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54 アルファ喪女は愛する息子を競り落とす〜前編〜
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我が国は少子化対策として、ωの男の子の身体を人身売買という形で商品化することを正式に合法化した。
私は家計を支えるために、ヒキニートの出目夫くんをオークションに出品して荒稼ぎすることにした。もちろん、出目夫くんの母親からは許可を得ている。
「それでは、皆さん! これよりオークションを開始致します!」
オークション開始のアナウンスに客席から拍手が沸き起こる。
「では、さっそく本日1人目の商品をご紹介したいと思います。どうぞッ!」
部屋の明かりが一斉に暗くなる。司会者の声だけが暗闇に響く。
「エントリーナンバー1番、出目夫くんの登場です」
ピシリ!
鞭の音が鳴った。それと同時にスポットライトが舞台を照らす。その中につんのめるようにして全裸の出目夫くんが入っていく。
出目夫くんは首に首輪をつけられ、両足には奴隷のように鎖がつけられていた。そして、後ろ手に手錠をかけられている。その姿は、サディストたちにとって垂涎の的と言って良かった。
「ほ~う」
客席から声ならぬ声があがる。
私も興奮した。心臓がドキドキし、股間の逸物がぐいと大きくなった。出目夫くんの後ろから私が鞭を手にして登場した。
私は鞭で床を激しく叩くと、出目夫くんは2、3歩進んだ。中央の円形舞台の埋め込みライトが灯され、出目夫くんの可愛らしい裸体がくっきりと浮かび上がる。
司会者が私の書いたメモを読み上げる。
「こんな可愛らしい顔をしていながら、ベッドでは超淫乱。ご主人様の調教よろしく、鞭も蠟燭も縛りもすべてOKです。アナルも調教済みです。今宵のご主人様は、たっぷり出目夫くんに悲鳴をあげさせてください」
円形舞台に到着すると、出目夫くんは後ろ手に拘束されながらも深々とお辞儀をした。
私は出目夫くんの隣に行く。
「皆さんにご挨拶なさい」
促されるようにして口上を述べる。
「今宵のご主人様、ぜひ、高い値段でお買い求めくださいませ♡」
出目夫くんは甘えるようなドMっぽい声だった。
「お客様、出目夫くんの啼き声も聴きたくありませんか?」
私からの問いかけに、フロアから同調する声があがった。
「出目夫くん。お客様に可愛らしい悲鳴を聴かせてあげなさ~い♡」
出目夫くんは小声で「許して」と言ったが、もちろん許さないwww
後ろ手の手錠を外し、前で再度繋ぐ。お尻を突き出すようにすると、細い乗馬鞭を持った私は鞭をしならせた。
ピシッ!
鋭い音を立てて、鞭が出目夫くんの尻肉にめり込む。
「あひん、お許しくださいませ♡」
さっきの口上より、1オクターブほど高い悲鳴があがった。
「いい声で啼きますでしょ。では、お客様の前を通りますので、じっくり吟味してくださいませ」
私の鞭に促され、出目夫くんは円形舞台をゆっくり一周する。
「ちょっと見せて」
フロアから声がかかる。すると、私が出目夫くんに鞭を飛ばす。それを合図にして、出目夫くんが立ち止まる。この時の鞭は、悲鳴をあげさせた時ほど強くはないが、それなりの力強さはあって、いかにも調教されている雰囲気が醸し出される。出目夫くんは切なげな眼で声をかけた喪女を見つめながら立ち止まった。そしてゆっくり足を開いていく。そのように何人かの喪女が声をかけた。
そうしているうちに出目夫くんは花道を戻り、奥舞台の柱の1本に繋がれた。
ーーー
これまで出品されたωの男の子を見る限り、どれも一級品のようだ。きっと全員が調教された真性のマゾに違いない。
私はシャンパンを少しずつ飲みながら、今は客席で舞台の上の商品を眺めていた。
「いよいよ最後は本日の目玉商品のご紹介です! どうぞッ!」
司会者の声が張り上がった。
「喪女以外の女には抱かれたくないという超絶マゾの産機くんの登場ですッ!」
「ん……今、産機って聞こえたような? 気のせいよね?」
そう自分に言い聞かせた私は次の瞬間、目の前の光景に目ん玉が飛び出るほど驚愕した。
愛する息子である産機が、喪手奈井さんに突き飛ばされるようにして出てきた。鞭に追い立てられるようにして、産機は首輪と足環そして手錠で飾られた裸体を円形舞台まで運んだ。
「持ち主のご主人様からは、ひととおり調教済だと伺っております。ご主人様からたっぷり調教され、このオークションに出品できるまでマゾ性が磨かれたそうです。この若々しくてきめ細やかな肌は、まさに一級品。今宵のご主人様、ぜひ競り落として、自分の鞭で啼かせて見せてください!」
司会者が説明を終えると、喪手奈井さんの指示で産機が自己紹介を始める。
「産機です。初めてこのオークションに出させていただくことになりました。今日買っていただけるご主人様、優しくしてくださいませ♡」
フロアの喪女たちから拍手が鳴り響いた。
私は家計を支えるために、ヒキニートの出目夫くんをオークションに出品して荒稼ぎすることにした。もちろん、出目夫くんの母親からは許可を得ている。
「それでは、皆さん! これよりオークションを開始致します!」
オークション開始のアナウンスに客席から拍手が沸き起こる。
「では、さっそく本日1人目の商品をご紹介したいと思います。どうぞッ!」
部屋の明かりが一斉に暗くなる。司会者の声だけが暗闇に響く。
「エントリーナンバー1番、出目夫くんの登場です」
ピシリ!
鞭の音が鳴った。それと同時にスポットライトが舞台を照らす。その中につんのめるようにして全裸の出目夫くんが入っていく。
出目夫くんは首に首輪をつけられ、両足には奴隷のように鎖がつけられていた。そして、後ろ手に手錠をかけられている。その姿は、サディストたちにとって垂涎の的と言って良かった。
「ほ~う」
客席から声ならぬ声があがる。
私も興奮した。心臓がドキドキし、股間の逸物がぐいと大きくなった。出目夫くんの後ろから私が鞭を手にして登場した。
私は鞭で床を激しく叩くと、出目夫くんは2、3歩進んだ。中央の円形舞台の埋め込みライトが灯され、出目夫くんの可愛らしい裸体がくっきりと浮かび上がる。
司会者が私の書いたメモを読み上げる。
「こんな可愛らしい顔をしていながら、ベッドでは超淫乱。ご主人様の調教よろしく、鞭も蠟燭も縛りもすべてOKです。アナルも調教済みです。今宵のご主人様は、たっぷり出目夫くんに悲鳴をあげさせてください」
円形舞台に到着すると、出目夫くんは後ろ手に拘束されながらも深々とお辞儀をした。
私は出目夫くんの隣に行く。
「皆さんにご挨拶なさい」
促されるようにして口上を述べる。
「今宵のご主人様、ぜひ、高い値段でお買い求めくださいませ♡」
出目夫くんは甘えるようなドMっぽい声だった。
「お客様、出目夫くんの啼き声も聴きたくありませんか?」
私からの問いかけに、フロアから同調する声があがった。
「出目夫くん。お客様に可愛らしい悲鳴を聴かせてあげなさ~い♡」
出目夫くんは小声で「許して」と言ったが、もちろん許さないwww
後ろ手の手錠を外し、前で再度繋ぐ。お尻を突き出すようにすると、細い乗馬鞭を持った私は鞭をしならせた。
ピシッ!
鋭い音を立てて、鞭が出目夫くんの尻肉にめり込む。
「あひん、お許しくださいませ♡」
さっきの口上より、1オクターブほど高い悲鳴があがった。
「いい声で啼きますでしょ。では、お客様の前を通りますので、じっくり吟味してくださいませ」
私の鞭に促され、出目夫くんは円形舞台をゆっくり一周する。
「ちょっと見せて」
フロアから声がかかる。すると、私が出目夫くんに鞭を飛ばす。それを合図にして、出目夫くんが立ち止まる。この時の鞭は、悲鳴をあげさせた時ほど強くはないが、それなりの力強さはあって、いかにも調教されている雰囲気が醸し出される。出目夫くんは切なげな眼で声をかけた喪女を見つめながら立ち止まった。そしてゆっくり足を開いていく。そのように何人かの喪女が声をかけた。
そうしているうちに出目夫くんは花道を戻り、奥舞台の柱の1本に繋がれた。
ーーー
これまで出品されたωの男の子を見る限り、どれも一級品のようだ。きっと全員が調教された真性のマゾに違いない。
私はシャンパンを少しずつ飲みながら、今は客席で舞台の上の商品を眺めていた。
「いよいよ最後は本日の目玉商品のご紹介です! どうぞッ!」
司会者の声が張り上がった。
「喪女以外の女には抱かれたくないという超絶マゾの産機くんの登場ですッ!」
「ん……今、産機って聞こえたような? 気のせいよね?」
そう自分に言い聞かせた私は次の瞬間、目の前の光景に目ん玉が飛び出るほど驚愕した。
愛する息子である産機が、喪手奈井さんに突き飛ばされるようにして出てきた。鞭に追い立てられるようにして、産機は首輪と足環そして手錠で飾られた裸体を円形舞台まで運んだ。
「持ち主のご主人様からは、ひととおり調教済だと伺っております。ご主人様からたっぷり調教され、このオークションに出品できるまでマゾ性が磨かれたそうです。この若々しくてきめ細やかな肌は、まさに一級品。今宵のご主人様、ぜひ競り落として、自分の鞭で啼かせて見せてください!」
司会者が説明を終えると、喪手奈井さんの指示で産機が自己紹介を始める。
「産機です。初めてこのオークションに出させていただくことになりました。今日買っていただけるご主人様、優しくしてくださいませ♡」
フロアの喪女たちから拍手が鳴り響いた。
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