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23.【その後の二人】コンプライアンス研修
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『SEXでキレイになる』
コンビニで、俺はそうタイトルされた雑誌を手にした。それは超有名女性誌の、SEX特集回……。
俺は感動した。
そうそう、これが理想なんだよ!
俺の理想のダイエットさあ、ずっと言語化できてなかったんだけど、つまりこういうこと!『愛し合った結果、ついでにカッコよくなっちやう!』ってことなんだよ!ちゃんと『SEX』できることが、男としての自信に繋がるといったらいいのか…。
俺はアルバイトの年若い女性のじっとりした目線などものともせず、袋も不要ですと言い切って雑誌をカバンに突っ込んだ。
――あれから年度も新しくなり、四月。俺はなんと主任に昇格した!下剋上から転勤も回避し、更に昇格までしたのだ!
俺は牧くんと一緒に、会議室でプロジェクターに映し出されたスライドを見ていた。
「ハラスメントというのは、相手を不快にさせる言動の事です。発言した側が故意かどうかは問題ではありません!」
講師の社員は声を張り上げ力説した。
そう、これは主任以上の部下あり社員は年一回の受講が義務付けられているコンプライアンス研修である。セクハラ、ダメ、絶対…!…ねえ、そこの人、ちゃんと聞いてる?!
その人は俺の脇腹を指で突いている。俺が手を払うとそれに気付いた女性社員は、メガネを人差し指で押し上げた。
「男同士だからといって、油断しないでください。よく、こういう方がいらっしゃらるんですよ、”同性同士だから問題ないと思った”ってね。でも、同性だって他人の身体にむやみに触ってはいけません。お尻をポン、なんて言語道断…!」
そうそう、言語道断ですよ!牧くんのお尻をポンなんてやりやがったら許さねーぞ!おい、あんただよ!今度は脇から胸をツンツンしてる、あんただよっ!久世次長!
講師役の社員も「久世次長!」と、注意した。でも、久世次長は偉い。主任程度の社員の話など全く聞く気がない。
「ハラスメントはさ、相手が嫌がってるかどうかだろ?そこ行くと俺は嫌がられたことなんてねえよ!案外、牧の方がやばいんだぜ?」
ああん?!牧くんがセクハラ……?むしろして欲しいわ!
「牧はさ、正論ばっかで相手を追い詰めるからな!ロジックハラスメント、『ロジハラ』って言うやつな!」
「いや、牧さんはそんなことしませんよ!だっていつもめちゃくちゃ優しいです!」
「牧が?!」
牧くんを『ロジックハラスメント』だと思ったことなんてない。そりゃ、仕事の進捗管理のスピードは早いなー、とは思うけど…!まだ訝しげな顔をする久世次長に、俺はもう一度言ってやった!
「牧さんはいつも褒めてくれるし、めちゃくちゃ優しいですよ!」
「おい、マジかよ?!本当に牧?別人じゃねーのかそれ?!」
「ご、ごほん!」
講師役の女性社員に咳払いされて俺たちは再び、しぶしぶ研修の資料に目を落とした。牧くんは少し赤い顔をしている。…ひょっとして、優しいのって俺にだけ……とか?!
ちょ……、何それ嬉しいんだけど!
今日は金曜で明日は休み。研修が終わったら、牧くんを誘ってみよう。先日、俺の暴発のせいで俺たちはまだ……。でもこのままじゃだめだ!カバンに入っている『SEXでキレイになる』を試さないと…!
研修が終わると同時に、俺は牧くんを誘おうとしたのだが……。
「おい高木、牧!今日はもう終業時間だろ?飲みに行こうぜ!」
「すみません、今日、まだ仕事があって… 」
昭和の男、久世次長が俺たちを飲みに誘ってきたのだが、俺は速攻で断った!だって今日は牧くんと二人でイキたいんだ…飲みにじゃなくて!
「あ、すみません。俺も、戻らないと 」
牧くんはそういうと、手早く資料を片付けて立ち上がる。俺に「お疲れ様」と微笑むと、すぐに行ってしまった。
牧くんも俺と同じ、久世次長を巻きたいだけだよね?!いや、約束はしてないけど…。年度の決算が終わってちょっと余裕ある時期だし…。
研修室をでて電話しようと思い、慌てて立ち上がると、久世次長が俺の前に立ちはだかった。
「冷てえなぁ!逆セクハラだぞ!」
久世次長は俺の肩に腕を回して管を巻いてきた。うわあー、面倒くせー!
「前はなあ…『牧主任が正論ばっかできつい』って、いろんなやつから相談されてたんだよ。だから金曜日は部下とよく飲みに行ってたんだ。それなのにさぁ…」
そうなの?!じゃ、牧くんほんとに俺にだけ優しいんだな…?俺のこと、大好きってこと?!あー!早く会って確認したい!
「最近あいつ、優しく、後輩励ましちゃってるらしいんだよ!だから今逆に、みんな俺の相談を牧にしてるらしくてさ!悔しーし、さみし~んだよ!わかるか、俺の気持ちが?!」
いやそれはわかんねぇし…会社的には正しい姿だと思うけど。いやそれより、牧くん俺にだけ優しい訳じゃないってこと?!ちょっとお、どういう心境の変化?!俺は居ても立っても居られなくて、久世次長を巻いて帰ろうとしたのだが。
出来なかった!
俺は久世次長の絡み酒に付き合わされるハメになったのだった。
散々絡まれ、身体中触られ……もみくちゃにされ、終電だからと、ようやく社員寮に帰ってみればもう日付は変わっていた。社員寮の門の外から牧くんの部屋を確認すると、電気が消えている。もう、寝てしまった?
部屋の前まで行ってノックしてみたが反応がないし、部屋の中に人がいる気配がない。こんな時間まで、帰ってない?俺は心配になって玄関ロビーまで戻った。電話をしたけど繋がらないし、メッセージも未読のまま。
牧くん、どこいったんだよ…!?
ロビーで待っていると、何人かの騒がしい声が聞こえた。
その中に、牧くんの声も聞こえる。社員寮の玄関ロビーに入ってきたのは三人。全員寮の、牧くんと同じファイナンス部の若手だった…。そのうちの一人が酔い潰れたらしい赤い顔の牧くんをおぶっている。俺は知らない男に背負われてる牧くんを見て、頭に血がのぼった。
なんていってやろうか…イライラしながら待ち構えていると、牧くん以外の三人は俺に気がついたようだ。
「あ、営業の高木さん?」
「牧さん、高木さんですよー!良かったですね!」
ん?俺がいて”良かった”?
「牧さん高木さんに嫌われてるかもって落ち込んでましたよ?」
「そうそう、CHAOFANのTOBうまく行ってないんですか?」
ファイナンス部の若手社員は二人とも酔っているようで、赤い顔で無邪気に俺に質問した。なんだよそれ、全然、うまく行ってるつもりだったけど……。それに牧くんのことも大好きだけど……。
「これから部屋飲みしようっていってたんですけど、お二人で話し合ってください!」
二人は玄関ロビーのソファーに、寝ている牧くんを下ろして、俺にコンビニで買ったらしいビールの袋を手渡す。
俺は牧くんをおぶって、自分の部屋に連れて行った。
ベットに寝かせると、「うーん」といって寝返りを打ったので今しかないと思い俺は牧くんを揺すった。
「水、飲めそう?」
「ん…?あれ…?高木くん?」
牧くんは焦点があっているか、怪しい顔で俺を見上げる。俺は牧くんを抱き起こして、水を飲ませた。
「どーして高木くんが?」
「それ、こっちの台詞です。何で俺が、牧さんを嫌ってることになってるんですか?」
「……だってさ、あれから何にもないし、もう嫌われたのかも、って… 」
――あれから…。そうだあの、俺が先っぽだけでいっちゃってから、確かに何もなかった!
それはその、二度と失敗出来ないから、万全を期するために、また筋トレダイエットにまた励んで…。
牧くんの目が潤んでいる。俺は牧くんをキツく抱きしめた。
「嫌うわけないでしょうが!こんなに大好きなのに!」
「高木くんどんどんかっこよくなってて…。ひょっとして他に彼女ができたのかもとか 」
「ないない!ただ単にダイエットしてただけだよ… 」
「ダイエット?」
牧くんは首を傾げた。そうだよな、俺も目的を見失いつつあったと言うか…。
「うん。牧くんに好かれたくて…… 」
「好きだって言ったのに 」
「自信がなかった。この間も途中で失敗したから…。だからもっと痩せてかっこよくなろうと思って… 」
そうなのだ…。初回の失敗で、俺は臆病になってしまった。それでもっと自信を付けたくてダイエットを続けていたのだが、もう少し、後少しと、なかなか決心がつかずにいた。
「そんなの気にしなくたって… 」
「気にする。でも、今日、ちょうど思い直してたんだ。ダイエットの目的、訳わかんなくなってるなって。牧くんと、エッチして惚れさせるためだったのに、逆に距離ができちゃって…… 」
そこまで言うと、牧くんは俺に抱きついてキスした。ちゅっと、かわいいキス。
「俺も高木くんに好かれたくて、仕事中も今までになく優しくして…。高木くんもあんまり、キツいこと言わないタイプだから、それは特に意識してた 」
「それ、後輩にもやってた?」
「うん。高木くんだけって訳にもいかなくて…。でもその方が仕事も円滑にいくようになってさ、高木くんのお陰だって感謝した。…惚れ直してたよ…?」
牧くんはにこりと微笑んだ。俺の頬を両手で包む。
「高木くん、しよ…」
熱っぽく見つめられて、俺もキスで返事をした。
コンビニで、俺はそうタイトルされた雑誌を手にした。それは超有名女性誌の、SEX特集回……。
俺は感動した。
そうそう、これが理想なんだよ!
俺の理想のダイエットさあ、ずっと言語化できてなかったんだけど、つまりこういうこと!『愛し合った結果、ついでにカッコよくなっちやう!』ってことなんだよ!ちゃんと『SEX』できることが、男としての自信に繋がるといったらいいのか…。
俺はアルバイトの年若い女性のじっとりした目線などものともせず、袋も不要ですと言い切って雑誌をカバンに突っ込んだ。
――あれから年度も新しくなり、四月。俺はなんと主任に昇格した!下剋上から転勤も回避し、更に昇格までしたのだ!
俺は牧くんと一緒に、会議室でプロジェクターに映し出されたスライドを見ていた。
「ハラスメントというのは、相手を不快にさせる言動の事です。発言した側が故意かどうかは問題ではありません!」
講師の社員は声を張り上げ力説した。
そう、これは主任以上の部下あり社員は年一回の受講が義務付けられているコンプライアンス研修である。セクハラ、ダメ、絶対…!…ねえ、そこの人、ちゃんと聞いてる?!
その人は俺の脇腹を指で突いている。俺が手を払うとそれに気付いた女性社員は、メガネを人差し指で押し上げた。
「男同士だからといって、油断しないでください。よく、こういう方がいらっしゃらるんですよ、”同性同士だから問題ないと思った”ってね。でも、同性だって他人の身体にむやみに触ってはいけません。お尻をポン、なんて言語道断…!」
そうそう、言語道断ですよ!牧くんのお尻をポンなんてやりやがったら許さねーぞ!おい、あんただよ!今度は脇から胸をツンツンしてる、あんただよっ!久世次長!
講師役の社員も「久世次長!」と、注意した。でも、久世次長は偉い。主任程度の社員の話など全く聞く気がない。
「ハラスメントはさ、相手が嫌がってるかどうかだろ?そこ行くと俺は嫌がられたことなんてねえよ!案外、牧の方がやばいんだぜ?」
ああん?!牧くんがセクハラ……?むしろして欲しいわ!
「牧はさ、正論ばっかで相手を追い詰めるからな!ロジックハラスメント、『ロジハラ』って言うやつな!」
「いや、牧さんはそんなことしませんよ!だっていつもめちゃくちゃ優しいです!」
「牧が?!」
牧くんを『ロジックハラスメント』だと思ったことなんてない。そりゃ、仕事の進捗管理のスピードは早いなー、とは思うけど…!まだ訝しげな顔をする久世次長に、俺はもう一度言ってやった!
「牧さんはいつも褒めてくれるし、めちゃくちゃ優しいですよ!」
「おい、マジかよ?!本当に牧?別人じゃねーのかそれ?!」
「ご、ごほん!」
講師役の女性社員に咳払いされて俺たちは再び、しぶしぶ研修の資料に目を落とした。牧くんは少し赤い顔をしている。…ひょっとして、優しいのって俺にだけ……とか?!
ちょ……、何それ嬉しいんだけど!
今日は金曜で明日は休み。研修が終わったら、牧くんを誘ってみよう。先日、俺の暴発のせいで俺たちはまだ……。でもこのままじゃだめだ!カバンに入っている『SEXでキレイになる』を試さないと…!
研修が終わると同時に、俺は牧くんを誘おうとしたのだが……。
「おい高木、牧!今日はもう終業時間だろ?飲みに行こうぜ!」
「すみません、今日、まだ仕事があって… 」
昭和の男、久世次長が俺たちを飲みに誘ってきたのだが、俺は速攻で断った!だって今日は牧くんと二人でイキたいんだ…飲みにじゃなくて!
「あ、すみません。俺も、戻らないと 」
牧くんはそういうと、手早く資料を片付けて立ち上がる。俺に「お疲れ様」と微笑むと、すぐに行ってしまった。
牧くんも俺と同じ、久世次長を巻きたいだけだよね?!いや、約束はしてないけど…。年度の決算が終わってちょっと余裕ある時期だし…。
研修室をでて電話しようと思い、慌てて立ち上がると、久世次長が俺の前に立ちはだかった。
「冷てえなぁ!逆セクハラだぞ!」
久世次長は俺の肩に腕を回して管を巻いてきた。うわあー、面倒くせー!
「前はなあ…『牧主任が正論ばっかできつい』って、いろんなやつから相談されてたんだよ。だから金曜日は部下とよく飲みに行ってたんだ。それなのにさぁ…」
そうなの?!じゃ、牧くんほんとに俺にだけ優しいんだな…?俺のこと、大好きってこと?!あー!早く会って確認したい!
「最近あいつ、優しく、後輩励ましちゃってるらしいんだよ!だから今逆に、みんな俺の相談を牧にしてるらしくてさ!悔しーし、さみし~んだよ!わかるか、俺の気持ちが?!」
いやそれはわかんねぇし…会社的には正しい姿だと思うけど。いやそれより、牧くん俺にだけ優しい訳じゃないってこと?!ちょっとお、どういう心境の変化?!俺は居ても立っても居られなくて、久世次長を巻いて帰ろうとしたのだが。
出来なかった!
俺は久世次長の絡み酒に付き合わされるハメになったのだった。
散々絡まれ、身体中触られ……もみくちゃにされ、終電だからと、ようやく社員寮に帰ってみればもう日付は変わっていた。社員寮の門の外から牧くんの部屋を確認すると、電気が消えている。もう、寝てしまった?
部屋の前まで行ってノックしてみたが反応がないし、部屋の中に人がいる気配がない。こんな時間まで、帰ってない?俺は心配になって玄関ロビーまで戻った。電話をしたけど繋がらないし、メッセージも未読のまま。
牧くん、どこいったんだよ…!?
ロビーで待っていると、何人かの騒がしい声が聞こえた。
その中に、牧くんの声も聞こえる。社員寮の玄関ロビーに入ってきたのは三人。全員寮の、牧くんと同じファイナンス部の若手だった…。そのうちの一人が酔い潰れたらしい赤い顔の牧くんをおぶっている。俺は知らない男に背負われてる牧くんを見て、頭に血がのぼった。
なんていってやろうか…イライラしながら待ち構えていると、牧くん以外の三人は俺に気がついたようだ。
「あ、営業の高木さん?」
「牧さん、高木さんですよー!良かったですね!」
ん?俺がいて”良かった”?
「牧さん高木さんに嫌われてるかもって落ち込んでましたよ?」
「そうそう、CHAOFANのTOBうまく行ってないんですか?」
ファイナンス部の若手社員は二人とも酔っているようで、赤い顔で無邪気に俺に質問した。なんだよそれ、全然、うまく行ってるつもりだったけど……。それに牧くんのことも大好きだけど……。
「これから部屋飲みしようっていってたんですけど、お二人で話し合ってください!」
二人は玄関ロビーのソファーに、寝ている牧くんを下ろして、俺にコンビニで買ったらしいビールの袋を手渡す。
俺は牧くんをおぶって、自分の部屋に連れて行った。
ベットに寝かせると、「うーん」といって寝返りを打ったので今しかないと思い俺は牧くんを揺すった。
「水、飲めそう?」
「ん…?あれ…?高木くん?」
牧くんは焦点があっているか、怪しい顔で俺を見上げる。俺は牧くんを抱き起こして、水を飲ませた。
「どーして高木くんが?」
「それ、こっちの台詞です。何で俺が、牧さんを嫌ってることになってるんですか?」
「……だってさ、あれから何にもないし、もう嫌われたのかも、って… 」
――あれから…。そうだあの、俺が先っぽだけでいっちゃってから、確かに何もなかった!
それはその、二度と失敗出来ないから、万全を期するために、また筋トレダイエットにまた励んで…。
牧くんの目が潤んでいる。俺は牧くんをキツく抱きしめた。
「嫌うわけないでしょうが!こんなに大好きなのに!」
「高木くんどんどんかっこよくなってて…。ひょっとして他に彼女ができたのかもとか 」
「ないない!ただ単にダイエットしてただけだよ… 」
「ダイエット?」
牧くんは首を傾げた。そうだよな、俺も目的を見失いつつあったと言うか…。
「うん。牧くんに好かれたくて…… 」
「好きだって言ったのに 」
「自信がなかった。この間も途中で失敗したから…。だからもっと痩せてかっこよくなろうと思って… 」
そうなのだ…。初回の失敗で、俺は臆病になってしまった。それでもっと自信を付けたくてダイエットを続けていたのだが、もう少し、後少しと、なかなか決心がつかずにいた。
「そんなの気にしなくたって… 」
「気にする。でも、今日、ちょうど思い直してたんだ。ダイエットの目的、訳わかんなくなってるなって。牧くんと、エッチして惚れさせるためだったのに、逆に距離ができちゃって…… 」
そこまで言うと、牧くんは俺に抱きついてキスした。ちゅっと、かわいいキス。
「俺も高木くんに好かれたくて、仕事中も今までになく優しくして…。高木くんもあんまり、キツいこと言わないタイプだから、それは特に意識してた 」
「それ、後輩にもやってた?」
「うん。高木くんだけって訳にもいかなくて…。でもその方が仕事も円滑にいくようになってさ、高木くんのお陰だって感謝した。…惚れ直してたよ…?」
牧くんはにこりと微笑んだ。俺の頬を両手で包む。
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