29 / 36
番外編②自分らしく生きることを誓いました!
しおりを挟む
『名誉男性』という言葉をご存知だろうか?
近年SNSでよく見かけるワードであるが、決して男性そのものを表す用語ではない。
ざっくりとした説明をするならば、男性社会に適応した大人版ブリっ子といった感じだ。要するに男ウケは抜群でも同性からは死ぬほど嫌われるタイプのこと。
名誉男性は痴漢やレイプは被害者にも落ち度があると言ってみたり、自分より下のブスを見下したり、子供を産め結婚しろと同性に対して辛辣な発言ばかりするため、場合によっては男以上に恨まれやすい。
何故こんな話をし始めたのかというと、英語の羽座井先生(第7話参照)がまさに名誉男性そのものだったからだ。
羽座井先生は学校の近所で痴漢やレイプが多発していることに対して、冷酷にもΩの生徒を批判し始めたのだ。
「痴漢やレイプが恐いなんて言ってるようなブスは自意識過剰だから男子たちは気にしちゃダメよ♡ そう言う子って、単に男に構って欲しいだけの甘ちゃんだからwww」
羽座井先生がそう言うと、クラスの男子たちはゲラゲラと笑い出す。
「誰もブスなんか痴漢しねえってのwww」
「分かるぅ~、モテなさ過ぎて男に飢えてんじゃねwww」
「つか、痴漢に遭いたくないならスカートなんかやめてスラックス穿けよwww」
うちの学校も校則が改正されてΩにもスラックスが認められるようになった。だがしかし、Ωカースト底辺になりたくないがゆえに殆どのΩは同調圧力でスカートを穿いている。ただ1人を除いては――。
「あ~ら、貴腐寺院さん。あなた、女なのにスカート穿かないのかしら~?」
羽座井先生は気持ち悪いほどデカ尻に貼りついたスカートを揺らしながら見下したような眼差しで貴腐寺院さんを見やる。
「別に校則違反をしているわけじゃないんだし、何か問題でも?」
毅然とした態度で貴腐寺院さんは即答するが、意に介さずに羽座井先生はたたみ込むように嫌味を飛ばす。
「だって~、貴腐寺院さんなら痴漢に遭う心配なんかないんだし、もっと生脚を晒け出して男の子にサービスしてあげてもいいんじゃないwww」
羽座井先生の露骨なまでの嫌味にクラスの男子たちは大爆笑する。
「ブスのキモい生脚とか誰得www」
「ブスを痴漢するとか、どんだけ勇者なんだよwww」
「誰からも狙われないブスで良かったなぁwww」
吐き気を催すほど邪悪なセクハラ発言を繰り返すクラスの男子に虫酸が走った。
実は貴腐寺院さんがスラックスを穿くようになった原因は電車の中で日常的に痴漢に遭うようになったからだ。
それからというもの、貴腐寺院さんは男に弄ばれたショックで自尊心が削られてしまい、塞ぎ込んでいた。
完膚無きまでにボロボロにされた貴腐寺院さんに鞭を打つ羽座井先生と男子たちが狂おしいほどに憎くて仕方がなかった。
「もう、いい加減にしてよッ!!! 美人じゃなくたって痴漢される人はいくらでもいるの! 男に身体をオモチャにされる身にもなってよ! 男だからって無制限に搾取することが許されると思わないで……」
カッとなった僕は日頃から思っていた感情をブチまけるように涙を流して怒鳴った。
日常的に身体という領域を不特定多数の男に踏み荒らされている僕たちは自分と他人の境目が曖昧になって情緒不安定に陥りやすい。
男から求められる規範に心がどんどん空虚になって追い詰められていき、自分が保てなくなる。
自分という境目が荒らされてズタボロになった僕たちの姿をオカズに男たちは今日も性的搾取の限りを尽くすのだ。
「おいおい、いきなりデカイ声出すんじゃねえよwww」
「Ωが泣きながら喚いたところで小動物がキャンキャン吠えてるようにしか見えねえぞwww」
「ブス同士の傷の舐め合いは見苦しいぜwww」
周囲の男子たちの冷酷無比な反応に僕は死にたくなるほど絶望した。
結局、男には自分の体をモノ化される僕たちの心の痛みなど到底理解できないのだ。
「あらあら、男にモテないからってヒステリー起こしちゃダメでしょ。そんなんじゃ、余計男の子から相手にされないわよwww」
その時、ガタッと椅子が勢い良く動く音がした。
立ち上がったエレンくんは僕たちに罵詈雑言を浴びせる男子たちの首根っこを掴むと、羽座井先生がいる教壇の方へ投げ飛ばす。
