前世を思い出したら愛したはずの旦那様を忘れてしまいました

 フェリシテは窓から落下する瞬間、自分の前世が日本人「鷹見一生」だったことを思い出した。
 鷹見は女好きの遊び人で、弄んだセフレに殺害され「フェリシテ」として「女を弄んだ男が反省する世界線」に転生していた。
 与えられたチートは「人に親切にするとギリ、死なない」というもので、逆にいうと「人に親切にしないとギリ、死んでしまう」という実質お仕置き的な能力だった。そのうえ結婚相手は男。
 窓から落下したショックで夫のことや今世の記憶をフェリシテになった鷹見はすっかり失くしてしまっていたのだが、なぜかフェリシテの『身体』は魔法・料理・縫物などいろいろと覚えていた。しかも夫とのえっちも、ばっちり覚えていて、感じてしまった上にフェリシテが夫を心から愛していたと気付いてしまう。

※美形辺境伯攻め×元遊び人の美形王子受け
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