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31 変態メンタルケア
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僕はフッと目を覚ました。立ち上がって、窓から外を見た。月明かりに照らされた夜の景色を眺める。オブラートに包まれたようなソフトフォーカスのかかった幻想的な光景が、僕を現実から浮遊させる。
「なんだか、すごく不安定な気分……僕、どうしちゃったのかな?」
その時、部屋のドアが外から蹴り開けられた。
「ええッ⁉︎」
フルフェイスのヘルメットをかぶった男が何人も部屋にズカズカと入ってきた。そして僕の腕をつかみ、連れ出そうとする。
僕は大きく口を開けて叫んだ。
「いやああ! 助けて!」
数人の男たちに引きずられて外に連れ出された僕は、何かを喉奥に詰められて、どこか暗い小部屋の中に放り込まれた。
男たちがドアを閉めて、僕を見降ろしながらヘルメットを取った。全員ゾンビのように感情がないみたいだ。
「いやああッ!」
逃げ出そうと立ち上がった僕を、男のひとりが押し倒し、シャツを引き裂く。
僕が脚をバタつかせながら激しく抵抗すると、別のひとりが脚をつかんで押さえつける。また別のひとりが両手を頭の上で押さえる。
完全に抵抗できなくなった僕の上に乗った男が舌舐めずりをする。男の舌は異常に長く、クニャクニャとよく動いた。
その舌が、僕の乳首を舐めあげる。ザラザラした舌の動きは絶妙で、僕の官能を微妙にくすぐる。
「らめぇぇぇッ!」
口を大きく開いて必死に叫ぶが、助けは来ない。
「助けてぇぇ、お願い! 誰かああッ!」
長い舌が、僕の下半身に移動した。すると舌がグニョグニョと変形して、ペニスの形になった。
最初は僕の太腿あたりを愛撫していたペニス状の舌が、僕のアナルに潜り込み、しだいに埋没していく。
「ぎゃあああああああッ! バケモノォォォォォォ!!!」
ペニスの形をした舌は、僕のアナルにフィットした。中でウネウネと動くおぞましい感触に、僕の身体が震えだす。
「助けて! お願い! このままじゃ……」
僕の腰がかすかに痙攣した。
「いやああッ!」
僕の悲鳴で、リョウが飛び起きた。リョウが素早く窓から外の様子を確認する。汗びっしょりで目を覚ました僕を、リョウが抱き締める。
「いやいや! 助けてッ!」
「大丈夫だ、アキラッ! 夢だ、夢を見ていたんだ!」
「また夢オチ……」
僕はリョウの顔を見上げて、ぼんやりとつぶやく。
「そうだ。悪い夢を見ていたのさ」
「はあ……」
リョウの胸に顔を埋めた僕は大きく息をした。
「ごめんね、リョウ。僕、最近メンヘラっぽくて……」
リョウの腕の中で僕は震えながらつぶやいた。
「いいんだ。アキラのメンタルケアは俺がするぜ♡」
そう言うと、血走った僕の目をリョウは優しい瞳で見返す。
「でも……でも……」
リョウが僕の手を取って、自分の胸に当てる。
「俺と呼吸を合わせろ」
リョウがゆっくりと呼吸すると、僕もそれに合わせて呼吸する。
僕とリョウの呼吸がシンクロしていくにつれて、心が落ちつきのリズムを刻みはじめた。
「アキラの側には、いつだって俺がいる♡ だから安心していいんだよ」
「リョウ……僕のこと、もっとケアして」
リョウの手を取り、その手を自分の胸に誘う。
「僕、なんか身体が熱くて……」
リョウの気持ちも高ぶっていく。座ったままの僕にそっとキスをし、シャツのボタンを外した。
「ああ……」
僕の首がのけぞって、身体が小刻みに震えだす。
リョウと僕は唇をかさね、舌を絡める。混ざり合った唾液をお互いにすすりあげ、味わう。そして背後にまわりこみ、僕を後ろから抱く。乱れたシャツの中に手を突っ込み、乳首を揉みしだく。
制御困難な欲望が、血液と一緒に全身を駆け巡る。
「僕はリョウがいなきゃ生きられない! 僕をどうか離さないで!」
僕はリョウにしがみつく。
涙を浮かべる僕の口に、リョウがそっと人差し指を挿入する。僕は赤ん坊のように指をしゃぶる。舌をリョウの指に絡めて、粘着質の音をたてて舐める。
どんどん気分が高揚していく。
僕の身体がエッチを欲しがっている。
「お願い、舐めさせて!」
僕がリョウの腰に取り付き、ズボンとパンツを一緒にさげる。
「アキラ……」
「僕もリョウがそばから離れないから♡」
僕の唇が、硬く勃起したリョウの肉棒を含みこんでいく。舌がヌルリと亀頭のまわりに絡みつく。
「ああ……アキラ、おまえのことはずっと俺が守り続けるからな♡」
リョウの両手が僕の髪の毛をクシャクシャに愛撫する。
我慢できなくなったリョウが、僕のズボンとパンツを一気に引きさげる。僕の身体を壁に押し付け、太腿の間に顔を埋める。
「ああ、あッ! リョウッ♡」
内腿をなぞったリョウの舌は僕のアナルにたどり着いた。
「欲しい♡ リョウのが欲しくてたまらないッ!」
リョウは獣のような呻き声を発しながら、僕を四つん這いにさせた。
「ああんッ♡」
僕の尻をかかえて、こわばりを思いきり根元まで熱いアナルに突っ込むと、腰を激しく前後させる。
「アキラ、アキラッ!!!」
「リョウ、リョウッ♡」
激しいセックスの後、僕たちはぐっすりと深い眠りにつくと夢の中でも心の底から愛し合った。
「なんだか、すごく不安定な気分……僕、どうしちゃったのかな?」
その時、部屋のドアが外から蹴り開けられた。
「ええッ⁉︎」
フルフェイスのヘルメットをかぶった男が何人も部屋にズカズカと入ってきた。そして僕の腕をつかみ、連れ出そうとする。
僕は大きく口を開けて叫んだ。
「いやああ! 助けて!」
数人の男たちに引きずられて外に連れ出された僕は、何かを喉奥に詰められて、どこか暗い小部屋の中に放り込まれた。
男たちがドアを閉めて、僕を見降ろしながらヘルメットを取った。全員ゾンビのように感情がないみたいだ。
「いやああッ!」
逃げ出そうと立ち上がった僕を、男のひとりが押し倒し、シャツを引き裂く。
僕が脚をバタつかせながら激しく抵抗すると、別のひとりが脚をつかんで押さえつける。また別のひとりが両手を頭の上で押さえる。
完全に抵抗できなくなった僕の上に乗った男が舌舐めずりをする。男の舌は異常に長く、クニャクニャとよく動いた。
その舌が、僕の乳首を舐めあげる。ザラザラした舌の動きは絶妙で、僕の官能を微妙にくすぐる。
「らめぇぇぇッ!」
口を大きく開いて必死に叫ぶが、助けは来ない。
「助けてぇぇ、お願い! 誰かああッ!」
長い舌が、僕の下半身に移動した。すると舌がグニョグニョと変形して、ペニスの形になった。
最初は僕の太腿あたりを愛撫していたペニス状の舌が、僕のアナルに潜り込み、しだいに埋没していく。
「ぎゃあああああああッ! バケモノォォォォォォ!!!」
ペニスの形をした舌は、僕のアナルにフィットした。中でウネウネと動くおぞましい感触に、僕の身体が震えだす。
「助けて! お願い! このままじゃ……」
僕の腰がかすかに痙攣した。
「いやああッ!」
僕の悲鳴で、リョウが飛び起きた。リョウが素早く窓から外の様子を確認する。汗びっしょりで目を覚ました僕を、リョウが抱き締める。
「いやいや! 助けてッ!」
「大丈夫だ、アキラッ! 夢だ、夢を見ていたんだ!」
「また夢オチ……」
僕はリョウの顔を見上げて、ぼんやりとつぶやく。
「そうだ。悪い夢を見ていたのさ」
「はあ……」
リョウの胸に顔を埋めた僕は大きく息をした。
「ごめんね、リョウ。僕、最近メンヘラっぽくて……」
リョウの腕の中で僕は震えながらつぶやいた。
「いいんだ。アキラのメンタルケアは俺がするぜ♡」
そう言うと、血走った僕の目をリョウは優しい瞳で見返す。
「でも……でも……」
リョウが僕の手を取って、自分の胸に当てる。
「俺と呼吸を合わせろ」
リョウがゆっくりと呼吸すると、僕もそれに合わせて呼吸する。
僕とリョウの呼吸がシンクロしていくにつれて、心が落ちつきのリズムを刻みはじめた。
「アキラの側には、いつだって俺がいる♡ だから安心していいんだよ」
「リョウ……僕のこと、もっとケアして」
リョウの手を取り、その手を自分の胸に誘う。
「僕、なんか身体が熱くて……」
リョウの気持ちも高ぶっていく。座ったままの僕にそっとキスをし、シャツのボタンを外した。
「ああ……」
僕の首がのけぞって、身体が小刻みに震えだす。
リョウと僕は唇をかさね、舌を絡める。混ざり合った唾液をお互いにすすりあげ、味わう。そして背後にまわりこみ、僕を後ろから抱く。乱れたシャツの中に手を突っ込み、乳首を揉みしだく。
制御困難な欲望が、血液と一緒に全身を駆け巡る。
「僕はリョウがいなきゃ生きられない! 僕をどうか離さないで!」
僕はリョウにしがみつく。
涙を浮かべる僕の口に、リョウがそっと人差し指を挿入する。僕は赤ん坊のように指をしゃぶる。舌をリョウの指に絡めて、粘着質の音をたてて舐める。
どんどん気分が高揚していく。
僕の身体がエッチを欲しがっている。
「お願い、舐めさせて!」
僕がリョウの腰に取り付き、ズボンとパンツを一緒にさげる。
「アキラ……」
「僕もリョウがそばから離れないから♡」
僕の唇が、硬く勃起したリョウの肉棒を含みこんでいく。舌がヌルリと亀頭のまわりに絡みつく。
「ああ……アキラ、おまえのことはずっと俺が守り続けるからな♡」
リョウの両手が僕の髪の毛をクシャクシャに愛撫する。
我慢できなくなったリョウが、僕のズボンとパンツを一気に引きさげる。僕の身体を壁に押し付け、太腿の間に顔を埋める。
「ああ、あッ! リョウッ♡」
内腿をなぞったリョウの舌は僕のアナルにたどり着いた。
「欲しい♡ リョウのが欲しくてたまらないッ!」
リョウは獣のような呻き声を発しながら、僕を四つん這いにさせた。
「ああんッ♡」
僕の尻をかかえて、こわばりを思いきり根元まで熱いアナルに突っ込むと、腰を激しく前後させる。
「アキラ、アキラッ!!!」
「リョウ、リョウッ♡」
激しいセックスの後、僕たちはぐっすりと深い眠りにつくと夢の中でも心の底から愛し合った。
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