ガッシャーンと派手な音がした次の瞬間、羽座井先生は男子たちの下敷きになって倒れていた。
「男に構って欲しいだけの甘ちゃんはテメエの方だろ? なあ、先生ぇwww」
残念ながら完全に気を失っていた羽座井先生の耳にエレンくんの言葉は届くことはなかった。
目の前の光景に驚愕したクラスメイトはそそくさと帰りの準備を始める。
「バカな野郎の言うことは気にするな。奏が自分の領域を男に明け渡す必要なんかない。安心してくれ、奏の領域を乱暴に侵害しようする連中は俺がブチのめしてやるから♡」
日頃から男に尊厳を踏みにじられることに慣れてしまっていた僕は無意識に抑え込んでいた荒ぶる感情をエレンくんの腕の中で爆発させた。
泣き崩れる僕をエレンくんは1人の人間として扱うようにギュッと抱きしめる。こんな風に人として扱ってくれる唯一の男の子が傍にいてくれるだけで僕の心は満たされてしまう。
「奏くん、ありがとう♡ さっきは私のために怒ってくれて。奏くんのおかげで、ちょっぴり胸のつかえが取れた気がするよ」
貴腐寺院さんはそう言うと、カバンから自分のスカートを取り出した。
「今からスカートに穿き変えてくるね♡」
「えぇ⁉︎ でも……もう平気なの?」
僕の問いに貴腐寺院さんは満面の笑みで応えた。
「大丈夫、もう心までは男に奪わせないから♡ 今度、痴漢に遭ったら絶対警察に突き出してやるんだから! 男共め、覚悟しとけって感じwww」
そう言う貴腐寺院さんの笑顔に勇気づけられた僕はΩとしての性と己の心を切り離すことで自分らしく生きることを共に誓い合うのだった。
近年SNSでよく見かけるワードであるが、決して男性そのものを表す用語ではない。
ざっくりとした説明をするならば、男性社会に適応した大人版ブリっ子といった感じだ。要するに男ウケは抜群でも同性からは死ぬほど嫌われるタイプのこと。
名誉男性は痴漢やレイプは被害者にも落ち度があると言ってみたり、自分より下のブスを見下したり、子供を産め結婚しろと同性に対して辛辣な発言ばかりするため、場合によっては男以上に恨まれやすい。
何故こんな話をし始めたのかというと、英語の羽座井先生(第7話参照)がまさに名誉男性そのものだったからだ。
羽座井先生は学校の近所で痴漢やレイプが多発していることに対して、冷酷にもΩの生徒を批判し始めたのだ。
「痴漢やレイプが恐いなんて言ってるようなブスは自意識過剰だから男子たちは気にしちゃダメよ♡ そう言う子って、単に男に構って欲しいだけの甘ちゃんだからwww」
羽座井先生がそう言うと、クラスの男子たちはゲラゲラと笑い出す。
「誰もブスなんか痴漢しねえってのwww」
「分かるぅ~、モテなさ過ぎて男に飢えてんじゃねwww」
「つか、痴漢に遭いたくないならスカートなんかやめてスラックス穿けよwww」
うちの学校も校則が改正されてΩにもスラックスが認められるようになった。だがしかし、Ωカースト底辺になりたくないがゆえに殆どのΩは同調圧力でスカートを穿いている。ただ1人を除いては――。
「あ~ら、貴腐寺院さん。あなた、女なのにスカート穿かないのかしら~?」
羽座井先生は気持ち悪いほどデカ尻に貼りついたスカートを揺らしながら見下したような眼差しで貴腐寺院さんを見やる。
「別に校則違反をしているわけじゃないんだし、何か問題でも?」
毅然とした態度で貴腐寺院さんは即答するが、意に介さずに羽座井先生はたたみ込むように嫌味を飛ばす。
「だって~、貴腐寺院さんなら痴漢に遭う心配なんかないんだし、もっと生脚を晒け出して男の子にサービスしてあげてもいいんじゃないwww」
羽座井先生の露骨なまでの嫌味にクラスの男子たちは大爆笑する。
「ブスのキモい生脚とか誰得www」
「ブスを痴漢するとか、どんだけ勇者なんだよwww」
「誰からも狙われないブスで良かったなぁwww」
吐き気を催すほど邪悪なセクハラ発言を繰り返すクラスの男子に虫酸が走った。
実は貴腐寺院さんがスラックスを穿くようになった原因は電車の中で日常的に痴漢に遭うようになったからだ。
それからというもの、貴腐寺院さんは男に弄ばれたショックで自尊心が削られてしまい、塞ぎ込んでいた。
完膚無きまでにボロボロにされた貴腐寺院さんに鞭を打つ羽座井先生と男子たちが狂おしいほどに憎くて仕方がなかった。
「もう、いい加減にしてよッ!!! 美人じゃなくたって痴漢される人はいくらでもいるの! 男に身体をオモチャにされる身にもなってよ! 男だからって無制限に搾取することが許されると思わないで……」
カッとなった僕は日頃から思っていた感情をブチまけるように涙を流して怒鳴った。
日常的に身体という領域を不特定多数の男に踏み荒らされている僕たちは自分と他人の境目が曖昧になって情緒不安定に陥りやすい。
男から求められる規範に心がどんどん空虚になって追い詰められていき、自分が保てなくなる。
自分という境目が荒らされてズタボロになった僕たちの姿をオカズに男たちは今日も性的搾取の限りを尽くすのだ。
「おいおい、いきなりデカイ声出すんじゃねえよwww」
「Ωが泣きながら喚いたところで小動物がキャンキャン吠えてるようにしか見えねえぞwww」
「ブス同士の傷の舐め合いは見苦しいぜwww」
周囲の男子たちの冷酷無比な反応に僕は死にたくなるほど絶望した。
結局、男には自分の体をモノ化される僕たちの心の痛みなど到底理解できないのだ。
「あらあら、男にモテないからってヒステリー起こしちゃダメでしょ。そんなんじゃ、余計男の子から相手にされないわよwww」
その時、ガタッと椅子が勢い良く動く音がした。
立ち上がったエレンくんは僕たちに罵詈雑言を浴びせる男子たちの首根っこを掴むと、羽座井先生がいる教壇の方へ投げ飛ばす。
ガッシャーンと派手な音がした次の瞬間、羽座井先生は男子たちの下敷きになって倒れていた。
「男に構って欲しいだけの甘ちゃんはテメエの方だろ? なあ、先生ぇwww」
残念ながら完全に気を失っていた羽座井先生の耳にエレンくんの言葉は届くことはなかった。
目の前の光景に驚愕したクラスメイトはそそくさと帰りの準備を始める。
「バカな野郎の言うことは気にするな。奏が自分の領域を男に明け渡す必要なんかない。安心してくれ、奏の領域を乱暴に侵害しようする連中は俺がブチのめしてやるから♡」
日頃から男に尊厳を踏みにじられることに慣れてしまっていた僕は無意識に抑え込んでいた荒ぶる感情をエレンくんの腕の中で爆発させた。
泣き崩れる僕をエレンくんは1人の人間として扱うようにギュッと抱きしめる。こんな風に人として扱ってくれる唯一の男の子が傍にいてくれるだけで僕の心は満たされてしまう。
「奏くん、ありがとう♡ さっきは私のために怒ってくれて。奏くんのおかげで、ちょっぴり胸のつかえが取れた気がするよ」
貴腐寺院さんはそう言うと、カバンから自分のスカートを取り出した。
「今からスカートに穿き変えてくるね♡」
「えぇ⁉︎ でも……もう平気なの?」
僕の問いに貴腐寺院さんは満面の笑みで応えた。
「大丈夫、もう心までは男に奪わせないから♡ 今度、痴漢に遭ったら絶対警察に突き出してやるんだから! 男共め、覚悟しとけって感じwww」
そう言う貴腐寺院さんの笑顔に勇気づけられた僕はΩとしての性と己の心を切り離すことで自分らしく生きることを共に誓い合うのだった。
0
お気に入りに追加
297
あなたにおすすめの小説
そのオメガ、鈍感につき
颯
BL
オメガなのに18歳になってもヒートを迎えたことがない未熟なオメガ、浅香悠希。
国の定めた番マッチングまでの4年間、残された自由なモラトリアム期間を堪能しようとしていた悠希の前に現れたのは「運命の番」だと名乗る個性豊かなアルファ……達!?
なんてこったい、さよなら僕の平穏な大学生活!!
オメガバース作品です。
オメガの主人公を「運命の番」だと思っている3人のアルファが何とか攻略しようとするアホエロ系ほんわか?オメガバース作品になります。
一応BLカテゴリでハピエン保証ですが、アルファの女性&男の娘が登場します、ご注意ください。
毎度お馴染み「作者が読みたいものを書いてみた」だけです。誰の性癖にも配慮しません。
【R18】【Bl】イケメン生徒会長αは俺の運命らしいです。えっと俺βなんですが??
ペーパーナイフ
BL
俺はΩの高校2年ナギ。この春、αとΩだけの学園に転校した。しかし転校数日前にストレス性変異によって、突然性別がβに変わってしまった!
Ωクラスに入ったもののバカにされる毎日。そんなとき学園一のαである生徒会長から
「お前は俺の運命だ」と言われてしまい…。
いや、俺今βなんですが??
