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二章 RELAY~ソロ活動編
25.神谷プロデューサー
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俺は帰り道、降って湧いたメロディを鼻歌アプリに入れながら帰った。
自分の気持ちを歌にしたら、今も変わらず蓮が好きで、可能ならRELAYに戻りたいと再認識した俺は、今の事務所をクビになるわけにはいかないと思い直した。
コンビニのオーナーになってる場合じゃない…!
俺はその鼻歌をデモ音源にし、ダメ元で事務所にRELAYの新曲にと訴えることにした。今は何よりやる気を見せることが大切だ…、たぶん!以前と同じ要領で曲を作りボカロに歌わせてみたのだが、自分の気持ちが入りすぎているからかどうもしっくりこず、思い切って自分で歌って自分でMIXすることにした。
完成後、さっそく阿部マネージャーにデータを送信した。
****
「圭吾、元気だったのかよ?」
「ええ~と…」
既視感。俺は既視感に襲われた。
俺は寿司屋のカウンターに並んで座ったその人に恐る恐る尋ねた。
「あのー、何で俺の番号…?」
「阿部マネージャーに聞いた」
俺は驚愕した。阿部マネージャーが俺の電話番号を漏洩させた犯人かよ!マネージャーって、そういう事から所属タレントを守ってくれるんじゃないの?!
「阿部マネージャーから圭吾がデモ作ったから聞いてくれって頼まれたんだよ」
そう言ってふんぞり返ったこの人はRELAYの元プロデューサー、神谷宏。元々自身もバンドマンで大学卒業後はレコード会社に就職し数々の人気アーティストを輩出して来たらしいのだが、今はフリーで活動しており、楽曲提供も行なっている。
「聞いたけどな、あの曲じゃダメだ!」
俺は神谷の言葉に閉口した。そして反発心がむくむくと頭をもたげる。俺のやる事なすこと気に入らないこの人が、俺の曲を良いというわけが無い。それなのに、神谷プロデューサーに俺の曲を丸投げしたって事は…、阿部マネージャー俺を本気で首にする気だな?!
「仕方ないから俺が圭吾に曲、書いてやるよ!」
「え?!神谷さんが?!」
「ああ、声はなかなか良かった。特に高音はな…」
俺はその話に驚いた。
神谷プロデューサーにはいつも怒られまくって、褒められた記憶、というかこの人の記憶があまりない。多分辛すぎて自然と記憶をデリートしているんだと思う。飲みに行ったりしたらターゲットにされてあーでもないこーでもない攻撃されるから、なるべく関わらないようにしていた。もちろん、個人的な付き合いも一切ない。
それなのに、俺に曲を書く…?
「俺が最近、楽曲提供してヒットした曲、知ってるだろ?ほら、女アイドルグループの…!」
「すみません。知りません」
「マジかよ?!ふつー、俺…プロデューサーに会うにあたって最近の曲は確認してくるだろうが!相変わらずお前、俺に興味ゼロだな?!」
神谷はまた俺を叱り出した。神谷はバンドマンという割に繊細ではなく体育会系。見た目はずんぐりした中年なのにちょっとオシャレ、でも明らかに昭和生まれのおじさんだ。要約すると、見た目も性格も好きじゃないってこと。
俺はカウンターの寿司屋で説教されて、寿司どころじゃ無い。寿司に箸を付ける前からもう帰りたかった。
「そんなことは無いんですけど…」
「分かった、じゃあこうしよう。二週間でもう一曲作って来い。それの出来栄えによって今後のことを考えようじゃないか。それがダメだったら俺の曲を歌え。あと、一人じゃ心許ないから、俺の一押しの歌手とグループデビューしろ!」
「えーーっ?!」
「えーー、じゃねーよ!嫌がってんじゃねーよ!オファーゼロのやつに断る権利があると思うな!」
神谷プロデューサーは俺の頭をわしゃわしゃとかき回した。
「しかもその髪型なんだよ!…ちょっとかわい…いや、仕事も金もねえ奴がチャラチャラすんじゃねぇよ!まさかアイドルにでもなるつもりか?!ったく、その弛みきった性根を俺が叩き直してやる!いいな!二週間後だぞ!」
そう言って俺のスマホを取り上げた神谷プロデューサーは、「どうせパスワードお前の生年月日だろ!」といってまんまとロックを解除すると、俺のカレンダーにスケジュールを勝手に追加した。その間も「予定真っ白じゃねえか!」と暴言は止まらない。
無理やり、寿司屋から神谷プロデューサー行きつけのキャバクラ「社長秘書出勤してます」と言う店に場所を移した。
「圭吾くんじゃん!」
俺と神谷さんを出迎えたキャバ嬢は俺を見て、素っ頓狂な声を上げた。
「因幡さん!!」
そう、そのキャバ嬢はあの、高校の同じクラスの委員長で蓮の元カノでもある因幡だった。最近全く合わなくなっていたけど…、こんな所で働いていたとは!
