。
 リョウは僕の頭を抱えて髪を撫でてきた。そのままむさぼるように互いの舌を吸い合う。
 結局、本音ではただリョウとエッチがしたかっただけなんだと気づいた。
 僕はリョウに激しく求められることに喜びを感じていた。

「ほら……僕に触って……」

 僕はいつもよりずっと甘い声でささやき、リョウの手を自分の股間へと導いてゆく。
 くちゅという、粘液質の音がした。
 リョウの指に、熱いしずくと柔らかな肉の感触が伝わってくる。それも、下着の布地越しにではなくダイレクトに――。

「今、僕、下着はいてないんだよ。僕の恥ずかしいところを早くリョウにいじってもらいたくて……」

 と言いつつ、僕は股間をリョウの太腿に擦り寄せていった。
 まるで別の生き物のように、僕の股間がリョウの太腿の表面を這いまわり、ヒクヒクと痙攣しながら吸いついていく。

「もうリョウのここ、こんなになってる……」

 ぐちゅぐちゅと、熱く潤んだ股間をリョウの太腿に擦りつけながら、僕がリョウの猛り立った肉棒をつかみ、しなやかな指先が布地越しにチンポをしごく。

「うおッ! アキラ、俺!!!……」
「もうイッちゃいそうなんだね。待ってて。もっと気持ちいいことしてあ・げ・る♡」 

 僕はリョウの正面に両膝をついた。そして、おもむろにリョウのペニスを引っ張り出し、先端をれろっと舐める。
 リョウを見上げて、僕は微笑んだ。たまらなく淫らで、快楽に貪欲な獣と化していた。
 根元をしっかりと握ったまま、肉棒をかぷっと頬張った。熱い舌がペニス全体に絡みつき、蠢く。敏感なカリのあたりを舐めまわし、裏の筋をくすぐり、先端の尿道口にまで舌先を差し入れる。

「うッ!……」

 立て続けの快楽に、もう耐えることができなかった。一瞬の電撃にも似た快楽に脳髄を貫かれ、リョウは僕の口の中に大量の精液を放っていた。

「う……ぷわッ」

 唇から溢れた白い液体が僕の胸もとを濡らす。
 僕は口の中に残った精液を、ごくんっと飲み込み、欲情しきった目でリョウを見上げる。

「やっぱりアキラとのテクニックは格別だな。ここから本番だぜ♡」

 そして、リョウは硬度を失いつつある相棒を握ったまま立ち上がった。

「ほら……」

 と、いきなりリョウはペニスを右手で操作し、ぐにゅんと僕の恥ずかしい穴に押しつける。
 ずぷっと、リョウのモノが僕の中へと侵入してゆく。

「んッ……気持ちいい……どんどん入って、んあッ!」

 僕の中に、ずぶずぶとリョウの勃起が呑みこまれてゆく。そして、リョウのペニス全体を包み込み、きゅうっと締めつけた。
 いま放ったばかりだというのに、ペニスは再び膨張し始めている。

「僕の中で硬くなってるよ。カスケのより気持ちいいでしょ?」
「もちろんさ♡」
「僕も気持ちいいの……あッ、もっと、気持ちよくして、リョウ♡」

 よがる僕の中ではリョウの相棒が完全復活して待機している。
 リョウは荒々しく制服のボタンをはずしてから、腰の前後運動を開始した。

「あッ、あんッ!……いいッ! いいのぉ!……」

 たまらず、僕が声をあげる。
 リョウは左手で僕の腰をかかえ、右手で乳首を揉みしだきつつ腰を動かした。

「もっと……もっと激しくしてぇ……」

 リョウは、ぷくんと膨らんだ乳輪ごと、勃起しきったいやらしい乳首を口に含んだ。れろれろと硬いしこりをほぐすように舌を踊らせ、思いっきり吸いたてる。そして、時々、歯を当てて軽く咬む。

「やッ!……いいッ、それ~、んああッ!!!……」

 胸の愛撫に反応して、僕の中がさらにキツく、ペニス全体を締めつける。

「はああッ! んッ!」

 僕は恍惚とした表情で唇の隙間からよだれさえ流していた。
 リョウは硬く勃起した乳首をつまみ、ぎゅーとのばす。
 リョウは尖りきった乳首をぐりぐりしながら、徐々に腰の動きを速めていった。

「あッ。あんッ。いい、いいのぉ~♡」

 瞬間、思いっきり乳首に指を食いこませながらリョウは精を放った。
 リョウのペニスから放たれた大量の精液が、どくどくと僕の中を満たしていく。
 2人とも力つき、その場に「へちゃ」と倒れ込む。
 ぐったりとなった僕の股間からリョウはシャフトを引き抜く。抜いた瞬間、「ふあん♡」と僕は声をあげた。

「カスケより、ずっと良かったぞ。アキラ、おまえがNo.1だ♡」

 リョウはキスを求めてきた。
 僕たちは床の上で精液にまみれながら抱き合い、延々とキスをし続けた。
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