βに変わり運命の匂いがわからず攻めから逃げようとする受け。アホな受けがαにえっちな溺愛されます。
注意
無理やり 自慰 玩具 フェラ 中出し 何でもありな人向け
妊娠可能ですが、主人公は妊娠しません
リバなし
無理やりだけど愛はある
ほぼエロ ストーリー薄め
オメガバース独自設定あり
性奴の夜
くねひと
BL
Sのセイヤ、そしてMのユウキ……。マッチングアプリで知り合った二人のSMプレイがユウキの視点で語られる。この日も、ユウキはいつものように素裸で緊縛され、セイヤの前にひざまずいていた。でもいつもと少し勝手が違う。なぜって、二人の他に、少年がいるから………。
安心快適!監禁生活
キザキ ケイ
BL
ぼくは監禁されている。痛みも苦しみもないこの安全な部屋に────。
気がつくと知らない部屋にいたオメガの御影。
部屋の主であるアルファの響己は優しくて、親切で、なんの役にも立たない御影をたくさん甘やかしてくれる。
どうしてこんなに良くしてくれるんだろう。ふしぎに思いながらも、少しずつ平穏な生活に馴染んでいく御影が、幸せになるまでのお話。
生意気オメガは年上アルファに監禁される
神谷レイン
BL
芸能事務所に所属するオメガの彰(あきら)は、一カ月前からアルファの蘇芳(すおう)に監禁されていた。
でも快適な部屋に、発情期の時も蘇芳が相手をしてくれて。
俺ってペットか何かか? と思い始めていた頃、ある事件が起きてしまう!
それがきっかけに蘇芳が彰を監禁していた理由が明らかになり、二人は……。
甘々オメガバース。全七話のお話です。
※少しだけオメガバース独自設定が入っています。
塔の上の番つがい~(Domα×SubΩ)天性の苛められっ子がエリート外科医に拾われて。タワーマンションの最上階で溺愛され支配されていく~
nuka
BL
(Domα×SubΩ)天性の苛められっ子がエリート外科医に拾われて。タワーマンションの最上階で、溺愛され支配されていく
ユートはいじめられ体質で、他人を信じては必ず裏切られてきた。いじめに耐え兼ねて高校は中退、その後もパワハラやセクハラの被害ばかりで仕事が続かない。頼れる家族もなくとうとう路頭に迷ってしまう。
そんなユートを救ってくれたのは、偶然出会ったエリート外科医・成吾だった。ペットを探していた成吾に気に入られて、ユートは成吾に飼われることに。
「ユートはもう俺の家族だよ。無責任なことはしない。一生大切に可愛がるからね」
爽やかな好青年の成吾にすっかり気を許していたユートだったが、すぐにその姿は豹変。獣のように輝く金の眼と、めまいがするような強烈な匂いをまとわせて、ユートに迫ってきて──
・Domα × SubΩ
(Dom/Sub+Ωバース ※独自解釈)
本編とその後の番外編の2本です。
溺愛/執着/命令/支配/発情/フェロモン/♡喘ぎ/スパンキング/異物挿入/子作り/産卵(微)/男性妊娠
緋色の魔王(α)と暴君王子(α)の寵愛は愛に飢えた僕(Ω)を離してくれない
はぁて
BL
『Ωに生まれてきてよかった』ある目的のために阿月を召喚した魔王(α)と天上の国の暴君王子(α)からの寵愛に戸惑う(Ω)
新見 阿月(23)Ω は、ペットショップの本部にて、オメガ雇用のアルバイトとして働いている。オメガの特徴である発情期などは、1週間のオメガ有給をとれる会社で働いていたのだが……同じ部署の責任者の早川から理不尽な叱責を受けたり、ストレス発散のサンドバッグにされたことが原因で、人生に絶望しオフィスビルの22階から飛び降りた。
しかし、目を覚ますと暗闇から男の声。
『待っていたよ』
その声の主は、魔王ジス。ジスの側近であるライアによると、阿月は魔王の召喚によってこの異世界に召喚されたのだと知る。
魔王(α)と皆から畏れられながらも、阿月にだけ静かな優しさを見せるジスに、凍りついた心が溶けていくのを感じる阿月。
阿月を召喚させた魔王ジスの思惑は……
「そなたには天上の国のフォリーヌ王国のシュカ王子の世継ぎを産み、その子を冥界に連れ帰ってほしい」
天上の国にあるフォリーヌ王国のシュカ王子は暴君王子と有名で、冥界にいる死者からの嘆きの声も多い。
・冥界で魔王ジス(α)との悲哀の恋を選ぶのか
・天上の国の暴君王子シュカ(α)と運命の恋を選ぶのか
魔王(α)と暴君王子(α)から求められ、どちらを愛するべきかに戸惑う青年(Ω)の異世界で2回目の幸せな人生を歩む旅を描く物語。
🩵🤍
こちらの表紙絵は七節エカ様(@ek3yff)に有償依頼をして描いて頂きました。
この度は素敵な表紙絵をありがとうございます!
※オメガバースの世界観をベースにしております。妊娠・出産の描写があります。
※行為のページにはタイトルに「※」を付けています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる