22 / 58
二章
22.嫁と姑がうまく行かないのは太古の昔より定められております
しおりを挟む
デュポン公爵家より正式に、家庭教師と閨教育について受諾するという連絡があった。一安心…しかし、安心ばかりしてはいられない。
次に、豊穣祭に奉納する舞を習うため、陛下ご推薦の人物に会いに行く事になった。それはなんと、陛下のお母様、王太后テレーズ様であるらしい。王太后陛下は結婚式の時もいらっしゃらなかったから俺は初めてお会いする。父王は逝去されておられるので、てっきり…テレーズ陛下もお亡くなりになっていると思っていたのだが、どうやらそれは俺の大きな誤解だったようだ。
今朝も朝食の席でそのことを話し、王女達を誘ったのだが、リリアーノとリディアには拒否されてしまったのだ。なんで?!おばあちゃんちだよ?!お小遣いとかくれるかもだよ?!
リリアーノは今、初潮を迎えたばかりで体調が悪いからなのかもしれない。俺は無理強いする訳にもいかず仕方なくシャーロット達、年少組四人を連れて城を出た。
目的地に到着後すぐ、陛下やリリアーノ達が渋った理由を理解した。
「アルノー・ヴァレリー…私はあなたの事を認めていないの。だから結婚式にも参列していないのよ?なのに今更のこのこと……!帰りなさいっ!二度と王太后邸の敷居を跨がないで頂戴!」
しょ!承知しました!!もう二度と来ませんっ!俺はすぐに踵を返そうとした。
――しかし……後ろから首根っこを掴まれてしまった!!嫌だー!離してくれ!!俺は抵抗したが無駄だった。
「アルノー・ヴァレリー!挨拶もなしに帰ろうとはどういうつもりですっ!」
「だって、“敷居を跨がないでくれ”と仰るので…。」
「アルノー!!普通はそう言われても、そこを何とかと許しを請うものです!」
そうなんだ…嫌だなぁ~…。でもさ、会ったとたん悪態をつく感じ…。ほら、結婚式の時の陛下と同じじゃない?!流石親子だなあ…。陛下も嫌がってはいたけど、親子ってどうしても似ちゃうんだよな、やっぱり。
――と、俺はひそかに感心していた。そう、俺に“敷居をまたぐな”と喧嘩を売ったのに首根っこを掴んで引き留めたこの人はイリエス・ファイエット国王陛下の実の母君にして王太后テレーズ様だ!
「全く、私を後宮から追い出してからすべてが悪い方向へ向かったのです。王妃が亡くなり、側妃に愛妾まで…。」
「追い出した、とは?陛下がですか?」
「そうです。イリエスは王妃のいいなりでした。全く…王とあろうものが情けない!」
でも、王妃のために嫌味な姑を追い出すなんて夫の鑑じゃないか?!うちの母様はいつも、父が姑の味方をすると怒っていたから、俺は陛下を見直した!
俺が感心していると、テレーズ様は俺の首根っこを掴んだまま、邸の中に入ってしまった。
王太后邸の応接室にもファイエット王国の国旗が掲げられている。調度品も重厚な雰囲気だ。その威圧感に、俺の気持ちもだいぶ重い…。
俺と年少組の王女達は応接室のソファーにそれぞれ座らされた。遊べない雰囲気に、王女達はすでに不穏な気配を漂わせている。
王太后テレーズ様、イリエス陛下のお母様は苦労の滲む顔面に更に皺を寄せて、金切り声を上げた。あ、その金切り声、リリアーノ王女に似ている。やっぱり血がつながっているんですね?遺伝とは神秘だなぁ。
「全く、イリエスと来たら私を追い出したばかりか、王妃達の死後、子供を産めない男を後宮に入れてしまうなんて!この男に豊穣祭の大役が務まる訳がありません!あれは女がやると、太古の昔より定められているのです!」
うん。そうだよね。それは俺もそう思う。だって可愛くもない普通の男の俺がひらひらした衣装着て踊る姿、神様も喜ばないはずだよ?適材適所ってあるよね。それは分かるんだけどさぁ。
「全くあの子は、王家に恥をかかせた上に、神代から続く正統なる血筋を絶やすつもりですか?!」
「はあ、でも陛下にはこちらの王女初め、六人もお子様がいらっしゃいます。血筋が絶える、という事にはならないのではないでしょうか?」
「女に王位継承権はありません!男児でなければ、意味はないのです!」
「意味がないなんてそんな…そんな事ありません!王女達は立派です!」
意味がない、なんて酷い!男なのに男に嫁いだ俺なんか、男女の前に子供が産めないないんだぞ?!六人も御子を産んだ妃達を褒めるべきだし、王女達がおられるという今ある幸せに目を向けたらどうなんだ?!そりゃー妃たちに煙たがられ後宮から追い出されるはずだ!
俺はそんな意味も込めて非難したのだが、王太后テレーズ様の勢いは止まらない。
「だから私は王妃の人選に反対したのです!王妃が選んだ側妃は王妃の友人、愛妾は側妃の侍女…!後宮は仲良しこよしでは成り立たないのです。私は切磋琢磨する事で三人目で男児を産んだのですから!」
え、そうなの?陛下、本当に王妃を愛してらっしゃったんですね!俺に結婚式で「愛するつもりはない」って言ったのは、王妃を本当に愛していたからだったんだ…。陛下の愛を改めて知り、俺の胸はまたチクりと痛んだ。
しかし、王妃様達はリリアーノが言うように本当に仲が良かったんだな?だったら、余計にありえない。呪いなんて!
「聞いているんですか、アルノー!」
「は、はあ…。」
俺が少し考え込んでいると、テレーズ様に叱られた。するとその金切り声に、ついに耐えきれなくなったシャーロット達が泣き出してしまった。阿鼻叫喚!である。
「まあまあ、なんです、泣いたりして!躾も出来ていないじゃない!」
「シャーロット王女殿下はまだ三歳ですから仕方ありません。それより今まで我慢していたことを褒めてください!」
俺は立ち上がって、シャーロット達に「帰ろう」と声をかけた。シャーロット達を必死で宥める俺に、テレーズ様は容赦ない。
「あなた、それが教えを乞う者の態度なのですか?!そんな事で豊穣祭を迎えられるとお思いなのですか?!」
浴びせられた金切声に、俺は深くため息を吐いた。
「…確かに、私は奉納する舞のことでテレーズ様に教えを乞うつもりでした。しかし、男児でなければ意味がない、と言うテレーズ様の教えは、王女殿下達に良い影響をもたらさないと思うのです。いっそ、この機会に新しい豊穣祭の在り方を模索すべきなのかもしれません。ですのでもう一度、陛下と相談いたします。」
「なんですって?!」
テレーズ様はまた金切り声を上げ、テーブルを叩いた。こわいっ!少し言い過ぎた?!俺はテレーズ様を怒らせないよう出来るだけ落ち着いて説明した…つもりだった。別に喧嘩したい訳じゃないの、分かってもらえる?!
「王女殿下達は、意味がないどころか…勉強だって良く出来るし、刺繍も得意だし…。それに、リリアーノ王女殿下は先日、市井の子供達より早く大人の仲間入りをいたしました!立派に成長されており、今まで王妃様が後宮をきちんと運営されていた証拠です。決して悪い方向には向かっておりません!」
「…ではなぜ、呪い、などと?」
「呪いなどありません。それは必ず私が証明いたします。」
「ふうん、呪いがなければ、男を妃に据える意味はなくなりますが…?」
「…覚悟の上です。」
テレーズ様はまだ俺を睨んでいたが、俺はできるだけ柔和な笑みを浮かべてその場を後に…。
出来なかった!
「アルノー!」
ひいい!すさまじい剣幕のテレーズ様に負け、俺は捕まり散々説教を食らってしまった。シャーロット達は泣くし、もう、散々。しかも、最後は王女達へのプレゼントだという大量のドレスや装飾品を手渡され、それを「今、後宮の予算がひっ迫しており、慎ましい生活をしようと先日も孤児院を慰問したりしておりまして。」とやんわり断ったら、さらに大激怒!
ようやく、日が落ちてから帰路に着く事が出来たのだった。
次に、豊穣祭に奉納する舞を習うため、陛下ご推薦の人物に会いに行く事になった。それはなんと、陛下のお母様、王太后テレーズ様であるらしい。王太后陛下は結婚式の時もいらっしゃらなかったから俺は初めてお会いする。父王は逝去されておられるので、てっきり…テレーズ陛下もお亡くなりになっていると思っていたのだが、どうやらそれは俺の大きな誤解だったようだ。
今朝も朝食の席でそのことを話し、王女達を誘ったのだが、リリアーノとリディアには拒否されてしまったのだ。なんで?!おばあちゃんちだよ?!お小遣いとかくれるかもだよ?!
