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四章 ソロ活動編
48.お土産
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年が明けて、あっという間に夏。
俺は都内某、ラジオ局のスタジオにいた。
「こんばんはー!メインパーソナリティのRELAY今泉蓮さんが、今、海外ロケに行っておりまして、今日は上村圭吾が代打を務めます。よろしくお願いします!」
蓮は現在、海外で映画の撮影中。だからおはよう、とおやすみのメッセージが変な時間に届く。俺はやや寝不足ながらも元気いっぱい、蓮の代わりにラジオ番組でトークを開始した。
「早速メールを読んでいきましょう!えーと、ペンネームRELAY警察さん。『圭吾くんは今、どこに住んでいるんですか?教えてください』!」
俺は実家を出た後、暫くビジネスホテルにいたのだがなかなか住む部屋が決まらず、合鍵を貰ったことに甘えて現在もずるずると蓮の家に居候している。
「実家に住んでたんだけど、その~、俺のあとをつけて、実家のマンションにゴミを捨てる人がいてですね。それで実家に居られなくなって蓮の家に居候してます。そろそろ出て行かないと、と思ってるんだけど、なかなか良いところが見つからなくて。今東京って、マンション価格が上がってて、条件に合うところがなくて困ってます」
嘘をついて誤魔化すと俺の場合、絶対ボロを出すから…正直に言っている。でも別に、変じゃないよね?!
「蓮はドラマとか映画のロケでいない事が多くて。ここ、俺の家だっけ?と錯覚してるって言うか…」
そうなのだ、蓮とは一緒に住んでいてもすれ違いになる事が多い。だから、帰って来て会える安心感に、つい出て行けないでいる。
「えーと、次のメールです。ペンネーム御所浦えむさん。え?!本物?!」
俺がスタッフの方を見ると、皆んなうんうんと頷いている。
『御所浦えむ』、は『悪役令息、皇帝になる』の原作者で、動画サイトにコメントをくれたうえに俺の曲を主題歌に推してくれた神だ。会ったことはないが今もたまにこうして番組にメッセージをくれる。
「驚きましたね。え、えーと…『RELAYはいつ、活動再開するのでしょうか?』」
RELAYの活動再開については本当によく聞かれる。マコトくんの仲直り企画はYBIの地上波レギュラー番組で放送され、大きな反響を呼んだ。マコトのWEB番組もかなりの再生回数となり、マコトと約束した報酬「WEB番組に出演とマコトがプロデュースしたという名声」は十分支払えたと思う。それに木村陽菜の『新生RELAY』計画もなくなり、マコトのざまあ計画は達成された。たぶん。
蓮と楽曲提供した曲のレコーディング以降、しばらく会ってないけど、元気だろうか?
「RELAYはですね、今は個々の活動が活発でして。ドラムの藤崎さんは実は博学で最近クイズ番組や教育番組に出ていたり。あと、キーボードの永瀬さんはジャズに目覚めて、海外留学してますし。蓮は冒頭言った通り、映画の撮影が忙しいし…」
動画は大変な反響でRELAY復活の声は沢山届いた。しかし既に、それぞれソロの活動に軸足があったので、RELAYはまだ休眠状態だ。でも、進展もあった。
「と、RELAYはお休み中ですが、上村圭吾のソロアルバムにはRELAYのみんなが出演してくれています。配信ライブには出てもらえるかも知れないので、REPLAYの動画サイトのお気に入り登録おねがいします!」
ありがたいことに、アニメ映画『悪役令息、皇帝になる』の大ヒットに引っ張られる形で、俺の曲も好セールスを記録した。そのため上村圭吾名義でミニアルバムの発売が決まり、他のメンバーも収録に参加してくれたのだ。圭吾いらない派だと思っていた永瀬も一時帰国して参加してくれたのは意外だった。
REPLAYの動画サイトは、以前のように考察などの配信はしていないが、定期的にライブ動画などの配信をしている。今度の配信に蓮と藤崎も出ると言ったら、永瀬も遠隔で出演すると言い出して、驚いた。永瀬ってツンデレ…?
「と言うわけで、もう少し待っていて下さい。『れんけい』名義でYBIにまた楽曲提供する予定もあるし、あの、ご心配をおかけしましたが、ケンカはしていないから、大丈夫だと思う、たぶん。では曲に行きましょう。『タイムリープ』です、どうぞ~!」
曲をかけている間に、ラジオ番組のスタッフから「サプライズです!」と言って台本にない紙を手渡された。サプライズは苦手だからやめて欲しいのに…。俺はドキドキしながら、その用紙に目を落とした。蓮からのメッセージだ…!
「えーと、次はですね、なんと、今泉蓮さんからメッセージが届いています!ではご紹介します。『みなさんこんばんは。ラジオ、お休みしてすみません。海外ロケのため、二週間ほどお休みを頂きます。代打の上村圭吾さんはちょっと天然なので、あたたかい目で見守って下さい。上村圭吾さん、代打ありがとうございます。上村圭吾さんにはお土産がありますので楽しみにしていてください。では、みなさん再来週お会いしましょう』。”お土産”なんだろう?楽しみですね!」
お土産より、蓮が帰ってくる方が楽しみだけど。それが、本当のお土産なんだ。
「ではこの曲でお別れです。劇場版『悪役令息、皇帝になるFINAL』主題歌…今週からコンビニエンスストアのパワーアップミュージックにも選ばれました!『セーブポイント』です。どうぞ!」
今週から、『セーブポイント』が、説明会に行ったコンビニエンスストアのパワーアップミュージックというのに選ばれて、店内で俺のコメントとともに放送されている。説明会に行ったことは関係しているんだろうか?恥ずかしいからまだ、誰にも聞いてはいないんだけど。
ラジオ収録後、久しぶりに実家の最寄駅の、思い出のコンビニに行ってみた。コンビニには駐車場が新しくできたから、車で。最近俺も免許をとって、蓮が使わない時は蓮の車を使わせてもらっている。
店内に入ると、コンビニの制服を着た優しそうな中年男性に声をかけられた。
「あの、RELAYの上村圭吾さんじゃないですか?」
「え、えーっと…はい」
「やっぱり本物だ!俺、ここの店長してます!」
その男性は店長、たぶんオーナーだ。俺も嬉しくなって笑顔になった。
「あの、ここのコンビニ復活させてくれてありがとうございます。学生のころいつも使ってて…」
「知ってます!れんけいの聖地巡礼の人が沢山きますから」
「聖地巡礼?!」
そんなことになっていたとは、知らなかった。ちょっと恥ずかしいと思いながら、サインをして店を出た。
店を出て、駐車場からコンビニを見ると、高校生の時、蓮と一緒に通った光景を鮮明に思い出した。
蓮に会いたい。早く帰って来てよ…。
またここに、コンビニ…セーブポイントは復活したけど、やっぱり蓮がいなければ回復しないんだ。俺は。
数日後、蓮から予定通り帰ることと、空港への到着時間を知らせるメッセージが送られて来た。
空港まで、車で蓮を迎えに行くと、蓮は日数の割に少ない荷物で帰ってきた。
「蓮、荷物少ないね?」
「うん。俺、旅行にあんまり荷物持って行かない派。向こうで洗濯すればいいんだよ」
「そうなんだ…。お土産は?」
蓮が楽しみにしていろって言うから楽しみにしていた、お土産を催促すると、蓮に口角を上げた。
「上村さん、お土産は、俺だよ!」
「え、蓮がなんか、オジサンみたいなこと言ってる」
「いや、お土産も買って来たけど…。喜べよ」
「喜んでるよ、蓮が帰って来て、嬉しい」
俺は蓮の手を握った。
蓮と電車に乗って、移動するのも好きだったけど、車もいいなと思ったから免許を取ったんだ。だってこうやって、人目を気にせず、手を握れる。
蓮は俺の手を握り返して微笑んだ。
「ちょっとドライブして帰ろ?」
車を走らせると、蓮は車のオーディオに自分のスマートフォンを接続して、音楽を流す。
「これがお土産その2。圭吾の真似して、アプリで作ったんだ」
それはロック調のアップテンポで爽やかな曲だった。ひょっとして…。
「RELAYの新曲。どう?」
俺はすぐ言葉にできなかった。だってさ、蓮…。
「泣くなよ、圭吾…」
蓮は俺の涙を拭って微笑んだ。パーキングで車を止めて、もう一度二人で曲を聴く。
「蓮、すごく良かった。嬉しい。最高のお土産だよ」
「圭吾が喜んでくれて嬉しい。今度は圭吾も俺に作ってよ」
「作ったら蓮が歌ってくれる…?」
「うん。歌いたい。だって俺、ずっと圭吾の曲のファンだよ」
「ずっと…?って、いつから?」
「中二から」
「中二?!」
蓮とまた、RELAYに戻れる。それ以上嬉しいお土産は多分ない。蓮、ありがとう。
「帰ろう、時差で眠いんだ…」
「うん」
良かった。後悔を一つずつやりなおして、巻き戻れた。
蓮の腕の中に。
俺は都内某、ラジオ局のスタジオにいた。
「こんばんはー!メインパーソナリティのRELAY今泉蓮さんが、今、海外ロケに行っておりまして、今日は上村圭吾が代打を務めます。よろしくお願いします!」
蓮は現在、海外で映画の撮影中。だからおはよう、とおやすみのメッセージが変な時間に届く。俺はやや寝不足ながらも元気いっぱい、蓮の代わりにラジオ番組でトークを開始した。
「早速メールを読んでいきましょう!えーと、ペンネームRELAY警察さん。『圭吾くんは今、どこに住んでいるんですか?教えてください』!」
俺は実家を出た後、暫くビジネスホテルにいたのだがなかなか住む部屋が決まらず、合鍵を貰ったことに甘えて現在もずるずると蓮の家に居候している。
「実家に住んでたんだけど、その~、俺のあとをつけて、実家のマンションにゴミを捨てる人がいてですね。それで実家に居られなくなって蓮の家に居候してます。そろそろ出て行かないと、と思ってるんだけど、なかなか良いところが見つからなくて。今東京って、マンション価格が上がってて、条件に合うところがなくて困ってます」
嘘をついて誤魔化すと俺の場合、絶対ボロを出すから…正直に言っている。でも別に、変じゃないよね?!
