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【第45話:チワワとは】
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どうしてパズが神獣と呼ばれているかがわかった。
この世界で有名な神獣の一体であるフェンリルが、氷を司る狼の神獣なのだが、どうやら先刻の氷の狼の噂と合わさって真実味を帯びているようだ。
しかも、パズが最後に見せた氷の結晶を展開し、収束させたあの技。
広範囲に広がった氷の世界が、一瞬で中心に収束して敵を滅ぼす技が、どうもフェンリルの伝承にも出てくるらしい。
お陰で街の人たちにはパズはすっかり神獣と勘違いされており、今はその神獣を従えているオレは何者なのだと、さらに騒ぎになっていた。
まぁ何者だと言われても、まだまだ初心者の域を出ない駆け出し冒険者でしかないのだが……。
「ユウト! ギルドに報告に行くんでしょ? そろそろ向かわないと!」
「は~い。街のみなさ~ん。ユウトさんと私たちは、ちょ~っとギルドに用事があるので道を空けてくださ~い!」
街の皆はミヒメとヒナミの言葉を聞くと、口々に礼を言いながらも道を空けてくれた。
「パズ、行こうか」
「ばぅわぅ♪」
こうしてオレたちは、その場を後にし、冒険者ギルドへと向かったのだった。
◆
冒険者ギルドへと着いたオレたちを待っていたのは……、
「おぉぉ! 英雄様のご帰還だぜぇ!!」
冒険者たちからの熱烈な歓迎だった。
どうやら誰かが先にオレたちの事を伝えていたようだ。
「あっ!? その頭の上の小さなのが神獣なのか!?」
「おぉぉ! 思っていたより、ずっと小さいんだな!」
パズの事を知らなかった冒険者たちが、皆驚きの声をあげている。
まぁ無理もない。こんな小さな犬が神獣だなんて、信じられないよな。
まぁそもそも、パズは神獣ではないと思うんだが……違うよな?
「フェンリルだと聞いたんだが、どうみても狼には見えないな?」
「氷の狼を操ってたのがこのちいさな犬だって事なんじゃないか? ほら街で噂になってただろ?」
特別依頼についていた冒険者を救った氷の狼の噂もあって、ちょっと情報が錯綜していそうだな。
これからこの街でやっていくのなら、ちゃんと説明しないとダメかもしれない。
などと考えていると、いつも対応してくれている受付嬢が、オレたちを呼ぶ声が聞こえて来た。
「は~い。ちょっと通してくださいね~。『暁の刻』の皆さん、ギルドマスターがお待ちですので、奥の部屋にお願いできますか?」
オレたちはまだ興奮が収まらない様子の一階広間をあとにし、受付嬢のあとをついていった。
そして、案内された部屋に入ると……。
「ご苦労だった。君たちのお陰でこの街は滅びずに済んだよ。ありがとう」
ギルドマスターのガッツイは、開口一番いきなりそう言って頭を下げてきた。
「え? ちょ、ちょっとやめて下さい!」
この世界での冒険者にとって、冒険者ギルドのギルドマスターと言えば一番頭が上がらない存在だと言うのに、その人に逆に頭を下げられて、ちょっと慌ててしまう。
「いや。何が起こって、そして誰がどう対応したのかの報告は既に受けている。今回の件、事前にゾルド教の情報を察知しておきながら、私はその危険度を完全に見誤っていた。君たちがいなければ、この街はきっと滅んでいただろう」
そう言って頭を下げるギルドマスターに、また慌てそうになったオレだが……。
「ばぅわぅ」
テーブルに飛び乗ったパズが、うんうんと頷きながら、まぁそう気にするなと言っている姿を見て、何だか慌てるのが馬鹿らしくなった……。
「まぁそうですね。それを言うならオレも同じです。パズがいればなんとでもなると思って、色々と甘く考えていました」
「ばぅっふっふ♪」
パズがどや顔してるが、今だけはそうするだけの権利があるだろう。
オレがパズの頭をわしわしして褒めてやると、パズは嬉しそうにごろごろと喉を鳴らした。猫かよ……。
「しかし、君のその従魔はいったい何ものなのだ? 本当に神獣フェンリルなのか?」
その問いにどう答えようかと迷っていると、後ろで黙って控えていたミヒメが自信満々にこう答えた。
「チワワよ!」
いや、確かにそうなんだが……。
「チワワ……チワワとはいったい……」
うん。まぁそうなるよな……この世界にチワワいないし!
「神獣みたいなものと思って貰えれば、いいんじゃないかな~?」
ヒナミもヒナミで、そんな適当に……。
まぁでも、神様に気に入られた特別な存在なのは事実みたいだし、まさしく『神のペット』と言っても良いのかもしれないのか?
「ばぅわぅ!」
うん。たしかに『勇者(犬)』なんだろうけど、それを言うともっとややこしくなりそうだから、今はやめておこうか。
その後、ガッツイの受けた報告とオレたちの話に齟齬が無いかなどの確認を行い、情報交換を終えると、今日は疲れているだろうと早めに解放して貰えた。
ちなみに今回の件、後付けで特別緊急依頼扱いとしてくれるそうで、報酬は期待しておいて欲しいと言われた。
一瞬そんなつもりじゃないと断ろうと思ったが、今後の活動でも先立つものは必要だし、お金もそこまで余裕があるわけではないので、ありがたく受ける事にした。
◆
定宿の『赤い狐亭』に帰ると、宿の女将のダリアが出迎えてくれたと同時に、リズが飛び出してきて腰に抱きついてきた。
「おかえりなさい!!」
「ただいま。リズ」
少し目に涙を溜めながらも、満面の笑みで出迎えてくれたリズの顔を見て、これだけでも頑張った甲斐があったと嬉しい気持ちになる。
「ユウトさん、ミヒメさん、ヒナミさん、ギルドの方から連絡を頂きました。今回はこの宿ばかりか、この街を救って頂き、本当にありがとうございます」
もう連絡が回ってきているのか。
今回は作戦失敗しそうになっていたけど、ギルドマスターは本当に優秀だな。
「私たちがそうしたいと思って行動しただけなんだから、そんな畏まらないでいいのよ!」
「だねぇ~。でも、美姫? 大活躍したのはパズだけどね~」
「うっ……わ、わかってるわよ!」
「ははは。まぁ、パズはオレたちの仲間なんだし、みんなで頑張ったんだ。そこは胸を張っていいさ。それに、畏まらないでいいっていうのは、その通りだしな」
でも、さっきギルドで聞いた話では、被害は抑えられたとは言え、かなり犠牲者も出ている。
パズだけでなく、これからはオレたちも、もっともっと強くならないとな……。
「それよりダリアさん、オレたち朝からまともに何も食べられていないのでお腹ペコペコなんです。何かありますか?」
「もちろん! もう準備は出来ているわよ!」
ダリアが嬉しそうにそう答えてくれた瞬間、合わせたかのように小さく「ぐぅぅ……」という音が聞こえて来た。
「わ、私じゃないわよ!?」
「誰も美姫だなんて言ってないよ~。パズ、すっごい頑張ったしお腹空いたんだね~」
かわいい音の正体はパズだったようだ。
すまない。てっきりミヒメかと思った……。
「すみませんが、パズの分も何かお願いできます?」
「ふふふ。ちゃんと用意してありますよ。さっそく用意するので、テーブルで待っててくださいな」
「リズも手伝う~♪」
小走りで奥の調理場へと駆けていくダリアとリズの後ろ姿を見送りながら、オレたちは皆で頷きあうと、そのまま席へとついた。
しかし、今回の戦いはパズのお陰で辛くも勝利をおさめることが出来たが、これからはオレたち自身ももっと強くなっていかなければいけないだろう。
ミヒメとヒナミが、勇者としてこの世界に召喚されてきた事を考えても、きっとこの世界では、今回以上の大きな戦いが待ち受けているはずだ。
その時になって力が及ばず、後悔することだけはしたくない。
などと、いつの間にか考え込んでいたのだが……。
「な~に、深刻な顔してるのよ?」
「真面目なユウトさんの事だから、もうこれからの事を考えていたんじゃないかな?」
「そんなのはまた明日から考えればいいのよ! 今日は大変な一日を乗り切ったんだから、素直に今を喜びなさい!」
「はははは。そうだな。すまない……いや、ありがとう」
二人の言う通りだな。
今のオレにはこんなにも頼もしい仲間がいる。
「ばぅ~♪」
そして……お腹を空かせた最高の相棒も。
「パズもありがとうな」
だから今だけは、美味しいご飯を食べて、共に英気を養おう。
心から信頼できる二人の仲間と、よだれを垂らした最強のチワワと一緒に。
***********************************
あとがき
***********************************
ここまで『異世界おさんぽ放浪記』をお読み頂き、ありがとうございます!
今回の第45話をもって、このお話はひとまず完結となります。
途中、更新が間延びしてしまったりしてご迷惑をお掛けしましたが、
最後までお読み頂き、本当にありがとうございました。
ただ、第一章(書籍でいう一巻分?)としてはある程度纏まったとは
思っていますが、作品としては「俺たちの冒険はこれからだEND」と
なってしまい、申し訳ありません……。
元々この作品は、人気はあまり期待せず「処女作のリメイクを書いてみたい!」
という想いから書き始めた作品なので、もしかするとまたふと書きたくなって、
完結解除して続きを書き始めるかもしれません。
ただその場合も、続きを書くのは少し先になると思いますので、どうかご了承ください。
一応プロのライトノベル作家のはしくれとして、これからも頑張っていきたいので、
どうしても執筆時間の配分が厳しくて……。
今は新作の『羊飼いに転生した私は酪農系スキル『牧羊』で最強もふもふ生活』を
重点的に更新をしておりますので、もし宜しければこちらの作品を読んでみて下さいませ。
最後に、こげ丸はいろんな作品にチャレンジしていきたいと思っておりますので、
これからも応援のほど、宜しくお願いいたします<(_ _)>
===こげ丸===
この世界で有名な神獣の一体であるフェンリルが、氷を司る狼の神獣なのだが、どうやら先刻の氷の狼の噂と合わさって真実味を帯びているようだ。
しかも、パズが最後に見せた氷の結晶を展開し、収束させたあの技。
広範囲に広がった氷の世界が、一瞬で中心に収束して敵を滅ぼす技が、どうもフェンリルの伝承にも出てくるらしい。
お陰で街の人たちにはパズはすっかり神獣と勘違いされており、今はその神獣を従えているオレは何者なのだと、さらに騒ぎになっていた。
まぁ何者だと言われても、まだまだ初心者の域を出ない駆け出し冒険者でしかないのだが……。
「ユウト! ギルドに報告に行くんでしょ? そろそろ向かわないと!」
「は~い。街のみなさ~ん。ユウトさんと私たちは、ちょ~っとギルドに用事があるので道を空けてくださ~い!」
街の皆はミヒメとヒナミの言葉を聞くと、口々に礼を言いながらも道を空けてくれた。
「パズ、行こうか」
「ばぅわぅ♪」
こうしてオレたちは、その場を後にし、冒険者ギルドへと向かったのだった。
◆
冒険者ギルドへと着いたオレたちを待っていたのは……、
「おぉぉ! 英雄様のご帰還だぜぇ!!」
冒険者たちからの熱烈な歓迎だった。
どうやら誰かが先にオレたちの事を伝えていたようだ。
「あっ!? その頭の上の小さなのが神獣なのか!?」
「おぉぉ! 思っていたより、ずっと小さいんだな!」
パズの事を知らなかった冒険者たちが、皆驚きの声をあげている。
まぁ無理もない。こんな小さな犬が神獣だなんて、信じられないよな。
まぁそもそも、パズは神獣ではないと思うんだが……違うよな?