リリアーノは今、初潮を迎えたばかりで体調が悪いからなのかもしれない。俺は無理強いする訳にもいかず仕方なくシャーロット達、年少組四人を連れて城を出た。
目的地に到着後すぐ、陛下やリリアーノ達が渋った理由を理解した。
「アルノー・ヴァレリー…私はあなたの事を認めていないの。だから結婚式にも参列していないのよ?なのに今更のこのこと……!帰りなさいっ!二度と王太后邸の敷居を跨がないで頂戴!」
しょ!承知しました!!もう二度と来ませんっ!俺はすぐに踵を返そうとした。
――しかし……後ろから首根っこを掴まれてしまった!!嫌だー!離してくれ!!俺は抵抗したが無駄だった。
「アルノー・ヴァレリー!挨拶もなしに帰ろうとはどういうつもりですっ!」
「だって、“敷居を跨がないでくれ”と仰るので…。」
「アルノー!!普通はそう言われても、そこを何とかと許しを請うものです!」
そうなんだ…嫌だなぁ~…。でもさ、会ったとたん悪態をつく感じ…。ほら、結婚式の時の陛下と同じじゃない?!流石親子だなあ…。陛下も嫌がってはいたけど、親子ってどうしても似ちゃうんだよな、やっぱり。
――と、俺はひそかに感心していた。そう、俺に“敷居をまたぐな”と喧嘩を売ったのに首根っこを掴んで引き留めたこの人はイリエス・ファイエット国王陛下の実の母君にして王太后テレーズ様だ!
「全く、私を後宮から追い出してからすべてが悪い方向へ向かったのです。王妃が亡くなり、側妃に愛妾まで…。」
「追い出した、とは?陛下がですか?」
「そうです。イリエスは王妃のいいなりでした。全く…王とあろうものが情けない!」
でも、王妃のために嫌味な姑を追い出すなんて夫の鑑じゃないか?!うちの母様はいつも、父が姑の味方をすると怒っていたから、俺は陛下を見直した!
俺が感心していると、テレーズ様は俺の首根っこを掴んだまま、邸の中に入ってしまった。
王太后邸の応接室にもファイエット王国の国旗が掲げられている。調度品も重厚な雰囲気だ。その威圧感に、俺の気持ちもだいぶ重い…。
俺と年少組の王女達は応接室のソファーにそれぞれ座らされた。遊べない雰囲気に、王女達はすでに不穏な気配を漂わせている。
王太后テレーズ様、イリエス陛下のお母様は苦労の滲む顔面に更に皺を寄せて、金切り声を上げた。あ、その金切り声、リリアーノ王女に似ている。やっぱり血がつながっているんですね?遺伝とは神秘だなぁ。
「全く、イリエスと来たら私を追い出したばかりか、王妃達の死後、子供を産めない男を後宮に入れてしまうなんて!この男に豊穣祭の大役が務まる訳がありません!あれは女がやると、太古の昔より定められているのです!」
うん。そうだよね。それは俺もそう思う。だって可愛くもない普通の男の俺がひらひらした衣装着て踊る姿、神様も喜ばないはずだよ?適材適所ってあるよね。それは分かるんだけどさぁ。
「全くあの子は、王家に恥をかかせた上に、神代から続く正統なる血筋を絶やすつもりですか?!」
「はあ、でも陛下にはこちらの王女初め、六人もお子様がいらっしゃいます。血筋が絶える、という事にはならないのではないでしょうか?」
「女に王位継承権はありません!男児でなければ、意味はないのです!」
「意味がないなんてそんな…そんな事ありません!王女達は立派です!」
意味がない、なんて酷い!男なのに男に嫁いだ俺なんか、男女の前に子供が産めないないんだぞ?!六人も御子を産んだ妃達を褒めるべきだし、王女達がおられるという今ある幸せに目を向けたらどうなんだ?!そりゃー妃たちに煙たがられ後宮から追い出されるはずだ!
俺はそんな意味も込めて非難したのだが、王太后テレーズ様の勢いは止まらない。
「だから私は王妃の人選に反対したのです!王妃が選んだ側妃は王妃の友人、愛妾は側妃の侍女…!後宮は仲良しこよしでは成り立たないのです。私は切磋琢磨する事で三人目で男児を産んだのですから!」
え、そうなの?陛下、本当に王妃を愛してらっしゃったんですね!俺に結婚式で「愛するつもりはない」って言ったのは、王妃を本当に愛していたからだったんだ…。陛下の愛を改めて知り、俺の胸はまたチクりと痛んだ。
しかし、王妃様達はリリアーノが言うように本当に仲が良かったんだな?だったら、余計にありえない。呪いなんて!
「聞いているんですか、アルノー!」
「は、はあ…。」
俺が少し考え込んでいると、テレーズ様に叱られた。するとその金切り声に、ついに耐えきれなくなったシャーロット達が泣き出してしまった。阿鼻叫喚!である。
「まあまあ、なんです、泣いたりして!躾も出来ていないじゃない!」
「シャーロット王女殿下はまだ三歳ですから仕方ありません。それより今まで我慢していたことを褒めてください!」
俺は立ち上がって、シャーロット達に「帰ろう」と声をかけた。シャーロット達を必死で宥める俺に、テレーズ様は容赦ない。
「あなた、それが教えを乞う者の態度なのですか?!そんな事で豊穣祭を迎えられるとお思いなのですか?!」
浴びせられた金切声に、俺は深くため息を吐いた。
「…確かに、私は奉納する舞のことでテレーズ様に教えを乞うつもりでした。しかし、男児でなければ意味がない、と言うテレーズ様の教えは、王女殿下達に良い影響をもたらさないと思うのです。いっそ、この機会に新しい豊穣祭の在り方を模索すべきなのかもしれません。ですのでもう一度、陛下と相談いたします。」
「なんですって?!」
テレーズ様はまた金切り声を上げ、テーブルを叩いた。こわいっ!少し言い過ぎた?!俺はテレーズ様を怒らせないよう出来るだけ落ち着いて説明した…つもりだった。別に喧嘩したい訳じゃないの、分かってもらえる?!
「王女殿下達は、意味がないどころか…勉強だって良く出来るし、刺繍も得意だし…。それに、リリアーノ王女殿下は先日、市井の子供達より早く大人の仲間入りをいたしました!立派に成長されており、今まで王妃様が後宮をきちんと運営されていた証拠です。決して悪い方向には向かっておりません!」
「…ではなぜ、呪い、などと?」
「呪いなどありません。それは必ず私が証明いたします。」
「ふうん、呪いがなければ、男を妃に据える意味はなくなりますが…?」
「…覚悟の上です。」
テレーズ様はまだ俺を睨んでいたが、俺はできるだけ柔和な笑みを浮かべてその場を後に…。
出来なかった!
「アルノー!」
ひいい!すさまじい剣幕のテレーズ様に負け、俺は捕まり散々説教を食らってしまった。シャーロット達は泣くし、もう、散々。しかも、最後は王女達へのプレゼントだという大量のドレスや装飾品を手渡され、それを「今、後宮の予算がひっ迫しており、慎ましい生活をしようと先日も孤児院を慰問したりしておりまして。」とやんわり断ったら、さらに大激怒!
ようやく、日が落ちてから帰路に着く事が出来たのだった。
100
お気に入りに追加
935
あなたにおすすめの小説
【完結】生贄赤ずきんは森の中で狼に溺愛される
おのまとぺ
BL
生まれつき身体が弱く二十歳までは生きられないと宣告されていたヒューイ。そんなヒューイを村人たちは邪魔者とみなして、森に棲まう獰猛な狼の生贄「赤ずきん」として送り込むことにした。
しかし、暗い森の中で道に迷ったヒューイを助けた狼は端正な見た目をした男で、なぜかヒューイに「ここで一緒に生活してほしい」と言ってきて……
◆溺愛獣人攻め×メソメソ貧弱受け
◆R18は※
◆地雷要素:受けの女装/陵辱あり(少し)
転生令息は冒険者を目指す!?
葛城 惶
BL
ある時、日本に大規模災害が発生した。
救助活動中に取り残された少女を助けた自衛官、天海隆司は直後に土砂の崩落に巻き込まれ、意識を失う。
再び目を開けた時、彼は全く知らない世界に転生していた。
異世界で美貌の貴族令息に転生した脳筋の元自衛官は憧れの冒険者になれるのか?!
とってもお馬鹿なコメディです(;^_^A
【完結】マジで滅びるんで、俺の為に怒らないで下さい
白井のわ
BL
人外✕人間(人外攻め)体格差有り、人外溺愛もの、基本受け視点です。
村長一家に奴隷扱いされていた受けが、村の為に生贄に捧げられたのをきっかけに、双子の龍の神様に見初められ結婚するお話です。
攻めの二人はひたすら受けを可愛がり、受けは二人の為に立派なお嫁さんになろうと奮闘します。全編全年齢、少し受けが可哀想な描写がありますが基本的にはほのぼのイチャイチャしています。
【完結】魔力至上主義の異世界に転生した魔力なしの俺は、依存系最強魔法使いに溺愛される
秘喰鳥(性癖:両片思い&すれ違いBL)
BL
【概要】
哀れな魔力なし転生少年が可愛くて手中に収めたい、魔法階級社会の頂点に君臨する霊体最強魔法使い(ズレてるが良識持ち) VS 加虐本能を持つ魔法使いに飼われるのが怖いので、さっさと自立したい人間不信魔力なし転生少年
\ファイ!/
■作品傾向:両片思い&ハピエン確約のすれ違い(たまにイチャイチャ)
■性癖:異世界ファンタジー×身分差×魔法契約
力の差に怯えながらも、不器用ながらも優しい攻めに受けが絆されていく異世界BLです。
【詳しいあらすじ】
魔法至上主義の世界で、魔法が使えない転生少年オルディールに価値はない。
優秀な魔法使いである弟に売られかけたオルディールは逃げ出すも、そこは魔法の為に人の姿を捨てた者が徘徊する王国だった。
オルディールは偶然出会った最強魔法使いスヴィーレネスに救われるが、今度は彼に攫われた上に監禁されてしまう。
しかし彼は諦めておらず、スヴィーレネスの元で魔法を覚えて逃走することを決意していた。
平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます
ふくやまぴーす
BL
旧題:平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます〜利害一致の契約結婚じゃなかったの?〜
名前も見た目もザ・平凡な19歳佐藤翔はある日突然初対面の美形双子御曹司に「自分たちを助けると思って結婚して欲しい」と頼まれる。
愛のない形だけの結婚だと高を括ってOKしたら思ってたのと違う展開に…
「二人は別に俺のこと好きじゃないですよねっ?なんでいきなりこんなこと……!」
美形双子御曹司×健気、お人好し、ちょっぴり貧乏な愛され主人公のラブコメBLです。
🐶2024.2.15 アンダルシュノベルズ様より書籍発売🐶
応援していただいたみなさまのおかげです。
本当にありがとうございました!
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします。……やっぱり狙われちゃう感じ?
み馬
BL
※ 完結しました。お読みくださった方々、誠にありがとうございました!
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、とある加護を受けた8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 独自設定、造語、下ネタあり。出産描写あり。幕開け(前置き)長め。第21話に登場人物紹介を載せましたので、ご参考ください。
★お試し読みは、第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
エロゲ世界のモブに転生したオレの一生のお願い!
たまむし
BL
大学受験に失敗して引きこもりニートになっていた湯島秋央は、二階の自室から転落して死んだ……はずが、直前までプレイしていたR18ゲームの世界に転移してしまった!
せっかくの異世界なのに、アキオは主人公のイケメン騎士でもヒロインでもなく、ゲーム序盤で退場するモブになっていて、いきなり投獄されてしまう。
失意の中、アキオは自分の身体から大事なもの(ち●ちん)がなくなっていることに気付く。
「オレは大事なものを取り戻して、エロゲの世界で女の子とエッチなことをする!」
アキオは固い決意を胸に、獄中で知り合った男と協力して牢を抜け出し、冒険の旅に出る。
でも、なぜかお色気イベントは全部男相手に発生するし、モブのはずが世界の命運を変えるアイテムを手にしてしまう。
ちん●んと世界、男と女、どっちを選ぶ? どうする、アキオ!?
完結済み番外編、連載中続編があります。「ファタリタ物語」でタグ検索していただければ出てきますので、そちらもどうぞ!
※同一内容をムーンライトノベルズにも投稿しています※
pixivリクエストボックスでイメージイラストを依頼して描いていただきました。
https://www.pixiv.net/artworks/105819552
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる