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44 変態ヌードデッサン〜前編〜
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9月になっても、猛暑は相変わらずだった。このまま永遠に秋がこないんじゃないかと思うほど残暑が厳しい。
2学期が始まってしばらくたったけど、生徒や先生たちの顔には疲労の色が濃い。これだけ暑くて長い夏を体験すれば、誰だって夏バテするに決まっている。
僕はエアコンが設置されている美術部の部室に向かった。美術部にはリョウが在籍している。リョウは現役ラノベ作家として活躍しながらイラストレーターとしても才能を発揮していた。リョウは自分が出したラノベの挿絵も全てイラストを自ら手がけ、僕が執筆したラノベの挿絵もリョウが担当してくれた。
僕は部室に入って、ほっとひと息ついた。
エアコンなんて職員室や視聴覚室など一部にしかついてないから、教室ははっきり言って焦熱地獄だ。特に窓際の席に座ってる僕のような生徒は拷問を受けているようなものだ。
すると、あまりたてつけのよくないドアがキーッという耳障りな音を立てた。
「リョウ♡」
「アキラ、来てたのか! ちょうど良かった、アキラに頼みたいことがあるんだけど……」
そう言うと、リョウは部屋に入ってきた。
「どうせ、いつもみたいに僕のことを犯したいんでしょ? 僕の身体を隅々まで貪り尽くしてヤリたいんでしょ~?」
リョウは「そういうわけじゃ……」と急いで言い訳しようとするが、僕は無視して続けた。
「僕にはリョウの考えてることが手に取るように分かるよ~♡ まずは僕の服を無理やり剥ぎ取って、いやらしい顔で僕を視姦するんでしょ? それから全裸になった僕に向かって今度は自慢のペニスを突き立てて身体中の穴という穴を犯して串刺しにするんでしょ~?」
「お~い、アキラ。ちょっと俺の話を聞いてくれないか……」
リョウは小声で呼びかけてきたが、僕はなおも続ける。
「わかった! きっと美術部らしく筆を使って僕を責める気なんでしょ⁉︎ 僕の乳首を、キンタマを、アナルを柔らかい筆先でイヤというほど撫でまわすつもりなんだ! リョウって、本当にエッチのバリエーションが豊富だよね。僕のことを自分の欲望のままに従うセックスマシンとして性的に使用することしか頭にないもんね~! リョウのドスケベ変態バカッ!!!」
リョウは僕に近づくと、すぐ目の前まで来て、肩をぐいっとつかんで揺さぶった。
「アキラにデッサンのモデルをやってほしいんだよ!」
「モデル? 僕とセックスしたかったんじゃないの?」
「セックスはまたの機会ということで、今日はモデルの方を頼むぜ」
まあ、モデルぐらいいいか。ポーズを取ってじっとしてるのがいささか苦痛のような気もするけど。でも、ホントはエッチなお願いの方が良かったかな……な~んてね♡
「まあ、別に構わないけど」
「そうか、ありがとな!」
リョウはにっこり微笑んだ。
心底嬉しそうなリョウの笑顔を見ていると、こちらも何かよいことをしてあげたような気がして、なんとなく幸せな気分になった。
「これが今、俺の描いてるイラストなんだ」
「どれどれ……」
僕は机の上に積まれている描きかけのイラストを手に取った。そこには濃密に絡み合う、あまたのイケメンたちが描かれていた。絡んでいるイケメンたちはもちろん皆全裸で、股間には華奢な体つきに似合わぬほど立派に屹立したペニスが堂々と描きこまれている。2次元のイケメンたちは互いのペニスをしごき、口に含み、アナルに突き刺したりしている。
「相変わらず過激な性描写だねぇ~」
思わず感想を口にすると、リョウは不思議そうな顔をして僕を見た。
「そうかぁ、いつも俺たちがやってるセックスの方が過激だろぉ~」
「言われてみると、そうかも……」
口ごもった僕がリョウの描いたイラストを見ていると、リョウはにっこりと微笑みかけてきた。
「じゃあ、さっそくアキラにはモデルをやってもらおうかなぁ」
「ふぇぇ⁉︎」
僕は悪い予感に捕らわれて、思わず体を凝固させた。
「モデルって、まさか、このイラストの……」
リョウは何を今更という顔をした。
「当たり前じゃないかぁ、アキラ! 俺がデッサンしたいって言ったら、BLイラストのヌードに決まってるだろぉwww」
リョウは相変わらず満面に笑みをたたえたまま、とんでもないことを言う。
「ヌードって……ここで裸になるの?」
僕はボソボソとつぶやいた。
「アキラ! 潔くないなぁ~、さっき俺の頼みを承諾してくれたじゃないか。約束は守ってもらうぞ!」
強い調子でそう言われてしまうと、返す言葉がなかった。
「あ……うん」
リョウは僕の返事を確認した途端に、いそいそとドアのカギを内側からかける。
逃げ道のなくなった僕は覚悟を決めて服を脱ぎ始めた。
「アキラの裸~、裸を見せろ~ッ!!! 早く脱ぐんだぁ~!」
僕に脱げと催促する。
「そんなに僕の裸見たい?」
リョウは凄い勢いでうなずいた。
「ほら、アキラの身体って、すごくエロいっていうか、なんか華奢で線が細い感じがするだろ? そういうところが好きなんだよなぁ~♡」
「う~ん、よくわかんないなぁ。普通は腹筋がシックスパックになってて、ウエストが引き締まってる逆三角形の体格が理想的なんじゃないの? 要するにリョウみたいな身体ね」
「まあ、理想的な体格だとは自分でも思ってるがな。ただ、アキラみたいに痩せてて、可愛らしいシャープな体型もオツなんだよ~♡ 見てるだけでムラムラしてきて食べたくなっちまう(*´д`*)ハァハァ」
期待に目を輝かせてそんなことを言われては脱がないわけにはいかないよね♡
ワイシャツを脱ぐと、即、上半身は裸になってしまった。裸の上半身にリョウの視線が突き刺さる。
「どう?……僕の裸、綺麗?」
僕は視線をリョウの顔からそらして言った。
「ああ、綺麗だ。素晴らしいよ、アキラ♡ さあ、下も脱ごうかぁ~!」
なんだかストリッパーになったような気分。いつもリョウには自分の裸を見られてるはずなのに今日はいつにも増して恥ずかしい。リョウの好奇の視線にさらされて服を脱いでいく。僕はズボンのベルトを緩めた。
後ろを向いて脱ごうとか、脱ぐから後ろを向いててとか言おうと思ったんだけど、なんとなく往生際は悪い気がして、そのままズボンをストンと下に落とした。落としたズボンから脚を引き抜き靴下を脱ぐと、パンツ一丁という姿になってしまった。
リョウは物も言わずに凝視している。
「パンツも脱ぐ?」
と訊くと、リョウは僕を見据えて、きっぱりと言った。
「そりゃあ、そうだ!」
「ですよね~」
僕はやけくそ気味にさっとパンツを引き降ろした。
ぺろん、と縮こまった僕のペニスが顔を出した。リョウに見られて緊張してるのと、誰かが来たらなどと心配してるのとで、ペニスはしおれたまま、何の反応も見せない。
ちらっとリョウの方を見ると、僕の全身を舐めるように見まわしている。僕は両手をどこに置いたらいいのか、考えていた。ここまできて股間を隠すのは、やっぱり往生際が悪いように思えて、両手をぶらぶらさせていると、リョウが声をかけてきた。
2学期が始まってしばらくたったけど、生徒や先生たちの顔には疲労の色が濃い。これだけ暑くて長い夏を体験すれば、誰だって夏バテするに決まっている。
僕はエアコンが設置されている美術部の部室に向かった。美術部にはリョウが在籍している。リョウは現役ラノベ作家として活躍しながらイラストレーターとしても才能を発揮していた。リョウは自分が出したラノベの挿絵も全てイラストを自ら手がけ、僕が執筆したラノベの挿絵もリョウが担当してくれた。
僕は部室に入って、ほっとひと息ついた。
エアコンなんて職員室や視聴覚室など一部にしかついてないから、教室ははっきり言って焦熱地獄だ。特に窓際の席に座ってる僕のような生徒は拷問を受けているようなものだ。
すると、あまりたてつけのよくないドアがキーッという耳障りな音を立てた。
「リョウ♡」
「アキラ、来てたのか! ちょうど良かった、アキラに頼みたいことがあるんだけど……」
そう言うと、リョウは部屋に入ってきた。
「どうせ、いつもみたいに僕のことを犯したいんでしょ? 僕の身体を隅々まで貪り尽くしてヤリたいんでしょ~?」
リョウは「そういうわけじゃ……」と急いで言い訳しようとするが、僕は無視して続けた。
「僕にはリョウの考えてることが手に取るように分かるよ~♡ まずは僕の服を無理やり剥ぎ取って、いやらしい顔で僕を視姦するんでしょ? それから全裸になった僕に向かって今度は自慢のペニスを突き立てて身体中の穴という穴を犯して串刺しにするんでしょ~?」
「お~い、アキラ。ちょっと俺の話を聞いてくれないか……」
リョウは小声で呼びかけてきたが、僕はなおも続ける。
「わかった! きっと美術部らしく筆を使って僕を責める気なんでしょ⁉︎ 僕の乳首を、キンタマを、アナルを柔らかい筆先でイヤというほど撫でまわすつもりなんだ! リョウって、本当にエッチのバリエーションが豊富だよね。僕のことを自分の欲望のままに従うセックスマシンとして性的に使用することしか頭にないもんね~! リョウのドスケベ変態バカッ!!!」
リョウは僕に近づくと、すぐ目の前まで来て、肩をぐいっとつかんで揺さぶった。
「アキラにデッサンのモデルをやってほしいんだよ!」
「モデル? 僕とセックスしたかったんじゃないの?」
「セックスはまたの機会ということで、今日はモデルの方を頼むぜ」
まあ、モデルぐらいいいか。ポーズを取ってじっとしてるのがいささか苦痛のような気もするけど。でも、ホントはエッチなお願いの方が良かったかな……な~んてね♡
「まあ、別に構わないけど」
「そうか、ありがとな!」
リョウはにっこり微笑んだ。
心底嬉しそうなリョウの笑顔を見ていると、こちらも何かよいことをしてあげたような気がして、なんとなく幸せな気分になった。
「これが今、俺の描いてるイラストなんだ」
「どれどれ……」
僕は机の上に積まれている描きかけのイラストを手に取った。そこには濃密に絡み合う、あまたのイケメンたちが描かれていた。絡んでいるイケメンたちはもちろん皆全裸で、股間には華奢な体つきに似合わぬほど立派に屹立したペニスが堂々と描きこまれている。2次元のイケメンたちは互いのペニスをしごき、口に含み、アナルに突き刺したりしている。
「相変わらず過激な性描写だねぇ~」
思わず感想を口にすると、リョウは不思議そうな顔をして僕を見た。
「そうかぁ、いつも俺たちがやってるセックスの方が過激だろぉ~」
「言われてみると、そうかも……」
口ごもった僕がリョウの描いたイラストを見ていると、リョウはにっこりと微笑みかけてきた。
「じゃあ、さっそくアキラにはモデルをやってもらおうかなぁ」
「ふぇぇ⁉︎」
僕は悪い予感に捕らわれて、思わず体を凝固させた。
「モデルって、まさか、このイラストの……」
リョウは何を今更という顔をした。
「当たり前じゃないかぁ、アキラ! 俺がデッサンしたいって言ったら、BLイラストのヌードに決まってるだろぉwww」
リョウは相変わらず満面に笑みをたたえたまま、とんでもないことを言う。
「ヌードって……ここで裸になるの?」
僕はボソボソとつぶやいた。
「アキラ! 潔くないなぁ~、さっき俺の頼みを承諾してくれたじゃないか。約束は守ってもらうぞ!」
強い調子でそう言われてしまうと、返す言葉がなかった。
「あ……うん」
リョウは僕の返事を確認した途端に、いそいそとドアのカギを内側からかける。
逃げ道のなくなった僕は覚悟を決めて服を脱ぎ始めた。
「アキラの裸~、裸を見せろ~ッ!!! 早く脱ぐんだぁ~!」
僕に脱げと催促する。
「そんなに僕の裸見たい?」
リョウは凄い勢いでうなずいた。
「ほら、アキラの身体って、すごくエロいっていうか、なんか華奢で線が細い感じがするだろ? そういうところが好きなんだよなぁ~♡」
「う~ん、よくわかんないなぁ。普通は腹筋がシックスパックになってて、ウエストが引き締まってる逆三角形の体格が理想的なんじゃないの? 要するにリョウみたいな身体ね」
「まあ、理想的な体格だとは自分でも思ってるがな。ただ、アキラみたいに痩せてて、可愛らしいシャープな体型もオツなんだよ~♡ 見てるだけでムラムラしてきて食べたくなっちまう(*´д`*)ハァハァ」
期待に目を輝かせてそんなことを言われては脱がないわけにはいかないよね♡
ワイシャツを脱ぐと、即、上半身は裸になってしまった。裸の上半身にリョウの視線が突き刺さる。
「どう?……僕の裸、綺麗?」
僕は視線をリョウの顔からそらして言った。
「ああ、綺麗だ。素晴らしいよ、アキラ♡ さあ、下も脱ごうかぁ~!」
なんだかストリッパーになったような気分。いつもリョウには自分の裸を見られてるはずなのに今日はいつにも増して恥ずかしい。リョウの好奇の視線にさらされて服を脱いでいく。僕はズボンのベルトを緩めた。
後ろを向いて脱ごうとか、脱ぐから後ろを向いててとか言おうと思ったんだけど、なんとなく往生際は悪い気がして、そのままズボンをストンと下に落とした。落としたズボンから脚を引き抜き靴下を脱ぐと、パンツ一丁という姿になってしまった。
リョウは物も言わずに凝視している。
「パンツも脱ぐ?」
と訊くと、リョウは僕を見据えて、きっぱりと言った。
「そりゃあ、そうだ!」
「ですよね~」
僕はやけくそ気味にさっとパンツを引き降ろした。
ぺろん、と縮こまった僕のペニスが顔を出した。リョウに見られて緊張してるのと、誰かが来たらなどと心配してるのとで、ペニスはしおれたまま、何の反応も見せない。
ちらっとリョウの方を見ると、僕の全身を舐めるように見まわしている。僕は両手をどこに置いたらいいのか、考えていた。ここまできて股間を隠すのは、やっぱり往生際が悪いように思えて、両手をぶらぶらさせていると、リョウが声をかけてきた。
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