「ちょっとー、本名で呼ばないで!りんって呼んで!」
真面目だったクラス委員長の因幡鈴は、社長秘書…もといキャバ嬢になっていた。しかも、神谷プロデューサーはいつも因幡を指名しているらしい。
「神谷さんプロデューサーって言ってたけど、本当だったんだ~!」
神谷の奴、嘘だと思われてたんだな?それ、わかる。きっと自慢し過ぎて胡散臭かったんだろう。目に浮かぶ…!
席に着くと、何故か神谷は俺の隣に座り、因幡はヘルプの女の子が座るような位置へ腰を下ろした。この位置、俺すごい嫌なんだけど…!俺は因幡に目で訴えたが、どうにも通じないようだ。まさか、因幡も神谷を嫌ってたりして…。
「これからは俺が、上村圭吾の専属プロデューサーになってやるよ」
神谷はなぜか、俺の肩を抱き耳元で囁いた。めちゃくちゃ気持ち悪い…。俺は因幡にもう一度目で合図した。
「圭吾くん、いいなぁー。大物プロデューサーに好かれて、将来安泰だね?」
神谷さんとの安泰ならそんなもの要らないんだが…。因幡は嫌がっている俺を気にするそぶりもない。何なの?キャバ嬢ってお客に気を使うものじゃないの…?
俺はトイレに行くと言いそのまま逃げるつもりで、席を立った。
しかしトイレから出たら因幡に捕まってしまった。いや、キャバクラってトイレに行ったら嬢がおしぼり持ってくる、そういう仕様だったな。くぅっ!
「因幡さん、俺神谷さん苦手でさ。見逃してくれない?」
「えー?そんな事したらきっと神谷さん怒るよ~。だから無理!」
「そこを同級生のよしみで何とか…」
俺が拝み倒すと、因幡はふふっと笑った。
「じゃあ圭吾くん、蓮くんを呼ぶか、IT社長を紹介してよ!」
「え?!なんで?!」
「私学費貯めるために、昼職とダブルワークしてるんだ。太客が欲しいのよ」
学費を貯めるため…?そうなんだ。なんだかそれは、委員長だった因幡らしい理由だ。
「ちょっといろいろあって蓮は無理…。IT社長の知り合いもいないし、もっと別のことじゃダメ?」
「その条件は譲れないわ」
因幡はそう言うと、おしぼりを押し付けて、踵を返した。
「あーっ!」
「思い出した?!」
「いやー、ほら、高校の同級生で美咲さん覚えてる?最近エステ店を開業して社長なんだよ!」
「バカねー、女じゃキャバクラの客になんないじゃない!それに私に自分の彼女紹介してどうするの?」
「彼女?」
美咲が俺の彼女ってこと?訳がわからなくて俺がきょとんとすると、因幡は顔を顰めた。
「SNSで盛大に匂わせてたじゃない。蓮君の元カノに手を出して喧嘩になって解散したと思ってた」
「ふぁっ?!」
思わず変な声が出た。何なんだその解散理由は…!?
「違うよ、そもそも美咲さんと付き合ってないし…」
「じゃ、なんでRELAYって解散したの?」
確かに、何で解散したんだろう?蓮は、もうRELAYはやり尽くしたって言ってたけど…。
「音楽性の違い…」
「確かに!」
因幡は昔を知っているから「そもそも全然タイプが違うもんね」と、納得したようだった。
「一つネタを貰ったから、いいよ!神谷さんのことは任せて?」
「因幡さん!!!ありがとう!!!」
俺は、因幡鈴に礼を言ってキャバクラを飛び出した。店を出た時、「圭吾ー!」と名前を呼ぶ声が聞こえたので、俺は走ってタクシーに乗った。
タクシーの窓から流れる、都会の美しい夜景を見ながら因幡鈴が言ったことを思い出していた。
なんで、蓮はRELAYを辞めたかったんだろう…?もしその理由が分かれば逆に、問題を解決してRELAY再結成への道が開けるんじゃないか…?
