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24.【その後の二人】『早い』をカバーする方法※
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俺たちは寮を出てアプリでタクシーを呼び、繁華街に向かった。寮の壁は薄いから、一番近いラブホテルに行くことにしたのだ。
二人でホテルに入って順番にシャワーを浴びたあたりで、酔いが冷めたこともあり少し怖くなってしまった。
また暴発して、途中棄権になったら、流石に失望されるかもしれない。
俺があーでもないこーでもない考え込んでいると、シャワーを浴びた牧くんが俺の隣に腰を下ろした。愛しい人が隣に座ったと言うのに俺のアレは沈黙したまま。何てこった!
「高木くん…、俺がしていい?」
「え?」
牧くんは微笑むと、俺の前に移動して跪きバスローブをめくって俺の陰茎を優しく指で触れた。俺を上目遣いで見ながら「おっきい…」と呟いた。大きさを確認するように舌で丁寧に、先端から付け根までを舐めていく。付け根まで行くと、今度は裏側。それを何回か繰り返したあと、先端をぱくっと口に含んだ。
口で吸い付くように上下され、同時に陰嚢を揉まれて沈黙していた俺のペニスはいつの間にか痛いくらい勃起していた。
牧くんは一旦口を離して俺を見つめる。
「気持ちいい?」
「うん… 」
ついに、合体する…!そう思ったが、牧くんはまた、俺のペニスを口に含んだ。口に合わせて根本を手で掴まれ上下され…。
アーッ!
「す、ストップ…!ちょっ…!」
だめえっ!
と思った時にはもう、イッてしまった。牧くんも口を離したのだが間に合わず、顔に勢いよく精液がかかる。
「はぁ…、すごい量… 」
「ごめん…!」
俺は慌てて、ティッシュで俺の精液まみれの牧くんの顔を拭いた。
「ご、ごめん…今日こそって思ったのに… 」
「高木くん、何で謝るの?いいんだよ、全然…。一回イッた方が、次はイキにくくなるかもしれないし… 」
え?そういう作戦?でも、二回目なんか勃つか、分からなく無い…?
俺が戸惑っている間に、牧くんは俺を押し倒した。唇にちゅっとキスをしたあと、首筋、乳首と降りていきまたペニスを舐める。主に先端からカリ首の辺りに残った精液をきれいに舐め取った。
「AVの真似なんだけど…気持ちいい?」
また上目遣いで言われて、俺の中心は熱を取り戻した。
だってさ…。それってAV見て研究してくれたってことでしょ?!やっぱ俺の嫁、かわいすぎる!
俺は牧くんを胸のところまで持ち上げた。身体を反転させ体勢をいれかえると、牧くんの手を握ってベッドに押さえつけながらキスする。
牧くんのバスローブを剥ぎ取ると、ベッドの下に投げ捨てた。牧くんも俺のバスローブを脱がせてくれる。俺の身体を見た牧くんは真っ赤になって顔を背けた。
「さっきまでもっとエロいことしてたくせに…」
「そうなんだけど…。全身で見ると、筋肉とかすごいなぁ~って。俺、貧相だから恥ずかしい… 」
赤くなって目を伏せる牧くんに、乱暴したくてたまらなくなってきた。もっとゆっくり、愛撫してからじゃ無いと嫌われるかも…、なんだけど…。
「……入れたい。いい?」
牧くんは赤い顔のまま頷いた。
ホテルの部屋備え付けの自動販売機で牧くんはさっき既にローションを買っていた。なんでそんな、準備万端なの…?
「だって、高木くんとしたかった… 」
と、腕で顔を隠して言われて、なけなしの理性が吹き飛ぶ。
意気地なしでごめん…!言わせてごめん!俺も、ずっと牧くんとしたかった!
牧くんの足を開いて、尻の間にローションを思いっきりかけた。自分の指にも念入りにつけてからアヌスに差し込む。
「ちょっと弄ってた?」
「うん… 」
シャワーの時準備してくれたらしい、少し柔らかくなってるそこを、我慢できなくて少し乱暴に指を入れて掻き回す。
「ぁ…、ん…っ!」
「ごめん…余裕なくて…!」
「うん…俺も…!もう、いれて…!」
アーッ!またそんなに俺を煽って…っ!
指を抜いて代わりに、ゴムを装着したペニスの先端を後孔に押し付けた。グリグリと体重をかけながら、ゆっくり入れようとしたのだが…。
「はぁ……ぁ…っ… 」
牧くんのくぐもった声を聞いて、我慢できなくなった。奥まで一気に捩じ込む。
「ぁッ!ま…まって!」
牧くんの中がぐちゅん、と卑猥な音を立てる。中の肉壁が絡みついてすごく、気持ちがいい。もう理性なんてない俺は、直ぐに激しく腰を振った。
「あぁ……、アッ!ぁ…!だめ、ゆっくり…!」
ゆっくり、なんて余裕はない。激しいピストンで奥をついた。腰を捩じ込むようにグラインドさせると、中はたまらないと言ったように俺を締め付ける。
「ぁ…あぁっ!」
「はぁ……ッ!」
快楽を抑えきれず、精液が吹き出す。ああ…!気持ちがいい…!
さっきイッたばっかりなのに、また最速でイッてしまった……。
やっぱ俺、早いよね?!こんなんじゃ、お嫁さんに浮気されない…?
「ごめん…、また先にいっちゃって…。早いよね…ごめん…」
「ん……、でも、まだ終わりじゃないでしょ…?」
牧くんはまだ、熱に浮かされたような顔で言う。そして少しだけ腰を揺らした。まだ抜いていない俺のペニスをやわやわと刺激する。
『早い』っていうのは否定しないんだな?
『まだ終わりじゃない』…っていうのは、『早い』のを回数でカバーしろ……、って、そういうこと?
俺はゴムを変えようと思い、抜こうとしたが、途端に牧くんの中がきゅん、と俺を締め付ける。牧くんを見下ろすと、とろんとした目で俺を見ていた。
その表情に腰がずきんと痺れる。堪らずもう一度、奥まで入れると…。牧くんは身体をのけ反らせた。
「ぁ…ッ、高木くん…!……も、おっきい…っ」
「ね、名前呼んで?『聡』…」
「聡…、すき…!ぁ、ぁんッ!」
「俺も…!」
今度はゆっくりとしたストロークで奥を突く。背中をのけ反らせて上に逃げていく身体を力で押さえつけた。
「あ…、イク……ッ!」
牧くんの陰茎から、ぴゅっ、と精液が溢れ出た。身体をびくびくと震わせて、達したようだ。
かわいい…。
はあはあ息継ぎしている牧くんの中をもう一度穿つ。
「だ…だめっ!今、イッてるから…!」
「自分で終わりにするなって煽ったくせに…。だめだよ…」
悶える牧くんを、動けないくらいぎゅっと抱きしめた。
そのまま、逃げられないようにして牧くんを攻め立てる。腰を激しく打ち付けながら、口付けするくらいの距離で俺は牧くんに聞いた。
「『篤人』って呼んでいい?」
「…ン…ッ、で…も、なんでいまっ?!」
…たしかに!始める前に決めておけば良かったんだけど……。名前呼び合ってイきたくて、つい聞かずにはいられなかった!
しかし、名前を呼び合う間も無く俺たちは達してしまった…。
終わった後、はあはあと荒い息を吐きながら牧くんは俺の頬を包むと「聡、好き…」と言って微笑んだ。
二人でホテルに入って順番にシャワーを浴びたあたりで、酔いが冷めたこともあり少し怖くなってしまった。
また暴発して、途中棄権になったら、流石に失望されるかもしれない。
俺があーでもないこーでもない考え込んでいると、シャワーを浴びた牧くんが俺の隣に腰を下ろした。愛しい人が隣に座ったと言うのに俺のアレは沈黙したまま。何てこった!
「高木くん…、俺がしていい?」
「え?」
牧くんは微笑むと、俺の前に移動して跪きバスローブをめくって俺の陰茎を優しく指で触れた。俺を上目遣いで見ながら「おっきい…」と呟いた。大きさを確認するように舌で丁寧に、先端から付け根までを舐めていく。付け根まで行くと、今度は裏側。それを何回か繰り返したあと、先端をぱくっと口に含んだ。
口で吸い付くように上下され、同時に陰嚢を揉まれて沈黙していた俺のペニスはいつの間にか痛いくらい勃起していた。
牧くんは一旦口を離して俺を見つめる。
「気持ちいい?」
「うん… 」
ついに、合体する…!そう思ったが、牧くんはまた、俺のペニスを口に含んだ。口に合わせて根本を手で掴まれ上下され…。
アーッ!
「す、ストップ…!ちょっ…!」
だめえっ!
と思った時にはもう、イッてしまった。牧くんも口を離したのだが間に合わず、顔に勢いよく精液がかかる。
「はぁ…、すごい量… 」
「ごめん…!」
俺は慌てて、ティッシュで俺の精液まみれの牧くんの顔を拭いた。
「ご、ごめん…今日こそって思ったのに… 」
「高木くん、何で謝るの?いいんだよ、全然…。一回イッた方が、次はイキにくくなるかもしれないし… 」
え?そういう作戦?でも、二回目なんか勃つか、分からなく無い…?
俺が戸惑っている間に、牧くんは俺を押し倒した。唇にちゅっとキスをしたあと、首筋、乳首と降りていきまたペニスを舐める。主に先端からカリ首の辺りに残った精液をきれいに舐め取った。
「AVの真似なんだけど…気持ちいい?」
また上目遣いで言われて、俺の中心は熱を取り戻した。
だってさ…。それってAV見て研究してくれたってことでしょ?!やっぱ俺の嫁、かわいすぎる!
俺は牧くんを胸のところまで持ち上げた。身体を反転させ体勢をいれかえると、牧くんの手を握ってベッドに押さえつけながらキスする。
牧くんのバスローブを剥ぎ取ると、ベッドの下に投げ捨てた。牧くんも俺のバスローブを脱がせてくれる。俺の身体を見た牧くんは真っ赤になって顔を背けた。
「さっきまでもっとエロいことしてたくせに…」
「そうなんだけど…。全身で見ると、筋肉とかすごいなぁ~って。俺、貧相だから恥ずかしい… 」
赤くなって目を伏せる牧くんに、乱暴したくてたまらなくなってきた。もっとゆっくり、愛撫してからじゃ無いと嫌われるかも…、なんだけど…。
「……入れたい。いい?」
牧くんは赤い顔のまま頷いた。
ホテルの部屋備え付けの自動販売機で牧くんはさっき既にローションを買っていた。なんでそんな、準備万端なの…?
「だって、高木くんとしたかった… 」
と、腕で顔を隠して言われて、なけなしの理性が吹き飛ぶ。
意気地なしでごめん…!言わせてごめん!俺も、ずっと牧くんとしたかった!
牧くんの足を開いて、尻の間にローションを思いっきりかけた。自分の指にも念入りにつけてからアヌスに差し込む。
「ちょっと弄ってた?」
「うん… 」
シャワーの時準備してくれたらしい、少し柔らかくなってるそこを、我慢できなくて少し乱暴に指を入れて掻き回す。
「ぁ…、ん…っ!」
「ごめん…余裕なくて…!」
「うん…俺も…!もう、いれて…!」
アーッ!またそんなに俺を煽って…っ!
指を抜いて代わりに、ゴムを装着したペニスの先端を後孔に押し付けた。グリグリと体重をかけながら、ゆっくり入れようとしたのだが…。
「はぁ……ぁ…っ… 」
牧くんのくぐもった声を聞いて、我慢できなくなった。奥まで一気に捩じ込む。
「ぁッ!ま…まって!」
牧くんの中がぐちゅん、と卑猥な音を立てる。中の肉壁が絡みついてすごく、気持ちがいい。もう理性なんてない俺は、直ぐに激しく腰を振った。
「あぁ……、アッ!ぁ…!だめ、ゆっくり…!」
ゆっくり、なんて余裕はない。激しいピストンで奥をついた。腰を捩じ込むようにグラインドさせると、中はたまらないと言ったように俺を締め付ける。
「ぁ…あぁっ!」
「はぁ……ッ!」
快楽を抑えきれず、精液が吹き出す。ああ…!気持ちがいい…!
さっきイッたばっかりなのに、また最速でイッてしまった……。
やっぱ俺、早いよね?!こんなんじゃ、お嫁さんに浮気されない…?
「ごめん…、また先にいっちゃって…。早いよね…ごめん…」
「ん……、でも、まだ終わりじゃないでしょ…?」
牧くんはまだ、熱に浮かされたような顔で言う。そして少しだけ腰を揺らした。まだ抜いていない俺のペニスをやわやわと刺激する。
『早い』っていうのは否定しないんだな?
『まだ終わりじゃない』…っていうのは、『早い』のを回数でカバーしろ……、って、そういうこと?
俺はゴムを変えようと思い、抜こうとしたが、途端に牧くんの中がきゅん、と俺を締め付ける。牧くんを見下ろすと、とろんとした目で俺を見ていた。
その表情に腰がずきんと痺れる。堪らずもう一度、奥まで入れると…。牧くんは身体をのけ反らせた。
「ぁ…ッ、高木くん…!……も、おっきい…っ」
「ね、名前呼んで?『聡』…」
「聡…、すき…!ぁ、ぁんッ!」
「俺も…!」
今度はゆっくりとしたストロークで奥を突く。背中をのけ反らせて上に逃げていく身体を力で押さえつけた。
「あ…、イク……ッ!」
牧くんの陰茎から、ぴゅっ、と精液が溢れ出た。身体をびくびくと震わせて、達したようだ。
かわいい…。
はあはあ息継ぎしている牧くんの中をもう一度穿つ。
「だ…だめっ!今、イッてるから…!」
「自分で終わりにするなって煽ったくせに…。だめだよ…」
悶える牧くんを、動けないくらいぎゅっと抱きしめた。
そのまま、逃げられないようにして牧くんを攻め立てる。腰を激しく打ち付けながら、口付けするくらいの距離で俺は牧くんに聞いた。
「『篤人』って呼んでいい?」
「…ン…ッ、で…も、なんでいまっ?!」
…たしかに!始める前に決めておけば良かったんだけど……。名前呼び合ってイきたくて、つい聞かずにはいられなかった!
しかし、名前を呼び合う間も無く俺たちは達してしまった…。
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