36 / 45
【第36話:マッサージ】
しおりを挟む
こちらを見下ろす魔人。
その胸には、傷跡一つ残っていなかった。
「馬鹿な……たしかに心臓の辺りを貫いたはず……」
しかし、それは胸の傷だけでは無かった。
「な!? 腕や足の傷まで、全て完治しているのか!?」
こんな奴……いったいどうやって倒せって言うんだ!?
茫然自失とはこういう状態のことを言うのだろうか。
何も考えられない。思いつかない。
しかし、敵は待ってくれなかった。
「ぐっ!? がっ!? かはっ!?」
槍の武器適性Sランクのお陰で何とか反射的に攻撃を防いでいたが、狂ったように殴り掛かってくる魔人の猛攻に、完全に防戦一方となる。
しかも、魔人の膂力は凄まじく、攻撃を完全にいなす事が出来ないため、みるみるうちにダメージが蓄積していくのがわかった。
「ぐっ!? このままじゃ……」
……殺られる……。
ミヒメとヒナミの二人を守るんじゃなかったのか。
オレは何も出来ないまま、こんな所で諦めるのか……。
その時、少し離れた場所で、必死に戦う二人の姿が目に入った。
助けてやりたい。
助けてやるんだ。
そう願うオレの気持ちとは裏腹に、オレは猛攻に耐え切れず、左肩に魔人の拳をまともに受けてしまう。
「ぐぁ!?」
吹き飛び、何度も地面に打ちつけられるなか、なんとか意識だけはとぎらせまいとするのが精一杯だった。
右手で槍を握り締め、杖のように使って何とか立ち上がるが、暗い笑みを浮かべながら近づいて来る魔人に対して、もうオレに出来る事は何もなかった。
「ここまで、か……」
しかし、折れかけたオレの前に二つの影が飛び込んできた。
「なに、諦めてるのよ!!」
「そうだよ~! 頑張ろう?」
「ふ、二人とも……」
ミヒメとヒナミも魔人を倒したわけではない。
それでも、オレがやられているのを見て、助けに来てくれたようだ。
既にウォリアードッグたちは皆やられてしまっており、残りはオレたち三人だけ。
「私たち、パーティーメンバーなんでしょ? 仲間なんでしょ? だったら、少しは頼りなさいよね!」
「そうだよ~! 力あわせて頑張ろ~!」
明るい声を出してはいるが、もう見るからに二人もボロボロで限界だ。
だけど、だからこそ、それが嬉しかった。
「あぁ……あぁ! 三人で力を合わせて切り抜けるぞ!」
そこからは、もう無我夢中で槍を振るった。
魔人は途轍もない回復力を持っているようだが、オレたち三人の持つ武器なら傷をつける事は出来た。
だから、どんなに苦しくても槍を振るい、魔人の拳を、ククリナイフを掻い潜り、傷を刻んでいく。
ミヒメとヒナミも大したもので、オレが危ない所を何度もサポートしてくれ、隙をみつけては魔人を攻撃してくれた。
普通の魔物なら、とっくの昔に死んでいるような傷を何度も与えている。
だけど、魔人の回復力は凄まじく、どれだけ傷つけても、暫くすると傷口は塞がり、回復してしまっていた。
「はぁ、はぁ、はぁ……さすがに、ちょっとだけ疲れたな」
「はぁはぁ……なによ? もうバテたの?」
「……はぁはぁ、頑張らなきゃね……」
ここまで諦めずによく頑張ったと思う。
だけど、もう槍があがらない……既に限界はとっくの昔に超えていた。
二人だけでも逃げて欲しいけど、言っても聞かないだろうな……。
パズ……お前は無事なのか?
街を滅ぼすとか言っていた。
こんなのが何匹もいたらさすがにお前でも厳しいか?
「パズ……でも、お前ならきっとリズを、街を守ってくれるって信じてるぞ」
そうか、当たり前か……え?
「今、声が聞こえた気が……」
「ばぅわぅ!!」
「うわっ!?」
今度は足元から大きな声が聞こえて飛びのくと、そこにはいるはずの無い、目つきの悪いチワワの姿が……。
「え? え? どうしてパズがここにいるのよ⁉」
「わわ、ほんとにパズだ! どうして?」
間違いなくそこには、しっぽを大きくぶんぶんと振る、パズの姿があった。
「ばぅわぅ!」
「ちょっと待っててって、いったい何を……」
するつもりだ? そう言おうとした言葉が続かなかった。
なぜなら、既に辺り一面が白銀の世界になっていたから……。
「え……凍ってる……」
「う、うそでしょ……」
「えぇ……まっしろ……」
見渡す限りの景色が、凍りつき、白一色に染まっていた。
草原の草花が、ところどころに生える木々が、永い時の中で朽ち果てた遺跡の残骸が、全て凍っていた。
そしてその景色の中には、氷像と化した二体の魔人の姿も。
「お、オレたちが死に物狂いで戦った相手を一瞬で……」
「ばぅわぅ」
「え? 止めを刺せって……でも、パズ。魔人はあらゆる傷を回復してしまうんだよ。今のうちに逃げよう」
そうなんだ。パズが圧倒的に強いお陰で、命の危機は去ったかもしれない。
だけど、心臓を貫いても死なない魔人は倒せないのではないか?
そう思い、口にしたのだが……。
「ばぅ? ばぅわぅ!」
「え? 角を壊せって? 魔人の本体は角?」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!? なんでパズがそんな事知ってるのよ!?」
「ばう?」
「な、なんて言ったの?」
パズの言った事がわからず、オレを見てくるミヒメ。
「えっとだな……『ボク、勇者(犬)だから当然知ってるよ!』だそうだ……」
「な!? なんで勇者の私たちが知らない事をパズが知ってるのよ!?」
「(犬)が付いてると、やっぱり凄いのかなぁ?」
そんな会話をしている間にも、今度はオレたち三人に回復魔法をかけてくれるパズ。
「……なんか私、勇者としての自信がズタズタなんだけど……」
「まぁ、パズのお陰で助かったんだから、文句言わないの。パズ、ありがとね~♪」
「ばぅっふっふ♪」
後でマッサージする事を許してあげる♪ ……いや、通訳はやめておくか……マッサージぐらいは後でオレがしてやろう。
「ミヒメ、ヒナミ、二人で一体ずつ魔人の角を破壊するんだ」
「え? でも……」
「二人とも職業クラス『勇者』だから、オレと違ってレベルが上がりにくいんだし、遠慮するな。二人のレベルが上がってくれた方がオレも心強いしな」
「わ、わかったわ」
「ユウトさん、ありがと♪」
二人が魔人の角を斬りつけると、身体ごと粉微塵に砕け散った。
破壊すると、魔人から放たれていた異様な気配が確かに収まった。
パズの言っていた事は本当のようだ。
「終わったのか……」
こうしてオレたちは、激しい戦いの末、なんとか勝ちを拾う事が出来たのだった。
その胸には、傷跡一つ残っていなかった。
「馬鹿な……たしかに心臓の辺りを貫いたはず……」
しかし、それは胸の傷だけでは無かった。
「な!? 腕や足の傷まで、全て完治しているのか!?」
こんな奴……いったいどうやって倒せって言うんだ!?
茫然自失とはこういう状態のことを言うのだろうか。
何も考えられない。思いつかない。
しかし、敵は待ってくれなかった。
「ぐっ!? がっ!? かはっ!?」
槍の武器適性Sランクのお陰で何とか反射的に攻撃を防いでいたが、狂ったように殴り掛かってくる魔人の猛攻に、完全に防戦一方となる。
しかも、魔人の膂力は凄まじく、攻撃を完全にいなす事が出来ないため、みるみるうちにダメージが蓄積していくのがわかった。
「ぐっ!? このままじゃ……」
……殺られる……。
ミヒメとヒナミの二人を守るんじゃなかったのか。
オレは何も出来ないまま、こんな所で諦めるのか……。
その時、少し離れた場所で、必死に戦う二人の姿が目に入った。
助けてやりたい。
助けてやるんだ。
そう願うオレの気持ちとは裏腹に、オレは猛攻に耐え切れず、左肩に魔人の拳をまともに受けてしまう。
「ぐぁ!?」
吹き飛び、何度も地面に打ちつけられるなか、なんとか意識だけはとぎらせまいとするのが精一杯だった。
右手で槍を握り締め、杖のように使って何とか立ち上がるが、暗い笑みを浮かべながら近づいて来る魔人に対して、もうオレに出来る事は何もなかった。
「ここまで、か……」
しかし、折れかけたオレの前に二つの影が飛び込んできた。
「なに、諦めてるのよ!!」
「そうだよ~! 頑張ろう?」
「ふ、二人とも……」
ミヒメとヒナミも魔人を倒したわけではない。
それでも、オレがやられているのを見て、助けに来てくれたようだ。
既にウォリアードッグたちは皆やられてしまっており、残りはオレたち三人だけ。
「私たち、パーティーメンバーなんでしょ? 仲間なんでしょ? だったら、少しは頼りなさいよね!」
「そうだよ~! 力あわせて頑張ろ~!」
明るい声を出してはいるが、もう見るからに二人もボロボロで限界だ。
だけど、だからこそ、それが嬉しかった。
「あぁ……あぁ! 三人で力を合わせて切り抜けるぞ!」
そこからは、もう無我夢中で槍を振るった。
魔人は途轍もない回復力を持っているようだが、オレたち三人の持つ武器なら傷をつける事は出来た。
だから、どんなに苦しくても槍を振るい、魔人の拳を、ククリナイフを掻い潜り、傷を刻んでいく。
ミヒメとヒナミも大したもので、オレが危ない所を何度もサポートしてくれ、隙をみつけては魔人を攻撃してくれた。
普通の魔物なら、とっくの昔に死んでいるような傷を何度も与えている。
だけど、魔人の回復力は凄まじく、どれだけ傷つけても、暫くすると傷口は塞がり、回復してしまっていた。
「はぁ、はぁ、はぁ……さすがに、ちょっとだけ疲れたな」
「はぁはぁ……なによ? もうバテたの?」
「……はぁはぁ、頑張らなきゃね……」
ここまで諦めずによく頑張ったと思う。
だけど、もう槍があがらない……既に限界はとっくの昔に超えていた。
二人だけでも逃げて欲しいけど、言っても聞かないだろうな……。
パズ……お前は無事なのか?
街を滅ぼすとか言っていた。
こんなのが何匹もいたらさすがにお前でも厳しいか?
「パズ……でも、お前ならきっとリズを、街を守ってくれるって信じてるぞ」
そうか、当たり前か……え?
「今、声が聞こえた気が……」
「ばぅわぅ!!」
「うわっ!?」
今度は足元から大きな声が聞こえて飛びのくと、そこにはいるはずの無い、目つきの悪いチワワの姿が……。
「え? え? どうしてパズがここにいるのよ⁉」
「わわ、ほんとにパズだ! どうして?」
間違いなくそこには、しっぽを大きくぶんぶんと振る、パズの姿があった。
「ばぅわぅ!」
「ちょっと待っててって、いったい何を……」
するつもりだ? そう言おうとした言葉が続かなかった。
なぜなら、既に辺り一面が白銀の世界になっていたから……。
「え……凍ってる……」
「う、うそでしょ……」
「えぇ……まっしろ……」
見渡す限りの景色が、凍りつき、白一色に染まっていた。
草原の草花が、ところどころに生える木々が、永い時の中で朽ち果てた遺跡の残骸が、全て凍っていた。
そしてその景色の中には、氷像と化した二体の魔人の姿も。
「お、オレたちが死に物狂いで戦った相手を一瞬で……」
「ばぅわぅ」
「え? 止めを刺せって……でも、パズ。魔人はあらゆる傷を回復してしまうんだよ。今のうちに逃げよう」
そうなんだ。パズが圧倒的に強いお陰で、命の危機は去ったかもしれない。
だけど、心臓を貫いても死なない魔人は倒せないのではないか?