阿部マネージャーなら本当の理由を知っているかも知れない。今日の事もあるし、俺はまた阿部マネージャーにメッセージを送った。
自分の気持ちを歌にしたら、今も変わらず蓮が好きで、可能ならRELAYに戻りたいと再認識した俺は、今の事務所をクビになるわけにはいかないと思い直した。
コンビニのオーナーになってる場合じゃない…!
俺はその鼻歌をデモ音源にし、ダメ元で事務所にRELAYの新曲にと訴えることにした。今は何よりやる気を見せることが大切だ…、たぶん!以前と同じ要領で曲を作りボカロに歌わせてみたのだが、自分の気持ちが入りすぎているからかどうもしっくりこず、思い切って自分で歌って自分でMIXすることにした。
完成後、さっそく阿部マネージャーにデータを送信した。
****
「圭吾、元気だったのかよ?」
「ええ~と…」
既視感。俺は既視感に襲われた。
俺は寿司屋のカウンターに並んで座ったその人に恐る恐る尋ねた。
「あのー、何で俺の番号…?」
「阿部マネージャーに聞いた」
俺は驚愕した。阿部マネージャーが俺の電話番号を漏洩させた犯人かよ!マネージャーって、そういう事から所属タレントを守ってくれるんじゃないの?!
「阿部マネージャーから圭吾がデモ作ったから聞いてくれって頼まれたんだよ」
そう言ってふんぞり返ったこの人はRELAYの元プロデューサー、神谷宏。元々自身もバンドマンで大学卒業後はレコード会社に就職し数々の人気アーティストを輩出して来たらしいのだが、今はフリーで活動しており、楽曲提供も行なっている。
「聞いたけどな、あの曲じゃダメだ!」
俺は神谷の言葉に閉口した。そして反発心がむくむくと頭をもたげる。俺のやる事なすこと気に入らないこの人が、俺の曲を良いというわけが無い。それなのに、神谷プロデューサーに俺の曲を丸投げしたって事は…、阿部マネージャー俺を本気で首にする気だな?!
「仕方ないから俺が圭吾に曲、書いてやるよ!」
「え?!神谷さんが?!」
「ああ、声はなかなか良かった。特に高音はな…」
俺はその話に驚いた。
神谷プロデューサーにはいつも怒られまくって、褒められた記憶、というかこの人の記憶があまりない。多分辛すぎて自然と記憶をデリートしているんだと思う。飲みに行ったりしたらターゲットにされてあーでもないこーでもない攻撃されるから、なるべく関わらないようにしていた。もちろん、個人的な付き合いも一切ない。
それなのに、俺に曲を書く…?
「俺が最近、楽曲提供してヒットした曲、知ってるだろ?ほら、女アイドルグループの…!」
「すみません。知りません」
「マジかよ?!ふつー、俺…プロデューサーに会うにあたって最近の曲は確認してくるだろうが!相変わらずお前、俺に興味ゼロだな?!」
神谷はまた俺を叱り出した。神谷はバンドマンという割に繊細ではなく体育会系。見た目はずんぐりした中年なのにちょっとオシャレ、でも明らかに昭和生まれのおじさんだ。要約すると、見た目も性格も好きじゃないってこと。
俺はカウンターの寿司屋で説教されて、寿司どころじゃ無い。寿司に箸を付ける前からもう帰りたかった。
「そんなことは無いんですけど…」
「分かった、じゃあこうしよう。二週間でもう一曲作って来い。それの出来栄えによって今後のことを考えようじゃないか。それがダメだったら俺の曲を歌え。あと、一人じゃ心許ないから、俺の一押しの歌手とグループデビューしろ!」
「えーーっ?!」
「えーー、じゃねーよ!嫌がってんじゃねーよ!オファーゼロのやつに断る権利があると思うな!」
神谷プロデューサーは俺の頭をわしゃわしゃとかき回した。
「しかもその髪型なんだよ!…ちょっとかわい…いや、仕事も金もねえ奴がチャラチャラすんじゃねぇよ!まさかアイドルにでもなるつもりか?!ったく、その弛みきった性根を俺が叩き直してやる!いいな!二週間後だぞ!」
そう言って俺のスマホを取り上げた神谷プロデューサーは、「どうせパスワードお前の生年月日だろ!」といってまんまとロックを解除すると、俺のカレンダーにスケジュールを勝手に追加した。その間も「予定真っ白じゃねえか!」と暴言は止まらない。
無理やり、寿司屋から神谷プロデューサー行きつけのキャバクラ「社長秘書出勤してます」と言う店に場所を移した。
「圭吾くんじゃん!」
俺と神谷さんを出迎えたキャバ嬢は俺を見て、素っ頓狂な声を上げた。
「因幡さん!!」
そう、そのキャバ嬢はあの、高校の同じクラスの委員長で蓮の元カノでもある因幡だった。最近全く合わなくなっていたけど…、こんな所で働いていたとは!
「ちょっとー、本名で呼ばないで!りんって呼んで!」
真面目だったクラス委員長の因幡鈴は、社長秘書…もといキャバ嬢になっていた。しかも、神谷プロデューサーはいつも因幡を指名しているらしい。
「神谷さんプロデューサーって言ってたけど、本当だったんだ~!」
神谷の奴、嘘だと思われてたんだな?それ、わかる。きっと自慢し過ぎて胡散臭かったんだろう。目に浮かぶ…!
席に着くと、何故か神谷は俺の隣に座り、因幡はヘルプの女の子が座るような位置へ腰を下ろした。この位置、俺すごい嫌なんだけど…!俺は因幡に目で訴えたが、どうにも通じないようだ。まさか、因幡も神谷を嫌ってたりして…。
「これからは俺が、上村圭吾の専属プロデューサーになってやるよ」
神谷はなぜか、俺の肩を抱き耳元で囁いた。めちゃくちゃ気持ち悪い…。俺は因幡にもう一度目で合図した。
「圭吾くん、いいなぁー。大物プロデューサーに好かれて、将来安泰だね?」
神谷さんとの安泰ならそんなもの要らないんだが…。因幡は嫌がっている俺を気にするそぶりもない。何なの?キャバ嬢ってお客に気を使うものじゃないの…?
俺はトイレに行くと言いそのまま逃げるつもりで、席を立った。
しかしトイレから出たら因幡に捕まってしまった。いや、キャバクラってトイレに行ったら嬢がおしぼり持ってくる、そういう仕様だったな。くぅっ!
「因幡さん、俺神谷さん苦手でさ。見逃してくれない?」
「えー?そんな事したらきっと神谷さん怒るよ~。だから無理!」
「そこを同級生のよしみで何とか…」
俺が拝み倒すと、因幡はふふっと笑った。
「じゃあ圭吾くん、蓮くんを呼ぶか、IT社長を紹介してよ!」
「え?!なんで?!」
「私学費貯めるために、昼職とダブルワークしてるんだ。太客が欲しいのよ」
学費を貯めるため…?そうなんだ。なんだかそれは、委員長だった因幡らしい理由だ。
「ちょっといろいろあって蓮は無理…。IT社長の知り合いもいないし、もっと別のことじゃダメ?」
「その条件は譲れないわ」
因幡はそう言うと、おしぼりを押し付けて、踵を返した。
「あーっ!」
「思い出した?!」
「いやー、ほら、高校の同級生で美咲さん覚えてる?最近エステ店を開業して社長なんだよ!」
「バカねー、女じゃキャバクラの客になんないじゃない!それに私に自分の彼女紹介してどうするの?」
「彼女?」
美咲が俺の彼女ってこと?訳がわからなくて俺がきょとんとすると、因幡は顔を顰めた。
「SNSで盛大に匂わせてたじゃない。蓮君の元カノに手を出して喧嘩になって解散したと思ってた」
「ふぁっ?!」
思わず変な声が出た。何なんだその解散理由は…!?
「違うよ、そもそも美咲さんと付き合ってないし…」
「じゃ、なんでRELAYって解散したの?」
確かに、何で解散したんだろう?蓮は、もうRELAYはやり尽くしたって言ってたけど…。
「音楽性の違い…」
「確かに!」
因幡は昔を知っているから「そもそも全然タイプが違うもんね」と、納得したようだった。
「一つネタを貰ったから、いいよ!神谷さんのことは任せて?」
「因幡さん!!!ありがとう!!!」
俺は、因幡鈴に礼を言ってキャバクラを飛び出した。店を出た時、「圭吾ー!」と名前を呼ぶ声が聞こえたので、俺は走ってタクシーに乗った。
タクシーの窓から流れる、都会の美しい夜景を見ながら因幡鈴が言ったことを思い出していた。
なんで、蓮はRELAYを辞めたかったんだろう…?もしその理由が分かれば逆に、問題を解決してRELAY再結成への道が開けるんじゃないか…?
阿部マネージャーなら本当の理由を知っているかも知れない。今日の事もあるし、俺はまた阿部マネージャーにメッセージを送った。
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感想などいただけたら嬉しいです!↓マコトくんが所属するYBIの連載を開始しましたYour Best idol
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