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【第38話:数十年ぶり】
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「パ~ズ~!」
「ば、ばぅふぅふぅ~♪」
「口笛吹いて誤魔化すな! というか、口笛吹けてないからな!」
結局、通常ボスはパズに瞬殺して貰った。
今は、ちょっと説教しようとパズを追いかけているところなのだが……。
「いや、こんな事してる場合じゃなかった……急いで街に戻ろう!」
その後オレたちは、慌ててダンジョンを駆け抜けた。
道中の魔物はパズが先頭を走って氷漬けにし、駆け抜けざまに倒せる分は、オレとミヒメとヒナミの三人で倒して回った。
「ふぅ~、なんとか間に合いそうか。二人はこのまま移動しても大丈夫か? 思ったより早く抜けられたから、休憩が必要なら一息つくぐらいは大丈夫だと思うが?」
そして、本当にほぼ止まることなく駆け抜けたので、予想よりだいぶん早くダンジョンを出る事が出来たのだが、かなりの強行軍だったので、そう聞いてみた。
「いらないわ! ちょうどさっきの魔物で私もヒナミもレベルが一つ上がったから、今は絶好調よ!」
「勇者って一つレベルあがるだけで、かなり強くなれるからラッキーだったね♪」
表情を見る限り強がりとかではなく、本当に問題なさそうだ。
「職業クラス『勇者』か……ちょっと憧れるな。まぁそんな勇者がオレの仲間だと思うと嬉しいよ」
オレの職業クラス『獣使い』は、本来なら従える事が出来るのが獣だけで弱いためか、魔物使いなどと比べてもレベルがあがりやすく、成長の仕方が対極にあるそうだ。
ただオレの場合は、規格外のチワワと主従契約を結んだので、今のところは勇者である二人よりもずっと強いようだが。
「ユウトのこと頼りにしてるんだから、自信持ってよね!」
「そだよ~。ユウトさんのさっきの戦いだって、思った以上に強くてびっくりしちゃったもん♪」
「ありがとうな。二人の信頼に応えられるように頑張るよ」
二人のレベルが上がった時にあっさり追い越されないよう、オレもレベル上げを頑張らないといけないな。
「良し! それじゃぁ、二人とも大丈夫みたいだし、このままセルムスに向かおう!」
「ばぅ~!!」
ミヒメとヒナミの二人に言った言葉だったのだが、何故か張り切るパズ。
そして、ダンジョンを抜けて街道に出たからか、この道ならわかるとパズが先陣をきって走り出した。
「ちょっと待てパズ!」
パズは、オレやミヒメとヒナミのいるところへは迷わず来られるようなのだが、どうやらかなりの方向音痴だという事がこの数日の行動でわかっている。
街道だからと安心していると、普通に迷いそうだから、先頭を歩くのはやめさせよう。
「ばぅわぅ!」
「くっ……指にぶら下がっても、ダ・メ・だ。ほらっ、パズは後で街の防衛線時に頑張って貰う事になるはずだから、頭の上に乗って休んでおけって」
パズがスッポンのように指に噛みついてぶら下がって抵抗してきたが、今回だけは失敗できないからダメだと言い聞かせる。
「ばぅ~……」
いつもは降りろと言っても拒否する癖に、乗れと言ったら嫌がるとか天邪鬼か……。
「ほら、早くしろって」
「ばぅわぅ……」
わかったよと、しぶしぶ頭によじ登ってくるパズ。
顔の前を通らず、後頭部から登りなさい……。
「いてててて!? 頭の上で寝床を造ろうとするな!!」
そのうえ、いきなりがりがりと頭をほりほりしてきてえらい目にあった……。
だけど、それでいくらか気が晴れたのか、その後はすぐにふて寝してくれたので、街までは何事もなく辿り着く事ができたのだった。
◆Side:???
血の海の中、一人の男が佇んでいた。
その血は、全て男の仲間だった者の血だった。
「まさか、冒険者ギルドに目を付けられていたとはな……だが、それでも最後に勝つのは我ら『ゾルド教』だ」
ただ、仲間は冒険者にやられたのではない。
倒れている者すべての胸には、男が打ち込んだ杭が刺さっていた。
「倍以上の贄を捧げたんだ。これで上級魔人となれるはず……」
すべての暗殺が失敗した旨が伝えられると、男はここにいるすべての者の魂を捧げる事を、即決断した。
そして、迷う素振りを見せる事もなく、淡々と全ての仲間の胸に杭を打ちつけ終えると、最後に……自分の胸にも杭を打ち込んだ。
「この世界の全てを魔王様に! ふぐっ!!」
心臓を貫き、倒れる男。
その姿、行動は、狂気に囚われた人間以外の何物でもない。
だが……死体と血は消え去り、次の瞬間には、男が一人佇んでいた。
「……うむ……」
男は、両の手を何度が開いては閉じと繰り返すと、手、腕、肩、胸、腰、脚、足と順に動かしていく。
まるで慣れない身体を確かめるように……。
「何年ぶりだろうか」
その顔は、最後に自分の胸に杭を打ち立てた男の顔そのままだったが、声は別人のモノへと変わり、身体は二回り以上大きくなっていた。
「契約は成された。上級魔人である我が必ずや街を滅ぼし、魔王様の残滓を回収してやろう」
この世界『レムリアス』に、数十年ぶりに上級魔人が顕現した瞬間だった。
◆Side:ユウト
セルムスの街に戻ったオレたちは、その足でそのまま冒険者ギルドへと向かった。
途中、街の様子を見る限りはいつも通りのように思えたが、どうなっているのだろう?
混乱を避けるために箝口令でもひかれているのだろうか。
「すみません。至急、ギルドマスターのガッツイさんにお会いして伝えたい事があるのですが」
受付カウンターに行くと、すぐにそう伝えた。
本来なら一介の冒険者が、こんな事を言ってもギルドマスターと会う事なんて出来ないのだが、一応、何かあればいつでも遠慮せずにすぐに報告しにこいと言われているので大丈夫だろう。
「あっ! パズちゃ……こ、こほんっ! ギルドマスターは、今、打ち合わせ中なのですが、ゆ、ユウトさん? が現れたら、すぐに案内するように言われております」
なんかパズの方が顔が広い件について……。
今、オレの名前うろ覚えだったよね?
「わ、わかりました。宜しくお願いします」
「はい。どうぞこちらへ」
視線が常にオレの頭の上に向かっている気がするが、もう何も言うまい……。
「ば、ばぅふぅふぅ~♪」
「口笛吹いて誤魔化すな! というか、口笛吹けてないからな!」
結局、通常ボスはパズに瞬殺して貰った。
今は、ちょっと説教しようとパズを追いかけているところなのだが……。
「いや、こんな事してる場合じゃなかった……急いで街に戻ろう!」
その後オレたちは、慌ててダンジョンを駆け抜けた。
道中の魔物はパズが先頭を走って氷漬けにし、駆け抜けざまに倒せる分は、オレとミヒメとヒナミの三人で倒して回った。
「ふぅ~、なんとか間に合いそうか。二人はこのまま移動しても大丈夫か? 思ったより早く抜けられたから、休憩が必要なら一息つくぐらいは大丈夫だと思うが?」
そして、本当にほぼ止まることなく駆け抜けたので、予想よりだいぶん早くダンジョンを出る事が出来たのだが、かなりの強行軍だったので、そう聞いてみた。
「いらないわ! ちょうどさっきの魔物で私もヒナミもレベルが一つ上がったから、今は絶好調よ!」
「勇者って一つレベルあがるだけで、かなり強くなれるからラッキーだったね♪」
表情を見る限り強がりとかではなく、本当に問題なさそうだ。
「職業クラス『勇者』か……ちょっと憧れるな。まぁそんな勇者がオレの仲間だと思うと嬉しいよ」
オレの職業クラス『獣使い』は、本来なら従える事が出来るのが獣だけで弱いためか、魔物使いなどと比べてもレベルがあがりやすく、成長の仕方が対極にあるそうだ。
ただオレの場合は、規格外のチワワと主従契約を結んだので、今のところは勇者である二人よりもずっと強いようだが。
「ユウトのこと頼りにしてるんだから、自信持ってよね!」
「そだよ~。ユウトさんのさっきの戦いだって、思った以上に強くてびっくりしちゃったもん♪」
「ありがとうな。二人の信頼に応えられるように頑張るよ」