そう思い、口にしたのだが……。
「ばぅ? ばぅわぅ!」
「え? 角を壊せって? 魔人の本体は角?」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!? なんでパズがそんな事知ってるのよ!?」
「ばう?」
「な、なんて言ったの?」
パズの言った事がわからず、オレを見てくるミヒメ。
「えっとだな……『ボク、勇者(犬)だから当然知ってるよ!』だそうだ……」
「な!? なんで勇者の私たちが知らない事をパズが知ってるのよ!?」
「(犬)が付いてると、やっぱり凄いのかなぁ?」
そんな会話をしている間にも、今度はオレたち三人に回復魔法をかけてくれるパズ。
「……なんか私、勇者としての自信がズタズタなんだけど……」
「まぁ、パズのお陰で助かったんだから、文句言わないの。パズ、ありがとね~♪」
「ばぅっふっふ♪」
後でマッサージする事を許してあげる♪ ……いや、通訳はやめておくか……マッサージぐらいは後でオレがしてやろう。
「ミヒメ、ヒナミ、二人で一体ずつ魔人の角を破壊するんだ」
「え? でも……」
「二人とも職業クラス『勇者』だから、オレと違ってレベルが上がりにくいんだし、遠慮するな。二人のレベルが上がってくれた方がオレも心強いしな」
「わ、わかったわ」
「ユウトさん、ありがと♪」
二人が魔人の角を斬りつけると、身体ごと粉微塵に砕け散った。
破壊すると、魔人から放たれていた異様な気配が確かに収まった。
パズの言っていた事は本当のようだ。
「終わったのか……」
こうしてオレたちは、激しい戦いの末、なんとか勝ちを拾う事が出来たのだった。
0
お気に入りに追加
270
あなたにおすすめの小説

異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
転生悪役令嬢に仕立て上げられた幸運の女神様は家門から勘当されたので、自由に生きるため、もう、ほっといてください。今更戻ってこいは遅いです
青の雀
ファンタジー
公爵令嬢ステファニー・エストロゲンは、学園の卒業パーティで第2王子のマリオットから突然、婚約破棄を告げられる
それも事実ではない男爵令嬢のリリアーヌ嬢を苛めたという冤罪を掛けられ、問答無用でマリオットから殴り飛ばされ意識を失ってしまう
そのショックで、ステファニーは前世社畜OL だった記憶を思い出し、日本料理を提供するファミリーレストランを開業することを思いつく
公爵令嬢として、持ち出せる宝石をなぜか物心ついたときには、すでに貯めていて、それを原資として開業するつもりでいる
この国では婚約破棄された令嬢は、キズモノとして扱われることから、なんとか自立しようと修道院回避のために幼いときから貯金していたみたいだった
足取り重く公爵邸に帰ったステファニーに待ち構えていたのが、父からの勘当宣告で……
エストロゲン家では、昔から異能をもって生まれてくるということを当然としている家柄で、異能を持たないステファニーは、前から肩身の狭い思いをしていた
修道院へ行くか、勘当を甘んじて受け入れるか、二者択一を迫られたステファニーは翌早朝にこっそり、家を出た
ステファニー自身は忘れているが、実は女神の化身で何代前の過去に人間との恋でいさかいがあり、無念が残っていたので、神界に帰らず、人間界の中で転生を繰り返すうちに、自分自身が女神であるということを忘れている
エストロゲン家の人々は、ステファニーの恩恵を受け異能を覚醒したということを知らない
ステファニーを追い出したことにより、次々に異能が消えていく……
4/20ようやく誤字チェックが完了しました
もしまだ、何かお気づきの点がありましたら、ご報告お待ち申し上げておりますm(_)m
いったん終了します
思いがけずに長くなってしまいましたので、各単元ごとはショートショートなのですが(笑)
平民女性に転生して、下剋上をするという話も面白いかなぁと
気が向いたら書きますね
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる