男の子たちの変態的な日常

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4 放課後の教室

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 夕闇が校舎をすっぽりと包み込もうとしていた。
 薄暗くなった校舎に僕は小走りで入っていった。
 校舎の中には、もう生徒たちの気配はない。グラウンドで練習を続けているサッカー部員たちの声がかすかに聞こえてくるだけだ。
 シーンとした薄暗い校舎がこんなに不気味なものだとは思いもよらなかった。訳の分からない恐怖を感じて、僕は足を速めた。
 夕暮になって学校に戻ったのは、英語の教科書を教室に忘れたからだ。明日までに、やらなければいけない課題がある。
 早く教科書を持って帰ろう……。
 僕は階段を駆け上がり、3階にある自分の教室に向かった。
 ドアに手をかけた瞬間、僕はそのまま凍りついたように立ちすくんだ。
 誰もいないはずの教室の中から不思議な声が聞こえてきたのだ。
 普通の声ではない。獣の呻き声のような苦しげな荒い喘ぎ声。
 どうしよう……。
 最初に感じたのは戸惑いだった。英語の教科書を取りたいけれど、いま中には入れそうもない。
 かといって、そのまま黙って立ち去ることも出来なかった。忘れ物のこともあるけど、なんといっても興味があった。
 僕は教室の中でどういうことが行われているのだろうと、好奇心を抑えきれなかった。
 何をしてるんだろう……?
 僕は音をたてないように、ゆっくりと教室のドアを開けていった。中から聞こえる甲高い声がいっそう高くなる。
 10センチほどドアを開くと、僕は固唾を飲んで教室の中を覗いた。
 そして、そのまま動けなくなってしまった。
 教壇の机の上に、白い下半身を剥き出しにして、太腿を大きく開いて座っている男がいる。
 その太腿の間に、中腰になった男子生徒が顔を埋めて、さかんに上下させている。男子生徒が誰とは分からないが、机の上に座っている男は紛れもなく英語の桜庭先生だった。
 僕は信じられない思いだった。
 桜庭先生はクール系イケメンで女子生徒に言い寄られてもニコリともしないお硬い教師だ。なのに、今の桜庭先生は顔を上気させ、仰け反って獣のような声をあげている。
 くびれた腰から大きく張り出したお尻、すらりとのびた真っ白な脚を惜しげもなくさらけ出した桜庭先生は、股間を大きく開いて男子生徒の頭を受け入れていた。

「ああ……いい、とってもいいッ、そお、そこッ♡」

 叫ぶ桜庭先生の唇の端からひと筋の唾液が流れ落ちた。
 あんなところを舐められて、あんな風に悦ぶなんて……。
 僕の頭がカーッと熱くなった。
 男子生徒が桜庭先生の股間を舐めているのは明らかだった。
 ビチャビチャビチャといういやらしい音が、僕のところにまで聞こえてくる。桜庭先生が悦んでいるのも間違いなかった。

「信じられない……。なんて上手なんだ……ウウッ♡」

 男子生徒の頭の動きがさらに激しくなった。桜庭先生は机の上に両手を突っ張り、お尻を浮かせるようにして股間を前に突き出した。

「アウッ、アウッ♡」

 はしたない声を恥ずかしげもなくあげている。
 ドアの隙間から覗いている僕は、立っていられないくらいのショックを受けていた。足がブルブル震えた。
 目の前の光景は淫靡で、僕にとってはおぞましいものだった。でも、目の前に繰り広げられている痴態から一時たりとも目が離せない。
 イヤらしいッ!!!
 桜庭先生の股間でうごめいているであろう舌が立てるビチャビチャという音に、耳を塞ぎたかった。
 それなのに僕は動けなかった。なんだか、股間が熱くなってきたような気がした。
 もう僕ったら、何を興奮してんだかッ!!!
 思わず太腿をこすり合わせた。するといっそう股間が熱くなり、なんだかとっても気持ちよくなってくる。
 僕はとまどいながらも英語教師の桜庭先生と男子生徒の痴態を食い入るように見つめた。

「アア~ン、もう、もう、イクッ、イクゥゥゥッ♡」

 桜庭先生が机の上で後ろに倒れそうなほど仰け反り、スーッと男子生徒の頭が桜庭先生の股間から離れた。

「!」

 彼は確か神崎くんだったかな……。
 僕と同じクラスで、学園一の天才といわれている生徒だった。細く通った鼻筋の整った顔立ちだが、冷たい人柄で、僕は好きになれなかった。
 神崎くんはいつも冷静さを失わず、クラスメイトたちとはしゃぐこともなかった。それがどこかクラスメイトを見下しているような感じさえあった。
 その神崎くんが、桜庭先生の股間に顔を埋めて、犬のように舌でアソコを舐めまわしていたなんて。信じられない……。

「どうしてやめるんだ、神崎。もうちょっとだったんだぞぉ♡」

 普段の桜庭先生からは想像もできないような甘ったるい声だった。大きくひろげた太腿を閉じようともせずに、目の前に立つ神崎くんに見せつけるように、開ききっている。
 桜庭先生はその格好のまま手を自分の股間に当てがった。
 白く長い指を恥ずかしい穴の中に差し込もうとする。

「教壇から降りて」

 神崎くんに桜庭先生は素直に従った。
 すると、神崎くんは教壇の上で仁王立ちになった。桜庭先生は下半身を丸出しにしたまま、その足もとにひざまずいた。手をのばし、神崎くんのズボンのボタンをはずし、チャックをおろす。
 主人に仕える性奴隷のようなうやうやしい態度で、神崎くんのズボンとパンツを脱がせた。

「ああッ、なんて素敵なんだ! 素晴らしいよ、神崎♡」

 桜庭先生が神崎くんの股間に屹立する肉棒を見上げて、うっとりとつぶやいた。
 ドアの陰から覗いている僕も、神崎くんのペニスから目を離せなかった。
 リョウのイチモツ以外で、勃起した男性器を見るのはホントに久しぶりだった。
 なんだか、ヌラヌラしてるみたい。ふくらんだ血管が縦横に取り巻いている。
 他の男性のペニスと見比べても神崎くんのペニスは人並みはずれて立派だった。
 神崎くんのいきり立つ肉棒は片手では握りきれないほど太く、大きく笠が張って、ヘソに届きそうなほど長かった。
 180センチ近い身長だが、スレンダーな体型なので、ペニスだけが目立って、たくましく大きく見える。
 桜庭先生には、ひと目見ただけで神崎くんのペニスがどれほど素晴らしいか分かったようだ。見ているだけでイッてしまいそうになる。このペニスをとことんまで味わいつくすつまりだった。
 桜庭先生は形のよい唇を大きく開いて、神崎くんのペニスにむしゃぶりついた。
 舌を大きく突き出して、太い幹の根もとから先端へ、先端から根もとへとあきることなく舐めまわした。
 神崎くんはそんな桜庭先生を見おろして冷笑を浮かべた。

「いいんですか。教師ともあろう人間が、こともあろうに教壇の上でそんな恥ずかしい真似をして。それも相手は生徒ですよ」
「ああ、そのことは言わないで。ぼくはただの奴隷、神崎だけのオモチャさ♡」

 桜庭先生は唇をはち切れそうなほどに開いて、神崎くんの長大な肉棒を呑み込んだ。苦しげに眉をしかめ、喉の奥深くまで咥え込んでも、太幹はまだ半分以上外に出ていた。
 桜庭先生は頰をすぼめ、唇と口腔全体を使ってペニスをしごき始めた。

「桜庭先生、明日、先生はこの教壇に立って英語を教える。でも、本当は英語のことなんか考えちゃいないんだ。ボクのこのチンポのことしか頭にない。ボクのチンポをナメナメすることばかり考えて、股をビショビショに濡らすんだ。そうでしょう?」

 桜庭先生はもう答えない。神崎くんの肉棒を口腔で味わいつくすことしか頭になかった。自分が教師であることも、ここが教壇であることも忘れ去っていた。
 ドアの陰で僕は白い頰を赤く染めていた。瞳が潤んできちゃう。
 僕は両腕で胸を押さえつけていた。目の前の卑猥な光景を見ているだけで息が荒くなってしまう。
 ドクンドクンと高鳴る胸の鼓動が、桜庭先生や神崎くんに聞こえるのではないかと恐れた。
 いつも端正な態度を崩したことのない神崎くんが下半身を剥き出しにし、クール系イケメンで澄ましている桜庭先生が飢えたようにそのヌラヌラとしたペニスを口に咥え込んでいる……。
 頭がクラクラしそうだった。
 ふと気づくと、なんだかパンツが濡れているような気がする……。
 股間が熱く震えていた。
 いけない、もうこれ以上ここにいてはいけない……。
 なのに、僕の身体は目の前で繰り広げられる卑猥な光景に疼き始めていた。

「さあ、四つん這いになって」

 神崎くんが桜庭先生の頭を押さえ、自分のペニスから無理やり引き剥がした。
 桜庭先生は完全に全裸になると、神崎くんの足もとに四つん這いになった。
 頭を落とし、脚を大きく開いて、神崎くんに向かって張りきった丸いお尻を高く掲げる。

「いいんですかね、教師がそんな格好をして」

 神崎くんがからかうような冷たい口調で言い放つ。

「今のぼくは教師じゃない。神崎に全てを見てもらいたいんだ。見えるだろう? ぼくの全てが♡」
「ああ、お尻の穴まで丸見えですよ。それに早く入れてくれって、パックリ開ききっている」

 神崎くんが指で桜庭先生の恥ずかしい穴のまわりをなぞった。

「そうだよ! 早く入れて欲しいッ。入れて突いて、メチャメチャに掻き回して欲しいッ!!!」

 桜庭先生が焦れたように尻を振った。

「どれどれ、では最初に……」

 桜庭先生の恥ずかしい穴に神崎くんの指が突き刺さる。

「アウッ」

 桜庭先生は背中を仰け反らせ、尻をブルブルと震わせた。

「ドロドロじゃないか。股ぐらをこんなにベトベトにして恥ずかしくないんですか? 何本でも入りそうですよ」

 神崎くんは、指を桜庭先生の中へグニグニとねじこんでいった。たちまち4本の指がすっぽりと入ってしまう。

 「ああン、アアッ、アアッ」

 いったい神崎くんの指は中でどんな動きをしているんだろう?
 たちまち桜庭先生が高い声をあげ始めた。

「明日ここで澄ました顔をして教えながら、この感触を思い出してまた股をベトベトにするんだろう?」
「ああ、そうだよ! 英語を教えながら、裸で犬みたいに四つん這いになって、お尻を振ることばかり考えるんだよ。神崎くんの指が掻きまわしてるのを思い出して、股をグジュグジュにするんだ。ああン……もっと、もっと、太くて硬いものを入れてくれ。神崎のアレを入れて、突いて、掻きまわして!」

 桜庭先生が高く掲げた尻を激しく振った。

「アレじゃあ、わからないなあ。何を入れて欲しいか、はっきり言いなよ」
「あン、きみの……神崎のペニスだよ……」

 消え入りそうな声で桜庭先生が答える。

「聞こえないなあ」

 神崎くんは、焦らすのを楽しんでいるようだ。

「ペニスだよ!!!」

 耐えきれないように桜庭先生が叫ぶ。

「ははは、そんなお上品な言い方をしなくてもいいだろう。先生は四つん這いになって尻を振っている性奴隷なんだ。英語で言うと、セックススレーブさ。そうだろ~? 英語の桜庭先生?」
「どう言えば、いいのお?」

 桜庭先生は泣き出しそうな声をあげた。自分より10歳近くも年下の生徒に、いいようにあしらわれている悔しさが混じっていた。
 でも、どんなに屈辱的でも桜庭先生は神崎くんのペニスが欲しかった。
 若いペニス、それでいてうっとりするほどたくましいペニスが欲しくてたまらなかった。

「先生にふさわしいのはチンポさ。神崎様の太くて硬いチンポをぼくちんのオケツに入れてくだちゃい、って言いなよ」

 さすがに桜庭先生は絶句して唇を嚙んだ。どんなに恥ずかしい姿態を取っていようと、言葉にするのはまた別の抵抗感があった。

「どうした、欲しくないのか」

 神崎くんがアナルの中で、指をさらに激しくうごめかした。

「ああッ、言うよ! 言いますッ。……神崎様の太くて硬いチンポをぼくちんのオケツに入れてくだちゃいッ」

 終わりの方は、ほとんど悲鳴だった。

「ふふふ、そうそう、先生は素直が一番だ」

 神崎くんがアナルから指を抜いて、両手で桜庭先生の丸い尻肉をつかみ締めた。
 硬く張りきったペニスを後ろから一気に突き刺す。

「アウッ」

 桜庭先生は獣のように叫んだ。
 硬い灼熱した肉棒が、桜庭先生のアナルを押し分けて、ズブリズブリと侵入してきた。
 長大な肉棒が根もとまで差し込まれたとき、桜庭先生の全身に衝撃が走った。奥まで突き刺されたような感覚だった。

「オウ、オウ」

 神崎くんが抽送を開始すると、桜庭先生は吠えた。
 全身が熱く燃えていた。

「なかなか締まりがいいですよ。アナルがまるでまとわりついてくるようだ」

 神崎くんは食い込むほど強く桜庭先生が尻肉をつかみ、ペニスを突きたてた。すると、桜庭先生のあげる呻き声がさらに高くなる。
 ドアの陰では僕がべったりと座り込んでいた。下半身が熱くだるく、到底立っていることが出来なかった。
 股間が熱くなって、頭にもカーッと血がのぼっている。
 動悸が激しかった。股間からは熱い液体がジュワッと滲み出て、パンツを濡らしている。
 僕は獣と成り果てた桜庭先生と神崎くんの方を見つめ続けた。
 桜庭先生の真っ白い尻の双丘の間を、神崎くんの太くて赤黒いペニスが気持ちよさそうに出たり入ったりしている。
 桜庭先生は絶え間なく人間とは思えない声をあげつづけていた。粘膜の擦れ合うネチャヌチャネチャという卑猥な音が高く響いてきた。
 僕の手は知らず知らずのうちに股間にのびていた。
 ハッと手を止めた。
 何をしようとしていたの? 桜庭先生のようなこと?
 僕の脳裏に、神崎くんの頭が離れた後、自分で股間を愛撫しようとしていた桜庭先生の姿が浮かんだ。
 今こんな所でエッチなことをするわけにはいかない!
 早く、早くここから立ち去らなければ……。
 神崎くんたちに見つかるのを恐れたというより、僕は自分の身体の反応が怖かった。
 パンツがぐっしょりと濡れて股間に貼りついている。

「股をベトベトにするんだろ?」
「そうだよ、股をグジュグジュにするんだ」

 神崎くんと桜庭先生の言葉がよみがえってきた。
 僕は快感を求めてうずく自分の身体を認めまいと、必死の思いで立ち上がった。
 吠え続ける桜庭先生と激しくペニスを突きたてている神崎くんの姿に背を向けて、足音を立てないように注意して教室を後にした。
 取りにきたはずの英語の教科書のことは思い出しもしなかった。
 薄暗い校舎の階段を降り始めても、僕の動悸はおさまらなかった。
 ともすれば卑猥な2人の姿態が浮かんでくる。
 階段を降りる足がガクガクした。
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