「フェンリルだと聞いたんだが、どうみても狼には見えないな?」
「氷の狼を操ってたのがこのちいさな犬だって事なんじゃないか? ほら街で噂になってただろ?」
特別依頼についていた冒険者を救った氷の狼の噂もあって、ちょっと情報が錯綜していそうだな。
これからこの街でやっていくのなら、ちゃんと説明しないとダメかもしれない。
などと考えていると、いつも対応してくれている受付嬢が、オレたちを呼ぶ声が聞こえて来た。
「は~い。ちょっと通してくださいね~。『暁の刻』の皆さん、ギルドマスターがお待ちですので、奥の部屋にお願いできますか?」
オレたちはまだ興奮が収まらない様子の一階広間をあとにし、受付嬢のあとをついていった。
そして、案内された部屋に入ると……。
「ご苦労だった。君たちのお陰でこの街は滅びずに済んだよ。ありがとう」
ギルドマスターのガッツイは、開口一番いきなりそう言って頭を下げてきた。
「え? ちょ、ちょっとやめて下さい!」
この世界での冒険者にとって、冒険者ギルドのギルドマスターと言えば一番頭が上がらない存在だと言うのに、その人に逆に頭を下げられて、ちょっと慌ててしまう。
「いや。何が起こって、そして誰がどう対応したのかの報告は既に受けている。今回の件、事前にゾルド教の情報を察知しておきながら、私はその危険度を完全に見誤っていた。君たちがいなければ、この街はきっと滅んでいただろう」
そう言って頭を下げるギルドマスターに、また慌てそうになったオレだが……。
「ばぅわぅ」
テーブルに飛び乗ったパズが、うんうんと頷きながら、まぁそう気にするなと言っている姿を見て、何だか慌てるのが馬鹿らしくなった……。
「まぁそうですね。それを言うならオレも同じです。パズがいればなんとでもなると思って、色々と甘く考えていました」
「ばぅっふっふ♪」
パズがどや顔してるが、今だけはそうするだけの権利があるだろう。
オレがパズの頭をわしわしして褒めてやると、パズは嬉しそうにごろごろと喉を鳴らした。猫かよ……。
「しかし、君のその従魔はいったい何ものなのだ? 本当に神獣フェンリルなのか?」
その問いにどう答えようかと迷っていると、後ろで黙って控えていたミヒメが自信満々にこう答えた。
「チワワよ!」
いや、確かにそうなんだが……。
「チワワ……チワワとはいったい……」
うん。まぁそうなるよな……この世界にチワワいないし!
「神獣みたいなものと思って貰えれば、いいんじゃないかな~?」
ヒナミもヒナミで、そんな適当に……。
まぁでも、神様に気に入られた特別な存在なのは事実みたいだし、まさしく『神のペット』と言っても良いのかもしれないのか?
「ばぅわぅ!」
うん。たしかに『勇者(犬)』なんだろうけど、それを言うともっとややこしくなりそうだから、今はやめておこうか。
その後、ガッツイの受けた報告とオレたちの話に齟齬が無いかなどの確認を行い、情報交換を終えると、今日は疲れているだろうと早めに解放して貰えた。
ちなみに今回の件、後付けで特別緊急依頼扱いとしてくれるそうで、報酬は期待しておいて欲しいと言われた。
一瞬そんなつもりじゃないと断ろうと思ったが、今後の活動でも先立つものは必要だし、お金もそこまで余裕があるわけではないので、ありがたく受ける事にした。
◆
定宿の『赤い狐亭』に帰ると、宿の女将のダリアが出迎えてくれたと同時に、リズが飛び出してきて腰に抱きついてきた。
「おかえりなさい!!」
「ただいま。リズ」
少し目に涙を溜めながらも、満面の笑みで出迎えてくれたリズの顔を見て、これだけでも頑張った甲斐があったと嬉しい気持ちになる。
「ユウトさん、ミヒメさん、ヒナミさん、ギルドの方から連絡を頂きました。今回はこの宿ばかりか、この街を救って頂き、本当にありがとうございます」
もう連絡が回ってきているのか。
今回は作戦失敗しそうになっていたけど、ギルドマスターは本当に優秀だな。
「私たちがそうしたいと思って行動しただけなんだから、そんな畏まらないでいいのよ!」
「だねぇ~。でも、美姫? 大活躍したのはパズだけどね~」
「うっ……わ、わかってるわよ!」
