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11 アルファ喪女のR18指定BLゲーム

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 私は我が社が開発したR18指定BLゲームの試作品ディスクをパソコンのDVDドライブに挿入した。
 ようやくインストールが終了し、ゲームが起動する。
 いよいよ愛する2次元への扉が開かれたわwww
 私はモニター越しに、男たちのあられもない姿をまじまじと眺めた。

「……へえ、なかなかの出来じゃない。キモオタ向けのゲームなんか作るのやめてBLゲームに特化した会社にすればいいのに♡」

 調教と書かれたメニューにはさまざまな項目があり、「???」が少しずつ明かされていく仕掛けも、プレイヤーの妄想を豊かにする。
 最初は「ハグ」「キス」だけだった選択肢に、「フェラチオ」「SM」などが追加され、とうとう「セックス」も登場した。とりわけ私の性的興奮を促すのが、男キャラに言わせたい淫語の入力だ。
 イケメン声優さんのフルボイスがどんなエロい言葉でも読み上げてくれる。

『ほ~ら、俺のチンポが欲しくてたまらないんだろ? お前にだったら、いくらでもご馳走するぜ~♡』
『はむッ、あぁはあ、欲しいよぉ、お前のチンポを平らげたいんだぁ~♡』
『お前の中で俺のチンポがビッグバンを起こすぜッ!』
『ぼくの中で無限に広がる大宇宙が生まれるよぉ~ッ!!!』

 調教が進むとメニューに「兜合わせ」が追加されていた。
 兜合わせ? どういうプレイなのかしら? 後で調べておかなきゃwww
 私は妄想全開でゲームにのめり込んだ。現実のことなど忘れて、バーチャルのイケメンたちによるカップリングを満喫しまくる。
 ついにはベルトを解き、自分のモノを握ってしまった。プレイをこなすごとに、オチンチンへと触れる回数が多くなる。
 すると、ガチャっとドアが開いた。

「喪子姉さ~ん、何してるの?」

 私は椅子の上でびくっと飛び上がってしまう。
 どうしよう? 男キャラの喘ぎ声と結合音にばかり意識が向かっていたせいでオメガの存在に気づかなかった。大慌てでモニターの電源だけ落とし、ズボンを引っ張りあげる。

「あら、オメガじゃない。きッ、気づかなかったわぁ~」

 平静を装おうとして、むしろ嘘臭い調子になってしまう。

「あんまりゲームを長時間やってると目の健康に悪いんだって。気をつけてね、喪子姉さん♡」
「あ、うん、そうね! 目に悪いわね、ハハハ! 気をつけなくっちゃ~……」

 私はわざとらしい笑みを作りながら、オメガの背中を廊下へと押し戻す。
 なんとかやり過ごした私はほっと胸を撫で下ろす。

『早くメニューを選んでくれねえと俺のチンポが破裂しちまうぜぇ~』

 ところがゲームの男キャラがフルボイスで催促を始めてしまった。
 そ、そんな~ッ⁉︎ 知らなかったわ、こんな機能まであったなんて!
 オメガが眉を顰め、怪しい声の主を探す。

「今の声は誰ッ⁉︎ まさか前に喪子姉さんのことを襲おうとしたキモオタ共がいるんじゃ……」
「ち、違うわッ!!! さっきのは気のせいよ、ちょっと待って!」

 そうこうしているうちにゲームの男キャラが秘密をどんどん暴露する。

『わかったぞ! さてはお前、今オナニーしてるな! 自分1人だけで楽しもうとするたぁ許せねえぜッ!!!』

 しかもオナニーなどという卑猥な言葉まで飛び出す始末……。
 とうとうオメガはそれがパソコンの音源であることに気付き、モニターをオンにしてしまった。全身に調教メニューをずらりと並べた男キャラが恥ずかしそうに頰を染める。

