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番外編11 アルファ喪女は発達障害〜前編〜
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私は喪手奈井さんと戸史間さんの3人で喪女会……じゃなくて女子会を開催することにした。
開催場所は喪手奈井さんの家で、愛する息子の産機が裸エプロン姿で出迎えてくれた。
「あたしみたいな発達障害のデブ女でも産機くんのような炊事洗濯掃除から性処理まで何でもこなしてくれる旦那が手に入ってホントに幸せよwww」
喪手奈井さんは前歯が欠けた歯並びガタガタの腐った歯を見せながらゲラゲラ笑う。大口を開けて笑うたびに喪手奈井さんは強力な口臭を辺りに撒き散らした。
「おぇ……ちょっと、喪手奈井さん! たまには歯を磨きなさいよね。産機も自分の妻が口から悪臭を漂わせても何にも思わないわけ⁉︎」
私は鼻を抑えながら口呼吸に切り替えると、産機は喪手奈井さんに近寄っていく。
「愛する妻のありのままの姿を受け入れるのが夫の務めだと教えてくれたのはママでしょ? ねえ~、萌香ちゃん♡」
「はあ? 萌香ちゃんって誰?」
私が率直な疑問を口にすると、喪手奈井さんは自分の顔を両手で指差す。
「あたしよ、あたし。喪女だけど、名前の方はキモオタ向けの萌えアニメに出てきそうでしょwww」
こんなグロテスクな姿をした萌香ちゃんがいるとは驚いた。必ずしも名は体を表さないようだ……。
「でも、自分の妻がこんなにも不潔だったら嫌にならない?」
私が質問すると、産機は喪手奈井さんに完全に洗脳された顔で口を横に振った。
「むしろ萌香ちゃんのガタガタな歯並びがキュートで舐めまわしたくなるほど尊いし、この口臭も堪らなく情欲を掻き立てられるんだ♡」
そう言うと、産機は喪手奈井さんの吐く悍ましい息を思いっきり吸い上げて、ブヨブヨのタラコ唇にむしゃぶりついていく。
喪手奈井さんは産機の求めに喜んで応じ、ピチャピチャと舌を絡めるような不快な水音を辺りに撒き散らす。私と戸史間さんは目の前で繰り広げられるグロテスクな地獄絵図に戦々恐々し、思わずゲロを吐いてしまった……。
「あッ、大変⁉︎ 今、掃除するからねぇ~♡」
産機は喪女2人分の吐瀉物を喜んで片付けようとする。
「こらッ、産機! 元はと言えば、あんたがこんなグロデブとディープキスしたせいでしょ! 責任持って、目の前の吐瀉物を全て舐め取って口の中でゆっくり咀嚼してから飲み込みなさいwww」
私の命令に素直に頷くと、産機はテーブルの上に落ちた吐瀉物をペロペロとミルクを飲む仔猫のように舐め始めた。
「あ~ら、ママに徹底的に調教されてるようね♡ 実に感心、感心www」
「当然よ。これくらいのこと結婚前は日常的にやらせてたんだからwww」
ふとトイレットペーパー節約のために用を足した後は必ず産機に自分のアナルを舐めさせていた頃の記憶が脳裏に浮かんだ。
当時はαである私に反抗的で生意気なところがあったから、喪女の排泄物や唾などを食事として産機に与えることでΩの性役割を心身に叩き込んであげたものだ。
そんな産機が立派な専業主夫として結婚生活を送っていることに私は感動さえ覚えていた。
「私みたいな発達障害を疑うレベルの喪女でも立派な子育てができたんだって思うと、変な自信が湧いてきちゃうわwww」
喪女=発達障害みたいな説がよく唱えられているけど、そんなの関係ないと今じゃ思える。
「親が喪女だろうが、発達障害だろうが、子は育つのよ。私の産機はそれを見事に証明してくれたわwww」
そう言うと、私は自信満々に胸を張ってドヤ顔を浮かべる。
「でも、発達障害を抱えた喪女が子育てなんかしたら粗大ゴミが出来上がる可能性が高いと思うんですよね……」
戸史間さんは話の腰を折るようにネガティブなことを言い出した。
「喪女が子作りしたら、どうせ子供は不細工だろうし、発達障害の親が子育てなんかしたら間違いなく子供の方が苦労するよ……」
戸史間さんの話に喪手奈井さんも同調し始める。
「言われみると、そうだよね。喪女ってだけでも人生終わってるのに、発達障害みたいな気質まで兼ね備えてたら死にたくなるわwww」
2人ともADHDを患っている喪女であるためか、だいぶ自分の人生に悲観しているみたいだった。
「ぶっちゃけ、貴腐寺院さんは言うほど発達障害って感じではないし、セフレをいっぱい作れるくらいコミュ力も高いじゃない。喪女でも普通にリア充になれるだけの素養を持ってたんだと思うの」