「ははは。まぁ、パズはオレたちの仲間なんだし、みんなで頑張ったんだ。そこは胸を張っていいさ。それに、畏まらないでいいっていうのは、その通りだしな」
でも、さっきギルドで聞いた話では、被害は抑えられたとは言え、かなり犠牲者も出ている。
パズだけでなく、これからはオレたちも、もっともっと強くならないとな……。
「それよりダリアさん、オレたち朝からまともに何も食べられていないのでお腹ペコペコなんです。何かありますか?」
「もちろん! もう準備は出来ているわよ!」
ダリアが嬉しそうにそう答えてくれた瞬間、合わせたかのように小さく「ぐぅぅ……」という音が聞こえて来た。
「わ、私じゃないわよ!?」
「誰も美姫だなんて言ってないよ~。パズ、すっごい頑張ったしお腹空いたんだね~」
かわいい音の正体はパズだったようだ。
すまない。てっきりミヒメかと思った……。
「すみませんが、パズの分も何かお願いできます?」
「ふふふ。ちゃんと用意してありますよ。さっそく用意するので、テーブルで待っててくださいな」
「リズも手伝う~♪」
小走りで奥の調理場へと駆けていくダリアとリズの後ろ姿を見送りながら、オレたちは皆で頷きあうと、そのまま席へとついた。
しかし、今回の戦いはパズのお陰で辛くも勝利をおさめることが出来たが、これからはオレたち自身ももっと強くなっていかなければいけないだろう。
ミヒメとヒナミが、勇者としてこの世界に召喚されてきた事を考えても、きっとこの世界では、今回以上の大きな戦いが待ち受けているはずだ。
その時になって力が及ばず、後悔することだけはしたくない。
などと、いつの間にか考え込んでいたのだが……。
「な~に、深刻な顔してるのよ?」
「真面目なユウトさんの事だから、もうこれからの事を考えていたんじゃないかな?」
「そんなのはまた明日から考えればいいのよ! 今日は大変な一日を乗り切ったんだから、素直に今を喜びなさい!」
「はははは。そうだな。すまない……いや、ありがとう」
二人の言う通りだな。
今のオレにはこんなにも頼もしい仲間がいる。
「ばぅ~♪」
そして……お腹を空かせた最高の相棒も。
「パズもありがとうな」
だから今だけは、美味しいご飯を食べて、共に英気を養おう。
心から信頼できる二人の仲間と、よだれを垂らした最強のチワワと一緒に。
***********************************
あとがき
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ここまで『異世界おさんぽ放浪記』をお読み頂き、ありがとうございます!
今回の第45話をもって、このお話はひとまず完結となります。
途中、更新が間延びしてしまったりしてご迷惑をお掛けしましたが、
最後までお読み頂き、本当にありがとうございました。
ただ、第一章(書籍でいう一巻分?)としてはある程度纏まったとは
思っていますが、作品としては「俺たちの冒険はこれからだEND」と
なってしまい、申し訳ありません……。
元々この作品は、人気はあまり期待せず「処女作のリメイクを書いてみたい!」
という想いから書き始めた作品なので、もしかするとまたふと書きたくなって、
完結解除して続きを書き始めるかもしれません。
ただその場合も、続きを書くのは少し先になると思いますので、どうかご了承ください。
一応プロのライトノベル作家のはしくれとして、これからも頑張っていきたいので、
どうしても執筆時間の配分が厳しくて……。
今は新作の『羊飼いに転生した私は酪農系スキル『牧羊』で最強もふもふ生活』を
重点的に更新をしておりますので、もし宜しければこちらの作品を読んでみて下さいませ。
最後に、こげ丸はいろんな作品にチャレンジしていきたいと思っておりますので、
これからも応援のほど、宜しくお願いいたします<(_ _)>
===こげ丸===
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どの作品でも読んで頂けるのなら、とてもありがたいです。
こちらの作品も楽しんで頂けると嬉しいです!
キャラの絵が見てみたいな〜
私も見てみたいのですけどね~
こげ丸は絵はまったく描けないので💦