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75 変態タイムスリップ〜後編〜
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ぜはぜはと息を切らしたカスケがリョウを見つけたのは、教室を出てから2分後――リョウが車に撥ねられる1分前だ。
カスケと視線が合うと、リョウはその場に立ちつくした。
「動いちゃダメだッ!!! いいかいリョウ、そこを動かないで!」
「はあ……」
困惑した様子でリョウはその場に硬直した。
学校からここまでの全力疾走で心臓はハレツ寸前だったが、再びカスケはリョウのもとへとダッシュした。
「リョウッ!……」
カスケは思いっきりリョウの身体に抱きついた。
その時、2人の脇を老人が運転する車が猛スピードで通りすぎていった。リョウを撥ねるはずだった車だ。
「カスケ、一体どうしたんだよ?」
カスケは自分の腕からすり抜けようとするリョウを決して離さなかった。
「リョウ……ホントに無事なんだね!!!」
「はあ……よく分からんが、俺は大丈夫だ」
「良かった……」
カスケは消えいるような声でつぶやいた。そして、思いがけずいい顔で笑い、リョウの肩に、こつんとオデコを乗せる。
「良かった……」
もう一度、そう言ったカスケの目から、ぽろりと大粒の涙が溢れて落ちた。
「リョウ……」
カスケはもう自分を抑えるのをやめた。
リョウがカスケの目を敢えて見ずに、こくんと小さくうなずくと、カスケはすかさずリョウの唇を奪う。
カスケの肩が小さく震えていた。
一度、唇を離し、ギュッと震える肩を抱きしめる。
「カスケ……」
カスケの背中に手をまわしながら、リョウがカスケの名を呼んだ。
「リョウ、リョウ……」
繰り返しリョウの名を呼びかけるカスケのサラサラの髪を撫でながら、リョウはほんのりと上気したカスケの顔を見つめる。
リョウも正面からカスケを見つめている。
もう一度、キスした。さっきより長く、深く。少し恥じらうカスケの身体を強く抱きしめながらリョウは舌を入れる。
「ん……う……」
カスケはくぐもったうめき声をもらしたが、リョウは構わず唇と舌をむさぼった。
長いキスを終え、今度は白い首筋に唇を当てた。とたんに、ピクンッとカスケの身体がこわばる。ちらりと顔を覗き見ると、カスケは痛みに耐えているような表情で目を閉じていた。
リョウは細くて白い首筋にソフトなキスを繰り返していく。髪を撫でながら、時おり唇にもキスする。
「ああん……」
カスケは息を荒げて、恥ずかしげに顔を伏せた。
カスケは抵抗しない。すかさずリョウはカスケを素早く脱がせてしまう。
まず、リョウはカスケの唇を自分の唇でふさいでおいて、それからおもむろに乳首の感触を味わった。
「ん……んん……」
カスケは乳首を揉むリョウの手に手を重ねた。
リョウはカスケの手を振り払いこそしなかったが、少し怯えたようなカスケの視線を無視して、乳首をまさぐる手に若干力を込めた。
カスケの舌に自分の舌を絡めながら、リョウは両手を使って存分に乳首を揉みしだいた。カスケが逃げられないよう、背後にまわりながら。
「あッ……んふ……」
鼻にかかった声のトーンが高くなっていた。
「どんどん大きくなってくなぁ~♡」
リョウはカスケの乳首を指先でチョンと弾き、ちょっといじわるをして、耳たぶに息を吹きかけながら囁く。
カスケはとろんとした目で自分の硬くなっていく乳首を見つめている。
リョウの2本の指に挟まれて、乳首はしだいに大きく硬くなっていく。
完全にカスケは欲情していた。
リョウは満を持して股間へと手を差し伸べる。
「らめぇ……」
カスケは太腿を閉じたが、大した強さじゃなかった。むしろリョウの腕を包み込むようだった。
リョウの指先が敏感な割れ目に触れる。
「あッ!……」
「アキラより変態だな、カスケは♡」
リョウは耳たぶを軽く咬みながら囁く。
カスケは吐息をもらしながら目を閉じてなすがままにされている。
「可愛いぞ、カスケ♡」
それからリョウは優しくキスをする。
唇を離すと、今度はカスケの方からリョウを求めるようにキスをせがんだ。
何度も互いの唇をむさぼり合った。
リョウはカスケの乳首を指でいじりながらピンクの乳輪ごと口に含んだ。
カスケの乳首はビクビク震えながら、リョウの舌になぶられてさらに硬くなっていく。
「いい……気持ちいいよぉ~♡」
カスケが甘えた声をあげる。
リョウはカスケの太腿を肩にかつぎあげるようにして抱え、腰を固定させた。
カスケは切なげにまぶたを閉じて、横を向いた。
リョウは左腕をカスケの締まった腰にまわし、右手でチンポを握る。
ぴたっとリョウの亀頭が割れ目に当てられた瞬間、カスケは狂おしげに身をよじって吐息をもらした。
じらしたりせず、素直にそのままチンポを突き入れる。
「!」
カスケの華奢な身体がビクンッと激しく痙攣する。
リョウは乳首を舐め、吸いながら、ゆっくりと腰を動かし続ける。
「うッ……んッ……」
急に中がキツく締まり、ヒクヒクと震え始めた。
その瞬間、頭の中が真っ白になり、リョウはドクドクと精を放っていた。それがカスケの中を満たしていく。
リョウは力が抜けて、一瞬、カスケの上に、ふうっと倒れ込んだ。
「おっと……ワリイ、今抜くからな」
「待って……もう少し、このまま」
カスケは身を離そうとしたリョウの体に腕をまわし、愛おしそうに抱き寄せてきた。
そのまま、しばらく2人は添い寝するように横になり、互いの顔を撫でたり、キスしたりと、セックスの余韻にひたる――身体がつながったままで。
「リョウ……」
「なんだ?」
「呼んだだけ……♡」
身体中汗でいっぱいのカスケが幸せそうに微笑む。
そんなカスケが愛しくて、リョウのペニスはカスケの中で再び硬くなってゆくのだった。
カスケと視線が合うと、リョウはその場に立ちつくした。
「動いちゃダメだッ!!! いいかいリョウ、そこを動かないで!」
「はあ……」
困惑した様子でリョウはその場に硬直した。
学校からここまでの全力疾走で心臓はハレツ寸前だったが、再びカスケはリョウのもとへとダッシュした。
「リョウッ!……」
カスケは思いっきりリョウの身体に抱きついた。
その時、2人の脇を老人が運転する車が猛スピードで通りすぎていった。リョウを撥ねるはずだった車だ。
「カスケ、一体どうしたんだよ?」
カスケは自分の腕からすり抜けようとするリョウを決して離さなかった。
「リョウ……ホントに無事なんだね!!!」
「はあ……よく分からんが、俺は大丈夫だ」
「良かった……」
カスケは消えいるような声でつぶやいた。そして、思いがけずいい顔で笑い、リョウの肩に、こつんとオデコを乗せる。
「良かった……」
もう一度、そう言ったカスケの目から、ぽろりと大粒の涙が溢れて落ちた。
「リョウ……」
カスケはもう自分を抑えるのをやめた。
リョウがカスケの目を敢えて見ずに、こくんと小さくうなずくと、カスケはすかさずリョウの唇を奪う。
カスケの肩が小さく震えていた。
一度、唇を離し、ギュッと震える肩を抱きしめる。
「カスケ……」
カスケの背中に手をまわしながら、リョウがカスケの名を呼んだ。
「リョウ、リョウ……」
繰り返しリョウの名を呼びかけるカスケのサラサラの髪を撫でながら、リョウはほんのりと上気したカスケの顔を見つめる。
リョウも正面からカスケを見つめている。
もう一度、キスした。さっきより長く、深く。少し恥じらうカスケの身体を強く抱きしめながらリョウは舌を入れる。
「ん……う……」
