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二章 RELAY~ソロ活動編
21.次、何にのりたい?※
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新幹線で東京から大阪まで三時間。
俺たちは二人掛けの席に座った。俺が窓側、蓮が通路側なのは高校の修学旅行の時と同じ。でも高校生の時とは違い、今はグリーン車に乗っている。
蓮は俺に、Bluetoothイヤホンの片耳だけ渡してきた。それを耳に入れると、音が流れる。蓮が得意なアップテンポでさわやかな曲だった。
「この前言ってたタイアップ付きの新曲。どう?」
「すごくかっこいい!詞も覚えやすくてライブで盛り上がりそう。さすが蓮…!」
すご~い♡みたいな語彙力しかないのがもどかしい。でもすごく良かった。それは伝わっただろうか…?蓮は「そう…」とだけ言った後、反対側を向いて寝てしまった。
蓮は休みの間も曲を作っていて寝ていないのかも…。本当は移動日は明日で今日は家でゆっくり休む予定だったのかもしれない。
前乗りして銀行、もとい…銀行みたいな名前の大阪のテーマパークへ遊びに行くことになったけど…。俺が行きたいって言ったから、気を使わせたのだろうか。少し申し訳ない気持ちになった。でもそれ以上に蓮と遊びに行ける嬉しさが上回って俺は興奮状態。眠らずに新幹線の中で蓮の寝顔を見ていた。
大阪に着いて電車を降りると、変えのパンツとシャツだけ購入し、蓮が予約してくれたホテルへ向かう。仕事の時はいつも、ホテルの部屋は別々なのだが今日は同じ部屋に泊まるようだ。
同じ部屋にお泊まりといえば…。部屋の中で行われる事を想像して、中心がきゅんと切なくなる。
チェックインして部屋に入ると、蓮はため息をついた。
「俺ちょっと仕事するから、圭吾先に寝ていいよ」
「仕事…?」
「さっきの新曲、タイアップあるじゃん?スポンサーが入れて欲しいフレーズがあるんだって…。先に言って欲しかった…」
「そうなんだ…。すごくいい詞だったのに…」
俺が残念がると、蓮は苦笑いした。
蓮がイヤホンをしてパソコンに向かったので、きっとそっとしておいて欲しいんだろうと思い、俺は先にシャワーを浴びた。そう、俺は一人で臨戦体制を整えた。わくわくドキドキしながらベッドで蓮を待っていたのだが、気がついた時には…部屋に朝日が差し込んでいた。
「おい圭吾、起きろ」
「あれぇ?!」
準備万端だったのに、何もなかったー!蓮はシャワーを浴びてもう着替えたらしい。
「夕方は俺、ラジオだから。思ったより時間ないよ?」
最近よくあることだが、ボーカルの蓮だけはラジオ出演があるらしい。
知らなかった…いや、俺が聞いていなかったのかもしれない。でもそれなら起こしてくれれば良かったのに…。それとも仕事があまり捗らなくて、時間がなかったとか?蓮はちゃんと眠れたのだろうか…。
早く、と急かされて着替えを始めると、後ろで蓮が髪を溶かしてくれた。
俺の髪は高校からいまだに蓮がセットしてくれている。
他のみんなは蓮含めてスタイリストが着いているのだが、俺の髪は蓮がやりたがるのだ。髪を手で撫でられるのが気持ちいいから俺も喜んでやってもらっている。ついでに、ミュージシャン的な服装もよくわからないので服も蓮が選んでくれた衣装を買い取って着ている。
今日はオフだから、肩まである髪は後ろで一つにまとめてくれた。
準備を終えると、ホテルを出て、UF…じゃない、Sの方へ急いだ。
「地球儀だ!コレ知ってる!」
「圭吾、写真とってやるよ」
俺は地球儀の前でピースした。何だか周囲がちょっとざわついている気がする…。
キャップに、おしゃれなメガネ姿で一応変装しているつもりらしい蓮は、明らかに周囲の視線を集めていた。一方俺は、学生時代から愛用してるメガネ姿だ。この変装とも言えない素のスタイルで、声をかけられたことは一度もない。
蓮は気にする様子もなく、俺の写真を撮ると、さっさと歩いて行く。
「すぐ入れるチケット取っておいたから」
「え、そうなの?!ありがとう…!」
いつの間に…!って俺が寝てる間に…?めちゃくちゃ申し訳ないんだけど…。暇だった俺がやるべきなのに。あー!なんてできない奴なんだ俺は!
