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21 アルファ喪女は嫉妬深い

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 最近オメガったら、息子の腐兄人ふえひとばかり可愛がってるような気がする。
 う~ん、これは由々しき事態だわ……。夫の分際で妻である私を一番に考えないなんて決して許されることじゃないのに(o ><)oもぉぉぉ~っ!!
 オメガの手が腐兄人ふえひとのしなやかな裸身を撫でまわす。オメガの指が腐兄人ふえひとの乳首をつかみ、恥ずかしい穴をくちゅくちゅとまさぐる――。
 そんなシーンを思い浮かべると、かなり興奮する……じゃなくて、実にけしからんッ!!! 
 激しい独占欲が私の中でモンスター級に暴れまわる。

「私って、けっこう嫉妬深いのかも……。でも、私は悪くないわ。私にこんな思いをさせるオメガが悪いんだから!」
「ん? 僕がどうかしたの?」

 たまたまオメガが私のもとへ来ていた。

「どうかしたかじゃないわよ! 腐兄人ふえひとばかり可愛がったりしてッ! 妻を一番に考えないクズな夫にはオシオキが必要みたいねぇ~」
「ふぇッ⁉︎ 僕は喪子姉さんのことも愛してるよ! 腐兄人ふえひとと同じくらいに♡」

 言い訳を試みるオメガの首に、するりと私は腕をのばす。
 私の身体がオメガの胸板に押しつけられていく。

「言い訳しないで、目をつぶってて」

 耳たぶに触れるくらいに唇を近づけて、私は囁いた。

「あ、うん……♡」

 オメガは抵抗しなかった。耳たぶを咬む濡れた唇の感触にオメガは浸っていた。
 目をつぶっているオメガの唇に私は舌を差し込んだ。
 オメガは私の頭を抱えて髪を撫でてきた。そのままむさぼるように互いの舌を吸い合う。
 結局、私は本音ではただオメガとエッチがしたかっただけなんだと気づいた。
 私はオメガに激しく求められることに喜びを感じていた。

「ほら……僕に触って……」

 オメガはいつもよりずっと甘い声でささやき、私の手を自分の股間へと導いてゆく。
 くちゅという、粘液質の音がした。
 私の指に、熱いしずくと柔らかな肉の感触がダイレクトに伝わってくる。

「僕の恥ずかしいところを早く喪子姉さんにいじってもらいたいな……♡」

 と言いつつ、オメガは股間を私の太腿に擦り寄せていった。
 まるで別の生き物のように、オメガの股間が私の太腿の表面を這いまわり、ヒクヒクと痙攣しながら吸いついていく。

「もう喪子姉さんのここ、こんなになってる……」

 ぐちゅぐちゅと、熱く潤んだ股間を私の太腿に擦りつけながら、オメガが私の猛り立った肉棒をつかみ、しなやかな指先が布地越しにチンポをしごく。

「ひゃんッ! オメガったら!!!……」
「もうイッちゃいそうなんだね。待ってて。もっと気持ちいいことしてあ・げ・る♡」 

 オメガは私の正面に両膝をついた。そして、おもむろに私のペニスを引っ張り出し、先端をれろっと舐める。
 私を見上げて、オメガは微笑んだ。たまらなく淫らで、快楽に貪欲な獣と化していた。
 根元をしっかりと握ったまま、肉棒をかぷっと頬張った。熱い舌がペニス全体に絡みつき、蠢く。敏感なカリのあたりを舐めまわし、裏の筋をくすぐり、先端の尿道口にまで舌先を差し入れる。

「うッ!……」

 立て続けの快楽に、もう耐えることができなかった。一瞬の電撃にも似た快楽に脳髄を貫かれ、私はオメガの口の中に大量の精液を放っていた。

「う……ぷわッ」

 唇から溢れた白い液体がオメガの胸もとを濡らす。
 オメガは口の中に残った精液を、ごくんっと飲み込み、欲情しきった目で私を見上げる。

「やっぱりオメガのテクニックは格別ね。さあ、ここから本番よ♡」

 そして、私は硬度を失いつつある肉棒を握ったまま立ち上がった。

「ほら……」

 と、いきなり私はペニスを右手で操作し、ぐにゅんとオメガの恥ずかしい穴に押しつける。
 ずぷっと、私のモノがオメガの中へと侵入してゆく。

「んッ……気持ちいい……どんどん入って、んあッ!」

 オメガの中に、ずぶずぶと私の勃起が呑みこまれてゆく。そして、私のペニス全体を包み込み、きゅうっと締めつけた。
 いま放ったばかりだというのに、ペニスは再び膨張し始めている。

「僕の中で硬くなってるよ。腐兄人ふえひとのより気持ちいいでしょ?」
「どうかしらねぇ~♡」
「僕は気持ちいいの……あッ、もっと気持ちよくして~、喪子姉さん♡」

 よがるオメガの中では私の肉棒が完全復活して待機している。
 私は荒々しく裸エプロンをはずしてから、腰の前後運動を開始した。

「あッ、あんッ!……いいッ! いいのぉ!……」

 たまらず、オメガが声をあげる。
 私は左手でオメガの腰をかかえ、右手で乳首を揉みしだきつつ腰を動かした。

「もっと……もっと激しくしてぇ……」

 私は、ぷくんと膨らんだ乳輪ごと、勃起しきったいやらしい乳首を口に含んだ。れろれろと硬いしこりをほぐすように舌を踊らせ、思いっきり吸いたてる。そして、時々、歯を当てて軽く咬む。

「やッ!……いいッ、それ~、んああッ!!!……」

 胸の愛撫に反応して、オメガの中がさらにキツく、ペニス全体を締めつける。

「はああッ! んッ!」

 オメガは恍惚とした表情で唇の隙間からよだれさえ流していた。
 私は硬く勃起した乳首をつまみ、ぎゅーとのばす。
 私は尖りきった乳首をぐりぐりしながら、徐々に腰の動きを速めていった。

「あッ。あんッ。いい、いいのぉ~♡」

 瞬間、私は思いっきり乳首に指を食いこませながら精を放った。
 私のペニスから放たれた大量の精液が、どくどくとオメガの中を満たしていく。
 2人とも力つき、その場に「へちゃ」と倒れ込む。
 ぐったりとなったオメガの股間から私はシャフトを引き抜く。抜いた瞬間、「ふあん♡」とオメガは声をあげた。

「かなり良かったわよ~、オメガ。やっぱり、愛する夫がNo.1ね♡」

 私はオメガにキスをした。
 私たちは床の上で精液にまみれながら抱き合い、延々とキスをし続けた。
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