「蓮はドラマとか映画のロケでいない事が多くて。ここ、俺の家だっけ?と錯覚してるって言うか…」
そうなのだ、蓮とは一緒に住んでいてもすれ違いになる事が多い。だから、帰って来て会える安心感に、つい出て行けないでいる。
「えーと、次のメールです。ペンネーム御所浦えむさん。え?!本物?!」
俺がスタッフの方を見ると、皆んなうんうんと頷いている。
『御所浦えむ』、は『悪役令息、皇帝になる』の原作者で、動画サイトにコメントをくれたうえに俺の曲を主題歌に推してくれた神だ。会ったことはないが今もたまにこうして番組にメッセージをくれる。
「驚きましたね。え、えーと…『RELAYはいつ、活動再開するのでしょうか?』」
RELAYの活動再開については本当によく聞かれる。マコトくんの仲直り企画はYBIの地上波レギュラー番組で放送され、大きな反響を呼んだ。マコトのWEB番組もかなりの再生回数となり、マコトと約束した報酬「WEB番組に出演とマコトがプロデュースしたという名声」は十分支払えたと思う。それに木村陽菜の『新生RELAY』計画もなくなり、マコトのざまあ計画は達成された。たぶん。
蓮と楽曲提供した曲のレコーディング以降、しばらく会ってないけど、元気だろうか?
「RELAYはですね、今は個々の活動が活発でして。ドラムの藤崎さんは実は博学で最近クイズ番組や教育番組に出ていたり。あと、キーボードの永瀬さんはジャズに目覚めて、海外留学してますし。蓮は冒頭言った通り、映画の撮影が忙しいし…」
動画は大変な反響でRELAY復活の声は沢山届いた。しかし既に、それぞれソロの活動に軸足があったので、RELAYはまだ休眠状態だ。でも、進展もあった。
「と、RELAYはお休み中ですが、上村圭吾のソロアルバムにはRELAYのみんなが出演してくれています。配信ライブには出てもらえるかも知れないので、REPLAYの動画サイトのお気に入り登録おねがいします!」
ありがたいことに、アニメ映画『悪役令息、皇帝になる』の大ヒットに引っ張られる形で、俺の曲も好セールスを記録した。そのため上村圭吾名義でミニアルバムの発売が決まり、他のメンバーも収録に参加してくれたのだ。圭吾いらない派だと思っていた永瀬も一時帰国して参加してくれたのは意外だった。
REPLAYの動画サイトは、以前のように考察などの配信はしていないが、定期的にライブ動画などの配信をしている。今度の配信に蓮と藤崎も出ると言ったら、永瀬も遠隔で出演すると言い出して、驚いた。永瀬ってツンデレ…?
「と言うわけで、もう少し待っていて下さい。『れんけい』名義でYBIにまた楽曲提供する予定もあるし、あの、ご心配をおかけしましたが、ケンカはしていないから、大丈夫だと思う、たぶん。では曲に行きましょう。『タイムリープ』です、どうぞ~!」
曲をかけている間に、ラジオ番組のスタッフから「サプライズです!」と言って台本にない紙を手渡された。サプライズは苦手だからやめて欲しいのに…。俺はドキドキしながら、その用紙に目を落とした。蓮からのメッセージだ…!