でも蓮は怒るでもなく、俺を連れてアトラクションを回ってくれた。
蓮が買ったチケットは、四つの人気のアトラクションに並ばず入れるらしい。一番初めにユニバーサルって言ったらコレ、というキャラクターのアトラクションに行き、キャラクターのバスケット付きのポップコーンとサングラスまで買ってもらい、ウキウキで乗った。その後も写真を撮りつつ、ポップコーンを食べつつ、優先パスのある乗り物を二つ乗ったところで俺ははた、と気がついた。
乗り物の席、みんな4人掛けだ…!ターゲットが多分、ファミリーとか、友達グループなんだな、きっと。俺はちょっとだけがっかりした。テーマパークってさ、お化け屋敷みたいな薄暗いところに恋人と二人で入って、「こわーい」とか言っていちゃつくイメージがあった。昨日、不完全燃焼だった俺は、正直、朝からいちゃつきたかったのだ。隙さえあれば手を握ってあわよくば「こわーい」からの、ちゅっとしたかった。でも、四人掛けで知らない人も隣にいるから手も握れない。いやでも、いい大人の男…しかも恋人でもないたまにえっちするだけのセフレがそんなことしたら引いちゃうか…。
四つ目のアトラクションは宇宙をイメージしているようで、通路から薄暗かった。しかもなんと、二人乗りである!きたーーーー!
座席に座って安全バーを下してスタンバイ完了。隣を見ると、蓮は優しく微笑んでいた。
俺は、安全バーに掛けられた、蓮の手に、そっと手を伸ば………。
せなかった…!
「わーーーーーーっっっっ!!!!」
ちょっとしたジェットコースターだった!!!想像より早くて怖いっ!暗がりでこわーいからのちゅーとか絶対無理なやつぅ…!!
「おもしろかったー!最後落ちるところ光ったろ?あれ写真撮られてるんだよ。出口で写真売ってるらしいから買おうぜ!」
蓮は上機嫌で、俺が絶叫している写真を購入した。楽しそうだ。それはいいことだ、うん。
「圭吾、チケットなくなっちゃったけど、他に何か乗りたいものある?平日であんまり混んでないから普通に乗れるのもあるかも」
蓮がスマートフォンを見せて来たので、俺は隣に立って覗き込んだ。意図していなかったけど、今日一番、蓮が近い。シャープな頬から、形のいい唇に目がいく。触れたい。もう限界……。
「どれに乗りたい?」
「蓮は?」
「圭吾が乗りたいものでいい」
「何でもいい?時間的に…」
「もう一つくらいいけると思う」
蓮はアプリで待ち時間を表示した。集合時間と移動時間を計算しても、多分間に合うと言う。
何でもいいって言われると、余計困るんだけど…。俺は今一番、何に乗りたいのか真剣に考えた。最も、乗りたいもの……。
「…………蓮…」
「え…?」
蓮は不思議そうに俺を見た。呼びかけだと思ったのかもしれない。
「蓮にのりたい…」
と、恥ずかしげもなく声に出した。でも蓮にだけ聞こえるように、小声で。だから聞こえたか不安だったけど、蓮は驚いて目を見開きフリーズしているから、聞こえたんだとは思う。
や、やっぱり引かれたーー!!でも諦めきれずに「だめ…?」と尋ねると、蓮は目を細めた。
そこから俺たちはほぼ無言でパークを出て、マネージャーが取ってくれた前乗りのホテルにチェックインした。昨日は準備万端だったのに…。用意している間がもったいない。急いで準備してシャワーを浴び部屋に戻ると蓮に飛び乗った。
「圭吾、もう勃ってるじゃん。いつからそんな興奮してたんだよ…?」
そんなこと言って、俺を煽る蓮だってもう、たっている。俺は蓮に跨って、予め濡らしておいた後孔に蓮のペニスを手で持ってあてる。入り口にぬる…と滑ったそれが潜り込んだ。
「き…、きのう…からぁ……っ♡」
「ばか、いえよ…!」
蓮が下から腰を突き入れて来た。ぐちゅん、と音を立てて一気に奥までペニスが入ってしまった。
「ひゃ…、あああっ♡」
「圭吾、俺に『乗る』っていったんだから、ちゃんと動けよ?」
「ま、まって…。中…も、蓮でいっぱいで…!あ…、はぁ…♡」
蓮の大きいものが中いっぱいに収まったので、必然的に良いところに当たってる。これで、動いたりしたらおかしくなりそう…。
動けないでいたら、蓮に腰を掴まれて、催促された。仕方なく、蓮の体に手をついて、お尻を浮かす。ゆっくりペニスを肉壁で擦るように抜くと、蓮がため息をついた。
「めちゃくちゃ焦らすね?」
「ち、違…!蓮のが大きいから……♡」
「はあー…!」
イライラしたため息を吐いた蓮に腰を掴まれて下に落とされ、抜けかかっていたモノがまた奥まで入ってくる。
「ああああっ♡」
中が擦れる刺激に嬌声を上げると、蓮は上体を起こして俺を膝に乗せ、抱きしめるとキスをした。
「ん……っ♡♡」
キスしたまま仰向けに押し倒されて、激しい抜き差しが始まった。
「はぁ…、あ…ん♡!はげし…っ!蓮、も、いっちゃうっ♡」
「圭吾の中やばい…持ってかれそう!」
そんなことを言う割に、容赦のない突き上げは終わる気配がない。何度も固いペニスで奥を突かれて、もう限界だった。
「蓮、いっちゃう…っ♡!はぁっ♡ああっ♡♡!」
「圭吾、早すぎ…。そんなでさ、お前どうやって女抱いてるんだよ…?」
「……?」
女を抱いてる…?って、俺が…?ないない。無いんだけど…。何でそんなこと?ひょっとして昨日のメールで誤解してる?
蓮は荒い息を吐きながら首筋を掠めると更に下に移動して鎖骨をぺろりと舐めた。あ、これって…。
「れ、蓮!噛んじゃだめ…!」
「……何で…?」
「歯形残ったら…その、色々問題が…、あ…っ!」
歯形から美咲に、相手を鑑定されちゃうかも知れないんだ…!
俺は蓮の頭を必死に押し、やめさせようとすると蓮は俺の手を掴んでベッドに押さえつけた。
「こんなとこ誰に見せるつもりなんだよ…?」
蓮は眉間に皺を寄せて目を細めて俺を見下ろした。お、怒ってる…。なんでーーっ?!
蓮は今日一番、荒々しい抽挿を開始した。
「だ、だめ…!さっきいったばっかりで…、あ、ああ…ん!や、ああっ♡!」
一度いった敏感になっている粘膜を擦られて、中が痙攣する。蓮のものを中で締めつけたことで、蓮も達した。
それと同時に、蓮は俺の鎖骨に噛み付くようにキスした。
俺たちは二人掛けの席に座った。俺が窓側、蓮が通路側なのは高校の修学旅行の時と同じ。でも高校生の時とは違い、今はグリーン車に乗っている。
蓮は俺に、Bluetoothイヤホンの片耳だけ渡してきた。それを耳に入れると、音が流れる。蓮が得意なアップテンポでさわやかな曲だった。
「この前言ってたタイアップ付きの新曲。どう?」
「すごくかっこいい!詞も覚えやすくてライブで盛り上がりそう。さすが蓮…!」
すご~い♡みたいな語彙力しかないのがもどかしい。でもすごく良かった。それは伝わっただろうか…?蓮は「そう…」とだけ言った後、反対側を向いて寝てしまった。
蓮は休みの間も曲を作っていて寝ていないのかも…。本当は移動日は明日で今日は家でゆっくり休む予定だったのかもしれない。
前乗りして銀行、もとい…銀行みたいな名前の大阪のテーマパークへ遊びに行くことになったけど…。俺が行きたいって言ったから、気を使わせたのだろうか。少し申し訳ない気持ちになった。でもそれ以上に蓮と遊びに行ける嬉しさが上回って俺は興奮状態。眠らずに新幹線の中で蓮の寝顔を見ていた。
大阪に着いて電車を降りると、変えのパンツとシャツだけ購入し、蓮が予約してくれたホテルへ向かう。仕事の時はいつも、ホテルの部屋は別々なのだが今日は同じ部屋に泊まるようだ。
同じ部屋にお泊まりといえば…。部屋の中で行われる事を想像して、中心がきゅんと切なくなる。
チェックインして部屋に入ると、蓮はため息をついた。
「俺ちょっと仕事するから、圭吾先に寝ていいよ」
「仕事…?」
「さっきの新曲、タイアップあるじゃん?スポンサーが入れて欲しいフレーズがあるんだって…。先に言って欲しかった…」
「そうなんだ…。すごくいい詞だったのに…」
俺が残念がると、蓮は苦笑いした。
蓮がイヤホンをしてパソコンに向かったので、きっとそっとしておいて欲しいんだろうと思い、俺は先にシャワーを浴びた。そう、俺は一人で臨戦体制を整えた。わくわくドキドキしながらベッドで蓮を待っていたのだが、気がついた時には…部屋に朝日が差し込んでいた。
「おい圭吾、起きろ」
「あれぇ?!」
準備万端だったのに、何もなかったー!蓮はシャワーを浴びてもう着替えたらしい。
「夕方は俺、ラジオだから。思ったより時間ないよ?」
最近よくあることだが、ボーカルの蓮だけはラジオ出演があるらしい。
知らなかった…いや、俺が聞いていなかったのかもしれない。でもそれなら起こしてくれれば良かったのに…。それとも仕事があまり捗らなくて、時間がなかったとか?蓮はちゃんと眠れたのだろうか…。
早く、と急かされて着替えを始めると、後ろで蓮が髪を溶かしてくれた。
俺の髪は高校からいまだに蓮がセットしてくれている。
他のみんなは蓮含めてスタイリストが着いているのだが、俺の髪は蓮がやりたがるのだ。髪を手で撫でられるのが気持ちいいから俺も喜んでやってもらっている。ついでに、ミュージシャン的な服装もよくわからないので服も蓮が選んでくれた衣装を買い取って着ている。
今日はオフだから、肩まである髪は後ろで一つにまとめてくれた。
準備を終えると、ホテルを出て、UF…じゃない、Sの方へ急いだ。
「地球儀だ!コレ知ってる!」
「圭吾、写真とってやるよ」
俺は地球儀の前でピースした。何だか周囲がちょっとざわついている気がする…。
キャップに、おしゃれなメガネ姿で一応変装しているつもりらしい蓮は、明らかに周囲の視線を集めていた。一方俺は、学生時代から愛用してるメガネ姿だ。この変装とも言えない素のスタイルで、声をかけられたことは一度もない。
蓮は気にする様子もなく、俺の写真を撮ると、さっさと歩いて行く。
「すぐ入れるチケット取っておいたから」
「え、そうなの?!ありがとう…!」
いつの間に…!って俺が寝てる間に…?めちゃくちゃ申し訳ないんだけど…。暇だった俺がやるべきなのに。あー!なんてできない奴なんだ俺は!
でも蓮は怒るでもなく、俺を連れてアトラクションを回ってくれた。
蓮が買ったチケットは、四つの人気のアトラクションに並ばず入れるらしい。一番初めにユニバーサルって言ったらコレ、というキャラクターのアトラクションに行き、キャラクターのバスケット付きのポップコーンとサングラスまで買ってもらい、ウキウキで乗った。その後も写真を撮りつつ、ポップコーンを食べつつ、優先パスのある乗り物を二つ乗ったところで俺ははた、と気がついた。
乗り物の席、みんな4人掛けだ…!ターゲットが多分、ファミリーとか、友達グループなんだな、きっと。俺はちょっとだけがっかりした。テーマパークってさ、お化け屋敷みたいな薄暗いところに恋人と二人で入って、「こわーい」とか言っていちゃつくイメージがあった。昨日、不完全燃焼だった俺は、正直、朝からいちゃつきたかったのだ。隙さえあれば手を握ってあわよくば「こわーい」からの、ちゅっとしたかった。でも、四人掛けで知らない人も隣にいるから手も握れない。いやでも、いい大人の男…しかも恋人でもないたまにえっちするだけのセフレがそんなことしたら引いちゃうか…。
四つ目のアトラクションは宇宙をイメージしているようで、通路から薄暗かった。しかもなんと、二人乗りである!きたーーーー!
座席に座って安全バーを下してスタンバイ完了。隣を見ると、蓮は優しく微笑んでいた。
俺は、安全バーに掛けられた、蓮の手に、そっと手を伸ば………。
せなかった…!
「わーーーーーーっっっっ!!!!」
ちょっとしたジェットコースターだった!!!想像より早くて怖いっ!暗がりでこわーいからのちゅーとか絶対無理なやつぅ…!!
「おもしろかったー!最後落ちるところ光ったろ?あれ写真撮られてるんだよ。出口で写真売ってるらしいから買おうぜ!」
蓮は上機嫌で、俺が絶叫している写真を購入した。楽しそうだ。それはいいことだ、うん。
「圭吾、チケットなくなっちゃったけど、他に何か乗りたいものある?平日であんまり混んでないから普通に乗れるのもあるかも」
蓮がスマートフォンを見せて来たので、俺は隣に立って覗き込んだ。意図していなかったけど、今日一番、蓮が近い。シャープな頬から、形のいい唇に目がいく。触れたい。もう限界……。
「どれに乗りたい?」
「蓮は?」
「圭吾が乗りたいものでいい」
「何でもいい?時間的に…」
「もう一つくらいいけると思う」
蓮はアプリで待ち時間を表示した。集合時間と移動時間を計算しても、多分間に合うと言う。
何でもいいって言われると、余計困るんだけど…。俺は今一番、何に乗りたいのか真剣に考えた。最も、乗りたいもの……。
「…………蓮…」
「え…?」
蓮は不思議そうに俺を見た。呼びかけだと思ったのかもしれない。
「蓮にのりたい…」
と、恥ずかしげもなく声に出した。でも蓮にだけ聞こえるように、小声で。だから聞こえたか不安だったけど、蓮は驚いて目を見開きフリーズしているから、聞こえたんだとは思う。
や、やっぱり引かれたーー!!でも諦めきれずに「だめ…?」と尋ねると、蓮は目を細めた。
そこから俺たちはほぼ無言でパークを出て、マネージャーが取ってくれた前乗りのホテルにチェックインした。昨日は準備万端だったのに…。用意している間がもったいない。急いで準備してシャワーを浴び部屋に戻ると蓮に飛び乗った。
「圭吾、もう勃ってるじゃん。いつからそんな興奮してたんだよ…?」
そんなこと言って、俺を煽る蓮だってもう、たっている。俺は蓮に跨って、予め濡らしておいた後孔に蓮のペニスを手で持ってあてる。入り口にぬる…と滑ったそれが潜り込んだ。
「き…、きのう…からぁ……っ♡」
「ばか、いえよ…!」
蓮が下から腰を突き入れて来た。ぐちゅん、と音を立てて一気に奥までペニスが入ってしまった。
「ひゃ…、あああっ♡」
「圭吾、俺に『乗る』っていったんだから、ちゃんと動けよ?」
「ま、まって…。中…も、蓮でいっぱいで…!あ…、はぁ…♡」
蓮の大きいものが中いっぱいに収まったので、必然的に良いところに当たってる。これで、動いたりしたらおかしくなりそう…。
動けないでいたら、蓮に腰を掴まれて、催促された。仕方なく、蓮の体に手をついて、お尻を浮かす。ゆっくりペニスを肉壁で擦るように抜くと、蓮がため息をついた。
「めちゃくちゃ焦らすね?」
「ち、違…!蓮のが大きいから……♡」
「はあー…!」
イライラしたため息を吐いた蓮に腰を掴まれて下に落とされ、抜けかかっていたモノがまた奥まで入ってくる。
「ああああっ♡」
中が擦れる刺激に嬌声を上げると、蓮は上体を起こして俺を膝に乗せ、抱きしめるとキスをした。
「ん……っ♡♡」
キスしたまま仰向けに押し倒されて、激しい抜き差しが始まった。
「はぁ…、あ…ん♡!はげし…っ!蓮、も、いっちゃうっ♡」
「圭吾の中やばい…持ってかれそう!」
そんなことを言う割に、容赦のない突き上げは終わる気配がない。何度も固いペニスで奥を突かれて、もう限界だった。
「蓮、いっちゃう…っ♡!はぁっ♡ああっ♡♡!」
「圭吾、早すぎ…。そんなでさ、お前どうやって女抱いてるんだよ…?」
「……?」
女を抱いてる…?って、俺が…?ないない。無いんだけど…。何でそんなこと?ひょっとして昨日のメールで誤解してる?
蓮は荒い息を吐きながら首筋を掠めると更に下に移動して鎖骨をぺろりと舐めた。あ、これって…。
「れ、蓮!噛んじゃだめ…!」
「……何で…?」
「歯形残ったら…その、色々問題が…、あ…っ!」
歯形から美咲に、相手を鑑定されちゃうかも知れないんだ…!
俺は蓮の頭を必死に押し、やめさせようとすると蓮は俺の手を掴んでベッドに押さえつけた。
「こんなとこ誰に見せるつもりなんだよ…?」
蓮は眉間に皺を寄せて目を細めて俺を見下ろした。お、怒ってる…。なんでーーっ?!
蓮は今日一番、荒々しい抽挿を開始した。
「だ、だめ…!さっきいったばっかりで…、あ、ああ…ん!や、ああっ♡!」
一度いった敏感になっている粘膜を擦られて、中が痙攣する。蓮のものを中で締めつけたことで、蓮も達した。
それと同時に、蓮は俺の鎖骨に噛み付くようにキスした。
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感想などいただけたら嬉しいです!↓マコトくんが所属するYBIの連載を開始しましたYour Best idol
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