二人のレベルが上がった時にあっさり追い越されないよう、オレもレベル上げを頑張らないといけないな。
「良し! それじゃぁ、二人とも大丈夫みたいだし、このままセルムスに向かおう!」
「ばぅ~!!」
ミヒメとヒナミの二人に言った言葉だったのだが、何故か張り切るパズ。
そして、ダンジョンを抜けて街道に出たからか、この道ならわかるとパズが先陣をきって走り出した。
「ちょっと待てパズ!」
パズは、オレやミヒメとヒナミのいるところへは迷わず来られるようなのだが、どうやらかなりの方向音痴だという事がこの数日の行動でわかっている。
街道だからと安心していると、普通に迷いそうだから、先頭を歩くのはやめさせよう。
「ばぅわぅ!」
「くっ……指にぶら下がっても、ダ・メ・だ。ほらっ、パズは後で街の防衛線時に頑張って貰う事になるはずだから、頭の上に乗って休んでおけって」
パズがスッポンのように指に噛みついてぶら下がって抵抗してきたが、今回だけは失敗できないからダメだと言い聞かせる。
「ばぅ~……」
いつもは降りろと言っても拒否する癖に、乗れと言ったら嫌がるとか天邪鬼か……。
「ほら、早くしろって」
「ばぅわぅ……」
わかったよと、しぶしぶ頭によじ登ってくるパズ。
顔の前を通らず、後頭部から登りなさい……。
「いてててて!? 頭の上で寝床を造ろうとするな!!」
そのうえ、いきなりがりがりと頭をほりほりしてきてえらい目にあった……。
だけど、それでいくらか気が晴れたのか、その後はすぐにふて寝してくれたので、街までは何事もなく辿り着く事ができたのだった。
◆Side:???
血の海の中、一人の男が佇んでいた。
その血は、全て男の仲間だった者の血だった。
「まさか、冒険者ギルドに目を付けられていたとはな……だが、それでも最後に勝つのは我ら『ゾルド教』だ」
ただ、仲間は冒険者にやられたのではない。
倒れている者すべての胸には、男が打ち込んだ杭が刺さっていた。
「倍以上の贄を捧げたんだ。これで上級魔人となれるはず……」
すべての暗殺が失敗した旨が伝えられると、男はここにいるすべての者の魂を捧げる事を、即決断した。
そして、迷う素振りを見せる事もなく、淡々と全ての仲間の胸に杭を打ちつけ終えると、最後に……自分の胸にも杭を打ち込んだ。
「この世界の全てを魔王様に! ふぐっ!!」
心臓を貫き、倒れる男。
その姿、行動は、狂気に囚われた人間以外の何物でもない。
だが……死体と血は消え去り、次の瞬間には、男が一人佇んでいた。
「……うむ……」
男は、両の手を何度が開いては閉じと繰り返すと、手、腕、肩、胸、腰、脚、足と順に動かしていく。
まるで慣れない身体を確かめるように……。
「何年ぶりだろうか」
その顔は、最後に自分の胸に杭を打ち立てた男の顔そのままだったが、声は別人のモノへと変わり、身体は二回り以上大きくなっていた。
「契約は成された。上級魔人である我が必ずや街を滅ぼし、魔王様の残滓を回収してやろう」
この世界『レムリアス』に、数十年ぶりに上級魔人が顕現した瞬間だった。
◆Side:ユウト
セルムスの街に戻ったオレたちは、その足でそのまま冒険者ギルドへと向かった。
途中、街の様子を見る限りはいつも通りのように思えたが、どうなっているのだろう?
混乱を避けるために箝口令でもひかれているのだろうか。
「すみません。至急、ギルドマスターのガッツイさんにお会いして伝えたい事があるのですが」
受付カウンターに行くと、すぐにそう伝えた。
本来なら一介の冒険者が、こんな事を言ってもギルドマスターと会う事なんて出来ないのだが、一応、何かあればいつでも遠慮せずにすぐに報告しにこいと言われているので大丈夫だろう。
「あっ! パズちゃ……こ、こほんっ! ギルドマスターは、今、打ち合わせ中なのですが、ゆ、ユウトさん? が現れたら、すぐに案内するように言われております」
なんかパズの方が顔が広い件について……。
今、オレの名前うろ覚えだったよね?
「わ、わかりました。宜しくお願いします」
「はい。どうぞこちらへ」
視線が常にオレの頭の上に向かっている気がするが、もう何も言うまい……。
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