「えーと、次はですね、なんと、今泉蓮さんからメッセージが届いています!ではご紹介します。『みなさんこんばんは。ラジオ、お休みしてすみません。海外ロケのため、二週間ほどお休みを頂きます。代打の上村圭吾さんはちょっと天然なので、あたたかい目で見守って下さい。上村圭吾さん、代打ありがとうございます。上村圭吾さんにはお土産がありますので楽しみにしていてください。では、みなさん再来週お会いしましょう』。”お土産”なんだろう?楽しみですね!」
お土産より、蓮が帰ってくる方が楽しみだけど。それが、本当のお土産なんだ。
「ではこの曲でお別れです。劇場版『悪役令息、皇帝になるFINAL』主題歌…今週からコンビニエンスストアのパワーアップミュージックにも選ばれました!『セーブポイント』です。どうぞ!」
今週から、『セーブポイント』が、説明会に行ったコンビニエンスストアのパワーアップミュージックというのに選ばれて、店内で俺のコメントとともに放送されている。説明会に行ったことは関係しているんだろうか?恥ずかしいからまだ、誰にも聞いてはいないんだけど。
ラジオ収録後、久しぶりに実家の最寄駅の、思い出のコンビニに行ってみた。コンビニには駐車場が新しくできたから、車で。最近俺も免許をとって、蓮が使わない時は蓮の車を使わせてもらっている。
店内に入ると、コンビニの制服を着た優しそうな中年男性に声をかけられた。
「あの、RELAYの上村圭吾さんじゃないですか?」
「え、えーっと…はい」
「やっぱり本物だ!俺、ここの店長してます!」
その男性は店長、たぶんオーナーだ。俺も嬉しくなって笑顔になった。
「あの、ここのコンビニ復活させてくれてありがとうございます。学生のころいつも使ってて…」
「知ってます!れんけいの聖地巡礼の人が沢山きますから」
「聖地巡礼?!」
そんなことになっていたとは、知らなかった。ちょっと恥ずかしいと思いながら、サインをして店を出た。
店を出て、駐車場からコンビニを見ると、高校生の時、蓮と一緒に通った光景を鮮明に思い出した。
蓮に会いたい。早く帰って来てよ…。
またここに、コンビニ…セーブポイントは復活したけど、やっぱり蓮がいなければ回復しないんだ。俺は。
数日後、蓮から予定通り帰ることと、空港への到着時間を知らせるメッセージが送られて来た。
空港まで、車で蓮を迎えに行くと、蓮は日数の割に少ない荷物で帰ってきた。
「蓮、荷物少ないね?」
「うん。俺、旅行にあんまり荷物持って行かない派。向こうで洗濯すればいいんだよ」
「そうなんだ…。お土産は?」
蓮が楽しみにしていろって言うから楽しみにしていた、お土産を催促すると、蓮に口角を上げた。
「上村さん、お土産は、俺だよ!」
「え、蓮がなんか、オジサンみたいなこと言ってる」
「いや、お土産も買って来たけど…。喜べよ」
「喜んでるよ、蓮が帰って来て、嬉しい」
俺は蓮の手を握った。
蓮と電車に乗って、移動するのも好きだったけど、車もいいなと思ったから免許を取ったんだ。だってこうやって、人目を気にせず、手を握れる。
蓮は俺の手を握り返して微笑んだ。
「ちょっとドライブして帰ろ?」
車を走らせると、蓮は車のオーディオに自分のスマートフォンを接続して、音楽を流す。
「これがお土産その2。圭吾の真似して、アプリで作ったんだ」
それはロック調のアップテンポで爽やかな曲だった。ひょっとして…。
「RELAYの新曲。どう?」
俺はすぐ言葉にできなかった。だってさ、蓮…。
「泣くなよ、圭吾…」
蓮は俺の涙を拭って微笑んだ。パーキングで車を止めて、もう一度二人で曲を聴く。
「蓮、すごく良かった。嬉しい。最高のお土産だよ」
「圭吾が喜んでくれて嬉しい。今度は圭吾も俺に作ってよ」
「作ったら蓮が歌ってくれる…?」
「うん。歌いたい。だって俺、ずっと圭吾の曲のファンだよ」
「ずっと…?って、いつから?」
「中二から」
「中二?!」
蓮とまた、RELAYに戻れる。それ以上嬉しいお土産は多分ない。蓮、ありがとう。
「帰ろう、時差で眠いんだ…」
「うん」
良かった。後悔を一つずつやりなおして、巻き戻れた。
蓮の腕の中に。
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感想などいただけたら嬉しいです!↓マコトくんが所属するYBIの連載を開始しましたYour Best idol
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