男の子たちの変態的な日常

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25 変態コスプレ〜前編〜

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 僕がアニメ雑誌を読んでいることは珍しくない。しかし今日に限って僕は雑誌を大きく開こうとせず、隙間からちらちら覗き込むような読み方をしていた。
 僕が開いていたのは、いわゆるBL系作品の特集記事だった。少年たちが悪の組織から世界の平和を守るために戦うヒーローギャグアニメ『美少年戦士キューティーボーイcrystal』が深夜に絶賛放送中で、僕はこのアニメにどハマりしていた。グッズ情報やイベント関連の記事を真剣に隅から隅まで目を通す。

「アキラって……ホントにそういうの好きだよね?」

 真後ろからカスケが同じ誌面を覗き込んでくる。

「いやその、ちょっと目がとまったっていうか……まあ、作品としては良さげではあるかなぁと」

 それらしい理由をつけようとするものの、言い訳は苦しい。

「誤魔化すなよ、アキラ。……本当は好きなんでしょ? いいんだよ、オタクでもさ。実はぼくだって……未だにアキラの写真でオナニーしてるんだ。ぼくも同類だよ♡」

 すると、リョウが現れてカスケの話に同調した。

「俺なんて……今まで黙ってたけど部屋中アキラのポスターでいっぱいなんだ」
「そうなんだ! ぼくなんかアキラの抱き枕を抱いて寝ないと、眠れなくてさ」
「俺なんてアキラとの会話をいつも録音してるんだが、アキラの声だけを抜き取って、好きなように編集して、エロい単語を連発させて遊んだりしてるんだぞ」
「羨ましいなぁ~、今度聞かせてよぉ♡」

 2人は変態的なカミングアウトをし始める。

「もぉ~、何を変態的なことを言ってるのかな……」
「いやいや、そんなこと言ってアキラが一番の変態じゃないか。『美少年戦士キューティーボーイcrystal』のコスプレをして喜んだりしてるんだろ?」
「なんでリョウがそのことを知ってるの⁉︎」
「アキラの部屋から見つけたのさ♡ ほら~、カスケも手伝え!!!」

 すると、リョウとカスケによって僕はひん剥かれ、無理やりキューティーボーイのコスプレをさせられる。
 コスプレ衣装はキュートなフリフリレースとリボン付きの黒を基調としたワンピースで、足元はレース付きの黒ニーソに低いヒールの黒い靴。腕にはフリル付きの黒いウェディンググローブを、頭には白地に黒ドット柄のリボンがついたカチューシャを強制装備させられた。

「ちょっと、僕になんて格好を⁉︎」
「えへへ、アキラ可愛いぞ。こういうのも似合うんだな♡」

 リョウにそう言われて、耳が赤くなるまで照れていた。

「アキラの幼い顔つきのおかげで、アニメ系のコスプレがしっくりくるよ。ホントにアニメの世界から飛び出してきたみたいだ」

 リョウとアキラは僕のコスプレ姿をまじまじと眺めた。2人のエッチな視線が、僕の興奮を掻き立て、ついつい抱かれたいと思ってしまう。

「僕にこんなの着せちゃうなんて、んもお、2人とも変態なんだから♡」

 コスプレが楽しくなった僕は上目遣いになって、2人を誘う。
 2人の影響で自分がどんどん変態になっていくような気がするけど、全然大丈夫……だと思う。
 際どい短さのワンピースからはお尻が見える寸前だった。僕の太腿の露出が、2人の興味をワンピースの中へと誘い込む。
 知らない間に僕はツインテールに結われており、動くたびにツインテールが尻尾のように跳ねる。僕はベッドにダイブし、甘えん坊のキューティーボーイらしく2人の肩にじゃれつく。

「2人がどうしてもって言うなら、させてあげてもいいんだからね……♡」

 変態的なムードがドキドキと胸を高鳴らせる。
 リョウとカスケは対抗心を燃やし、僕をモノにしようと躍起になった。
 先に僕に触れたのはリョウだった。
 リョウは僕を抱きかかえて、服の上から胸を鷲掴んだ。
 僕たちは息を乱し始めた。セックスを意識していることもあって、身体中が敏感になっていく。僕の顔にほの赤い羞恥が浮かぶ。
 2人とも僕への興味が強すぎて、股座をまさぐらずにいられない。
 2人は僕を奪い合いながら太腿をさすったり、お尻を撫でたり悪戯の手はエスカレートしていく。
 とうとう僕は2人の肩にもたれて虚脱した。

「こんなの反則……2人同時に攻めるだなんて~」

 股布がじわりと濡れ、熱を帯びていた。いくら反抗したところで、僕の肉体は2人の攻めを求めている。
 そんな自分が恥ずかしくなり、赤くなった顔を両手で隠す。

「アキラの恥ずかしい穴に俺たちのが入っちゃうんだな。ほぉら、恥ずかしい穴はどこかなぁ~?」
「ひゃあ? あッ、リョウ……触るのは、ン、らめぇ」

 僕の恥ずかしい穴は2人を迎える準備を整えつつあった。ぐりぐりと強めに弄られると、背中がくいっと反り返る。それでも一生懸命に股を広げようと頑張った。
 濃厚なムードに呑まれて胸が高鳴り、頭がぼうっとしてきた。
 僕はニヤリと微笑み、ウインクする。そして一旦ベッドを降り、ワンピースをまくしあげた。
 するとワンピースの中から、見覚えのある紺色の薄生地が現れる。太腿の付け根に沿ったローレグのラインは海パンのものだ。

「普段から海パンをはいているとは水泳部員の鑑だな~♡」
「もうぼく、アキラの股間から目が離せないよッ!!!」

 海パンで保護された恥ずかしい穴にこそ、オチンチンは並々ならぬ興味を示すものなのだろう。肉棒はむくりと起き上がり、2人の性的興奮をあからさまに代弁した。
 この反応を予想していた僕は、したり顔でにんまりとはにかむ。

「おっきくなってきたね、2人とも。僕がもっとおっきくしてあげる♡」
「じゃあ、ぼくたちはアキラの撮影会を始めるとするよ」
「アキラ、撮っててやるから俺たちにしっかりご奉仕するんだぞ~」

 2人はスマホを構え、口奉仕が始まるのを待った。
 今回はマゾ奴隷である僕は自分の唇を真っ赤な怒張にちょんと触れさせる。

「うあ~、リョウばっかりズルイ。ぼくのもしてよ~」
「わ、わかったよ……」

 僕は観念したように唇を拡げ、2人分のソーセージを咥え込む。
 初めて2人以上の肉棒を同時に咥えさせられたためか、僕の瞳は拒絶の涙で満たされていた。そんな初々しさが2人の獣欲を煽っているとは知らないらしい。
 ちゅッ……ちゅぱ、ちゅぱぱ!
 摩擦の刺激そのものは皮に遮られるものの、灼けた吐息がまとわりつく。僕は2人分の性器臭を楽しみながら、丹念に奉仕を続けた。
 乱れそうな息を抑えつつ、2人はスマホで僕のフェラチオ奉仕を撮り続ける。2人は僕の写真だけでも興奮するのに、実際に僕からエッチな奉仕をされては衝動じみた劣情に駆り立てられてしまう。
 僕は2人を見上げることで、おねだり上手な上目使いとなった。そのくせ本当に嫌なの、という表情が2人の獣欲をそそる。
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