そう言うと、戸史間さんは私に対して羨望の眼差しを向けながら溜息を吐いた。
開催場所は喪手奈井さんの家で、愛する息子の産機が裸エプロン姿で出迎えてくれた。
「あたしみたいな発達障害のデブ女でも産機くんのような炊事洗濯掃除から性処理まで何でもこなしてくれる旦那が手に入ってホントに幸せよwww」
喪手奈井さんは前歯が欠けた歯並びガタガタの腐った歯を見せながらゲラゲラ笑う。大口を開けて笑うたびに喪手奈井さんは強力な口臭を辺りに撒き散らした。
「おぇ……ちょっと、喪手奈井さん! たまには歯を磨きなさいよね。産機も自分の妻が口から悪臭を漂わせても何にも思わないわけ⁉︎」
私は鼻を抑えながら口呼吸に切り替えると、産機は喪手奈井さんに近寄っていく。
「愛する妻のありのままの姿を受け入れるのが夫の務めだと教えてくれたのはママでしょ? ねえ~、萌香ちゃん♡」
「はあ? 萌香ちゃんって誰?」
私が率直な疑問を口にすると、喪手奈井さんは自分の顔を両手で指差す。
「あたしよ、あたし。喪女だけど、名前の方はキモオタ向けの萌えアニメに出てきそうでしょwww」
こんなグロテスクな姿をした萌香ちゃんがいるとは驚いた。必ずしも名は体を表さないようだ……。
「でも、自分の妻がこんなにも不潔だったら嫌にならない?」
私が質問すると、産機は喪手奈井さんに完全に洗脳された顔で口を横に振った。
「むしろ萌香ちゃんのガタガタな歯並びがキュートで舐めまわしたくなるほど尊いし、この口臭も堪らなく情欲を掻き立てられるんだ♡」
そう言うと、産機は喪手奈井さんの吐く悍ましい息を思いっきり吸い上げて、ブヨブヨのタラコ唇にむしゃぶりついていく。
喪手奈井さんは産機の求めに喜んで応じ、ピチャピチャと舌を絡めるような不快な水音を辺りに撒き散らす。私と戸史間さんは目の前で繰り広げられるグロテスクな地獄絵図に戦々恐々し、思わずゲロを吐いてしまった……。
「あッ、大変⁉︎ 今、掃除するからねぇ~♡」
産機は喪女2人分の吐瀉物を喜んで片付けようとする。
「こらッ、産機! 元はと言えば、あんたがこんなグロデブとディープキスしたせいでしょ! 責任持って、目の前の吐瀉物を全て舐め取って口の中でゆっくり咀嚼してから飲み込みなさいwww」
私の命令に素直に頷くと、産機はテーブルの上に落ちた吐瀉物をペロペロとミルクを飲む仔猫のように舐め始めた。
「あ~ら、ママに徹底的に調教されてるようね♡ 実に感心、感心www」
「当然よ。これくらいのこと結婚前は日常的にやらせてたんだからwww」
ふとトイレットペーパー節約のために用を足した後は必ず産機に自分のアナルを舐めさせていた頃の記憶が脳裏に浮かんだ。
当時はαである私に反抗的で生意気なところがあったから、喪女の排泄物や唾などを食事として産機に与えることでΩの性役割を心身に叩き込んであげたものだ。
そんな産機が立派な専業主夫として結婚生活を送っていることに私は感動さえ覚えていた。
「私みたいな発達障害を疑うレベルの喪女でも立派な子育てができたんだって思うと、変な自信が湧いてきちゃうわwww」
喪女=発達障害みたいな説がよく唱えられているけど、そんなの関係ないと今じゃ思える。
「親が喪女だろうが、発達障害だろうが、子は育つのよ。私の産機はそれを見事に証明してくれたわwww」
そう言うと、私は自信満々に胸を張ってドヤ顔を浮かべる。
「でも、発達障害を抱えた喪女が子育てなんかしたら粗大ゴミが出来上がる可能性が高いと思うんですよね……」
戸史間さんは話の腰を折るようにネガティブなことを言い出した。
「喪女が子作りしたら、どうせ子供は不細工だろうし、発達障害の親が子育てなんかしたら間違いなく子供の方が苦労するよ……」
戸史間さんの話に喪手奈井さんも同調し始める。
「言われみると、そうだよね。喪女ってだけでも人生終わってるのに、発達障害みたいな気質まで兼ね備えてたら死にたくなるわwww」
2人ともADHDを患っている喪女であるためか、だいぶ自分の人生に悲観しているみたいだった。
「ぶっちゃけ、貴腐寺院さんは言うほど発達障害って感じではないし、セフレをいっぱい作れるくらいコミュ力も高いじゃない。喪女でも普通にリア充になれるだけの素養を持ってたんだと思うの」
そう言うと、戸史間さんは私に対して羨望の眼差しを向けながら溜息を吐いた。
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