カスケはくぐもったうめき声をもらしたが、リョウは構わず唇と舌をむさぼった。
長いキスを終え、今度は白い首筋に唇を当てた。とたんに、ピクンッとカスケの身体がこわばる。ちらりと顔を覗き見ると、カスケは痛みに耐えているような表情で目を閉じていた。
リョウは細くて白い首筋にソフトなキスを繰り返していく。髪を撫でながら、時おり唇にもキスする。
「ああん……」
カスケは息を荒げて、恥ずかしげに顔を伏せた。
カスケは抵抗しない。すかさずリョウはカスケを素早く脱がせてしまう。
まず、リョウはカスケの唇を自分の唇でふさいでおいて、それからおもむろに乳首の感触を味わった。
「ん……んん……」
カスケは乳首を揉むリョウの手に手を重ねた。
リョウはカスケの手を振り払いこそしなかったが、少し怯えたようなカスケの視線を無視して、乳首をまさぐる手に若干力を込めた。
カスケの舌に自分の舌を絡めながら、リョウは両手を使って存分に乳首を揉みしだいた。カスケが逃げられないよう、背後にまわりながら。
「あッ……んふ……」
鼻にかかった声のトーンが高くなっていた。
「どんどん大きくなってくなぁ~♡」
リョウはカスケの乳首を指先でチョンと弾き、ちょっといじわるをして、耳たぶに息を吹きかけながら囁く。
カスケはとろんとした目で自分の硬くなっていく乳首を見つめている。
リョウの2本の指に挟まれて、乳首はしだいに大きく硬くなっていく。
完全にカスケは欲情していた。
リョウは満を持して股間へと手を差し伸べる。
「らめぇ……」
カスケは太腿を閉じたが、大した強さじゃなかった。むしろリョウの腕を包み込むようだった。
リョウの指先が敏感な割れ目に触れる。
「あッ!……」
「アキラより変態だな、カスケは♡」
リョウは耳たぶを軽く咬みながら囁く。
カスケは吐息をもらしながら目を閉じてなすがままにされている。
「可愛いぞ、カスケ♡」
それからリョウは優しくキスをする。
唇を離すと、今度はカスケの方からリョウを求めるようにキスをせがんだ。
何度も互いの唇をむさぼり合った。
リョウはカスケの乳首を指でいじりながらピンクの乳輪ごと口に含んだ。
カスケの乳首はビクビク震えながら、リョウの舌になぶられてさらに硬くなっていく。
「いい……気持ちいいよぉ~♡」
カスケが甘えた声をあげる。
リョウはカスケの太腿を肩にかつぎあげるようにして抱え、腰を固定させた。
カスケは切なげにまぶたを閉じて、横を向いた。
リョウは左腕をカスケの締まった腰にまわし、右手でチンポを握る。
ぴたっとリョウの亀頭が割れ目に当てられた瞬間、カスケは狂おしげに身をよじって吐息をもらした。
じらしたりせず、素直にそのままチンポを突き入れる。
「!」
カスケの華奢な身体がビクンッと激しく痙攣する。
リョウは乳首を舐め、吸いながら、ゆっくりと腰を動かし続ける。
「うッ……んッ……」
急に中がキツく締まり、ヒクヒクと震え始めた。
その瞬間、頭の中が真っ白になり、リョウはドクドクと精を放っていた。それがカスケの中を満たしていく。
リョウは力が抜けて、一瞬、カスケの上に、ふうっと倒れ込んだ。
「おっと……ワリイ、今抜くからな」
「待って……もう少し、このまま」
カスケは身を離そうとしたリョウの体に腕をまわし、愛おしそうに抱き寄せてきた。
そのまま、しばらく2人は添い寝するように横になり、互いの顔を撫でたり、キスしたりと、セックスの余韻にひたる――身体がつながったままで。
「リョウ……」
「なんだ?」
「呼んだだけ……♡」
身体中汗でいっぱいのカスケが幸せそうに微笑む。
そんなカスケが愛しくて、リョウのペニスはカスケの中で再び硬くなってゆくのだった。
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