「こ、これはッ⁉︎」
「オメガ! これにはワケが……って、母さんまで⁉︎」

 おまけにドアの陰には母さんの姿もあった。
 聞き耳を立てるポーズのまま、申し訳なさそうに眉を八の字に傾ける。

「すまんね、喪子。面白そうなゲームをやってるもんだから、実はずっと部屋の外から伺ってたんだよwww」
「ええ~、いつからいたのッ⁉︎」
「あんたがゲームを起動した辺りからだね」
「最初からいたんかいッ!!!」

 母さんは私の椅子に座り、ゲームのパッケージを見始める。

「いやはや、こんなゲームが作られるようになるとは時代は変わったもんだね。しかも調教モノとは恐れ入ったよwww あんたは昔からいつも頭の中がエッチなことでいっぱいだったからねぇ~、彼氏のオメガ君はさぞ大変な目に遭ってるんだろ~?」
「そ、そんなことないわよ! 今日はたまたまだからねッ!!!」
「まあ、そういうことにしておくよ……」

 母さんがいなくなってから、オメガはおもむろに私の傍らでうずくまった。ゲームの箱を手に取り、その箱越しに私の顔を覗き込む。

「ねえ、喪子姉さん。このゲーム一緒にやろうよ。まだクリアしてないんだよね?」

 オメガの意外な誘いをすぐに理解できなかった私は目を白黒させる。

「えッ⁉︎ 攻略って、調教メニューを?」

 驚きのあまり、おかしな返答になってしまった。
 確かにゲームの続きは気になる。
 まだ開放されていない選択肢に何が隠されているのか、エンディングはどうなるのか、好奇心は尽きない。

「まあ、私は一緒にやっても構わないけど」
「ふふふッ、決まりだね」

 オメガは本気らしく、頰を紅潮させながらゲームのパッケージを縫いぐるみみたいに抱きかかえている。

「そうと決まればオメガの特等席はここよ。母さんもどっか行ったし、さっそく始めるわよ」
「うん! 僕、ゲームってポ○モンぐらいしかやったことないからすごく楽しみ♡」

 オメガは照れつつ、上機嫌の私の膝に座った。
 まさか、こういう展開になるとは驚きだわ。オメガとR18指定ゲームをプレイするなんてwww
 胸の鼓動が伝わってしまいかねない距離だ。
 オメガの存在感は温かく、ほのかな香りのよさも心地よい。

「ねえ、喪子姉さんはいつからこういうゲームをプレイしてるの?」
「私は若い頃からやってるわよ。BLは人生のバイブルだからね♡ BLに触れることでオメガの人生も豊かにしてちょうだい!」
「BLって、そんなにすごいんだね! 僕、リスペクトしちゃった♡」

 オメガをもたれさせながら、私はゲームを始めた。
 セーブデータを開けば、もう当分の間は2次元の世界からは出てこれない。大好きなオメガと愛するBLワールドに浸れるなんて夢のようだわ。

「さあ~て……どこから始めようかなぁ♡」

 このゲームは選択肢を選んだ回数がカウントされており、どのプレイを好みとするのかが一目瞭然だった。それが「フェラチオ」で少しばかり恥ずかしいwww
 オメガは私の性癖によってカスタマイズされたエッチシーンに見入っている。
 このゲームやっぱりヤバイわ……オメガと一緒にプレイしてたら絶対ヘンな気分になっちゃう。
 するとオメガのお尻の下で、さっそく私のオチンチンが爆発しそうになっていた。
 オメガの体重が私の股間に掛かる。
 性的興奮が高まるにつれ、変態的な妄想が浮かんでくる。
 オメガも欲求不満をR18指定ゲームで解消しているのではないかと期待じみた疑問が湧き上がる。
 私はマウスをいじりながら囁くように尋ねた。

「興奮してきた?……」

 オメガは顔を赤らめ、はぐらかす。
 その沈黙さえ胸をドキドキと高鳴らせた。
 ゲームに興奮しているのか、この状況に興奮しているのか、オメガは自分でも分かっていないようだ。
 私はこっそりベルトを緩め、ジッパーを降ろした。淫熱を帯びた肉棒がテントを張っている。
 私の剛直はみるみる膨張し、オメガは慌てて唇をぱくぱくさせる。

「も、喪子姉さんッ⁉︎ ど、どうかしたの⁉︎」
「安心なさい。ちょっと反応しただけよ♡」

 ホントはちょっと反応している、どころではない。布越しとはいえペニスを擦り付けられているのだから、もはやいい訳など不可能である。
 それでもオメガは私の膝からのこうとしなかった。耳まで紅潮させながら、腰を捻って刺激しようとする。

「僕にぃ、喪子姉さんの……んはあッ、アレが当たってるぅ」
「じゃあ、責任もってオメガが私のチンポを鎮めなさい。プレイ内容はゲームと同じフェラでいいわ~♡」
「わかったよ♡ たっぷりと奉仕してあげるからね」

 オメガは私がはいているズボンの前に顔を持っていった。
 そこはもうこんもりと肉棒の形に盛り上がっている。
 オメガはゆっくりとズボンをずり降ろした。
 ぼよよ~んと私の暴れん棒が揺れている。

「さあさあ、咥えなさ~い」

 オメガは目を伏せがちに小さくうなずいて、顔を近づける。
 意を決して、はむっと硬く勃起した肉棒を頬ばった。

「んんぅ……」

 ちゅぱ、じゅる、ちゅぱぁ、じゅるぅ……。
 オメガは唾液に濡れた唇でゆっくり顔をグラインドさせる。

「吸い込みが足りないわよぉ~。もっと強くッ!」

 オメガは丸ごと頬ばった肉棒を思いきりすすり上げた。
 私はオメガの頭を鷲掴みにして揺さぶった。
 じゅぷ、じぶぁ……。
 じゅる、じゅる、じゅるぅ!
 オメガは一生懸命肉棒を頬張ってご奉仕した。
 私はオメガの頭をよしよしと撫でる。
 いきりたった肉棒は、どくどくと血管の脈動をオメガの唇に伝える。
 オメガの口内いっぱいに私のモノが怒張している。
 舌が先端をクルリクルリと優しく舐めあげ、オメガの指が私のモノを握って動いている。唾液で濡れた唇が私のモノを圧迫しながら上下する……。

「うひょおおおおおおおお……‼︎」

 オメガのフェラの快感に私は雄叫びをあげ、背中はゾクゾクと震えて延髄がしびれる。
 
「ああッ……オメガ、すんごい気持ちいい……‼︎」

 グイと、オメガの頭を掴んで股間に引き寄せる。興奮でパンパンに膨らんだモノを、もっともっと奥まで、しっかり押し込む。

「うぐッ……うぷッ、あぷッ……!」

 私の脚にしがみついて、必死に奉仕する口はペニスで目一杯に広げられ、口内に溢れた唾液が、ジュプジュプとスゴイ音を立てている。

「い……いい!……もっと!」

 私の命令にオメガは素直に従い、指を口を、その前後運動を、さらに早めた!
 ジュプッ、ジュプッ!
 ジュプッ、ジュプッ!
 密着していた唇は、激しい動きでめくれ、口端から唾液がつたった。
 私のモノも、それを握るオメガの指も唾液まみれになって、指を動かすヌチャヌチャという音と、口内を出入りするジュプジュプいう音が、周囲に猥褻に響いた。

「あああ、オメガ……」
「ハァハァ……んッ……くッ!」

 興奮した私は、最長になったモノを根元まで一気に押し込んだ。

「あぐううううッ!!!」

 はちきれんばかりのモノが口内いっぱいに納められ、大きく膨らんだ先端がオメガの喉の奥深くまでグイグイとめり込んだ。

「入れたい! コレをオメガの中に……深く、ああ、もっと深く‼︎」

 太いモノを咥えこまされ、苦しそうにするオメガの頭を、きつく押さえつけた瞬間、私は爆発した。

「ンッ、オオオッ、オメガッ‼︎」

 ドクッ、ドクドクドクッ!!!

「はッ……はぁぁ……はぁはぁ……」

 すぐに果ててしまうくらいオメガのフェラは相当気持ち良かった。震えるような快感に襲われて、私は放心状態になっている。
 オメガの唇の端からは私の乳液が溢れてドロリと垂たれていた……。
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